あれ、今月に入って本を買うのはこれが初めて?
“世界の破滅”を描く三部作の一回目。 作者はよしながふみの『大奥』の影響を公言しているそうで・・・すごいな、よしながふみ。 ということはフェミニズム姿勢で書かれた作品ということ。 それもすごく楽しみです。


『呪われた町』、文春文庫の新装版だと思っていましたが、もともとは集英社文庫だったという・・・そうか、いまは文藝春秋社が独占状態だが、かつてはキング作品はいろんな出版社から出ていた。 あたしが最初に読んだキング『デッド・ゾーン』は新潮文庫だった。
この時期はあたしはキングが苦手で・・・だから『呪われた町』を読んでいなかったと気づく。
タイトル買い。 これまたサイコサスペンス調。
これは日本ならではの邦題? 『博士が愛した数式』のパロディ?(タイトルだけ)
数式や数学者は殺人事件にちょっと似つかわしい気がするのは様々なイメージの積み重ねでしょうか。
『鹿の王』の続編というか、スピンオフ。 ヒトヒト感染はしない疫病の話、という結果的にタイムリーなものになっていることに作者あとがきも解説もCOVID-19に触れずにはいられない。
まぁ、なんて百合っぽい表紙。 しかし中身は、バレエに再びのめりこむゆりあさんと、バレエをやってみたいまにさんとの“女の友情”がメイン・・・といいつつ、盛りだくさんだぜ。
11巻になってやっと人間関係のつながりが・・・キャラの濃い人たちに囲まれて、志のぶの普通さ(特殊な能力を持っているというのに)ががんがん際立つ。 主人公なのに。 のだめと違って良識派だからかな?