2019年12月02日

<マスカレード・ホテル>祭り

 先日WOWOWにて、映画『マスカレード・ホテル』を観た。
 ・・・えーっと、これ、ミステリーだよね?
 ホテルに集う奇妙な人たち、という話だけではなかったよね?

  マスカレード・ホテルP.jpg 「犯人はこの中にいる」って言ってますし。
 犯人がわかるところは畳みかけてきますが、それ以外、ホテルコルテシア東京に至るまでの<事件>の描写が薄すぎる・・・“謎の数字”についても緯度と経度に関係しているのはすぐわかるし(なので冒頭で説明されるがさらっと流しすぎ)、たくさん出てくる豪華キャストに見せ場を与えているだけ・・・に見えてしまうのは何故?
 まぁ、木村拓哉・長澤まさみ・小日向文世の感じはよかったですけど・・・なんか微妙だわ・・・ということで原作を読んでみることに。

  マスカレードホテル文庫.jpg マスカレード・ホテル/東野圭吾
 そしたら意外にも・・・「映画は結構原作通りだったんじゃないか!」と驚く。
 エピソードの順番とか、ゲストの描写がキャストとは合ってない・・・というのはありますが、まぁそれは映像化においては些細なこと。 時間の都合でかはしょられた重要な要素は無きにしも非ずですが、おおまか、原作に忠実。
 となると、東野圭吾は映像化されることを前提にこれを書いたのかな・・・という推測が。
 何を出しても売れてしまう現状、本を読まない人も「東野圭吾なら読む」という状況の中、そういう層のために書いているのかな。 で、そのうち満を持してまた大作・問題作を出してくることを待とう。

  マスカレードイヴ文庫.jpg マスカレード・イブ/東野圭吾
 で、ついでにこっちも読んでみた。 『マスカレード・ホテル』へと続く山岸さんと新田さんの前日譚。 『ホテル』で話題に出ていたが詳細は語られなかったことがここに、それぞれが主役の短編4つ。 内容は・・・まるで東野圭吾のセルフパロディのようだ。 『ホテル』の追補版というか、おまけみたいな感じなのかしら。 
 第三作『マスカレード・ナイト』もあるそうなので、それでシリーズ物としての真価が問われるかな〜。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする