2017年06月11日

TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ(ファースト・シーズン)

 マシュー・マコノヒー&ウディ・ハレルソン共演の刑事もの、というだけで「観たい!」ではないですか。
 ところが、これの日本国内での放映権を取得したのはスターチャンネル・・・『ゲーム・オブ・スローンズ』に続いてまた抜かれましたか、WOWOW!!
 まぁ、WOWOWにはそれ以外にドラマ持ってきてもらってるし、オリジナルドラマに割く費用も大変だとは思うのですが・・・WOWOWが初放送の海外ドラマって大概他のCS局に時間がたてば落ちるけど、スターチャンネルのってなかなか落ちてこないよね。
 というわけで、あまぞんのDVDセールに乗っかって、『トゥルー・ディテクティブ』ファーストシーズンのコンプリートブルーレイBOXを買ってしまったのでした(何故安くなっていたのかと思ったら、これからDVD−BOXが出るから。 トータルではそっちの方が安いし・・・)。
 そして観てしまった。 というか、観はじめたらやめられなかった。 面白かったというか、のめり込まずにはいられなかった。 全8話。

  トゥルーディテクティブ3.jpeg 最初に見た告知。
 ほんとに当時、「WOWOW、なにしてる?!」と思いました。

 物語の始まりは1995年。 ルイジアナ州の小さな田舎町で若い女性の変死体が発見された。 まるで悪魔教の儀式のいけにえのような姿で。 捜査を任されたのはコンビを組んだばかりの州警察刑事ラスティン・コール(マシュー・マコノヒー)とマーティン・ハート(ウディ・ハレルソン)。 他人に心を開かないが刑事として優秀なコールと、人付き合いがよく円満な家庭を持つハートは正反対の性格で、ときに衝突しながらも共に事件を追っていた。
 だが、2012年。 95年と類似した事件が起こり、「ハリケーンで当時の資料が散逸した」とコールとハートは警察に呼び出されて事情を聞かれる。 二人とも、もう警察を辞めていた。
 17年の間に二人に何があったのか、そして事件の真相は?、という話。
 時間軸が行ったり来たりするタイプ。 そしてオープニングクレジットが超クールです。

  トゥルーディテクティブ1.jpeg 1995年のコール、かっこいい!
 マシュー、また痩せたの?!、というくらい、神経質な感じのやせぎす感出してます(でもやっぱり刑事なので、腕の筋肉とかすごい)。 コールの抱える過去の傷とか、その佇まいだけで詳しい説明不要。 なんとなく・・・『評決のとき』でマシューが演じた若き弁護士が弁護士ではなく警官になっていたら、こんなふうになっていたのではないか、ということも感じさせて。 ちなみに日本語吹替版は森田順平さんで、『クリミナルマインド』のホッチとちょっとイメージがかぶりました(コールのほうがキャラの性格的な振れ幅は大きいけど、95年の時点においては)。 カバー付きのノートを抱えてちょっとしたこともすぐメモる、イラストを描く、という姿もまた刑事というよりは犯罪分析官のよう。 彼には私生活がないから、すべてを事件につぎ込む。
 一方ハートは妻と娘が二人いて、家庭を大事にしたい気持ちがある、まぁ、普通よりは仕事熱心な刑事さんというところか。 でもコールと組んだことで仕事に取り組む姿勢の甘さを思い知らされる。 「オレにはそこまでできない」と言いつつも、彼に負けたくない気持ちもちょっとあって、コールのいいところを誰よりも認めてる。 でもハートのダメなところは女にだらしないというか、女好きなところというべきか? 浮気なら浮気と割り切ればいいものを、ヘンに情を移してしまってトラブルになる。 夫にするにせよ浮気相手にするにせよ、めんどくさいタイプである(でもウディ・ハレルソンだからかなんとなく憎めない)。

  トゥルーディテクティブ2.jpeg そして2012年。
 ハートは髪が薄くなり、コールに至ってはヤク中&アル中のヒッピーみたいな外見に。
 あることをきっかけに二人の仲は決定的にダメになり、コールは警察を辞職。 その後、流転の生活に。 ハートはその4・5年あとに警察を辞め、探偵事務所を開いた。 そして2012年に州警察に呼び出しを受けるまで二人はずっと会っていなかった。 しかしその間もコールはずっと事件を追っており、再会をきっかけに二人はまた一緒に事件を追うことに。
 この、再開後の二人のやりとりがすごく味があっていい雰囲気。 最初の頃のぎこちなさはなくて、まるで気心の知れた長年の相棒のよう。
 そう、これは事件解決ものでもあるんだけど、男の友情ものでもあるのだ!
 しかも舞台はアメリカ南部。 バイユーと呼ばれる湖沼湿地帯があり、ニューオーリンズのような大都会でもない自然が残る田舎町。 ブードゥー教などの民間伝承が残り、ルーガルーといった化物伝説が今も息づく。 アメリカ南部は北部とはまったく違う文化圏なのだとしみじみ感じる。 このドラマも、南部だからこそ成立する物語。
 全体のイメージとしては、『ツイン・ピークス』+『警察署長』+『ハンニバル』(シーズン1)、という感じか。
 それを8話で成し遂げるとはすごい(HBO制作なので、一話は53分〜60分とバラツキあり)。
 テレビドラマには珍しく、一人の脚本家と一人の監督で全部撮影しているので、映画のような雰囲気が出ているせいかも。
 もともとマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンはキャリアも長いし共演多いし、プライベートでも仲がいい様子。 このドラマも二人してエグゼクティブ・プロデューサーを務めているくらい。 映画の仕事が引きも切らない二人が、あえてテレビドラマに出る理由は、やはり企画と脚本だったんだろうな、と感じる。

  トゥルーディテクティブ4.jpeg DVDのパッケージ画像はこれ。
 あ、すごく雰囲気出てるな〜。
 ちなみにセカンドシーズンは舞台もキャストも変わっていて、まったくの別物。 マシュー&ウディに惹かれたあたしにとっては、『TRUE DETECTIVE』はファーストシーズンで終わった、といっても過言ではない。

ラベル:ドラマ
posted by かしこん at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする