2019年03月13日

犯罪心理捜査官セバスチャン 3&4

 シリーズ物は、できるだけまとめて読みたいお年頃になってしまいました(レギュラーメンバー多いと誰が誰だか忘れちゃうし、その人間関係のごたごたの印象も薄くなるから)。 <犯罪心理捜査官セバスチャン>シリーズも2冊は比較的続けて読んだのでまぁキャラクター把握はできたと思う、と残り二作をしばし放置していた・・・5作目が出ると思ったんですよ。 でもなかなか出ないみたいだから・・・もういいや、読んじゃおう!、とほぼ一気読みしてしまった。

白骨 犯罪心理捜査官セバスチャン/M・ヨート&H・ローセンフェルト
 シリーズ3作目。 2作目『模倣犯』事件後ほとんど間が空いていない次の事件。

  セバスチャン白骨1.jpegセバスチャン白骨2.jpeg ダメ男、ここに極まれりのセバスチャン・ベリマンですが・・・3作目にしてついに「人としてやってはいけないこと」をやっちゃう!
 1・2作目ではセバスチャンのダメさ加減の原因というか理由が書かれていたので、そこまで不愉快だとは思えなかったのだけれど(でも、きっと近くにいたら耐えられない人物であるとは思う)、今回はそれを踏まえても「それはダメだろ」ということをやってしまう。 しかも一度ではない! さすがに、「セバスチャン、さすがに一回ひどい目に遭え!」と思ってしまうほどである・・・なるほど、チームリーダーのトルケルが日常的にセバスチャンに感じていることってこういうやつか!、と思ったり。
 そして今回の事件は、トレッキング中に道に迷った人たちが見つけてしまった山中に埋められた白骨遺体6人分。 それに家族を残して失踪した移民男性の謎が絡んで、事件のスケールは大きく拡大。 スウェーデンの移民社会の部分も描かれ。
 あぁ、こういうところが北欧よね!
 でもだんだん犯人がわかるようになってきちゃったな・・・そういう前振りに慣れてきたような。
 が、前作で登場のストーカー女がこちらの予想以上のことをやってしまうので、セバスチャンにひどい目に遭ってほしいと思うのに、ひどい目に遭うのはまわりの人だという・・・哀しいというよりもむしろ、後味が悪すぎる。
 とはいえ、セバスチャンと付き合う(恋愛とかではなくとも、個人的なレベルで)のを決めているのは本人たちなのだから、それは大人の決断で、責任は個人に帰属されるべきなのでしょうか。 いろいろ考えさせられます。

少女 犯罪心理捜査官セバスチャン/M・ヨート&H・ローセンフェルト
 クリフハンガーの『白骨』のラストから、ほぼそのまま続きの話。 シリーズ4作目。
 ほんとにドラマのワンシーズンという趣。 レギュラーの誰かの命の危機! 恋愛関係の危機!、とか絶対ある、みたいな。

  セバスチャン4少女1.jpgセバスチャン4少女2.jpg が、本作ではセバスチャンの弱点・幼い少女が事件のカギを握る。
 スウェーデンの郊外のトシュビー市で、一家四人の散弾銃による惨殺死体が発見され、トルケル率いる殺人捜査特別班にお呼びがかかる。 目撃者もなく捜査は難航するかに思われたが、現場にはもうひとり女の子がいた痕跡があった。 殺害された一家の母方の姪のニコルの消息がつかめず、犯行を目撃している可能性が高い。 目撃者の少女がいると犯人に知られれば、犯人に口封じに殺されるかもしれない。 セバスチャンは懸命にニコルの行方を追う・・・。
 これまたセバスチャン、引き続きやってはいけないことをやっている! 前作のひどい出来事を反省するどころか、出来事に向かい合わずに逃げ、自分の都合のいいように理屈をつけるのがセバスチャンである。
 いい加減、人としておとなになってくれよ!、という感じなのだが・・・セバスチャンが大人になったとき、それはシリーズが終わるときなのかも。 こうなったらダメ男のダメっぷりを楽しむしかないのか(でもちょっと楽しんできてるかも)。 事実を知ったとき、ヴァニアがどういう反応をするのか知りたい、という気持ちになっております。
 末っ子ビリーにもやばい局面が! ここまでショッキング揃えなくてもいいんじゃないですか?
 またしても!、な「思わせ振りな」締めくくりで終わられて・・・いやおうなく次の話持ってきて!、である。
 5作目の翻訳、今年中によろしくお願いします!

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする