数日前から急激に風が冷たくなってきた。 これはストールだけでは足りない、薄手の上着を準備しなければ・・・いや、服ももう夏用ではなく、秋冬用を準備しなければ(基本、あたしが着ているのは綿が中心だが、生地の厚さが変わってくる)。 気温変化が徐々に来ないだけに、ここ何年もあたしは衣替えに手間取っている。
年末ミステリランキングの投票締め切りも過ぎたせいか、11月は出る本の勢いはちょっとおとなしい。
我々の恋愛/いとうせいこう おぉ、早々の文庫化! これはうれしいではないか。
しかし解説が・・・あまりに底が浅い感じが・・・しっかり読み解く・もしくは面白く読ませる解説を書ける人、いないんだろうか?、と心配になるじゃないか。 面白い・興味深い作品があっても、それを端的かつ高度に紹介できる人が少ない・・・アマゾンレビューに引っ張られてしまう世の中だから、面白さを気づかせる書評家の仕事って大事。
あたしはこれはもっと話題になっていい作品だと思っている! スルーされるのはもったいない。
皇帝と拳銃と/倉知淳 “〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ警察官探偵、登場。”と帯にあったので・・・気になってしまった。
倒叙ものというジャンルには作品がいろいろあるが、テレビ映画『刑事コロンボ』シリーズはとにかく別格。 フォロアーがいったいどういう形でついてくるのか、コロンボファンとして興味があります。
少年たちのおだやかな日々【新装版】/多島斗志之 新装版前の表紙はアニメチックで(いかにもエヴァ的な感じで)、「微妙・・・」と思っていたのだが、今回新装版が出て・・・別な意味で「微妙」。 もうちょっとなんとかならなかったのか・・・。
表紙めくったところにある<著者略歴>っぽいところに、「2009年没」とあって衝撃を受ける。 思わず悲鳴を上げてしまっていたかもしれない。 失踪宣告から7年たったってこと!
これは短編集。 パラパラめくって一本目を読んでみた。 長編と文体が全然違うよ・・・と改めてまた驚く。
つまり『黒百合』が遺作ということになるのか・・・はっきりそう言われてしまうと、かなしくてつらい。
ときどき旅に出るカフェ/近藤史恵 フレンチバルの次は、諸外国のお菓子が出てくるカフェが舞台。 表紙はイチゴのスープであろうか。
こういうカフェが近所にあったら、仕事帰りに毎日寄ってしまいそう・・・。