2017年03月10日

今日は4冊。

 あぁ、3月ももう3分の1が過ぎるよ・・・。

  制裁【ハヤカワ新版】.jpeg 制裁アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム
 『熊と踊れ』で注目が集まったアンデシュ・ルースルンドのデビュー作にしてガラスの鍵賞受賞作。 一応、<グレーンス警部>シリーズ第一作となっておりますが、この作品の中では印象が薄い(のちのち、シリーズが進むにつれ彼中心っぽくなっていきますが)。
 あたしは武田ランダムハウス版で読んでるんだけどな(しかし版元倒産のため、現在すべて絶版のところをハヤカワが『熊と踊れ』のヒットに当て込んだ模様)・・・とスルーしかけましたが、「筆者改定版を反映した新たな文庫化」ということで・・・やっぱりデビュー作だから、ご本人としても振り返ると直したいところがあったのか。
 ちなみにこのシリーズ、「北欧のイヤミス」と当時は捉えられていましたが、そうではないのです。 確かに読後感は最悪ですが、あくまで事実をベースに作品を書いている。 これはスウェーデンの、ある意味先進諸国の暗黒面なのです。
 もし、これで絶版分(『BOX21』『死刑囚』)を早川が責任もって出してくれるというのなら、この体裁で揃えますけど!

  紳士と猟犬.jpg 紳士と猟犬/M・J・カーター
 このタイトルと表紙のイメージから、坂田靖子の『マイルズ卿ものがたり』とウッドハウスの『ジーヴス』シリーズ、そして何故か稲見一良が連想され。
 帯によると、<読書好きの軍人&猟犬の異名を持つ“探偵” 異色の英国人バディが、消えた詩人の謎を追う!>、しかも舞台は19世紀のイギリス統治下のインドだそうで・・・なんか面白そう、と思ってしまいました。 作者は全然知らないんだけどね。

  ナルニア国物語3馬と少年.jpg ナルニア国物語3 馬と少年/C・S・ルイス
 今回はちゃんと忘れなかった第3巻。 帯のラインナップを見たら約3カ月おきの刊行らしい、次回は6月、覚えておくぞ!
 またしても一筆書きで馬が表紙に描かれておりますが、ライオンのときのような感銘を受けないのは何故?
 しかし、「これが作者がもともと望んでいた読んでほしい順番」とはいえ、微妙に違和感が拭えないのはあたしの頭が固いから? 昔のイメージが強すぎるから?

  それが映画をダメにする.jpg それが映画をダメにする/前田有一
 『超映画批評』で有名な著者による、雑誌に掲載されたコラムの書籍化。
 映画の宣伝方法に対してはあたしも同じように思うところがあるので(何故チラシやコピーでネタばれするのか、など。 それが気になって映画宣伝のワークショップにも行ったことがあるぐらいだ)、筆者の主張には同意。
 映画会社の宣伝部のみなさんには「いくらいい映画であっても売れなきゃ意味がない」というお気持ちがあるのはわかりますが、それがひいては観客をなめた態度ととられて総スカンを食らうかもしれない、という覚悟はあるのだろうか。
 ここしばらく邦画の興行成績は洋画を越えてしまっているけれど、10年、いや5年後に残っている映画はどれくらいあるだろう。
 ただ映画が好きなだけのあたしでもそんな危機感を覚えるのだから、職業としてかかわっている人たちの気持ちは尚更、ではないかしら。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする