待っていた本がようやく届く。
大きいので宅配にしてもらっていたのであるが、発売日は8月19日となっていたので20日発売のものと一緒に予約してたら、肝心のこれはお盆前ぐらいには店頭に並んでいたのである・・・ショック。
カラーページも収録、<和田慎二版『新撰組』>前編。 確かあたしはこれを花とゆめコミックスの1巻しか古本屋さんで入手できず、結末を知らないのだ。 途中までしかないから、と他の和田慎二作品に比べて読み込んでいない気がしていたのだが・・・今回あらためて読み直してみたら思いのほか覚えている!
特に、序章にあたる『風車』の印象は鮮烈で、コマ割りも頭に入っていた! 若き日の記憶力、おそるべし・・・。
後半からは「うむ、これは読んでない」と妙に確信が持てて、来月の後編が楽しみです!
それにしても“角兵衛獅子の娘”はのちの『傀儡師リン』を連想させる存在だったり・・・この人の創作の引き出しのつながり具合はやはりすごい!
おまけで、雑誌未掲載の学生時代の習作も収録。 これを出されることを作者は望んでいたかどうかはわからないけど、絵に手塚治虫と石ノ森章太郎の影響を感じまくり。 そこから和田慎二の絵が出来上がっていったのか・・・と思うと感慨深い。
早川書房による小川一水復刻計画、<海>バージョン。 海底探査や海の底からくる未知なる生物体ときたらあたしの大好物ですよ!
こちらは<空>バージョン。 あるRPGゲームが元ネタらしいですが、多分あたしはそのゲームのことを知らないので大丈夫です。
それぞれ2002年と2004年にソノラマ文庫から出たものだということで・・・あー、その時期あたしはもうソノラマ文庫を読んでいなかったんだな、チェックすらしていなかったんだな、と気づかされます。 道理で菊池秀行『ヴァンパイアハンターD』シリーズ、どこまで読んだかわからないはずだよ・・・。