2017年02月01日

いつのまにやら15冊(その2)。

 そして小説のほうは。

  ダークタワー<角川版>1.jpg ガンスリンガー<ダークタワーT>/スティーヴン・キング
 何故か『ダーク・タワー』シリーズが角川文庫から刊行スタート! え、あたし、新潮文庫版持ってるんだけど・・・と思ったら。
 なんと加筆修正版と新刊があるらしい! しかも映画化決定とのこと!
 そのせいか・・・でも黒がベースの新潮文庫版表紙と比べるとなんか全体的に白いのは、イメージを刷新するためもあるんだろうけど、今ひとつ重厚感に欠ける。  あ、新潮文庫版は<ダーク・タワー>だけど角川版は<ダークタワー>と中黒がないのが違いですかね。

  ダークタワー<角川版>2−1.jpgダークタワー<角川版>2−2.jpg 運命の三人<ダークタワーU>/スティーヴン・キング
 しかし何故角川から出るのだろう・・・と思えば、そもそも最初の単行本は角川から出たのだった(そのときは『ザ・スリー』というタイトルでした)。 でも途中で訳が止まって(それはキングのせいだっただろうか)・・・完結しました記念で一気に新訳・しかも文庫で、新潮社から半年くらいかかって連続刊行されたはずである。 当時は全七作と言われていたのである程度まとまってから買おうとしてたら、一作が一冊じゃない(上下巻どころか上中下巻もあった)ことが途中で判明、7冊ぐらいまとめて買ったときの袋の重さは今も覚えている。 それからは出るたびに買いました。 7・8年くらい前だっけ?、と思ったら10年以上たってたよ・・・そしてその新潮文庫版もさっき調べたらあらかた品切れ・重版未定・・・。
 今回の角川版も新訳の風間さんヴァージョン。 映画は今年の秋公開予定だそうなので、それに向けて連続刊行の模様です。
 このシリーズは長いのも特徴ですが、この作品の存在故にすべてのキング作品が繋がるという重要な位置づけ。 世界観が理解できるまで『ガンスリンガー』は結構わかりにくいのですが、それさえがんばって乗り切れば『運命の三人』からは怒濤の勢いで進むこと間違いなし! だから更にスピードアップする第3部『荒地』まで間をあけられるとつらい! それとも『ガンスリンガー』に時間がかかることを見越しているのか?

  エコープラクシア1.jpgエコープラクシア2.jpg エコープラクシア 反響動作/ピーター・ワッツ
 『ブラインドサイト』の続編登場! ちなみに表紙イラストは加藤直之さんです。
 これに先立ち、『ブラインドサイト』と本書を繋ぐ短編『大佐』が電子書籍で先行配信、というのを見たので「そ、それも買わねばならんか・・・でもあたしのkindle、もうメモリやばいんだけど」とハラハラしましたが、『大佐』は無事下巻に収録されております。
 <自由意志と神の本質に迫る現代の『ソラリス』というべき究極のハードSF>、とのこと、まじ手強そう!
 しかし、だからこそそれがSFの醍醐味。

  ドラゴンヴォランの部屋.jpg ドラゴン・ヴォランの部屋<レ・ファニュ傑作選>/J・S・レ・ファニュ
 レ・ファニュって名前、なんか聞いたことあるんだよね・・・と思ったら『吸血鬼カミーラ』の作者だった!
 曰く、<十九世紀中葉に活躍した怪奇幻想作家の約半世紀ぶりとなる日本オリジナル傑作選>とのこと。
 もはや古典扱いですよね(最近、そういう古典を読むのがマイブーム)。 あとは資料的価値と、こういうのを出すのは東京創元社以外ない(多分、今を逃すとあっさり<品切れ・重版未定>確実)、ということで、ぽちりました。

  失踪者1.jpg失踪者2.jpg 失踪者/シャルロッテ・リンク
 いつだったか、なにかで、「ドイツの小説界は国内エンタテイメントが弱い。 ヘッセとトーマス・マンとニーチェの国だから<文学的であること>に対してプライドが高いのと、質の高い北欧ミステリががんがん翻訳されて入ってくるから」ということを読んでような気がするんだけど、「あぁ、だからシーラッハみたいな犯罪を扱いながらも文学性の高い感じが出てくるのね」とそのときは納得したんだけど、「あれ、シャルロッテ・リンクって<ドイツ・ミステリの女王>じゃなかった?」という疑問も浮かび。
 もしかして畑が違うのかしら。 シャルロッテ・リンクはいわば日本でいうところの宮部みゆき?
 と思っていたら・・・今回、解説に「シャルロッテ・リンクは日本の宮部みゆきや東野圭吾にあたるようなベストセラー作家」とあって、納得。
 どっちがいい悪いじゃなくて、面白ければそれでいいのだ。

  かくして殺人へ.jpg かくして殺人へ/カーター・ディクスン
 H・M卿シリーズ絶賛再版中!
 このシリーズ(カーター・ディクスン&ジョン・ディクスン・カー作品)装丁、統一感があってすごく好きなんだけど、ここ最近いい感じの表紙が続いているのもうれしい。 今後もこの路線でお願いします。
 それにしてもカー作品がこんなに次々新刊として発売されるなんて・・・古本屋巡りをしていたかつて(小学校高学年〜中学生)のあたしに教えてあげたいよ。 長生きすると、いいことあるね。

  星へ行く船4逆恨みのメネシス.jpg 逆恨みのメネシス<星へ行く船4>/新井素子
 『星へ行く船』完全版刊行も、これで残りはあと一作。
 前三作に比べると、『逆恨みのメネシス』の印象はあたしの中で弱い。 ま、最終作『そして、星へ行く船』の前編にあたるというせいもあるし、そもそもページ数が薄かったということもあり・・・『通りすがりのレイディ』や『カレンダー・ガール』ほど読み返し回数が少なかったせいかも。 あと、前三作よりも少し時間があいての刊行だったというせいもあるかも(リアルタイムでコバルト文庫買ってたけど、これが出るまでに新井素子の過去作品をむさぼるように読んでいたから)。
 まずはあとがきを読んで・・・あぁ、この人は変わらないなぁ、としみじみ。
 多分あたしもそんなに変わっていないんだろうけれど・・・かつて少女たちを大熱狂させた<新井素子>を今の少女たちはどう読むのだろうか。 ソフトカバーで出すってことはかつての読者向けだろうし、これがどれだけ新しい読者を獲得するのか、期待半分・不安半分です。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする