2020年11月30日

レコニング 〜 深淵をのぞく者 @ WOWOW

 11月のWOWOWプレミア、アメリカ・オーストラリア合作のシリアルキラーものが登場。 最近、こういうクライムサスペンスは北欧のものが多かったのだが(それはそれで好きなんですけど)、アメリカ西海岸カリフォルニア州郊外の小さな町というのは個人的に久し振りな感じ。 全10話。 過去の未解決事件<RRK>(ロシアン川連続殺人犯=Russian River Killer)に取り憑かれた二人の男の物語、らしい。

  レコニング深淵をのぞく者P.jpg RECKONING=数を数える、計算するの意味が転じて、「報いを受ける」というのもあるらしい。
 舞台はカリフォルニア州郊外の閑静な町。 ひとりの女子高校生の失踪を発端に、かつて住民を震撼させた連続殺人鬼<RRK>の記憶がよみがえる。 果たして犯人はRRKなのか、模倣犯なのか・・・。 そして真犯人は誰なのか。

 事件に取り憑かれているのは事件をずっと追いかけている捜査官マイクと、被害者たちが通っていた公立高校の教師レオ。
 被害者はみな若い女性で、身体のどこかにタトゥーがあってその部分も皮膚が切り取られている、遺体はロシアン川沿いに遺棄される・・・という手口。

 全10話というのは見やすい量なのかもしれず。
 ただ前半は複雑な人間関係全部入れで盛り上がるのですが、後半に進むにしたがって「あれ、あの件、スルー?」となったり(たとえばマイクとレオの子供たちがそれぞれあやしげ・何かをやらかしそうな気配を十分漂わせておきながら、その後何も起こらない、とか)。 現実と妄想の境目が曖昧になる描写を冒頭から積み上げてきているけど、それが正統派ミステリとして回収されない寂しさ。

 今更シリアルキラーもので正統派な展開を期待するのは意味がないような気もするけど(これまでいろんな作品が既に存在しているから)、「えっ、ここで終わり?!」なラストシーンは、もう一話ぐらいあるんじゃないかと思ってしまうくらい肩透かし。 俳優さんたちの区別がつきにくいので日本語吹替版の声優さん頼りで観ていたけど、一声でわかるのはてらそままさきぐらいで、あとはあまり知らない方ばかりだった(おまけに台詞のないシーンも多し)。

 途中まで盛り上がっただけに、この終わり方は・・・まぁ、新しいアプローチを模索した結果なのかもしれないけど、消化不良感は否めなった。


ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 04:03| 兵庫 ☁| Comment(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月29日

THE CAVE ザ・ケイブ サッカー少年救出までの18日間/THE CAVE

 えっ、これはドキュメンタリーなの? 劇映画なの? とちょっと悩む。 まぁどっちでもいいのだけれど。
 この事故そのものはニュースで知っていて、全員救出に安堵したけれど、後追いはしていなかった。 チリの落盤事故のときを思い出したからかも。 いつか詳細が映画になると感じていたからかも。

  THE CAVEザ・ケイブP.jpg 状況は“絶望的”・・・だが誰ひとり“信じること”を諦めなかった――

 2018年6月23日、タイ・チェンライ。 地元のサッカーチームの少年たちとコーチは練習を終えた後、近くのタムルアン洞窟に入っていったが、突然雨が降り出し、洞窟内の水位が急激に上昇、水から逃れるために洞窟の奥にどんどん入り込んでしまう。 洞窟の入口で何台もの自転車を発見した管理人の通報で少年たちが洞窟内にいることが推測されたが、水が引かないため捜索できず、タイ国内だけでなく国外からも専門家が集まり、どうにか少年たちを探し出そうとする・・・。

 
 近くにこんな洞窟があったら子供だったら入ってしまうよなぁ、いつも行ってたら危機感を感じなくなるよなぁ。 しかし洞窟に入り込んでしまった少年たち&コーチよりも、救出する人たち(特にダイバーのみなさん)に焦点を当てた作品だった。 ところどころでご本人が本人役で登場するので、完全な劇映画ではなく、ドキュメンタリーなテイストも残ってた。 

  THE CAVE2.jpg ポンプで水を排出。
 洞窟の中で一体どうしていたか・・・はひたすら忍耐だったから、ということであろうか(仏教的な信心深さ故に少年たちはコーチに従っていて、コーチのプレッシャーはいかほどだったかというのも少ない場面で十分に伝わった)。 捜索側の人々に視点を置いた群像劇は、世界共通の要素と「タイならでは」と両方を描いている。
 タイにも“お役所仕事”はあるんだね!、と笑ってしまいそうにもなるけど、当事者としたらやりきれない・・・じゃあ他にどうすればいいのかといえば難しいこともわかるが、関わる人が多くなればなるほど声が届かなくなる悲しさですよ。

  THE CAVE3.jpg 洞窟の全貌がまったくわからない。
 ハリウッド映画なら、洞窟の断面のCG画像を使って説明しそうだが・・・この映画ではそんなことはしない。 ホワイトボードに貼られた手書きの紙の図のみ、「第4チェンバー」などとダイバーたちが今いる場所を示すテロップのみ。 全貌が見えない、というのが参加した人たち全員の気持ちだったんだろうな。 全員救出されるとわかっているのに観客のこちらもハラハラする。

  THE CAVE1.jpg 鎮静剤で完全に意識を失くさせた状態で外へ連れ出す。 水中でパニクって暴れたりしたら狭い洞窟では命取りになる、という理屈はよくわかるのですが、後ろ手に縛られるし感情面では割り切れない。
 映画として稚拙な部分はあれど、誰も責めない語り口は公平を心掛けるドキュメンタリーの信念を感じさせる。 本人が演じることで、心理的なセラピーの一面もあったのではないかしら。

posted by かしこん at 14:25| 兵庫 ☁| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月28日

ときどき、トレンドワードに盛り上がる

 木曜日の夜(正確には金曜日に切り替わったあと)、ツイッターのトレンドワードに<孤独のグルメ>を発見。
 「えっ、この時期にトレンド入りしているということは、今年も大晦日スペシャルをやるのか?!」、思わずクリックし、その旨を肯定する松重さんのツイートを見る。 「おおーっ!」と地味に盛り上がる。
 常にトレンドワードをチェックしているわけではないのだが、たまにリアルタイムに近いタイミング気づけるとうれしい。
 翌日、仕事のツイッターチェックのときに、<バイプレイヤーズ>がトレンドに上がっている。
 「え、どういうこと? 第三弾をやるっていう噂、マジなの? 漣さんなしで『バイプレイヤーズ』を続けるの?!」
 仕事中だが、クリックしちまったよ。 ざざっと目を通し、光石さんのコメントに「あー、わかるー」と頷きながら、仕事に戻る。 残りは家に帰ってからだ。

  20201127バイプレイヤーズ映画化告知1.jpg なんていい写真なの。 トモロヲさんの隣が漣さんのポジションか。
 みなさん単独で常々いろんな作品に出てらっしゃいますが、揃って見られるのがうれしい(同じドラマに出ててもせいぜい二人だし、同じシーンにいるとは限らない)。 勿論、実力もあって味のある俳優は彼らだけではないので、この4人にこだわる必要はないと言われればそれまでではあるのですが(寺島進さんは実名で演じることに悩んで、シーズン1で卒業したらしい。 それはそれで俳優として大きな決断)。

  20201127バイプレイヤーズ映画化告知2.png 追加キャストとして発表されたみなさん。
 いまや役者の人たちもツイッターやインスタをするようになった時代、寺島さんの葛藤は他のみなさんにはないor承知の上なのかなぁ。 いろんな人が出てくれるのはうれしいのですが、隔靴掻痒にはならないだろうかという余計なお世話・・・観たらいいことなんですけど。
 2021年1月スタート!

 あと、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、グリンデンバルド役がジョニー・デップ降板によりマッツ・ミケルセンに正式決定、というのもありましたね。 日本のマッツ・ミケルセンファンの熱いコメントに、あたしも胸アツ。

posted by かしこん at 15:08| 兵庫 ☔| Comment(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月27日

ブラックボックス/マイクル・コナリー

 なんだか勢いがついてしまいました。
 読もうかどうか、で止まっていたボッシュのシリーズ『ブラックボックス』に戻って、あっさり読了。 発売は2017年5月、3年以上も寝かしておりました・・・(でももっと寝かせている本が他にももっとある💦)。 思えば、上下巻各300ページちょっとという量が読みやすいのだろうか。 一冊で650ページだったらもうちょっと時間がかかってた気がする。

  ブラックボックス1.jpgブラックボックス2.jpeg マイクル・コナリーデビュー20周年記念作品。
 1992年、ロス暴動のときに路地で見つかった遺体はデンマーク出身の女性ジャーナリスト・アンネケ。 市内が大混乱であったため十分な捜査が尽くせず、ロス市警未解決捜査班のハリー・ボッシュには常に事件が引っ掛かっていた。 今年(2012年)、ロス暴動20年ということで、その当時の未解決事件を捜査する許可が出た。 ハリーはさっそくアンネケの事件の捜査を再開する。 事件から20年が経過しているが、「すべての事件には解決につながる“ブラックスボックス”が存在するはずだ」という信念の下、ボッシュは捜査を諦めない・・・。

 〈1992年のロス暴動〉が街に、ロス市警にどれだけのトラウマだったのか・・・ということを考えないといけないな、と思わざるを得ない。 傍から見ると「アメリカではどこでも暴動が起こってる」印象なんだけど、当事者にはそんなことではすむはずがない。
 そして<ハリー・ボッシュシリーズ>の記念作品として、これまでのハリー・ボッシュ全部入れ。 戦争体験・孤立・まわりを信頼できないが故にすべてを一人で引き受けて暴走する。 そして戦場では犯罪を引き起こす人物の危険性はより拡大されて、どうしようもない愚かなことをしてしまう。 ボッシュは誰もの命に価値があり、ひとりの価値がないなら全員に価値がないとする考え方を変わらず持っているし、基本的に法を大事に思っているが必要ならば些細な法律を破ることにも罪悪感を覚えない。
 唯一ともいえる変化は、高校生の娘マディとのこと。 不用意な発言で娘の機嫌を損ね、自分のアプローチが間違っていたことをボッシュは瞬時に悟り、謝罪する。 男性優位的な言動が許される時代じゃない、と理解はしているがうまく対応しきれない自分への苛立ちが。 この考え方を進めるために、コナリーは女性主人公の新しいシリーズを立ち上げたのではないか。

ラベル:海外ミステリ
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2020年11月25日

今日は5冊(2020年11月23日時点)、国内編。

 やってきた残り5冊は国内分。

  宮内悠介 あとは野となれ大和撫子.jpg あとは野となれ大和撫子/宮内悠介
 最初に単行本が出たとき、「このタイトル・・・」とちょっと思ってしまった。 それだけタイトルとしてのインパクト大!
 今回、あらすじを初めて読みまして・・・「これ、酒見賢一『後宮小説』へのオマージュ? インスパイア?」と感じてしまったのはあたしの年齢故か!

  いとうせいこう 小説禁止令に賛同する.jpg 小説禁止令に賛同する/いとうせいこう
 文学で実験的なことをしている方はいっぱいおられますが、ある意味“サヨク的な立場”からここまで正々堂々と実験する人っていまはいとうせいこうぐらいかもしれない・・・、と文学に詳しくないですが、そういう印象をこの人には持っています。

  皆川博子 Uウー.jpg U(ウー)/皆川博子
 Uボートとオスマン帝国、こういうのを合わせて物語を展開してしまうのが皆川博子らしさ。

  飛ぶ孔雀 山尾悠子.jpg 飛ぶ孔雀/山尾悠子
 文春文庫にしてはカバーの材質がなんだか素晴らしい。 この特別扱いが期待というか、本文の美しさに見合う匣を用意した、という感じでしょうか。

  放課後の嘘つきたち.jpg 放課後の噓つきたち/酒井田寛太郎
 「ビターな青春ミステリ連作」という帯の言葉に惹かれました。 読んだことのない若い作家の方ですが、「ビター」の加減があたしにちょうどいいかもっと新しいかであればいいな、と期待して。

ラベル:新刊
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2020年11月24日

今日は8冊(2020年11月23日時点)、翻訳もの。

 通販で予約していた本がドカンと届きました。 全部文庫で、13冊。
 しばらく本を買っていない気がしたけど、11月中旬あたりまでのものがまとめてきたわけで、本来ならば2回ぐらいに分けて買っていたはず・・・予約して配達してもらうのは便利だが、何を選んだかちょっと実感が薄れるね・・・。

  マイクル・コナリー 素晴らしき世界1.jpgマイクル・コナリー 素晴らしき世界2.jpg 素晴らしき世界/マイクル・コナリー
 コナリー新作、出てました。 前作『汚名』のすぐ続き、ハリー・ボッシュとレネイ・バラード初共演。
 『汚名』に訳者あとがきがなかったのは上下巻が同じページ数になったから訳者あとがきを入れたら下巻のページが増える・下巻の値段が上がるため、載せなかったとのこと。 その旨、帯にでも書いてほしかったわ・・・古沢さんが体調不良なのかと心配したじゃないか!

  ジョー・ネスボ ファントム亡霊の罠1.jpgジョー・ネスボ ファントム亡霊の罠2.jpg ファントム 亡霊の罠/ジョー・ネスボ
 ノルウェーのハリーことハリー・ホーレシリーズ最新刊。 そういえば去年? 一昨年? 同じ時期にコナリーとネスボの新作が出たような(まぁそういうこともあるよね、訳書が多ければ)。 ハリー・ホーレも『スノーマン』でなんとなく一段落した感があったから、その先読むのが止まってました・・・また読もう!、と思います。

  ジプシーと呼ばれた少年.jpg ジプシーと呼ばれた少年/マイキー・ウォルシュ
 ハーパーBOOKSからノンフィクション。 ロマ族として生まれ、トレーラー暮らしをした筆者が受けた虐待、自分をゲイだと気づいて・・・と波乱万丈な人生らしい。

  マシュー・クワーク ナイトエージェント.jpg ナイト・エージェント/マシュー・クワーク
 マシュー・クワークって名前に記憶あり・・・あ、『THE 500』の人か! 帯でマイクル・コナリー、リー・チャイルド、マーク・グリーニーがコメントを書いてます・・・ちょっと大味アクション系ですか?

  ローンガール・ハードボイルド コートニー・サマーズ.jpg ローンガール・ハードボイルド/コートニー・サマーズ
 エドガー賞(YA部門)受賞作。 ドメスティックヴァイオレンスに戦う少女たちの物語の一翼、と言われたら気になります。

  寄宿学校の天才探偵2 モーリーン・ジョンソン.jpg 寄宿学校の天才探偵2エリンガム最後のメッセージ/モーリーン・ジョンソン
 『寄宿学校の天才探偵』続編(とはいえ三部作の二作目)。 全然終わってないということなので、三部作揃ってから読みます。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 03:55| 兵庫 ☔| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月23日

2020年、ロックダウンの隙間のジビエ @ Vis-a-Vis

 「ジビエ、到着しだしました」とご連絡いただき、ならばいつ行こう! なにを食べよう!、と盛り上がる神戸市中央区元町のフレンチ・<Vis-a-Vis>。 去年はなかった雉が今年は入ってきたという。 あたしは食べたことがない、だからそれだ!
 というわけでディナーに行ってきました。

  20201121ヴィザヴィ1野菜のマリネ.JPG 食前のお楽しみ:野菜のマリネ
 夏はピクルスでしたが、今回はあっさりマリネ。 しゃきしゃきとした歯触りが楽しい。

  20201121ヴィザヴィ2フォアグラのソテーポルト酒風味.JPG 前菜:フォアグラのソテー ポルト酒風味
 シェフのスペシャリテだということで、事前に変更依頼。 でも当日メニューを開いたらデフォルトの前菜が「ホロホロ鳥とフォアグラのリエット」だったので「しまったーっ!」となった(ホロホロ鳥のリエットも食べたかった・・・)。
 でもこれもおいしかったの。 なによりも最初に来るのは大根の香り。 根セロリのピュレもすごくおいしくて。 主役はフォアグラなんだろうけど、それぞれがまじりあうことで団体戦のおいしさが。

  20201121ヴィザヴィ3かぼちゃのクリームスープ.JPG キノコ入り かぼちゃの軽いクリームスープ
 表面に細かな泡。 スプーンを差し入れれば、思いのほか具沢山。 きのこがいっぱい。 きのこを食べ進めていけば、カボチャの切り身(?)が出てきました。 あー、なんだろう、このスープの滋味というか、やさしさは。 何かが突出しているわけではないんだけど、いつまででも飲んでいられるくらいの安定感。

  20201121ヴィザヴィ4軽い貝の煮込み.JPG いろいろな貝類のフリカッセ
 フリカッセは、軽い煮込み。 貝類は火を入れるタイミングがむずかしい!、って素人のあたしが言うのは当たり前だが(あたしはいつも火を入れすぎて失敗する)、絶妙なバランスですよ。 貝それぞれの特性、歯ごたえが楽しめました。 冬が近くなると貝は身に養分を蓄えるのね、おいしい。

  20201121ヴィザヴィ5キジのソテージビエ.JPG 本日のジビエ:雉
 「キジはクセがないですよ」とは聞いていたけど・・・ここまでとは。 肉のきめが細かく、繊細。 噛んでいるとじわじわとうまみが立ち上ってくるけど、あまりに普通で「雷鳥のクセの強さが恋しい! なんか物足りない!」と思ってしまったのです・・・しかし、内臓にびっくりするほどの苦みがあってびっくり(個体差であって、苦くないものもある)。 皮がものすごく薄くてぱりぱり、香ばしさはあるけど脂っぽさは一切なし。 骨に近づいてきたら、ものすごく力強い味に。 あぁ、胸肉からもも肉ってことか・・・食べ始めから食べ終わりまでの展開が広い! 物足りないとか思ってすみませんでした!

  20201121ヴィザヴィ6チョコレート風味のポットドクレーム.JPG チョコレート風味のポット・ド・クレーム
 付け合わせはソルベが多いけど、珍しくバニラアイスクリーム。 これも冬限定か・・・。
 チョコレート風味ってなんだろう、と一口。 おぉ、ほろほろとすごく軽い。 でもチョコっぽいけど・・・チョコじゃないな。 これはココアか、でもココアでもないな・・・どっちでもありどっちでもないみたいな・・・なんなんだろうこのバランス。 アイスのチョコソースと全然違うんだけど。 だから“チョコ風味”?
 あとでシェフに聞いたら「チョコとココア、半分ずつ使ってます」とのこと。 あえてなのね・・・気づけてよかったです。
 ヨーロッパ、フランスのロックダウンの影響で猟と輸送が止まり、今季のジビエは今届いているのでおしまいということになったそうです・・・早いうちにお願いしておいてよかった。 タイミングがよかったから食べられた、奇跡の雉だったのね。
 このあと紅茶とお茶菓子(いつも写真を撮り忘れる)をいただき、無事コース完走。 本日も大変おいしかったです。 ごちそうさまでした。
 ホロホロ鳥が終わらぬうちにまた来なければ・・・と決意。

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2020年11月21日

ブラックリスト シーズン7

 遅ればせですが、『ブラックリスト』シーズン7を観終わりました。
 遅れたのは、日本語吹替版で観ることにこだわったせい。 自粛の影響で二か国語版が放送休止になり、字幕版の放送に差し替えられて最終回まで放送されたのですが、それは観ないで数カ月遅れて完成した二か国語版の追っかけ放送を録画。 それが最終回まで放送されたので、残りを観た、というわけです。
 いつの間にかシーズン7ですよ・・・7年も付き合っているのね。

  ブラックリスト7P.jpg ジェームズ・スペイダー目当てで観始めたのももはやなつかしい。
 FBI捜査官のエリザベス・キーン(メーガン・ブーン)のキャラの変容が(成長と言えるのかもしれないが)、だんだんつらくなってきて・・・彼女がどうしたいのかわからないので、もう感情移入もできないし、むしろキライになりそうだから。 しかしシーズン7で明かされたのは、エリザベス自身がどうしたらいいのかわからなくて迷ってて、行き当たりばったりな時もあったと、ラストシーンでやっと、どうしたいかを決意する(その内容はシーズン8で)。
 犯罪コンサルタントのレイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)がどんどんいい人に寄ってきちゃっているのが・・・でも大塚芳忠さんのイヤミインテリ的な声質と口調がこの役にはぴったりなのだ。 だから吹替版で観たいのです。 90年代前後の映画俳優としてのジェームズ・スペイダーが大好きなのですが、正直今とは全く別人・・・輝くような美青年で、そのくせ心に闇を抱えてますよね、というあやうさを感じさせたら当時世界一だったのではないかと思っています。 レイモンドを見ていると、「この人、ほんとにあたしが知ってるジェームズ・スペイダーなのかな」って疑惑が生まれるんだけど、顔がアップになったとき彼の目を見ると、「あ、やっぱり彼だ!」と思うのです(美青年時代と『ブラックリスト』までの間をあたしは見ていないので余計にそう感じるのでしょう)。 角度やカットによって、美しさの片鱗は現れるんですけどね。

 しかしこのシーズン7最終回は、COVID-19のため撮影を中断せざるを得ず、撮影できなかったところはざっくりCGアニメで補い、アニメでは役者が表現できる感情が伝わらないからとト書きが出るという・・・(台詞は本人たちの声をリモートで録音した模様)、苦労のあとがしのばれました。 冒頭で役者のみなさんがリモートで登場して「撮影全部終われなかったこと」の報告をして、エンディングではスタッフのみなさんから「シーズン8でお会いしましょう、それまでみなさんお元気で!」なメッセージが流れた。 あぁ、日本よりもずっと大変だったんだなぁ、と感じましたよ(またちょうど最終話を撮っているあたりだったというのが・・・『ウォーキング・デッド』は最終話を放送延期にしましたし)。 完成させてくれただけありがたい。
 でも、物語的にはエリザベスがどういう選択をしようともう気にならないというか、エリザベスの母親がすごいヤバキャラなのに、この歳になって初めて出会えた実の母親だとエリザベスがわりとすんなり受け入れているところがちょっと理解できなくて・・・。 母と娘の関係はなんか自分の好みが入ってしまうなと実感。
 またエリザベスの祖父ドムを演じたブライアン・ドネヒーが今年の4月に亡くなられたそうで・・・ドムは昏睡状態から回復しそうだと描かれていたのでこれからどうなるのか・・・。
 てことは、あたしはシーズン8も観てしまうんだろうな・・・。

ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 03:21| 兵庫 ☔| Comment(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月20日

なんか、暑い!

 前の日も暑かったですが、今日もほんと暑かった。
 前日の失敗を踏まえ、夏物の服で予備のためストールを持って行ったけど(上着はなし)、ストールもいらなかった、汗だくでした。
 最終的に、神戸エリアは最高気温25℃越えだったそうで・・・そりゃ、暑いよ。 おまけにそのあと雨が降るから、とにかく蒸し暑い。 髪の毛の中がもわっとしてる。 湿度は何%ですか?!、と問いたくなる。 おまけに日差しも熱い! 太陽の力って偉大!
 ほんとに暑かった・・・へとへとでした。
 おなかもすいてたけど、何か飲みたかったけど、それよりも帰宅後のシャワーが最高!

posted by かしこん at 02:39| 兵庫 ☁| Comment(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月19日

汚名/マイクル・コナリー

 シリーズ物はできるだけ順番に読みたいあたしですが、文化的にあまり親しみのない(詳しくない)国ならばフックの強い作品から読んでキャラを把握し、そこから遡る読み方もあり、とも感じています。 そこは臨機応変に!
 しかしマイクル・コナリー作品はこれまで順番通りに読んできました。 が、『転落の街』で止まってしまっていて、その先は未読の山に・・・シリーズの続きがどんどん出てしまうと、順番通りに待機させるのも大変で(置く場所の都合で行方不明になったり)。 で、コナリー新シリーズ『レイトショー』を先に読んでしまったし、ドラマ版『BOSCH』で原作の順番が混ざり合ってしまっていることもあり、なんか順番にこだわらなくてもいいかなぁ・・・と感じてきたのです。 というか、もう次の翻訳も出るから・・・。

  マイクル・コナリー 汚名1.jpgマイクル・コナリー 汚名2.jpg “TWO KINDS OF TRUTH”
 ハリー・ボッシュは現在、ロス市警を去り、サンフェルナンド市警の予備刑事という立場で未解決事件の捜査に当たっている。 そこへロス市警時代最後のパートナーであるルシア・ソトが“お客さん”を連れてハリーを訪ねてきた。 ボッシュが30年前に逮捕した連続殺人犯プレストン・ボーダーズ(現在は死刑囚として収監中)について新たな証拠が出て、彼に有利な方向に話が進みそうだという。 ボーダーズの犯行と疑わないボッシュは、やつが無罪として釈放されるような展開は許せない。 またそんなとき、サンフェルナンド市街のドラッグストアで二重殺人が発生。 ボッシュは久し振りに事件の現場に駆り出されることになり・・・という話。

 ハリー・ボッシュの刑事人生の根幹を揺るがす出来事(捜査をミスった、もしくは証拠を捏造した悪徳警官だと思われる)が、邦題『汚名』となった理由でしょう。
 が、謎解きとしては二重殺人は早々に背景がわかるし、ボーダーズの件もどういうことなのか早めに予測が立ってしまう(ドラマのシーズン6を先に観てしまっていたせいもあるかも)。 あとは予測通りに事が運ぶかどうか・・・ということでどんでん返し的な驚きはないのですが・・・まさにハリーの警察人生の集大成といった趣。 それ以外にも事件は出てきます。
 ハリーの弁護士で異母兄弟でもあるミッキー・ハラーは勿論、ハラーの調査員シスコ、ハリーの昔の相棒ジェリー・エドガーとの再会と、時間を埋める会話にしみじみ。 暴走しがちなハリーも、はみ出し方が少し穏やかになった? 娘のマディが大学進学のために家を出て行ったのもハリーを自省的にしているのか。 「丸くなった」ってわけじゃないんだけど、自分の怒りを爆発させる前に他者を思いやれるようになってる?
 しかし描かれていることは<この世の現実は暗く、恐ろしい>ということなのだ。
 たとえば様々な手続きが複雑化し、それぞれに利権が絡んでいることで仕組みが容易に変えられないので、助けたい人をすぐに助けることができない、とか。 読んでてブルーになる。
 それにしてもこんなに直訳的文体だったっけ? それっぽい傾向はあったけど、今回すごく強いなぁ。 それも数作をすっ飛ばしているせいであろうか。 次は『ブラックボックス』に戻りますか!

ラベル:海外ミステリ
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2020年11月18日

渋皮栗のモンブラン @ MotherMoonCafe

 やっと秋だなぁ、と思っていたら急に寒くなり、そうかと思うとまた暑くなり、「わー、今日は上着いらなかった」と日々服装に失敗するあたし。 仕事場でずっとパソコンに向かっていると冷えるので、秋冬用インナーを着込むから(あたしはヒートテックよりもホットコット派)。 でもその日の仕事によっては移動があったり、いろいろ身体を動かす作業があったりで、「わー、暑い、汗が!」というときも。 中にサラリスト(夏用インナー)を着たほうがいのか、上着を持たないなら首に巻くものをしっかりしたやつにするか(かといって毛100%のマフラーだと絶対暑い)。
 11月ってまだこんなに寒くなかったっけ? まだ神戸の気候がわかりません。
 今日も服装に失敗、暑い。

  20201116渋皮モンブラン2.JPG 早い時間だからケーキ食べちゃえ。
 渋皮栗と胡桃のモンブラン。 あ、しまった、背のほうに栗の甘露煮とクルミが並んで乗っかっているのに、この角度ではわかりにくい!
 下はしっかりタルト台。 クリームは甘すぎず、どこから食べても栗の味。 数種類のナッツが歯ごたえを提供、タルト台とクリーム部分の境目にはカシスかな?のソースが酸味を。
 お供はホットのミルクティーで、バクバクと食べてしまいました。 紅茶はポットサービスで、ミルクもピッチャーなみなみなのに(優にカップ3杯分はあります)、ぐんぐんと飲み進み、初めて紅茶が足りないと思った。 なんでだろ、あたし、のどが渇いていたかな?
 MotherMoonCafeは感染対策にもちゃんと取り組んでいるし、あたしも一人利用なので行きやすいです。 時間帯によっては込んでいるのかもしれないけれど、あたしの行くときはそれほどでもないので余計そう感じるのかも。 ひとりで本を読んでいても何も言われないし、このご時世、長居を許されるというのはありがたい(それでもせいぜい一時間ぐらいですけどね)。

posted by かしこん at 02:06| 兵庫 ☀| Comment(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年/アン・ウォームズリー

 読書会つながりで発見したノンフィクション。 一年間の記録なので結構長く、かといってストーリーとして大きくつながっているわけではないので、途中まで読んで結構放置してしまった。 でもこれは月に一章ずつとか、実際の読書会のような日程で読むのがいちばんいい形なのかも。 季節の移り変わりとかも追体験できるし。

  プリズンブッククラブ.jpg タイトルに“コリンズ・ベイ刑務所”とあるが、“ビーバークリーク刑務所”も同じくらい出てくる。 なんでひとつだけ副題に入れたのか。
 友人のキャロルに誘われて、ジャーナリストのアンはボランティアとして一年間、2つの刑務所での読書会運営に携わった際の出来事、読書会であがった会話、受刑者たちとの交流などをまとめたもの。 受刑者たち(その後、刑務所を出た者もいる)の名は一部変更されている。

 読書会の課題図書がなかなか幅広く・・・キャロルは人間の素晴らしさとか向上心とかが書かれている本を選びがちで、でもそれは受刑者が立ち直ることを信じているから的な図太いまでの性善説。 一方、アンはかつて自宅近くの路上で強盗に遭ったことがあり、いまだにそのときの恐怖感はトラウマで、そんな自分が読書会とはいえ刑務所に足を踏み入れることに躊躇する。 ボランティア側にも多数の事情があるように、受刑者側の事情も本を読んだ感想を聞くことで漏れ出てくる。
 そして次第に気づく。 「刑務所は受刑者同士が孤立している場所だというのに、 この読書会でなら、人種や民族や暴力団の派閥の壁をやすやすと越えられる」 、読書会の意義を感じたら、アンから恐怖心はだいぶ薄れる。 そして受刑者とはいえ、本の感想を述べる姿は“人間”、どんな犯罪を起こしたにせよ、アンにはその姿が想像できない。 過去はどうあっても、今、自分の目の前にいるのがその“犯罪者”だということを忘れてしまうとか、意識しなくなったり。 読書会を通じて順調に更生の道を歩む人、更生しかけたけどまた舞い戻ってくる人、様々でリアルだ。
 また、扱われている本が王道の『怒りの葡萄』から、マーガレット・アトウッドの『わが名はグレイス』とか、ベストセラーのノンフィクション、話題のビジネス本とか、多岐にわたっているのがすごい(またそのうち8割ぐらいが日本語訳が出てる・・・日本って翻訳文学頑張ってるなぁ)。
 さすが読書会の本場! 『ガーンジー島の読書会』も題材に上がってて、ニヤニヤした。 読んだことのある本もあるけど、読んでない本もあるから、読んでない本が読みたくなる。

 翻訳の向井和美さんはプライベートでも読書会を開いているようだ。 しかも彼女を誘ったのが東江さんだという・・・あたしも遠回しに東江さんに誘われている気がする・・・こういうつながりが意図しないところに現れて、あたしは人と人とのつながりを感じて驚く。

posted by かしこん at 03:21| 兵庫 ☁| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月15日

もう終わりにしよう。/イアン・リード

 長めの本を続けて読んでいると、やっぱり合間に薄めの本を読みたくなる。 短編集でもいいんだけど、一冊として薄い本のほうがカバンに入れて持ち歩きやすくなるから。 で、薄い本の山からすっと取ったのがこれだった。

  もう終わりにしよう。.jpg “I'M THINKING OF ENDING THINGS”
 ジェイクと<わたし>は最近付き合い始めた。 これから彼の両親が住む農場に挨拶をしにいくところ。 けれど<わたし>は、ふたりの関係を終わりにしたいと考えていた。 でもなかなか打ち明けられないまま、車は目的地が近づく・・・。

 不穏、とにかく不穏!
 <わたし>の一人称で進みつつ、合間にはよくわからない人たちの会話(これも不穏に満ちている)。
 まさかこんな方向に不穏になるとは・・・。
 そして<わたし>は終始、とまどっている。 終わりにしようと思っているのに言い出せないし、とにかく<わたし>にはわからないことだらけ。 文章はセンテンスが短くてすごく読みやすいんだけど、内容はさっぱり不明というか・・・具体的な描写はあるけどストーリー的な具体性はあえて避けられている。 でも不穏な空気感で一気読み(というか、一気読みしないと行間の仕掛け的なものを忘れてしまう)。
 スリラーとしてはかなり禁じ手なんだけど、これはスリラーというよりは現代文学なんじゃないだろうか。 エンタメ的なものを期待すると肩透かしにあうかも。 哲学的な会話はキライじゃないけど、ここまで通じ合わないのは面白いよ。 ストーリーではなく会話や言葉の流れを楽しむものなのかしら。
 チャーリー・カウフマンがNETFLIXで映像化とのことですが・・・「えっ、これ、映像化できるの?!」と読後あらためて思う。 大胆にアレンジして更に予想外の不穏を描き出してくれるのか。 でもNETFLIXだから観られるかどうか・・・。

posted by かしこん at 14:09| 兵庫 ☀| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月14日

パピチャ 未来へのランウェイ/PAPICHA

 タイトルからファッションの世界を描くものかと思ったら・・・予告を観てガツンと頭を殴られる。 アルジェリア・・・90年代を描いているのに、まだ本国で上映禁止なんだ。 どうなってんだ!? フランスとの複雑な関係は承知していますし、90年代は内戦下にあったから? でももう2020年ですよ、過去を見直せるんじゃないの。

  パピチャ未来へのランウェイP.jpg わたしらしく、闘う。

 1990年代のアルジェリア。 大学生のネジュマ(リナ・クードリ)はファッションデザインに情熱を傾けていて、顧客の要望に合わせて作った服をナイトクラブの女子トイレで販売している。 しかし住んでいる大学の寮からクラブへ行くのに実は命がけ。 未婚女性が夜に外出するのは勧められてはいないのか、途中で出くわす検問は警察を装った過激派だったりするのでいつ襲われてもおかしくない。 女は男にただ従って、決められたヒジャブを身につけていればいいという者もいる。 しかしネジュマは国を出ていく気はなく、この地で自分の可能性を試したいと思っている。 彼女の気持ちに賛同し、同じ寮生の友人たちもファッションショーを開くことに協力するが・・・という話。

  パピチャ未来へのランウェイ3.jpg 同室のワシラ(シリン・ブティラ)と一緒にクラブへお出かけ。
 浮かれて楽し気な若者たちの場面はここだけ。 冒頭の彼女らがおバカっぽく見えれば見えるほど、その先との落差が激しくなる。 女には教育はいらないと罵声を浴びせられたりもして、ほんとに腹が立つどころじゃない。
 昼間の町にはあたしたちと同じような服装の女性たちもいるんだけど、原理主義者やその考え方に固まった者たちには許せないらしく。 見るからに原理主義者ではない男性たちも、考え方の根底には男尊女卑があって。 「なんでそんなこと言われなきゃならないの?」、「なんでこんなことになってるの?」ともやもや感が半端ない。

  パピチャ未来へのランウェイ4.jpg ハイク=宗教的に女性に許された布、かな。
 だったらハイクをつかってドレスを作ろう、ハイクだけでファッションショーをしよう!、と盛り上がる彼女たち。 でも「金曜に女性だけで集まることは禁止されている」とか意味がわからないんですが・・・ネジュマたちに圧力をかける・暴力をふるうのは男性ばかりではなく女性たちもいるというのが悲しい。 父や夫に命令されて自爆テロ実行犯になった女性や子供たちもいる現実。
 “パピチャ”とは劇中でネジュマにかけられる呼び名。 お嬢さんとかおねーちゃんという意味であろうか、と感じたけど、「常識外の明るく魅力的な女性」という意味合いの現地のスラングらしい。 人や状況によって褒め言葉になったり侮蔑語になったりするのだろうか。

  パピチャ未来へのランウェイ2.jpg 寮の食堂にランウェイをつくってショーを!
 ノリとしては大学のサークルのちょっとしたイベント、って感じなのに、それを命懸けでしないといけないという・・・なんなんでしょう、ほんとになんなんでしょう。
 男性は全員女性から生まれているんですよ、子供を産んでくれるのも女性ですよ。 なんでそんな態度がとれるの? 未来を創る若者たちを殺してどうするのか? それを是とする宗教があるというならばそれに何の意味があるのか? でも、「従わないものは殺す」の思考の人にはそんな問いかけは届かないんだろうな、という圧倒的な無力感。
 国を出ずに戦う、そこで生きるという選択をしたネジュマたちに希望が託されているのだろうけれど(ムニア・メドゥール監督自身の体験が元になっているという、彼女はフランスに逃れてこの映画をつくった)、あたしはこのラストシーンでも立ち直れていない。

posted by かしこん at 16:27| 兵庫 ☁| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月13日

今日は2冊。

 最近は予約注文をして、まとめて家に届けてもらうことが多いのですが・・・これはそんなに待っていられない! 早く買って、買ったその場で読みたいぐらい! なのでそれだけ買いに実書店に行きます。 少ない冊数ならばカバーだけしてもらって、カバンにそのまま入れることができるから(レジ袋・紙袋共に有料になったので・・・)。

  萩尾望都ポーの一族 秘密の花園1.jpg ポーの一族 秘密の花園T/萩尾望都
 きました!、『ポーの一族』の続き! 『ユニコーン』のドギマギした現代から一転、『秘密の花園』では1888年のイギリス・レスター郊外。 自分の能力がまだよくわからない、でもアランを守りたいエドガーの必死な様子が胸に痛い。 ランプトンの絵についてわかってくるようですが・・・(話はまだ続いている)、あたしは庭師の息子・ドミニクのエピソードに泣けた・・・。
 もう一回ちゃんと読もう。

  エドワード・ゴーリー 金箔のコウモリ.jpg 金箔のコウモリ/エドワード・ゴーリー
 ゴーリー、未訳本到着。
 今回はゴーリーが愛したバレエがモチーフ。 バレリーナとしての才能を見込まれた少女の、波乱の人生をゴーリー風に。
 意外とページ数が多い。 これも繰り返し読むことで味わいが。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 03:13| 兵庫 ☀| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする