2017年07月08日

シャーロック・ナイト

 今日からNHK−BSでBBCのドラマ『SHERLOCK』の第4シーズンが日本初放送!
 待ってました! シーズン3初回放送時からもう3年だそうで・・・もう3年もたったのかい!、とびっくり。
 今年1月にイギリスで放送されたことは知っていたので、NHKはいつも通り夏休み放送かな、と思っていたので、ちょっと前倒しの7月頭放送はうれしい誤算! でもシーズン1のときは3日連続放送とかやっていたことを考えると、一週間待たされるのはうれしいような、つらいような(だって、シーズンといっても3話しかないからね)。
 NHKも力を入れていろいろ特番をくっつけてたけど、特に面白くない・・・ホームズろくに知らない人をゲストに呼んでどうするのか、意味がわからない。 浅い会話にしかならないのはわかっているだろうに。 時間の無駄だった、さっさと本編に入ろう!

  シャーロックシーズン4.jpg なんかジョン、老けたよね?
     あ、髪の色が白くなっているせいか!
 あたしは基本的に名探偵タイプの方を好きになるのですが、このドラマにおいて初めてワトソン(ワトソン側の人)をより好きになりました。 よってあたしはジョン派! 勿論、シャーロックも好きなんだけど。
 マーティン・フリーマンが好きだからかな?(いや、ベネディクト・カンバーバッチも好きだけど)、ジョンが添えものではなく対等の相棒として描かれているから?(いや、グラナダTV制作の『シャーロック・ホームズの冒険』(ジェレミー・ブレッド版)以降はその形で定着しているし)、ジョンのけなげさが胸を打つから?、とか理由もいろいろ考えたのですが、シーズン3第3話『最後の誓い』でその謎が解けました。
 これまで映像化された数々の作品では、「ホームズに振り回されてばかりのワトソン、でもそれはワトソンの心が広くてお人よしだから」という解釈にとどまっていたけれど、そこから一歩踏み込んで、「彼もまた奇想天外な事件や犯罪というものに心惹かれる人間だから」まで描いてるところですかね。 つまりジョン・ワトソンもまた“ホームズ気質”の持ち主で、アプローチは違えども本質的なところでは通じるものを持っているから理解しあえるのだ、という。
 まぁ、それもこれもこの二人のコンビネーションが素晴らしいから、なんだろうなぁ。
 新シーズン放送に先駆けて、過去のシーズン一挙再放送もしていたので、「海外ドラマで面白いものを探してるんだけど」という友人に教えてまんまとファンにしてしまいました(彼女は原作のホームズものをあまり読んでいない人なのだけれど、はまってくれましたわ)。 ちなみに彼女はシャーロック派です(でも『ライヘンバッハ・ヒーロー』で、あたしの“ジョン推し”の気持ちは理解してくれたらしい)。

  シャーロックシーズン4−2.jpg 愛すべきレギュラー陣。
     ほんと、シーズン1の頃に比べたらぐっとファミリー感が出てます。
 そんなこんなで、待ちに待ったシーズン4、第1話。
 サブタイトル『六つのサッチャー』って、露骨に『六つのナポレオン像』じゃん!
 あたしも黒真珠がそこに入ってると思ってましたよ・・・原作ファンほど展開に原作をはめ込んでしまって裏切られるわ(それだけ制作陣が原作を読みこんでいるという証拠でもあるのだが)。
 アメリカでつくってる現代版ホームズ『エレメンタリー』の制作者インタビューを見たときに、「アメリカ人(視聴者のほう)、コナン・ドイルの原作はあまり読んでいないのか?」と思わされたんだけど、やはりイギリス人視聴者はイギリスが世界に誇る名探偵を結構ちゃんと読んでるな、という気がした。 まぁ、ミステリはイギリスの伝統でもあるし(以前イギリスでアンケートをとったら、シャーロック・ホームズよりモース警部のほうが人気があると知って驚いた)。 フランスではモーリス・ルブランはほとんど忘れられた作家になっているそうだけど、日本ではまだ読まれてるもんね・・・古典扱いになったら、いつまでも読みつなぐのが日本人?
 ま、それはともかく・・・今回のエピソードはジョン派にとってとても衝撃でしたよ。
 「え、ジョン、あなたはそんな人だったの?!」という。
 シャーロックへの怒りは、半分くらい(もしくはそれ以上)やつあたりじゃん・・・それは、ひどい。
 それもまた、ジョンが「人間的に器が大きいから」の逆説でもあって、このドラマにおいてはおかしくない流れなのですが・・・(そしてある意味、原作にも忠実)。
 2話以降の展開にもよりますが、もしかしたらあたし、シャーロック派になるかも・・・。

ラベル:ドラマ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする