2018年11月02日

イコライザー2/THE EQUALIZER 2

 『イコライザー』は確かに続編をにおわせて終わったけれど、本当に続編が来るとは思わなかった。
 しかも、デンゼル・ワシントンのキャリアとしても続編は初めてのことらしい。 そこまで愛着湧きましたか、ロバート・マッコールに。
 またPG12ということもあり、アクション部分にも手抜かりなし。

  イコライザー2 P.jpg 今度の敵は《イコライザー》
   19秒で世の不正を完全抹殺する〔仕事〕請負人

 ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)、職業タクシードライバー。 しかしてその実態は、元CIAの優秀なエージェントで、街にはびこる悪を19秒で片づける<イコライザー>。 彼の正体を知っているのは、秘密裏にCIAを抜けさせてくれた当時の上司スーザン・プラマー(メリッサ・レオ)だけだが、そのスーザンが調査に向かった先のブリュッセルで何者かに殺害されたことを知り、その裏に何かがあると感じるマッコールは独自に調査を開始。 親しき友の敵を討つため、動き出したマッコールに敵も反撃を開始する・・・という話。

 前作では「町の困っている人たちをひそかに助けるのが夜の休憩時間の過ごし方(あのときはホームセンターで働いていたので、そこの売り物を武器として使ったことも)」、といった感じの<お金をもらわない必殺仕事人>って感じだったんだけど、今作ではマッコールの過去が多少描かれ、しかも<仕事>のレベルはパワーアップ! オープニングのひとあばれは『ミッション・インポッシブル:』のよう!
 最新配車アプリを搭載したタクシーの利用客がらみでトラブルを察するとこれまた大暴れなんだけど、このときは29秒。 19秒じゃないのか! というかこんなに大っぴらにやっつけていては(いくら相手側が表沙汰にしたくないとはいえ)、そのうちバレるというか、噂になったりするのでは? バレてはいけない身の上じゃないの?!、とまったく臆することないどころかどんどん大胆になっているマッコールにハラハラする。 で、次に向かうのはCIAの闇である・・・市井の人たちとの交流があってこそのマッコールなのではなかったですか?
 勿論、ないわけではない。 同じ時間にタクシーを呼ぶご老人の心残り、同じアパートに住んでいる若い画学生が昔なじみのヤクの売人に引っ張り込まれそうなことなど。 特に黒人画学生に対しては一歩間違うと道を間違えるすれすれのところにいるので、マッコールとしてはかなりお節介なほどに助け手を出す。 貧困層の若者に対してはそこまでやらないと巻き込まれる穴が多すぎるということなのだろう。

  イコライザー2 1.jpg この銃の構え方がかっこいいぜ!
 相手がCIAであろうと町のチンピラ・ヤクの元締め?であろうとも決して手を抜かないのがマッコールのいいところ。
 で、マッコールに見込まれたマイルズ(アシュトン・サンダース)は、『ムーンライト』のシャロンの少年期(13歳)を演じた人だった。 大きくなったね・・・。 で、二人の交流はべたべたしてなくて、ちょっとクールで、でも全部言葉にしなくてもよくて・・・いい関係に見えて微笑ましかった。
 スーザンの夫ブライアン・プラマー(ビル・プルマン)は専門性の高い学者で、スーザンの仕事を知ってはいたけどあまり気にしていないちょっと浮世離れ系のいい人で、マッコールと食事しても「スーザンの昔からの友人」という説明を信じてそれ以上つっこまないという大変いい人で、なんかビル・プルマンこの前も観たばっかりだけど(『LBJ』)、どっちもいい人だったなぁ。 いい人顔になっているのかしら。 ブライアンは殺させないで!、とマッコールにお願いしちゃいましたよ。
 しかしいい話だけでまとまるわけがなく、敵側はマッコールの過去や現在付き合いのある相手(それこそマイルズ)をも巻き込んで、総力戦でかかってくる。 でもそれに狼狽することなく受けて立つ、しかもハリケーンが来ている海沿いの小さな町(住民は避難しているし、高波で橋が通行止めになっているので関係ない人は巻き込まない)を最終決戦の場所に選ぶのはさすが!
 敵方はたくさんのライフルや火器を持ってくるけど、マッコールは武器だけじゃなくこの町にあるものを利用して戦うところがGOOD! 敵もプロだから、遠慮しなくてすむのもいい。 やられるならやられちまえ!、的な。 小さな爆薬も室内に小麦粉をまき散らしておくことで粉塵爆発を誘発するあたりには爽快感さえ漂いますよ。 でも粉塵爆発の意味合いに気づかないと「なんで?」ってなるかも・・・。
 「もっともオスカーに愛される俳優」となっても、60歳とっくに越えているのにアクション映画やっちゃう、その心意気ですよ。
 まぁ、続編の例にもれず大味になってしまったところがありますが・・・でもこれはこれであたしは好きです。 結局、デンゼル・ワシントン好きなんだな!

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする