おいおい、もう『このミス』の季節かよ、とぼやきたくなるぜ。
しかし新刊はほぼ文庫しか買っていない(そして全部を読み終わっているわけではない)あたしとしては何年も前から『このミス』をリアル体験できなくなっているのだが・・・翻訳ものを出している<各社の隠し玉>あたりが読みたくて買っている部分もありまして。
これがあると知って即買い・即読み。 お二人が80歳代後半だと改めて知り、愕然だわ。 でもそのお年でも新しいものを受け入れるやわらかい頭、すごい(勿論、昔のこともものすごくよく覚えてる)。 また読みたくなっちゃう。
まぁ順当と言えば順当なんだけど・・・『カササギ殺人事件』に続いて二年連続は意外性がない。 そういう意味では今年は爆発的な何かはなかった、ということなのかも。
それを言うなら国内は(あたしにとっては)もっとだが。
こういうマンガイラストチックな表紙で来られると、「ラノベ?」という疑いが出てしまう・・・でもそういう気持ちはかつて『十角館の殺人』や『雪密室』が出たとき批判した大人たちの偏見と同じではないのか、と自分の中にある固定観念に気づかされる。
やばい、あたしも頭の固い年寄りになってしまう。 気をつけなきゃ。
気を引き締める12月。