2017年10月09日

10月のはじめは、8冊(その2)。

 というわけで次は河出文庫から2冊。

  見知らぬ乗客新訳版.jpg 見知らぬ乗客/パトリシア・ハイスミス
 スティーヴン・キング等でおなじみの白石朗氏による新訳版。 なのになんだか装丁が新しくない感じ・・・。
 ヒッチコックの映画のほうが有名かもしれませんが・・・原作です。 そしてミステリ界においてはじめて<交換殺人>という概念が導入された作品。 でもハイスミスはそれがまったく新しいトリックだとは思っていなかったらしい。 それもまたすごい。
 なんか最近、ハイスミス再評価(いや、何度目?)の波が来てるよなぁ。

  黒猫ジュリエットの話.jpg 黒猫ジュリエットの話/森茉莉
 あの人は猫が好きそう、というイメージを見事に裏切らない本である。
 また、この表紙の黒猫さん、とても美猫。 薄いエメラルドのような目、つやつやした毛並み。
 みとれるよね、つい。

 そして文春文庫から2冊。
  キリングゲーム文庫.jpg キリング・ゲーム/ジャック・カーリイ
 帯にも裏表紙あとがきにも<カーソン・ライダー刑事シリーズ>と書いてないけど大丈夫ですか?、と一瞬不安になった。
 どうも『ブラッド・ブラザー』までは順番通り訳してたのに、日本版前作『髑髏の檻』から飛ばしが入っているようで、本書は日本版としては7冊目なんだけど、実際は11作目とからしい・・・。 お兄ちゃん問題がそんなに絡まなければ、一話完結として割り切るってことか。 それとも未訳のやつは出来がいまいちだとか、文化的な問題で日本人にはわかりづらいとか?!
 そのあたりの理由もちゃんと教えてほしいんだけどなぁ(しかし大手の出版社ほど、そういう事情は伏せがちである)。

  マリファナも銃もバカもOKの国.jpg マリファナも銃もバカもOKの国/町山智浩
 町山さんのおバカ系エッセイ、たまに読みたくなる。 だいたい映画関係が多いけど・・・この<USA語録>シリーズのように“現在のアメリカ”をおバカ視点で切り取ったものも、楽しい。 雑誌連載から本になるまで時差はあるものの、その時差が程よくこっちの「アメリカへの理解(?)」が深まったり深まらなかったりするので。
 映画や小説ではわからないアメリカの別の視点がここにある。 別に知らなくていいことも。
 日本のことをこうやって世界に発信している人はいるのだろうか。 そう思うとやはり、アメリカは腐っても鯛なのかも。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする