2019年12月05日

萩尾望都 ポーの一族展 @ 阪急うめだギャラリー

 気がついたら始まっているではないか。 来週になったら自分のスケジュールがあやうい、終わりが近くなると込む、行くのなら今の内だ!、ということで「今日は早く帰ります!」とフレックス的に16時過ぎには仕事をあがり、梅田の阪急百貨店へ急ぐ。
 目指すは本店9階、阪急うめだギャラリー!
 初日は開店前から行列ができたというウワサ・・・しかし二日目、平日の夕方ということでそれほど込んではいなく、ゆっくり見ることができた。

  20191206ポーの一族展5.jpg 開催:12月4日〜16日
 まず入り口から入ると、エドガーがアランを“連れていく”場面がプロジェクトマッピングにて展開。 ・・・これっていいのか、と自問自答。 いや、ありなのかも。
 『ポーの一族』の原画が発表順に掲示されていて・・・70年代に描かれたものがこんなにしっかり残っていることに驚く(というか、描かれた時期を見てびっくり)。 印刷には出ていない、修正としてのホワイトと効果としてのホワイトにどよめく。 修正といっても、見直してみたら背景の書き込みがちょっと多すぎる、というニュアンスで消されているものが多くて、いかに「印刷でどう見えるか」を意識しているのが感じられて「すごい!」と思う! この点描、全部手打ちなのか!
 それが次第に青鉛筆でアシスタントへの指示が入るようになり、切り貼りして一枚の原稿が仕上がっているなど、「締め切りに追われるようになったのかな」と仕事量の急増を察することができるように。 いわゆるシュラバというやつだが、それでも楽しかったのかなと感じさせるものがあって、なんだかニヤニヤしてしまう。
 と、絵を見ているつもりが、いつの間にかマンガとして読んでしまっていて、「はっ、次のページがない!」と愕然としたり。 えーい、家に帰ってから読め!
 えっ、『ゴールデンライラック』って78年発表なの? 『スターレッド』と同じ年?!、と、改めて知っておののくことも。 あたしが初めてリアルタイムに読んだのは『モザイク・ラセン』、『A−A’』という月間プリンセス連載だったのよね。 そして『マージナル』〜『残酷な神が支配する』〜『バルバラ異界』〜『王妃マルゴ』とコミックスでずっと読んできてるので、絵の変化がそんなにわからないな・・・デビュー当時は手塚治虫の影響が明らかだけど、『ポーの一族』のあたりでは萩尾望都の絵はもう完成されている。 『トーマの心臓』が過渡期と言えばそうかも。
 『ポーの一族 春の夢』はマンガ原稿用紙自体が専用のメモリ付き白ケント紙になっていて、70年代と比べて道具の進化の著しさも感じる。
 カラー原画の美しさにも「これ、印刷に出てないよ!」と驚き・・・気がつけば肩と背中が重くなっていて、同じような姿勢で2時間ぐらいずっと見ていたので思いのほか肉体的疲労が・・・しかし気持ちは高揚している!

  20191206ポーの一族展1.JPG 戦利品
 グッズは阪急うめだのホームページに載っているもの以外にも結構あり・・・でも「使うかな?」と考えると、結局ポストカードと栞になってしまった。 BOX入りポストカードセットは自分で見る用、バラで買ったのは人にあげる用。 しおりは使います!
 マスキングテープもあったけど、多分もったいなくて使わないので買わなかった。 バラのエッセンスなどは自分では使いこなせない。
 本が結構な種類売っていて、あたしはほぼ持っているのであまり見てなかったけど、若い男性が『ここではないどこか』を買おうとしていて、あたしはまたにっこりする。

ラベル:マンガ アート
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする