2017年09月05日

秘密 The Top Secret Season0 5・6/清水玲子

 あの実写映画騒ぎはなんだったのだ?、という記憶も薄れてきた頃に、コミックスは続巻が出ました。
 映画になってもこの世界観のぶれなさはいいですねぇ。 題材に映画は使われているけれども、あの見事な失敗作を思い出させることはないですよ。

  秘密0−05.jpg 今回のエピソードは<増殖>。 2冊で解決(?)。
 これは<第九>が全国各支部に散らばってからの話。 でも事件の規模の大きさから各チーム大集合になる(薪さん・青木くん・岡部さんが一堂に会しても違和感のない設定)。 相変わらず薪さんは優秀でシビアですぐブチ切れるけど、サブカルネタには弱い天然。

  秘密0−06.jpg そしてやっぱり青木くんは根性なしなのだった。

 日本エクストリーム映画祭にて先行上映された『見えない子ども』。 それを観た観客たちが幻覚などを見ていろんなかたちで死んでいっている・・・ということがわかってくる。 「リアル・『リング』だ!」と世の中が騒然とする中、呪いなどみじんも信じない<第九>室長の薪は科学的に解明できる原因が必ずある!、とある人物に捜査協力を求める・・・という話。
 近未来設定なのに、世の中の人はそんなにも『リング』を記憶しているだろうか、というのがちょっと疑問ですが・・・そうだったらうれしいな、とあたしは思いました(だってドラマ『24』をいまの若い子たちは結構知らないんだぜ・・・)。
 が、この物語の肝は後編のほうです。
 そうなると“呪いの映画”はただの手段にすぎなくなり、もっと恐ろしいことが明らかになってきます。
 若干、「ここ、このままで流しちゃって大丈夫?」という部分もあるものの、ラストシーンに向けての不気味な疾走感を優先するとこうなってしまうか、と。
 めずらしくも、未来に解決(というか、生まれそうな種をこれから刈り取ることができるように)を願う薪さん。
 あきらめたわけではないだろうけれど、「自分の仕事の領分には限界がある」ということをわきまえた、さすがえらい人になっただけのことはある言動でした(その割には、事件捜査中においては大人げない言動が相変わらず目立つけど・・・)。
 そして青木くんはどうも同じところで悩んでいる気がしないでもなく・・・まぁ見た目は老けてるけど彼はまだ若いから、これからも悩んで迷っておたおたしてもらいたいですね。 それがときに薪さんの癒し(?)になるなら。
 今回のエピソードを読んで、あたしはますます岡部さんが好きになってきちゃいました・・・。

ラベル:マンガ 新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする