2020年03月20日

エスケープ・ルーム/ESCAPE ROOM

 「おっ、なんか『CUBE』っぽい感じ? ちょっと『SAW』の雰囲気もあり?」とポスターと予告を観て思う。 となると気になるのが人情じゃないですか。

  エスケープ・ルームP.jpg この部屋から、生き残れ。
  全米スマッシュ・ヒット!ハイコンセプト・脱出・スリラー

 アメリカの大都市シカゴのある巨大なオフィスビルに、賞金のかかった脱出ゲームの招待状を得た6人の男女が集まる。 才能ある理系女子大生だが引っ込み思案のゾーイ(テイラー・ラッセル)、表に出られないフリーターのベン(ローガン・ミラー)、イラク帰りの陸軍兵アマンダ(デボラ・アン・ウォール)、投資家として成功しているジェイソン(ジェイ・エリス)、甥にゲームを勧められたトラック運転手のマイク(タイラー・ラビーン)、脱出ゲームマニアのダニー(ニック・ドダーニ)。 お互い自己紹介し、面接を待っていたらすでにゲームは始まっており、部屋に散りばめられたヒントを集めて脱出しなければ命の危機が・・・という話。

  エスケープ・ルーム5.jpg ほら、部屋がオーブンレンジになっていく。
 わー、仕掛けがでかいなぁ、と口あんぐりになりそうになる。 ちょっとずつ彼らの過去や心の傷がわかる流れは親切設計だが、大ネタへのヒントにもなっているのでラストの意外性がそがれる。 むしろ人数を少なくして個人を掘り下げようとした努力を買いたいのだが・・・いかんせんこういうジャンルはスピード感が命でもあるので、そのせいでサバイバルスリラーとしての構成が微妙なことになってないだろうか。

  エスケープ・ルーム4.jpg 引っ込み思案の天才少女がカギを握るだろうことは冒頭から感じられるのですが、彼女の内気振りがどれくらいなのかよくわからず(同じく内気で人見知りなあたしから見て「えっ、そこでいきなりそんなことする?」と感じられたところあり)、若干の違和感。 ゲームの進行につれて参加者たちと慣れてきて言えるようになるならわかるんだけど(だから中盤以降は違和感はなかった)。
 マイク役は『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』の精神科医の人だし、キャストは映画的には無名でも実力のある人たちなので成立している部分もあり・・・またこのコンセプトでいくらでも続編とかつくれそうなところがなんとも。

  エスケープ・ルーム3.jpg 灼熱の次は極寒
 いったいこのビルの中はどうなっているのよ、と言いたくなるのをぐっとこらえる。 辻褄を考えてたら置いてけぼりになってしまう、流れに身をまかせるしかないのよ!
 リアル脱出ゲームにあたしは参加したことはないのだけれど、参加したことがあればまた印象が変わるのだろうか。
 とりあえず『CUBE』とは方向性が全然違った。 人形(マネキン?)が『SAW』っぽかったけど、それだけ。

  エスケープ・ルーム1.jpg こんな部屋もあるのよ。
 普通に2Dで観ましたが、これを4DXで公開されても・・・どうなんだろ、逆に集中できなさそう。 4DXの施設側のレベルを上げないとダメなんじゃないかな(しかしそうなると映画館ではなく、アトラクションになるのだろう)。
 うーん、面白くないわけじゃないんだけど・・・人が死んでも描写がさらっとしているので観る人を選ばないと思うし(なんとGグレード、年齢制限なし! それでも苦手な人は苦手なんだろうけど)、派手だし勢いで持っていくので最後まで見れちゃうんですよ。 でもそれだけというか・・・「ですよねー」で終わってしまうというか、藤原竜也主演のある映画のことをストレートに連想してしまうというかね〜、とにかくそれですよ。

posted by かしこん at 17:31| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする