2020年01月31日

残された者 −北の極地−/ARCTIC

 そういえば、なんか観たいやつあるんじゃなかったっけ、とふと思い出し、新開地のCinemaKobeのホームページを見る。 お、マッツ・ミケルセンほぼ一人芝居という噂の『残された者』が神戸初公開だ! 一週間しか上映しないからなんとか間に合わせなければ!、とがんばって新開地に向かう。 18:30スタートに余裕で間に合ったので、映画館近くの大和家ベーカリーでカレーフライ(揚げたカレーパン)を買ってGO! 神戸初公開のせいか、平日夜だけど結構お客もいたのである。

注:CinemaKobeは二番館で、飲食物持ち込みOKである(飲み物の自販機しかないのでむしろ持ち込み推奨)。 入替制でもないので好きなだけいられるが、中途外出は不可。

  残された者P.jpg 男は歩き始めた。ひとりの女性を救うために。明日を生きるために。

 北極圏、小型飛行機が事故に遭ったのか不時着したパイロットのオボァガード(マッツ・ミケルセン)。 もう何日たったのかもわからない。 大きなケガがなかったらしい彼は閉ざされた氷と岩の世界で様々な作業をルーティン化し、救難信号を出している。
 あるとき、救難信号に応答がある。 間もなくヘリが現れたが、突然の天候悪化によりヘリは強風にあおられ墜落してしまう・・・という話。
 冒頭、男がざりざりと一心不乱に氷を削っている。 地面を露出させ、白い石が出てきたら掘り出して放る。 その繰り返しの果てに、彼がつくっていたものが俯瞰でSOSだとわかってはっとなる。 彼は遭難しているのだ、巨大なSOSを掘り出せるほどの間。 一切台詞なしで、男の動きと表情、そしてタイトルの“ARCTIC”でここが北極圏だと伝えるだけで、説明は何もない。 でもどういう状態なのか、わかる。

  残された者3.jpg 氷の下が海のところで仕掛けで魚を釣る。
 飛行機にあるもの、壊れた部品など何でも使って彼はどうにかこの生活に適応している。 いや、適応せざるを得ない。 ちょっと油断をすればすぐ命を落とすこの状況で、彼は決してあきらめていない。 何時間かおきに腕時計のアラームが鳴り、それをきっかけに作業を切り替える。 自分を見失いそうになったり、絶望に押しつぶされそうになりながら、アラームでどうにか切り抜ける。 この人がどんな人かの説明も全くないが、厳しく自分を律することができるタイプなんだろうな(生存のための知識もあるわけだから探検家とか? 一人で飛行機を飛ばして北極圏に来るぐらいだからなぁ)、などと想像できる。
 勿論、台詞はほとんどない。 都合よく全部独り言ですますこともなく、「〇日後」みたいなテロップも出ない。 坦々としているように見えつつも否応なく立ち上る焦燥感に、観客も巻き込まれる。

  残された者1.jpg ある意味、『北極圏ひとりぼっち』。
 この映画の存在を知ったとき、「なんでマッツ・ミケルセンをサバイバル映画につかう?」と思ったのだが・・・(演技合戦というか、台詞の応酬を観たい俳優だから)、わかるわ。 佇まいで多くを語れる役者じゃないと引っ張っていけない。 繰り返されるルーティン(墜落した飛行機を拠点に周囲を歩いて地図を描き、同じ場所で石を積み、など何もしない時間を作らない)を観客に飽きさせず、むしろ引き込む存在じゃないと。 ヒゲのびてるし顔も洗えない、そもそもいっぱい着込んでるから表現できる機会が限られるけど、たとえば靴下を脱いで足を広げようとする場面で「はっ!」とさせられたり。
 そこにある肉体、という説得力。 やっぱすごいな、マッツ・ミケルセン!

  残された者4.jpg 見渡す限り何もない。
 生存すれすれの凍える寒さをリアルに感じる。 暑いのもつらいけど、寒さはほんとにヤバい(あたしは雪国出身なので寒さに対応する方法を知っているというだけで、寒さに強いわけではない)。 雪と氷の世界を見るのは好きだが行きたいわけではない・・・。 冬ってちょっとした切り傷もなかなか治らないよね、とか共感ポイントもあり。
 男はとても用意周到で堅実な人物で、サスペンスやホラーにありがちな「なんでそんなうっかりしたことを!」とツッコミたくなるようなことは一切ない。 そんな彼でも恐るべき目に遭ってしまう理不尽の連鎖、大自然の前では人間はほんとに非力な存在だと背筋がぞっとする。 下手なホラー映画より怖いし、雪山映画より描写がちゃんとしてるのでリアリティ半端ない。 これ、実話じゃないよね・・・いったいどこでロケしたの。
 エンドロールによれば撮影はアイスランドのようである・・・本物か。
 最後まで緊張が緩まず、ぐっと肩に力が入りっぱなし。 ラストシーンも放り出されたように終わり、全然気が休まらない。
 字幕なしでも理解できる、体感にぶち込まれる映画。 すごくつかれた・・・。
 予告の間にカレーフライを食べ終わっててよかった。 見た目懐かしい感じだけど生地が軽くてカレーも辛さはほどほどでコクがありおいしかった。 映画が始まってからは彼に申し訳なくて食べられなかったよ(というか、自分がおなかいっぱいなことに罪悪感)。

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2020年01月29日

映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

 ようやっと観に行けた・・・まだ公開していて、時間が合うのが109シネマズHATしかなかったのでそこまで遠征。 しかし公開から結構時間がたち、「涙腺決壊してしまう、いい映画」という評価が固まってきた・・・そうなるとあとから参戦組はハードルが高くなるよねぇ。

  すみっコ映画P.jpg きみも、すみっコ?

 寒がりで北極から出てきた“しろくま”、自分がペンギンであることに自信がない“ぺんぎん?”、はしっこだから残される“とんかつ”と“エビフライのしっぽ”、恐竜の生き残りだけどそれを表に出したくない“とかげ”、人見知りの“ねこ”など、すみっコキャラ大集合。 全員で、おなかがすいたとカフェ<喫茶すみっコ>に向かうが、カフェで働くきれい好きの“ゆうれい”がそうじの最中に古い絵本を見つけ出して・・・という話。
 飛び出す絵本の世界に、すみっコたちが入り込んでしまう(巻き込まれてしまう)系の話です。 そっちの世界で出会った“ひよこ?”のために、居場所を一緒に探そうとする。

  すみっコ映画3.jpg <マッチ売りの少女>に何故そりが?
 それは<雪の女王>じゃないのか。 混じってもいいけどそこの説明は厳密に(もしくは説明しないとか)。
 いわゆる<おとぎばなし>でもメジャー級ばかり投入するのは子供向け映画という配慮からだろう。 だったら話を混ぜないで、独立した話として紹介すればいいじゃないか(『雪の女王』は『アナと雪の女王』の元ネタだから知名度はあるのでは)。 と、細かいことが気になってしまうのは、観る前からハードルが高くなっている証拠。

  すみっコ映画2.jpg <アラビアンナイト>、世界を飛ぶ自分探し中のお二人。
 ぺんぎん?ってこんなに楽天家で行動派なところがあったのか。 しろくまは意外に世話好きだな、などと、キャラメモ帳(何年も前から使っている)から受ける印象以上のキャラ付け、ぼてぼてしたキュートな動き、これこそアニメにして盛り上がる部分。 観客には子供も何人かいて、彼女らのリアクションを耳にして、「あ、(はしゃぐポイントは)そこなんだ!」と気づくところ多々。 あたしはもう心がすさんでいる・・・。

  すみっコ映画1.jpg 全員集合、家の中じゃなくても落ち着くのはすみっコ。
 急転直下的な終盤、・・・なんてひどい話だろう。 怒りと悲しみであたしは涙が止まらない。
 子供に自己犠牲を強いるのか。
 上から下には行けても下から上には行けないとか、階級社会の不条理を子供に刷り込む気か! 多様性をうたいながら「それでも乗り越えられないことがある」という事実を突きつけるのか。 現実がそうだから、すみっコにまで現実の残酷さを見せられて胸がえぐられそうだ。
 が、古今東西童話とは残酷なものである、残酷だからこそ心に残る、という基本に忠実なだけなのかもしれないけど・・・。
 エンディングでは子供たちが「あんなこと言ってる!」ときゃあきゃあはしゃいでいる。 あたしの怒りは彼女たちには伝わっていない、よかった。
 ただあたしはつらさをひきずったまま、泣き腫れているであろう目を前髪で隠しながら帰途を辿ることになった。

  すみっコ映画P2.jpg 最初のポスター、これよかった・・・。
 あくまでほのぼの路線な世界観だもの。
 これはもう、生い立ちというか人生のいろいろ局面での挫折とか、個別の経験がダイレクトにヒットする・・・多分刺さらない人には一ミリも刺さらない。 絵本という個人的な存在に限りなく近づこうとした映画なのかも。
 しかしあたしの感想は、「なんてひどい話なの!」ですが。

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2020年01月27日

これが冬の嵐なら

 朝、「あぁ、雨だよなぁ」と思いつつ玄関を開けると、びょう、と強い風がドアの隙間を鳴らす。
 えっ、こんなに風が強いの? 雨自体は大したことがなく、むしろ強い風にてこずる。 折り畳みの傘が何度も“おちょこ”になりそうになる。 横殴りに飛んでくる雨にはこんな傘が役に立たないが、それでもまったく傘をささないよりはましなのだ。
 なんとか駅まで辿り着くと・・・やたらマスク姿の人、多し。 先週の金曜日とは格段に、多い。
 ・・・これって、新型肺炎予防対策ですか?
 まぁ、かつての新型インフルエンザのときは第一号患者が見つかったのは神戸だったし、中華街があって毎年春節には中国からの人が結構来るし、日本で感染者見つかってるし、その人の言うことを信じれば「ヒト−ヒト感染」はもう起こっているようだし(感染者と接触していなくても感染したということは、発症前の潜伏期間で人を感染させる力があるということ)、毒性が弱めで潜伏期間が長いとあれば、封じ込めはほぼ不可能。
 もう、個人の免疫力と衛生観念で収束まで乗り切るしかないのだ。
 今朝の電車で、そんな気概を感じてしまったよ。

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2020年01月26日

イチゴのパンケーキ@ニノーヴァルコーヒー

 久し振りの109シネマズHAT神戸。 映画まで少し時間があるので、ニノーヴァルコーヒーにいく。 映画の当日チケットがあればパンケーキメニューが200円引きになるという。 ここは<幸せのパンケーキ>の生地を使っているそうな。 そのお店は行列だと聞いたことがあるが(今もそうなのかどうかはよくわからない)、ここならば並ばなくてもいい。
 メニューに悩み・・・季節限定モノにする。

  20200122イチゴ姫パンケーキ.JPG イチゴ姫のパンケーキ3枚
 パンケーキは2枚と3枚から選べる(別料金で追加もできるみたい)。 焼くのに20分かかるそうで、焼き時間待ち表示がいつも出ている(だいたい30分、込んでいると90分とかになる)。 このときはすいていた。
 奥の容器には練乳ソースが入っているが、イチゴが甘くてみずみずしくて、このソースは別にいらない気もする。
 パンケーキはスフレ調。 口に入れると「ぶわぶわぶわー」っと溶ける。 ホイップクリームが力強すぎる感じがして、なんか多かった(少ないよりは多いほうがいいのだけれど)。 しまった、普通にシンプルなパンケーキを頼めばよかったか。
 しかしイチゴがおいしい! 20分かけて焼かれたものを、10分かからずに食べてしまったよ・・・。

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2020年01月25日

今日は10冊。

 あぁ、1月ももう終わりが近づいている・・・リミットのある仕事を抱えていると、日の進みが恐ろしい。

  七王国の騎士 氷と炎の歌外伝文庫版.jpg 七王国の騎士<氷と炎の歌>/ジョージ・R・R・マーティン
 <氷と炎の歌>シリーズ番外編(本編よりも約100年前の出来事)。 外伝を書くより本伝を書いてくれよ・・・と思わなくもないのだが、どんどんつらくなっていく話の合間にはそうでもない中・短編があってもいいのかも。

  生物学探偵セオ・クレイ2 街の狩人.jpg 生物学探偵セオ・クレイ2 街の狩人/アンドリュー・メイン
 セオ・クレイの続き。 またもや連続殺人犯に対峙するらしい・・・すごい確率だな。 でもそういうノリはキライじゃない。

  見習い警官殺し1 GW.jpg見習い警官殺し2 GW.jpg 見習い警官殺し /レイフ・GW・ペーション
 『許されざる者』と同じ世界観、それよりも早い時期の話。 ヨハンソンではなくダメ警部ベックストレームがメインの話らしく・・・読んでて腹が立たないかしら。

  サバヨミ!.jpg サバヨミ!/パメラ・レドモンド
 今度BS2金曜夜から、これが原作のドラマを放送するらしい、『シカゴメッド2』のあとですな。 たまにこういう軽いものも読みたくなります。

  極北文庫版.jpg 極北/マーセル・セロー
 確か以前ハードカバーを図書館で借りたような、そして読み終われていなかったような・・・(予約が入っていたので延滞ができなかった)。 再チャレンジの機会ですな。

  魔女の組曲1.jpg魔女の組曲2.jpg 魔女の組曲/ベルナール・ミニエ
 『氷結』・『死者の雨』に続くシリーズ第三弾。 まだ読めてないのに・・・。

  ヒトラーの毒見役.jpg ヒトラーの毒見役/ロッセラ・ポストリノ
 フィクションではあるが、モデルになった人物がいるらしい。 そういうのにも弱い。

  白村江.jpg 白村江/荒山徹
 『はくすきのえ』かと思ったら『はくそんこう』だそうである。 白村江の戦いについてはいまいちよくわかっていないし、<歴史・時代小説ベスト10>第一位だということだし、ちょっと読んでみるか!、という気に。

ラベル:新刊
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2020年01月24日

黒と白のはざま/ロバート・ベイリー

 『ザ・プロフェッサー』続編。 あの事件から一年後、前作で“教授”の素晴らしき救いの手として大活躍した元教え子のボーセフィス・ヘインズがとんでもない窮地に陥ることに。 ボーを助けるために、トムとリックが集結。 前の事件で調査したこととの関連性もあって・・・という話。
 これ、順番通り読まないとヤバいヤツ。 『ザ・プロフェッサー』のネタバレ(?)が本書の中にいっぱい出てくるから。

  白と黒のはざま.jpg たった一年で、あのボーがここまで落ちぶれるとか、ある?
 一作目では、ボーは弱り切ったトムにカツを入れ、窮地を救い重要な情報をもたらすまるで便利な天使のような存在だったのに・・・本作では過去のトラウマにさいなまれ、酒に溺れて妻子も去ってしまうという。 一年で変わりすぎじゃない? トムは自分のことで精いっぱいでボーのことには気づけなかったわけ(父親の死について抱えているものがある、とは語られていたけど)。
 そんなわけで酔っぱらって前後不覚になっていたボーは殺人容疑で逮捕拘留され、死刑を求刑させるような状態に。 友として弁護士として、トムはリックとともに裁判を勝ち抜くことができるのか・・・という話。

 「あれ、これ読んだことあったか?」と思うほど、いろんな作品のいろんな場面の寄せ集めのような印象がするのはなぜか? ホワイダニットとして最後まで引っ張ってはいるものの、だいたい予想通り。
 とはいえテネシー州プラスキは<クー・クラックス・クラン誕生の地>という汚名を今も抱えているというのは・・・いろんなことを考えてしまう(『警察署長』、『評決のとき』、『ブラック・クランズマン』などなど)。
 が、最も印象深いのは、検事長(女性)が、教授たちが「人生を変えた運命的な体験」だと考えているアラバマ大学フットボール部時代のことを「そんなこと」とさらっと流すシーン。 別にトムを貶めるとか、女対男みたいなことではなくて、自分にとってはものすごく重要なことであってもその価値はわからない人がいる(それが悪いわけでもない)と教授が感じるところでちょっと溜飲が下がるというか。 やたらフットボールの絆を言い過ぎ!、という読者の気持ちが伝わっているのか、作者としても引き合いに出しすぎだと思っているのか、そんな客観性が光っていた。

ラベル:海外ミステリ
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2020年01月23日

スカーロッタ!

 仕事帰りのスーパーマーケットにて、<アメリカ産ブドウ 100g98円>が山と積まれていた。 こっちに来てから果物は贅沢品なのであまり買わないのですが・・・どれどれ、となんとなく見たら聞いたことのない名前。 えっ、新しい品種ですか!、と小さめサイズのやつ(250gぐらい)を買ってみた。

  20200121スカーロッタぶどう1.JPG スカーロッタ
 「食感がよく、皮ごと食べると香りと甘みがパリっとはじけます」とあり・・・ざざっと水洗いして、ちょっと食べてみた。
 確かに皮の弾力があり、シャリシャリと噛んでいるとまるでリンゴを皮ごと食べているときのような味がする。 勿論最後にはブドウの味になるのだが。 リンゴとブドウを一緒に食べているような気持ちになって、なんかうれしい。

  20200121スカーロッタぶどう2.JPG 枝によって色の濃淡あり。
 デラウェアがちょっと濃くなったような味。 特徴は皮ごと食べるシャリシャリ食感だな〜。
 しかし「スカーロッタ」で調べても出てこない・・・品種名ではなく商品名のようで、シードレス・グレープという名前の通りたねなしブドウ。 輸入関税率の違いのため、11月〜2月は少し安く出回るらしい。
 じゃあ、また見つけたら買おうっと! 冬のお楽しみ、みっけ。

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2020年01月21日

温泡ぜいたくはお湯がトロトロ

 毎日は時間的に難しいが、一日おきとかで浴槽にお湯を張り、入浴剤生活を続けている。 おかげで、「なんか冷えた?」と思うと早く帰ってお風呂につかりたい!、という衝動が沸き上がるようになってしまった。
 というわけで、先日買った<温泡ぜいたく華蜜>から使用開始。 あかしあ蜜・ふじ蜜・ばら蜜・れんげ蜜の順。

  温泡ぜいたく華蜜.jpg 結構ハチミツの香り!
 特に最初、お湯をためている間は浴室の換気扇を止めていたので、お湯の量半ばぐらいで錠剤を放り込んだ後、数分後に浴室に飛び込んだら湯気で視界は真っ白、ハチミツらしき香りが充満していた。 あかしあは華やかな香りがあるからかなぁ。 それに比べてふじは奥ゆかしげだった。
 どれもお湯はとてもトロトロである。 浴槽の床がいささかぬるぬるするほど(滑りやすいのでお気を付けください的な注意書きが)。 これ、終わった後の掃除が気持ちちょっと大変・・・湯垢のぬめりと混同するのイヤ、と必要以上にスポンジで磨いてしまう。
 しかしトロトロ湯のかいあって、あったまった感が湯上り後も結構持続する感じ(お風呂掃除で汗をかいたせいじゃないよね)。

 温泡のシリーズなら森シリーズの針葉樹や濃緑あたりも好きなんだけど、こっちはお湯がさらっとしてるけど、あったまる(半身浴で汗がドバドバ出る)ような記憶。 浴槽洗いも簡単だったな・・・。
 それぞれもちろんいいのですが、ちょっと森が恋しくなってきたな・・・。
 どっかでばら売りしてないかな・・・(そもそも最初に買ったのはばら売りだったような、3個100円とか)。

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2020年01月20日

キリング・イヴ シーズン2、またしても一気観!

 例によって『キリング・イヴ』、セカンドシーズン全8話、一挙見。
 なんと前シーズンの30秒後から始まるという・・・。

  キリングイヴ シーズン2.jpg Sorry Baby ×
 この場合、Sorryを言うのは誰?

 自己顕示欲の強い凄腕の殺し屋ヴィラネル(ジョディ・カマー)と、その存在を追い続けたMI6のイヴ・ポラストリ(サンドラ・オー)との運命的な出会いは、“Girl meets Girl”で収まるものではなく、次々死体が増えていく。 ヴィラネル以外の殺し屋の存在、裏組織トゥウェルヴとMI6との関係もあり、裏社会(法を守らずに任務を執行・目的を果たそうとする人々)に身を置く人々の世界のあやうさが。
 それでも時折、ヴィラネルは恋する乙女のような顔を見せ(サイコパスなのに!)、イヴもまたこれまでとは違う自分に目覚めてしまったり。 ヴィラネルが「似た者同士」と呼ぶくらいだから、イヴはどこまで行ってしまうのか!
 そんな中、この世界でのいいひと代表・ニコ(イヴの夫)がどんどんすさんでいくのがつらい! どんどんヤバい世界に引きずり込まれていっているのがつらい! 新納くん(ニコの吹替担当)、がんばって!
 そういえばシーズン2は吹替の方も豪華だった。 外画吹替のベテラン沢海陽子・高島雅羅・大塚芳忠・土師孝也に、ちょっとのゲストに野沢雅子が! またアニメで若手実力派と言われる梶裕貴・入野自由・神谷浩史も海外ドラマ吹替で揃い踏み。 声の質に合ったキャラだったので違和感がなく(また脇役加減がいいポジションだった)、アニメが主戦場の人もどんどん外画に出てきてほしいと思う(でも多分、外画のほうが難しいんだろうな)。 ヴィラネル役の逢田梨香子さんはあたしはあまりわかってないが(刑事モース オックスフォード事件簿に出てたかな?)、この役はすごく合っている。
 新納慎也は基本舞台系の俳優さんだが、吹替の海外ドラマを愛している人だそうなので、吹替えキャリアは浅いが「こういうテンションで行けばいい」というのが見る側としてわかっている感じが。 だからあまり違和感はなく・・・新納くんにはもっと吹替のお仕事をしていってもらいたい、と思うほど。
 やはり海外ドラマは日本語吹替キャストも充実していないと盛り上がれないのです。

 想定内、とはいえクリフハンガーなシーズンラスト。
 また次のシーズンではこの30秒後から始まるのかしら・・・それはそれで楽しみだけど。

ラベル:海外ドラマ
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2020年01月19日

パラサイト 半地下の家族/PARASITE

 15年以上前、『殺人の追憶』に衝撃を受けて以来、ソン・ガンホとポン・ジュノ監督は要チェック。 個人的には韓国映画のテンションがあまり得意ではないが、ソン・ガンホが出ているだけで違うし、ポン・ジュノ監督に至っては空気感から違う。 またこの二人で映画を撮ったと聞き、それは観たいなと思っていたが・・・まさかパルムドールを獲り、アカデミー賞にも多くノミネートされるとは。
 映画館に行ったのはアカデミー賞のノミネートが発表された後だったせいか・・・とても込んでいた。 やはり話題になっているのか、いつものシネリーブルサービスデイとはちょっと違う雰囲気で。

  パラサイト半地下の家族P2.jpeg 幸せ 少し いただきます
  全員失業中の一家が目指す、高台の豪邸。最高の就職先には、誰も知らない秘密があった――。

 キム一家は現在全員失業中で、半地下の住宅に住んでいる。 ある日、長男のギウ(チェ・ウシク)の幼馴染の大学生がやってきて、アメリカに留学するから女子高校生の家庭教師を譲りたいという。 面接に訪れたのはIT企業のCEOパク氏(イ・ソンギュン)の大豪邸。 生徒だけでなく奥様(チョ・ヨジョン)にも気に入られたギウは、もう一人の子供に絵画の先生が必要だと知り、妹ギジョン(パク・ソダム)を「アメリカ帰りの優秀な人を知っている」と売り込み・・・という話。
 あらすじはあまり話せない。 事前情報がないほうが楽しめるし、絶対そのほうがいい。

  パラサイト半地下の家族1.jpeg 父親役のソン・ガンホが最高!
 序盤は一家の貧乏話というか、貧乏な状況をいかに楽しみながら(?)次につなげるているかが語られ・・・それがめっぽう面白い。 『万引き家族』っぽいところもあるかな、と思った途端違う話になるなど、観客の予想を継ぐから次へと裏切っていこうという意欲に満ちている。
 後味がよくない話なんだろうな、というのはわかっていたので始まるとき気持ちはいささか怯んでいたのだが、あっという間に流れに乗せられてしまった。 この四人家族にまったく感情移入はできないのだが、見入ってしまう。

  パラサイト半地下の家族2.jpeg 娘と息子もすごい。
 ヘンに純粋というかまっすぐすぎる兄と、はすっぱっぽく見えながらこの家族の歪みを一身に引き受けたような妹。 全く説明されないのであるが、“佇まいから感じられる何か”がこの映画では非常に多くて重要。

  パラサイト半地下の家族4.jpg 大富豪の奥様のおバカさ加減も絶妙。
 大富豪のちょっといい声(喋り方も独特)でも笑わせてもらう。 奥様も勿論ただのおバカではない。 登場人物が出揃い、テンポよく笑いもちりばめられていくのだが(足の裏だけで笑いをとれるのもソン・ガンホだけ)、ホラー要素もどんどん注ぎ込まれていくので面白くなれば面白くなるほどじわじわとおそろしい。
 過去の映画作品に通じる構図やカットなどもあり、ポン・ジュノ監督もタランティーノばりの映画マニアなのでは。

  パラサイト半地下の家族5.jpg 生活感のかけらもない豪邸。
 後半、話が見えてきたことで恐怖は急激に薄まるが、その分「おぞましさ」が頭をもたげる。 それは人間という生き物、存在に対してのもので、登場人物の誰に対しても感情移入はできないのだがそこは自分も共通点なのだ・・・。
 「血縁家族バンザイ」な感じはアメリカでも受けるところだろうが、そこに疑問を挟みたいのが“いま”の視点。 疑問を持てなかった子供たちは犠牲者であるという見方もできるのかもしれない。
 格差・階級社会を描く社会派な部分もあるが(繰り返される階段の描写でも、降りるのはキム一家だけ)、あくまでエンターテイメント。 湿度低めな映像、描きこまれるディテールなど、これが世界水準か!、と。 日本映画の道は遠いわ・・・。

posted by かしこん at 17:05| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

第92回アカデミー賞ノミネーション

 まだ先だと思っていたので、全然意識していなかった。 すっかり忘れていたよ! 今年は授賞式が早いんだった!(2月10日だと確認し、改めてびっくり)。
 最近全然映画に行けてないんだけど・・・いろいろと次々日本公開されているので焦る。
 というわけで、今回のアカデミー賞のノミネートをチェック。

作品賞
『フォードVSフェラーリ』
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『マリッジ・ストーリー』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『パラサイト 半地下の家族』
 今回は9本で。 噂通りの作品が並んだ感。 でもこんなにも候補作が授賞式前に日本公開される年はあっただろうか! すでにあたしは4本観ています、今までにない。

主演男優賞
アントニオ・バンデラス(『ペイン・アンド・グローリー(英題)』)
レオナルド・ディカプリオ(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)
アダム・ドライヴァー(『マリッジ・ストーリー』)
ホアキン・フェニックス(『ジョーカー』)
ジョナサン・プライス(『2人のローマ教皇』)
 本命はホアキン・フェニックスなのであろうか。 でもアントニオ・バンデラスの復活も気になる。 あぁ、『2人のローマ教皇』、一週間限定公開で観れなかったよ・・・。

主演女優賞
シンシア・エリヴォ(『ハリエット』)
スカーレット・ヨハンソン(『マリッジ・ストーリー』)
シアーシャ・ローナン(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)
シャーリーズ・セロン(『スキャンダル』)
レニー・ゼルウィガー(『ジュディ 虹の彼方に』)
 うーん、個人的にはいまひとつ盛り上がらない。

助演男優賞
トム・ハンクス(『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド(原題)』)
アンソニー・ホプキンス(『2人のローマ教皇』)
アル・パチーノ(『アイリッシュマン』)
ジョー・ペシ(『アイリッシュマン』)
ブラッド・ピット(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)
 顔ぶれがいつもの助演男優じゃない・・・主演な方々ばかりじゃないか。 じゃあ、ジョー・ペシでしょ。

助演女優賞
キャシー・ベイツ(『リチャード・ジュエル』)
ローラ・ダーン(『マリッジ・ストーリー』)
スカーレット・ヨハンソン(『ジョジョ・ラビット』)
フローレンス・ピュー(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)
マーゴット・ロビー(『スキャンダル』)
 『リチャード・ジュエル』からはキャシー・ベイツなのね。 あ、俳優陣が今回盛り上がらない気がするのは、個人的にすごく好きな人がいないからかも。 『スキャンダル』を観たら変わるかも。

監督賞
マーティン・スコセッシ(『アイリッシュマン』)
トッド・フィリップス(『ジョーカー』)
サム・メンデス(『1917 命をかけた伝令』)
クエンティン・タランティーノ(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)
ポン・ジュノ(『パラサイト 半地下の家族』)
 ポン・ジュノ、すごい!

脚色賞
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『2人のローマ教皇』
 へぇ、『ジョジョ・ラビット』、原作ありなのか。

脚本賞
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
『マリッジ・ストーリー』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『パラサイト 半地下の家族』
 『ナイブズ・アウト』、原作ないのか。

撮影賞
『アイリッシュマン』
『ジョーカー』
『ザ・ライトハウス(原題)』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 『ザ・ライトハウス』って、なんだ? 『1917』は全編ワンカットなのが評価されたんだろうし。

美術賞
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『パラサイト 半地下の家族』

音響編集賞
『フォードVSフェラーリ』
『ジョーカー』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
 音のよさはハリウッド映画やはりすごいよ・・・。

録音賞
『アド・アストラ』
『フォードVSフェラーリ』
『ジョーカー』
『1917 命をかけた伝令』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 お、ここで『アド・アストラ』が! 今回、あまりばらけてないな〜。

編集賞
『フォードVSフェラーリ』
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ジョーカー』
『パラサイト 半地下の家族』
 映画の命は編集だと『ボヘミアン・ラプソディ』で思い知りましたからね。 そうなると監督ってなに?、となることも。

作曲賞
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『マリッジ・ストーリー』
『1917 命をかけた伝令』
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
 あぁ、『ジョーカー』の劇伴には心奪われたよね・・・。

歌曲賞
“君のため”(『トイ・ストーリー4』)
“ラヴミーアゲイン”(『ロケットマン』)
“I'm Standing with You”(『ブレイクスルー(原題)』)
“イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに”(『アナと雪の女王2』)
“Stand Up”(『ハリエット』)
 『アナ雪2』は選ばれないとまずい的な立場だったからよかったですね。

衣装デザイン賞
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ジョーカー』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 コスチュームプレイの時代ではなく、近現代の違い(当時を覚えている人がまだいる)のほうが評価されてる感じ?

メイク・ヘアスタイリング賞
『スキャンダル』
『ジョーカー』
『ジュディ 虹の彼方に』
『マレフィセント2』
『1919 命をかけた伝令』
 『スキャンダル』は『ウィンストン・チャーチル』の人なんだよね。 米国籍を選ばれたそうで。

視覚効果賞
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
『アイリッシュマン』
『ライオン・キング』
『1917 命をかけた伝令』
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
 『アイリッシュマン』も『アベンジャーズ』並みの全編CGだということがよくわかる。

国際長編映画賞
『コーパス・クリスティ(原題)』(ポーランド)
『ハニーランド(英題)』(北マケドニア)
『レ・ミゼラブル』(フランス)
『ペイン・アンド・グローリー(英題)』(スペイン)
『パラサイト 半地下の家族』(韓国)
 外国語映画賞という呼び名じゃなくなったことにまだ慣れない。 国は違っても言葉が英語であることもあるから? 北マケドニアって初めてでは? ポーランドは相変わらず強い。

長編アニメ映画賞
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
『失くした体』
『クロース』
『ミッシング・リンク(原題)』
『トイ・ストーリー4』
 『天気の子』は違いましたか(アニー賞にはノミネートされているんだっけ?)。

 短編アニメとドキュメンタリーはさっぱりわからないので、WOWOWの特番観てから! あたし自身がものすごく準備不足だということがわかりました。

ラベル:アカデミー賞
posted by かしこん at 14:59| Comment(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月16日

二十五年前

 あれから25年。
 神戸市内、いたるところで当時のことなどを展示するなにか使命めいたものが繰り広げられている。

  20200110阪神淡路大震災25年企画.JPG 風化を防ぐため。
 25年とはいえ、当時のことを覚えているのはきっと30歳以上。 知らない世代にとっては“映像の中の出来事”。 しかし当時小学校4・5年生だった人たちの一部には現在も深刻なトラウマが残ってるなど、今も続くリアルな出来事。
 いろんな“断絶”があるけど、世代間断絶がいちばん深刻。

 明日も、冷え込むらしい。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月15日

久し振りに入浴剤、購入!

 年末年始休暇あたりから、しっかりお風呂に入るようになった。
 どうせ浴槽にお湯を張るのなら、しっかりつかりたい! その時間を作れないならもったいない、シャワーでいいじゃん、ということでずっと続いてきてしまいました(特に梅雨〜夏は蒸し暑さに負けているためシャワーで精いっぱい)。 冬になってきているとはいえ、最高気温が二桁あるからさ、とあまり「寒い!」という気持ちになれず(最高最低気温ともマイナスの北東北の感覚だと寒さの手前の段階の気持ち)、冬対応ができていなくて油断して冷えて、自覚のないまま身体に不調。
 肩が重く感じたり、だるかったり、「もしや、これが肩こりというやつか」と今更ながらに気づく。
 で、お風呂につかってみると結構身体が楽な気がする、あったまってるし皮膚もふっくらつるつるする気がする。
 と、思うのならばいつもやっとけ、という話ではあるのですが・・・。
 そんなわけで、先シーズンに買い込んでいた入浴剤がどんどん減っている状態で・・・新しいものを買ってこなければ。
 ご近所のドラッグストアをうろうろ。 バブは定番だが、しばらく見ないうちにいろんな種類の色・香りのものが出ているではないか!
 毎日のように使うものだからそんなに高価なものを買いたくはない。 お手頃価格でアソートパックになっているものが好ましい(お店によってはお試しにバラ売りしてくれるところもあるが、いちばん楽しい)。
 そんなこんなで、その店の今イチオシらしき商品の中から、あたしの気になるものを選んでみた。

  温泡ぜいたく果実紅茶.jpg 温泡 ぜいたく果実紅茶
 “フルーツ紅茶”というコンセプト、初めて見たかも。 おいしいのかな?、と錯覚しそう。
 かりん紅茶・ゆず紅茶・もも紅茶・りんご紅茶の4種各3個入り。 アッサムティーエキス配合、と書いてあったのをよく見たら、「香料中にインド産のアッサムティーの香りを分析し、再現した香り成分を配合しています。」とのこと。
 まぁ、紅茶好きとしてはちょっと試してみたい。
 しかも温泉成分(炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウムなど)と炭酸ガスが配合だという。 これは半身浴の後もしばらく身体があたたかいような気がする。

  温泡ぜいたく華蜜.jpg 温泡 ぜいたく華蜜
 同じシリーズの、“ぜいたく華蜜”。 これにももちろん温泉成分配合。
 これは花から集められた秋田県産ハチミツの香りだとか(勿論、「再現した香り成分配合」)。
 ふじの蜜・ばらの蜜・れんげ蜜・あかしあ蜜の四種類、わりと王道です。
 ハチミツの香り・にごり湯タイプは結構好みではないかしら。 とろとろしていてとてもよさそうな気配。

 外国のバスソルトとか、ちょっとナチュラル志向のバスソルトもいいが、使い始めたら毎日になる時期は、国産の工夫してるけどお手軽感があるものがいい。 今日は温泡の最後に残ってた<針葉樹の香り>を堪能。 あー、ずっと入っていられるかも。
 またいろいろと入浴剤を探す旅に出てしまいそう。

posted by かしこん at 01:30| Comment(2) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月13日

バナナクリーム・パイが覚えていた/ジョアン・フルーク

 「今回もレシピ多めだわ」とパラパラめくって思う。
 <お菓子探偵ハンナ>シリーズ20作目、読んでいるとアメリカンカントリークッキーやフルーツパイなどが食べたくなる存在で、コージーミステリとしてはいちばんではないかと思っていた。 しかし今回やたらと違和感。 出版社が変わったから文字のフォントや行間が違うせいか?

  ハンナ20バナナクリームパイが覚えていた.jpg あぁ、バナナクリーム・パイ食べたい・・・。
 ハネムーンのためミネソタ州のレイク・エデンを留守にしているハンナ。 そのあいだに母ドロレスが隣人の遺体を発見してしまう。 殺人だと知ったドロレスはハンナに帰ってきてもらい、事件を解決するように頼む。 現場にはハンナの店<クッキー・ジャー>のバナナクリーム・パイが残されていて・・・という話。

 あたしはハンナの母ドロレスが苦手で・・・シリーズ初期の頃はハンナも母に対する複雑な思いを抱えていて、母親とよく似たすぐ下の妹アンドリアとの関係を再構築していくことで、ハンナとアンドリアがそれぞれ母親について客観的に見られるようになる、というところがよかった。 田舎町で自分の仕事を持ってやっていくということは苦手な母親とも付き合っていかねばならないわけで、親の願う子供の姿と自分が違っていてもいい、と納得していく過程に共感していたのかもしれない。
 で、まぁドロレスもちょっとは反省(?)して、ハンナのハンナらしいことを受け入れて和解した・・・ような中盤以降、すっかり仲良し母娘みたいになっているというか、大学生の下の妹ミシェルが戻ってくる時間が多くなってからドロレスのダメなところは笑い話のネタ扱い。 その間にドロレスはリージェンシーロマンス作家になってお金持ちのドクターと再婚、一気にリッチな生活を送るようになっているという・・・税金の申請書類に頭を悩ませ、町のクッキーショップとしてどうやってやっていくか節約してきたハンナの姿はなんだったのか。 そりゃ毎日のように会うかもしれない母親にうんざりしていると精神衛生的によくないから、割り切ってしまったほうが自分のためというのもわかるが。
 時間もたって内面的な成長も見せているというのに、<イソノ界>にいるかのように年齢が加算されないことにさすがに納得がいかなくなってきたらしい(約20年、ハンナはずっと30歳前後である)。 あと、ミシェルが出てくるようになったらアンドリアの出番が急激に減るのもなんだかな。
 ということで、微妙に降り積もっていた違和感が今回噴出してしまったのは、独身のときのようにふるまえないことにストレスを感じるハンナが、夫が同じようにふるまうと責める気持ちになるところ。 え、それはあまりに勝手じゃない?(そのことにハンナが気づいていないから余計に)。 そんなに真剣になることではないのだが・・・なんだかな、と。
 まぁこれも次回作につながるのかもしれないが・・・今回「これだ!」というレシピもなかったので、ちょっとがっかり。

posted by かしこん at 18:41| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月12日

リチャード・ジュエル/RICHARD JEWELL

 試写会に当たったので行ってきました!
 神戸市内で試写会って初めてだ〜。 しかし当選ハガキを当日、映画館カウンターで座席券に引き換えなければならず、場合によっては満席でお断りすることもあるという! ダッシュで仕事場を去り、可能な限り早く行ったのだが、「もうお席が少なくなっておりまして〜」と言われてしまう。 結構多めに出しているのか。 でも席が取れてよかったです。

  リチャード・ジュエルP.jpg 1996年、アトランタ爆破事件の実話
   その日、全国民が敵になった――

 1996年、アトランタ。 オリンピックが開催中のこの都市で、爆破テロ事件が発生した。 記念公園で警備員としてその場に居合わせたリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)はベンチの下に置き忘れていたリュックを見つけ、その存在を周囲の警官に知らせ、爆弾処理班を呼んでもらう。 その間に何か起こったら困ると、野外コンサートでノリノリの観客たちを少しずつベンチから離れてもらう。 結果、被害者は出たが爆弾の威力から考えたら奇跡的に少なかった。 一夜にして<アメリカの英雄>となってしまったリチャード。
 しかしFBIは<孤独な爆弾魔>のプロファイルにリチャードが当てはまると、特にショウ捜査官(ジョン・ハム)はリチャードの犯行を疑わず、懇意の新聞記者キャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)に情報をリーク。 地元紙は一面でリチャードが犯人に違いないと書き立てる。 リチャードと、母親のボビ(キャシー・ベイツ)の生活は24時間ずっとマスコミに囲まれるものになってしまった・・・という話。

  リチャード・ジュエル1.jpg リチャードはとにかく法と秩序を重んじる、すべての人のために役に立ちたいと考えているタイプ。 それ故にちょっと周囲と話がかみ合わなかったり、空気が読めない人に見える。
 リチャードが備品係として働き、弁護士ワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)と知り合いになった十年前のエピソードからじわっと始まるので、映画はかなり静かなペース。 リチャードの言動を部分的に見ていくことで、彼がどういう人なのかわかってくるが・・・観客ひとりひとり感じ方が違っていくかも(イメージを決めるような言葉が一切出てこないから)。 あたしは「この人、なんかずれてないかな?」といぶかしく思い、彼の不用意な言葉に「ほんとにこの人、犯人ではないんだよね?」と動揺してしまう。
 実際に爆弾が置かれ、911に予告の電話があり、爆発した状況を考えると犯人は別にいるのだが・・・疑われる・疑いを深めかねないリチャードの言動をあえて残しているのがイーストウッドの意図したところなんだろうけど、現実はドラマのように証拠映像はないし、「立証の難しさ」について改めて考えることになった。

  リチャード・ジュエル2.jpg どんな手も使いそうなショウ捜査官(ジョン・ハム)。
 ショウ捜査官は自分の地元に爆弾を持ち込まれたことで怒ってる、どうしても犯人を捕まえたいという気持ちはわかるが、何故あんな結果ありきの行動をするのか。 また毒花のような新聞記者の見た目があまりにステロタイプでげんなりするが、オリヴィア・ワイルドの無駄遣いではないことがありがたい。 誰が出ているか事前に調べていなかったので、キャシー・ベイツ登場にはびっくり! このお母さん、素晴らしい。 ワトソンの秘書ナディア(ニナ・アリアンダ)もすごくいい人! ダメな人がたくさん登場するので、この二人が清涼剤。

  リチャード・ジュエル4.jpg リチャードとワトソン、いつしか二人の友情が。
 以前の彼を知っていて、そんなことをするやつではないと言い切るワトソン、さりげなくもカッコいい。 こんなにカッコいいサム・ロックウェルがいただろうか! 「なんで大切なことを事前に話さないんだ!」とぶちぎれる姿もいい。
 マスコミの無責任さは今も変わっていないが、ネット社会である現在ならばリチャードはどんなことになったのか。 いやいや、疑わしいという印象で決めつけられて一気に情報が流通してしまう例をいくつも見てきているではないか。 あたしだってリチャードに対して「そんな感じでは疑われても仕方ないのでは」と思ってしまったし。 空気読めないとか、ズレた受け答えをするからといって犯人だと決めつけられていいわけではないのだ。
 それ故に、終盤で示されるリチャードの“尊厳”に、胸が熱くなるのだろう。
 二人の友情にも。
 FBIもマスコミも責任を取らないためすっきりしない感は残るが、リチャードとワトソンの関係性であたたかい気持ちになる。 「あとはそれぞれ考えて」も押しつけがましくなく、イーストウッドの職人芸を堪能。 89歳でも一年映画一本ペースで作り続けているパワーに脱帽する。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする