2018年07月09日

メイズ・ランナー:最期の迷宮/MAZE RUNNER:THE DEATH CURE

 三部作の完結編、ようやく。 2作目から間が空いたので微妙に記憶が曖昧・・・でも気になる若手俳優が出ているのよ! それに2作目まで観てるんだからついでに完結編まで観ちゃったほうがよくない? 1作目で挫折してしまった場合はともかく。
 でもなんで間が空いちゃったんだろうな、と思うと、主役の彼が撮影中に大怪我をしたためにいろいろ延期になってしまったとのこと。 そんなに身体を張ったアクションだったのか、と別の意味でハラハラした。

  メイズ・ランナー最期の迷宮P.jpg 最期の迷路を攻略せよ!

 前作ラストで仲間のミンホ(キー・ホン・リー)を秘密組織<WCKD(ウィケッドと発音)>に連れ去られてしまったトーマス(ディラン・オブライエン)とニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)ら仲間たち(迷路脱出組+レジスタンス組)は、ミンホ奪還のため移送中の列車を襲うことに。
 そして全世界に蔓延しているウィルス“フレア”の勢いは更に増しており、ワクチンの発見・開発が急がれていた。 戦いはついに残された最後の都市へ!、てな話。
 冒頭の列車襲撃のシーンはアクションとしても物語導入としてもなかなかで、「あぁ、そういう話だったな。 この人、いたな」などといろいろ思い出す。 でもそのあたりが終わると、「むむ、あれって結局何だったんだ・・・」と自分の記憶の隙間に落ち込む。

  メイズ・ランナー最期の迷宮2.jpg あたしはニュートくん(銃構えてる人)が好きだったんだよ!
 出演者に若者多い映画にありがちな、「あぁ、なんか成長したなぁ」という感慨もあるんだけど、まとめて撮影してしまった弊害か、他の作品で見ていないのでより具体的な成長具合が感じられないのもちょっと残念。 あたしは主役のトーマスくんは結構どうでもよくて、むしろ脇を固めるポジションの若者たちの方にシンパシー(?)感じてたので、そっち優先で見てしまいました。
 でも主役だからトーマスの出番が多いんですよね・・・いろんな意味で、「トーマス、変わらないな」と。 こういう話の主人公は<変わらないこと>がむしろアイデンティティなのか? どんなに状況が切羽詰まっても青臭い理想を貫き通そうとするのが主役の役割なのか?、などと考えてしまいました。 だって、やることが見切り発車というか後先考えない感じなんだもの。

  メイズ・ランナー最期の迷宮3.jpg だからだんだん眠くなってきちゃったよ・・・。
 そもそもの世界観ってなんだったっけ?、と疑問が生まれ・・・もはや迷路や迷宮は関係ないのにタイトルに『メイズ』がつくのは日本のマーケティングの問題ではあるが、『ランナー』の部分は若者がひたすら走る、という意味では合致しているわけで、そっちを推すべきだったのか?
 フレアの発症者ってこんなゾンビみたいだったっけ? キャリア(感染しているが発症までは至らず)の人の耐性は個人差なんですかね?
 復習しなかったツケが一気に回り・・・意識不明寸前に。
 しかしそこで、退場したと思っていた(そしてそれが個人的にとても残念だった)、ギャリー(ウィル・ポーター)が再登場!
 一気に目が覚めました。 そこからはノンストップで最後まで。 こんなに力があるキャラクターがいて、よかったよ・・・。
 特にウィル・ポーターくんは『デトロイト』など他の作品でも観てきているだけに、他のどのキャラクターよりもギャリーは成長して見えて、描写されない部分での彼が潜り抜けてきたであろう苦難とかに思いをついはせてしまったり。

  メイズ・ランナー最期の迷宮1.jpg やっと、ミンホとも再会。
 つくづくこの話は、「男の子の友情物語」だったんだな、と実感。 女の子は入れない、そういう特殊な絆の物語。 それをBLと呼んでしまうのはちょっと違うのだけれども、<特別な仲間>という意識の強さは<家族>以上の<運命の相手>。
 そう考えればパトリシア・クラークソンが演じた科学者の存在も、母親のように意味ありげでありながら結局何の役にも立たなかったという立ち位置で理解できる気がする。 そして変われない、下手すれば自分からトラブルを引き起こすトーマスのストッパーであったニュートとミンホは、ラストではその役割を終えている。 どうする気だ、トーマス!、とまったく心休まらないラストシーン。 三部作もかけて辿り着いたのは、まだまだ終わらない物語なのか。
 世界観はツッコミどころ満載ですが・・・ディストピア映画ブームがいったん落ち着いてからの完結編公開はよかったのか悪かったのか。
 個人的には、ニュートくんとギャリーの二人の活躍&見せ場ありに満足ですけど。

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2018年07月08日

今日も4冊。

 もう、電車で出歩けないので配達してもらっちゃいましたよ。 配送業者さん、ありがとう! 東京からなら一日で運んでくれるのね・・・つまり被害が出ているのはそのルートではないってことですね。

  秘密0−07.jpg 秘密 Season0 7 冬蝉/清水玲子
 もはや<Season0>である意味がよくわからなくなってきた・・・3巻(?)からはSeason2にすればよかったのでは。 でも時間軸が微妙だしな〜。 鈴木君のことをタブーなしに描けることが、『秘密』との違いなのかも。
 薪君の過去もちょっとずつ見えてくるし。 しかし青木くん、成長しない・・・。

  極夜の警官.jpg 極夜の警官 NIGHTBLIND/ラグナル・ヨナソン
 『雪盲 SNOWBLIND』に続くアイスランドの警官アリ=ソウルのシリーズ。 邦訳としては2冊目ですが、実はシリーズ5作目。
 アイスランドといえばアーナルデュル・インドリダソンだが、こっちは英語版からの重訳であるせいか、路線が違うせいか、出版社が違うせいか、解説でまったく触れられていないのはどういうわけだ・・・と思ってしまうよ、逆に。
 それにしても『雪盲』のシンプルなカバー絵とテイストが急に変わったんですけど・・・どゆこと?

  舞踏会へ向かう三人の農夫1.jpg舞踏会へ向かう三人の農夫2.jpg 舞踏会へ向かう三人の農夫/リチャード・パワーズ
 リチャード・パワーズといえば現代アメリカ文学における最旗手である、といううわさは聞いていたんだけど、読んだことがありませんでした。 だって全部単行本ばかりなんだもの。 今回、彼のデビュー作が初文庫化!、ということで手に取ってみることに。 でもあたしの好みかどうか不安が少々あるが・・・柴田元幸さんが訳しているからなんとかなるか、という希望的観測。

ラベル:マンガ 新刊
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2018年07月06日

数十年に一度の大雨

 翌日のJR西の運行予定を見て・・・「金曜日、仕事、休みます!」と決めたあたし。
 だって普通列車しか走らないなら激混みじゃないか。 しかも雨雲レーダー見れば、もっと降り続くのは明白・・・普通列車も途中で止まる可能性あり。
 朝、何時に出ればいいの! そして帰ってこれるの?!
 自信がないので今日は休みました。 来週は残業だ。
 普段睡眠不足が極まっているあたし、低気圧がやってくると偏頭痛かものすごく眠くなるかどっちかの症状が出ることが多いのですが、今回は眠気。 仕事休むから起きる必要がない、という油断もあるのでしょうが、30分〜1時間おきぐらいに来る大雨の音に目が覚めるような眠りに引き込まれるような。
 半分起きているような、眠っているような状態で、気づけばもうすぐ15時。 しまった、昼過ぎくらいに映画を観に行こうかと思ったのに(仕事さぼって映画とはいいご身分だなと言われるでしょうが、そうでもしないと観に行くタイミングが失われてしまうのだ。 本来、仕事帰りに行くつもりではいたのだし)。 しかしその頃にはJR神戸線、運転見合わせ区間が増えており・・・映画館までたどり着けないんじゃないかということが判明。 仮に出かけても、帰ってこられないじゃないか。 あきらめて、HDDにたまっている録画しっぱなしのドラマや映画を観ることに。
 地元の妹から「雨どうなの?」的メールが来る。 NHKを見る。 避難勧告が出ている地域は山沿いというか傾斜地に建てられた住宅地とか、六甲山系から直接流れる川沿い付近だから、あたしが住んでるところじゃないから大丈夫と返事をする。
 しかし大丈夫じゃない地域がどんどん増えている・・・この雨が過ぎれば急激に暑くなる、と数日前から言われていたが、こうなったら逆にその暑さが迷惑になるじゃないか・・・。
 先日の地震同様、あたしは直接の被害(電車に閉じ込められる等)を受けずに済んだが・・・各地の被害はそれどころではない。
 これ以上被害が拡大しないことを祈らずにはいられない。

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2018年07月03日

オンリー・ザ・ブレイブ/ONLY THE BRAVE

 消防士もの、好きです。 古くは『タワーリング・インフェルノ』から『バックドラフト』、最近ではドラマ『シカゴ・ファイア』まで見られるものはほとんど見てます。 『マクリーンの渓谷』も読んでいる。 何故好きなのか、と言われると困りますが・・・人知が及ばない<火>という生き物に対して本気でぶつかっていく感じ、みたいなものですかね。 デスゾーンに向かうサミッターの方々を見る気持ちと似ているのかも。 また今回、ジョシュ・ブローリンとジェフ・ブリッジス、マイルズ・テラーというキャスティングが堅実すぎて王道感すら感じるし。
 ただ、住宅火災と森林火災は全然違う。 この映画は森林火災の方で、つまり『マクリーンの渓谷』現代版というべきか。 しかしこの認識を、あたしはラストで悔やむことになる。

  オンリー・ザ・ブレイブP.jpg 炎は怖くない。恐れるのは、愛する人の涙だけ。

 舞台はアリゾナ州。 地元の森林消防隊のチーフであるエリック・マーシュ(ジョシュ・ブローリン)は火の動きを風の状況などから予測し、「火をもって火を制す」という発想で消火を考えるタイプだが、理論派かつ直感型であるが故に他の消防隊チーフや上層部と衝突し、なかなか彼の才能を理解してもらえない。 唯一の理解者である先輩のデュエイン(ジェフ・ブリッジス)の力を借り、<ホットショット>の位を狙うことに。 <ホットショット>とは農務省森林局の特殊チームのことを指し、いわば森林火災のスペシャリストのこと。 <ホットショット>の名を持たないが故にマーシュの発言は「Bクラスチームの戯言」と取り合ってもらえず、過去に森林火災を長期化させたことがあった。
 山火事多発地帯の湿度は低いため、ひとつの落雷が大火事のきっかけになる。 また森林火災のシーズンがやってきて、マーシュのチームは次の出動で<ホットショット>認定試験を受けることになる。 そして森林消防隊の隊員募集の応募に、ブレンダン・マクドナウ(マイルズ・テラー)がやってきた・・・という話。

  オンリー・ザ・ブレイブ5.jpg 明らかにヤク中、というビジュアルで登場してびびりました。
 ブレンダンはほんとにダメ人間だった。 母親からも見捨てられ、恋人(?)が妊娠したことも人の噂で知る始末。 しかし子供が生まれると知って、このままでは父親として顔向けできないと思ったのか、たまたま見つけた森林消防隊募集に志願。 マーシュは一目で彼がヤク中上がりだと気づくが、チャンスをやるんだよね! 他の隊員たちは「こんなやつに足引っ張られるのは勘弁」みたいな態度をとるんだけど(そりゃそうだ)、ブレンダンの根性でしがみついてくる姿勢にちょっとづつ心を開き、「ドーナツ」(名字のマクドナウ → ドナウ → ドーナツ←“穴が開いてる・ポンコツ”の意も含む)と呼ばれるように。 男子の体育会系のノリ、あたしはあまり好きではないのですが・・・まぁ、ここはそういう世界なんだろうね、と(でも明らかに誰かがやりすぎたら、他のやつがたしなめる図式はあったので、守るべきラインはあったようだ)。 ブレンダンにちょっかいを出しつつ、最終的に親友になるマッケンジーがテイラー・キッチュだって最後まで気づかなかった! 主演で二枚目系だったころと全然違うんだもん。 でもこういう役ができるほうが役者としては長生きできるよね。
 そんなわけで、森林火災がメインになるかと思いきや、訓練や人間関係といった地味な話にかなりの時間が割かれます。
 もしかして、これって結構な時間がたっているんじゃないの?、と感じても時間の経過についてははっきりあらわされず、そうかと思うといきなり<半年後>とテロップが出たりして戸惑う。 実話ベースだから何年もの間の出来事を一年半ぐらいにまとめちゃっているのかな、という気がした。

  オンリー・ザ・ブレイブ2.jpg 森林火災の専門家としてはほぼ完璧なマーシュだが、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)からすれば不平不満がたくさんあるようでして・・・。
 要は、「仕事に夢中になりすぎて妻である自分を、家庭をないがしろにしている」ということなんですが・・・この仕事してたらそりゃそうだろ、と思ってしまうのはいけないことでしょうか。 山火事のシーズンオフにはマーシュはかなり奥さんを優先してるし、そもそもアマンダだって馬の調教師の仕事を持ってて日常的に馬のTシャツを着ているくらい馬バカなのに、何故そんなにも夫を責められるのか不思議(これって日本人的発想なのか)。 残念ながら、アマンダには感情移入できなかったな〜、これがアメリカ人にとって普通の感覚ならば、離婚率が高いのは納得だ。

  オンリー・ザ・ブレイブ1.jpg 彼もいつの間にやら一人前っぽくなってきました。
 火の描写、その迫力もまたすごくて。 マーシュがかつて見た“燃え盛る森、火にまかれて逃げるクマ”の場面は(彼の記憶の中のことということもあり)CGっぽいんだけど、それ以外はあまりCG感がない。 近距離の火はほんとに燃やしてるんじゃないか、と思えるくらいで。
 日本も山林が多く、時々山火事が発生しますが・・・原因が人為的なものだったり(キャンプ等の火消しミスとか)、広範囲に延焼することは更にまれだったりするから日本の消防には山火事専門のチームってあるのかな?、と考えたりした。 それくらいアメリカの山林火災対策は徹底していて、それでも抑えきれないほど森林が大きすぎるし湿度の低さも驚異的で(劇中では3〜8%だった)、日本の感覚では理解は無理。 美しく見える木の連なりも、ひとたび火事が起こればそれは大量の燃料に変わる、というエリック・マーシュの言葉が重い。
 そして2013年、彼らの地元にほど近いヤーネルヒルで山火事が。
 このためにそれまで山火事のシーンを最小限に抑えていたのか、と思うほどの火災シーンの連続。
 『マクリーンの渓谷』は1949年に実際に起こった森林火災に対して、消火に当たったスモークジャンパー(森林降下消防士)たちの話だった。 そのときにも火に火をぶつけて燃料になるものをすべて焼き尽くすことで消火する、という手法が出てきた。 それから60年以上たっているのに、それぞれの場所で地形の違いというものもあるでしょうが、完璧な計画がちょっとしたミスでひびが入る、みたいなことは変わらないのね・・・というむなしさがこみ上げる。 いかに新しい技術ができようとも、扱う人間そのものが変わらなかったらどうしようもない、というのはどのジャンルでもいえること。
 そして無線が届かない場所に入ってしまえば、連絡が取れなくなって生死がわからん、ということもまたどうしようもなく。

  オンリー・ザ・ブレイブ4.jpg 残される者たちは、いつだって非力。
 ひとりひとりの背景を描くためのゆっくりとした前半だったのだな、と気づく。 そしてアメリカではとても知られた話であるからこそ、映画的テクニックを使わずにあえて冗長と思われる手法をとったのだろうな、と。 事実を知っているか知らないかでは、この映画に対する評価が全然違ってしまうだろうことも。
 『マクリーンの渓谷』を連想していたのにそのことに気づけなかった自分に対しても、怒りを覚えてしまうほどに。
 エンドロール、現実の人々の写真が出る。 2013年当時の彼らの年齢に衝撃を受ける。 大半の隊員は20代、ベテラン風に見える副長ですらも30代そこそこという若さ! この隊だけが特別というわけではないだろうから、アメリカの森林消防隊はかなり若いメンバーで構成されているのだろう(ブレンダンみたいに道を踏み外して他の仕事から受け入れてもらえないという場合もあるかもだが、きつい仕事だから若いうちが頼りということもあろうし、若者の就職先が少ないという可能性も・・・)。
 いろんなことを考えてしまう。 それが「実話映画化」の重みか。

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2018年07月01日

クラスメイツ 《前期》・《後期》/森絵都

 あ、こりゃすぐ読み終わってしまう。 2冊持って行っても通勤の一往復ももつかどうか・・・と思い、自宅の隙間時間で読むことに。
 小学校を卒業し、中学校に入学。 1年A組になった24人の一年間を、それぞれの視点の24章でつなぐ物語。

  クラスメイツ前期.jpgクラスメイツ後期.jpg やっぱり2冊に分けなくてもよかったような・・・それぞれに解説、ついてますけど。
 あぁ、中学校一年生ってこんなもんだっけ、といろいろ思い出した。
 勿論、時代が違うのは承知の上ですが・・・まったく新しい環境で、違う小学校の人もいて、友達ができるかどうかみたいな心配、確かにあったなぁ。 でも小学校と違ってクラスで過ごす時間の比重は少なかったような気がするし(各教科の先生が違うのも大きいし、学級会のような時間も少なかったし)、部活に入ればそっちのほうがいろいろあるから、<クラス・学級>としての時間に注目して長編にするのは難しい。 だから24人視点をとったのかなぁ。
 まったくもってドラマティックな出来事は起きない(それが普通)。 同級生に恋愛感情持つの早すぎではないかと思うが(自分のことを思うと、ほんとに同世代の男子は子供で、普通に話せるようになったのって高校生になってからだったから)、まぁそこは恋に恋するお年頃だからってことで。 それにしても女の子がこんなに子供っぽいとは・・・ちょっと意外。 でもそれが中学一年生という設定故なのかも。 三年生だったらきっとこうはいかないし、受験の話が中心になってしまう。
 というわけで「そうか、今どきの子供はこんな感じか・・・」とジェネレーションギャップを感じ、ノスタルジーに浸ることはできなかった。
 むしろ、“教室の戸にしがみついて号泣している藤田先生”のほうに共感してしまった。
 というか、あたしにとって中学生の頃はあまり思い出したくない時代。 いやなことがいっぱいあった。 それは自分だけでなく誰もが肥大する自我を持て余し、自分が何者かわからず、トゲだらけの言葉しか使えないのに誰よりもそのトゲに傷つくという厄介な時期だったから。
 そんな時代をノスタルジーで振り返ることなどできるわけがない。 たくさん転がっているトゲをいかによけて生きるか、1年A組の24人は次の一年をクラス替えを経てどう生きるのか。 がんばれ、としか言えないですよ。 無理しない範囲で、できるだけがんばってね、と。

ラベル:国内文学
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする