2018年03月05日

第90回アカデミー賞授賞式

 休みをとった!、とはいえ、衛星生中継の都合上、WOWOWは放送を朝8時半スタート・・・休みだからってゆっくりできない! そしてアメリカでのCMタイムがWOWOWオリジナル放送部分なので、お手洗いにも行けない。 番組表では15時まで放送時間を押さえてあるし、だいたいそれよりは早く終わるのだが14時はまわるのは間違いないわけで、一部仕事より厳しい部分も。
 と、こっちはいろいろ身構えて臨むのに、なんか今年、WOWOWは人選を誤ったな!
 もう、スタジオはジョン・カビラと町山さんだけでいいよ、レッドカーペットは尾崎さんだけでいいよ、と思ってしまった今年(いや、過去にも思ったことあるけどね)。
 で、授賞式ですが・・・昨年の大失敗を受け、封筒が巨大化してラインストーンで部門ががっちり表記された。 それをプレゼンターが観客・カメラ側にしっかり向けているので、「こう変わりましたよ」とあえて見せているのだろう。 そういう「ネタをなんでも楽しむ方向にしよう」とするアメリカ人のエンタテイメント精神は素晴らしいと思う。 司会のジミー・キンメルも#Me Tooや#Time's Up、更に銃犯罪被害などを受けて去年よりぐっと真面目なところは真面目だったし(マット・デイモンいじりはちゃっかり忘れなかったので、「あぁ、そうか、この二人はアメリカでは敵対関係設定だったな」と思い出す)。
 で、結果的にはだいたい予想通りなれど、多少の番狂わせ(?)はあった、といういつもの感じでしたかね。
 脚本賞の『ゲット・アウト』は、あたしは行けるかと思ってたけど(『スリー・ビルボード』観る前だったこともあり)、実際とったらどよめきが起こってましたね! トランプ政権への非難や怒りがまだ続いてるということなのか。 でも、「マイノリティにも同じ機会を」と言いながら、「世界各地で正義のために戦う軍人さんのために祈りを」とも同時に表明できちゃうところがアメリカだなぁと感じる。
 メモリアルでは鈴木清順監督のほかに中島春雄さん(ゴジラ初代のスーツアクター)も追悼されていて、「日本よりちゃんとしてる!」と胸が詰まりました。
 “This Is Me”が主題歌賞をとれなかったのは残念だった・・・。 二年連続は避けたかったのかな。 『リメンバー・ミー』はきっと日本でもヒットするだろう(ディズニーアニメはミュージカルだからちょっと、と思うあたしもこれは面白そうかもと感じるくらいだし)。
 長編ドキュメンタリー賞の『イカロス』のあらすじを町山さんが説明してたけど、めちゃくちゃ面白そうだった。 ぜひ日本でも公開してほしい。 『疑惑のチャンピオン』は公開されているのだから、その関連派生作品として。 外国語映画賞はチリの『ナチュラル・ウーマン』だったけど、他の候補作も日本公開が決まっているのがとてもうれしい(シネ・リーブル神戸で『ラブレス』とかチラシもらってきたばかりだよ)。 アカデミー賞がある意味他の映画の見本市みたいになってしまっているのが、いいことなのかどうなのかわからないけれど、ハリウッド偏重にならずに他の国の文化を知れるからないよりはいいのだろう。 あたしもおかげで、よくわからない言語の映画でもあまり抵抗なくなってるし。
 でも、なんだかんだで『シェイプ・オブ・ウォーター』とギレルモ・デル・トロ監督の日!
 町山さんが泣いちゃってたのにびっくりした。 怪獣・ホラー・SFといった特定ジャンルを偏愛する人たちはメジャージャンルに対して迫害されてきたという過去があるんだろうな・・・あたしも『羊たちの沈黙』が作品賞をとったときには「時代が変わる!」って思ってはしゃいだもんなぁ、年上の町山さんたちにとっては「報われるための日々」が長かったんだろう。 あたしもそのジャンル好きですが、「わからない人にはわかってもらわなくてもいい」と思っている部分があるから・・・思い入れがそこまでじゃない、ということでしょう。
 だからおめでとう!
 たとえその理由が「時代の要請」だとしても、結果を出したほうが勝ち。 過去には毒にも薬にもならない作品を選んだり、結局キャリアを大事にしない役者を選んだりした後悔からか、前向きにチャレンジングである人・賞をゴールにせずに更に活躍しそうな人・ずっと走り続けている人をノミネートする方向が続いているのはいい傾向だし、これから続こうとしている人たちの目標として存在できるのは素晴らしい。

 放送終了後、せっかく休みだし、と思って『ビッグ・シック』か『聖なる鹿殺し』でも観に行こうかな、ついでに外食しちゃおっかななどと目論んでいたのだが・・・雨がまた降ってきて、更に尋常じゃない風の音がしてきたので、めんどくさがりやのあたしは外出を取りやめました・・・だって電車止まるかもしれないもん。
 そして、これを書いている。

posted by かしこん at 18:20| Comment(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする