2018年03月02日

今回は忘れず、第41回日本アカデミー賞授賞式を見たが

 すっかり最近忘れがちだった、日本アカデミー賞授賞式を、今年はなんとか忘れずに見る。
 とはいえ、ぎりぎりやばいところだったんですよね・・・というか、ノミネート自体いつ発表?、みたいな。 またしてもぴあからの「授賞式のチケット一般販売」のお知らせで気づくというか。
 で、ノミネート調べて・・・「なんだこりゃ」というか・・・日本アカデミー賞は大手三社の談合です、という根強い噂(ここまできたら噂ではないんだろうなぁ)を裏付けるような結果で。
 実際、あたし自身も対象の映画全部観てはいないのですが、過去のここでの記述を見直したら、よかったと思ったのは『愚行録』『22年目の告白〜私が殺人犯です〜』だけ。 あと、『三度目の殺人』の役所広司だけ。 『武曲』と『あぁ、荒野』と『彼女がその名を知らない鳥たち』は観たかったけど見逃しました。
 『愚行録』が無視されるのはありえないでしょ! 公開規模が小さいとこうなってしまうのか、とんでもなく後味が悪いからか。 それとも小出恵介が出てるから?!
 『22年目の告白』は結構ヒットしたから無視できなかったということかしら(ワーナーブラザーズ配給ですが)。 まぁ、あたしが今回授賞式観ようと思った原動力は、藤原竜也のコメント聴きたいからだったんですけどね。
 というか、日本映画の製作本数が増えて大手三社だけではまかなえていない(小規模公開作品の裾野が広がっている・大規模公開も他が参入している)現状で、大手三社から作品賞・監督賞を出そうとするから無理がある。 役者の方々もその縛りのせいなのか、ノミネートの層が薄い。 そもそも、普通に続編がノミネートされてること自体が異常であると感じないのか? 観客もなめられたもんである。
 それでも、最終的に役者の方々がとるべき人がとっている、ということに多少の救いはあるのだが。 というか、『三度目の殺人』においては役所広司は主演だろ・・・福山雅治がノミネートされなかったのは、『タイタニック』のときのディカプリオを思い出させるものがありますね。
 それにしても相変わらずスタッフの方々へのリスペクトが薄い・・・今回は比較的賞がばらけたから、より詳しく紹介してほしかったのに。
 だけど『8年越しの花嫁』や『デスティニー』が今回の対象作品になっていたことに驚いた。 12月公開作品は次年度回しだと思っていたのだが、規約が変わったのだろうか?(正確には11月何日までに公開されたもの、とかだった記憶が)
 作品賞は・・・ノミネートの中では『三度目の殺人』だろうな、とは思ったけど、個人的には消極的消去法のような選び方でした。
 アメリカのアカデミー賞も保守的だとかいろいろ問題はあるけど、彼らはその問題を自覚している。 しかし日本アカデミー賞は、所詮狭い身内のお祭り感覚で問題意識すら持っていないように見えるのが問題なのだ。
 是枝監督も以前は日本アカデミー賞をもらって喜ぶような人ではなかったと思っていたのに、すっかり変わってしまったなぁ。 変わってしまったから『海街diary』を実写化しようという無茶なことを実行に移せるのだろう。
 となると、あたしの好きな監督には日本アカデミー賞には出てもらわないほうがいい、ということになるのか。
 石川慶監督、今度WOWOWで演出した『イノセント・デイズ』が放送されるので(しかも妻夫木聡主演だ!)、楽しみです。
 入江悠監督にも、好きなように映画をつくってもらいたい。
 授賞式もショウとして成り立ってないよな・・・せっかくのスピーチも録画だからカットされてたり、そのくせ作品紹介はネタバレギリギリまでやるし(時には完全ネタバレもあり)。
 『桐島、部活やめるってよ』の年は「さすがに流れを無視できなくなって変わったか」と思ったけど、あの年だけだったな。
 来年は吉永小百合が当然のようにノミネートされるんだろう(堺雅人につられて観に行ってしまいそうなあたしもあたしだが)。 小規模公開映画、がんばって観に行こう、と決意する夜。
 普段見ないけど、そのあとの『アナザースカイ』大杉漣の回が観られたのが、いちばんの収穫だった。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする