2017年05月21日

ピグマリオ/和田慎二【花とゆめコミックス版・全27巻】

 あまぞんをうろうろしていたら、『ピグマリオ』のお値段が下がっていることに気づく。
 ちょっと前まで2万円越えだったのに・・・1万円を余裕で切っている。 これなら、買えないことはないじゃないか!
 妹はメディアファクトリー版(大判・全12巻)が出たときにささっと揃えており、それを知らなかったあたしは「あたしも買っておけばよかった!」と後悔したときにはすでにあとの祭りでした。 多分そっちの方には作者のあとがき的なものもカラーピンナップなども付いているだろうからほんとはそっちの方がいいんだけどな。

  ピグマリオ全27巻.JPG そんなに状態は悪くない。
 実家にあるあたしのやつのほうがもっとボロボロかも。 後半の巻は一刷のものや、当時の新刊告知チラシが挟まったものもありまして、普通に読む分には十分です。

 まだ神々と人間たちがともに生きていた時代。 ルーン国の王と精霊から人間になった女性の間に生まれた少年クルトが、運命の<8歳の誕生日>を経て、母親や村人たちを石に変えたメデューサを倒す旅に出る物語。 というと一言ですんでしまいますが・・・ギリシャ神話の世界観を下敷きに、というか、下手したらギリシャ神話のおおもとはこれです!、と言わんばかりのスケールの大長編。
 全5部構成とはいえ、第一部は普通のストーリーマンガ的な流れで、第二部以降は章立て構成に変わります。 どうしても長くなってしまう作品故、途中から入る読者にもわかりやすいようにという配慮でしょうか(あたしも『花とゆめ』を買い始め、途中から読んだ派。 過去分は古本屋含めて単行本を揃えました)。 作品リストを見ると中断期間が結構あるので(というか連載のされ始めが意外に早い!)、これも打ち切りの危機があったのだろうか・・・。
 章立てになったことで<外伝>扱いになるエピソードも本編にうまく組み込まれ、27巻一気読み!
 そして「あれ、ゲオルクの出番ってこんな最初のほうだったか・・・もっと手ごわかった感じがしてたんだけど」など、自分の記憶の誤差にも気付かされます。 ファンタジーではあれど、残酷な場面も容赦なく描くのでその印象が強く残っていたか・・・。
 水晶の姫・オリエと出会うのも思ったより早かったし(再会まで結構間があくのでそのせいか?)、でも大地の女神ユリアナは結構記憶通り。
 もっと泣いちゃった気もするんだけど・・・そんなに泣かなかったな(でもちょっと泣いている)。
 勢いで読んでしまったからだろうか。 もう一回読んだらまた変わるかも。 そうなるともう一晩必要だ!
 まさに日本のハイファンタジーマンガの金字塔、といっても過言ではない。 改めて、そう思う。
 やっぱりメディアファクトリー版、復刊して!

ラベル:マンガ
posted by かしこん at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする