2016年09月30日

出遅れた・・・

 ゲームを卒業してもう20年近く?、以上?にもなりますが、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター』発売のニュースにはちょっと胸が躍ってしまいました。
 子供の頃はゲームセンターに通いつめてたし、ゲームウォッチに始まって携帯ゲームはひと通りやってます。 でも家庭用ゲーム機ではスーパーファミコンどまり。 複雑化するコントローラーのボタン、初期の3Dアドベンチャー画面に眩暈を起こし、「あぁ、あたしにはもうゲームは無理だ」と観念したのであります。
 それ以来、ときどきPCのマインスイーパーをするくらいで、いっさいゲームから足を洗いました。 3DSやWiiで懐かしいゲームできるよ、と教えてもらっても触手は動かなかった。
 なのに、今回はどうしたことか!
 やっぱり、このビジュアルですか?

  ファミコンミニ本体.jpg 全体的に手のひらサイズ。

 あぁ、懐かしい。 やっぱりこの十字キーよね!
 カセットを交換できるわけではなく、懐かしゲームが30種類内臓ということで簡略化を図った模様。
 アマゾンで予約受付開始とあったので見てみたら・・・アマゾン限定版はもう「お取り扱いできません」。 ベーシックタイプもとんでもない値段がついている(定価は5980円税抜)。
 みんなほしいのね・・・。
 まぁ、発表当日だから殺到したんだろうなぁ。 11月10日発売予定ということなので、もう少し様子を見るか。 それに別にアマゾンで買わなくても、小売店でも買えるんでしょ?・・・と思いつつ不安になる。 しばらくゲーム買ってないもんで・・・電気屋さんで買える? おもちゃ屋という存在をしばらく見ていない気がするし(トイザラスにはありそうだが、あたしの行動範囲にトイザラスがあったかしら・・・)。
 だとしても、予約しないとダメかなぁ。
 ま、もうちょっと考えよっと!

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2016年09月29日

白の迷路/ジェイムズ・トンプソン

 『極夜−カーモス−』『凍氷』に続くカリ・ヴァーラシリーズ三作目。
 まだ読む気はなかったのですが(なにしろ作者急逝のため、五作目が刊行されないことがわかっていたから)、仕事場の人に『極夜−カーモス−』を貸したら面白がって引き続き『凍氷』も借りていったので、戻ってくるまでにこっちも読んどかないと!、とちょっと焦る事態に。
 二作目までは<フィンランド発・北欧ミステリ>に分類できたかと思いますが・・・本作から雰囲気も内容も大きく変貌。 なにしろ長い間苦しめられていた偏頭痛の原因を取り除く手術をしたら、一時的なものなのか副作用(?)でカリの感情が喪失。 主人公であり語り手の性格がガラッと変わってしまった!
 おまけにフィンランド国家捜査局・特殊部隊を指揮する警部という肩書を手に入れ、前作で登場したやばい部下とともに超法規的に複数の麻薬組織から麻薬とカネをひそかに強奪し、お互いを疑心暗鬼にさせ最終的に壊滅に持ち込もうとするのだから・・・はっきり言って無茶苦茶です(しかもそれが国家警察の上層部の指示だからね)。

  白の迷路.jpeg “白”は雪であり麻薬でもある。

 それだけでもやばいのに、ある日移民擁護派の女性政治家が殺害され、その頭部が移民組織に届く事件が(フィンランドもヨーロッパ各国の例にもれず移民問題が社会現象化しており、移民のせいでフィンランドの伝統が失われると排斥論が強まっているようで、作者はそれに対する憤りをこの作品に込めたようだ)。
 この事件を境に報復殺人が各地で勃発。 第一作で黒人女性殺人事件を満身創痍で解決した実績が世間に知られているカリは、秘密部隊を率いてやばい仕事をしながらも、この事件も解決せよと命令される・・・という話。
 コイツ絶対ウラがあるだろ、という明らかに一癖ある人物が登場したり、過去の大富豪の子供誘拐事件が浮上したりと、ミステリというより行き当たりばったり感が強く(でもそれは感情の動かない語り手のせいでいろんなことが読者に伝わってこないせいもあるのかもしれない)、暴力描写も更に容赦がなくなり(でもこれは感情がないせいで読んでいて苦痛に感じない、という利点もあり)、ノワール展開まっしぐらです。
 でも基本的にノワール小説は主人公が一匹狼であることが多いのですが、この作品の特徴はチームであること。 しかもカリの妻ケイトや生まれたばかりの娘アヌはまぁ仕方がないとしても、天才ハッカーだが変態ミロの従姉妹や前作でカリに心酔してチーム入りしたスイートネスとその親戚の子まで加わっているという大所帯。 女性や子供がいるなんて、明らかにリスク要因だろ・・・なのですが、危機感に乏しいのか感情が動かないせいなのか、カリはそこに潜在する危険性に気づいているのかいないのか、毎日コッシュ(フィンランド産ウォッカ)やビールを飲んで酔っ払う。 いや、寒いところだから酔いはすぐに醒めるんだろうけどさ・・・なんとなく、「ちゃんと働いて!」という気持ちになってしまう。
 そんなわけでラストはまたもひどいことになり、次作『血の極点』に続きます。

ラベル:海外ミステリ
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さよなら、人類/EN DUVA SATT PA EN GREN OCH FUNDERADE PA TILLVARON

 原題長すぎる! スウェーデン語では“EN DUVA SATT PA EN GREN OCHFUNDERADE PA TILLVARON”、英語タイトルは“A PIGEON SAT ON ABRANCH REFLECTING ON EXISTENCE”です。
 でも『さよなら、人類』はなかなかの意訳かと。
 なにしろシティボーイズのコントが好きなものですから、ナンセンスコント大好きです。
 でも<ナンセンス>とは実はものすごくセンスが問われるもの、なんでもありじゃない、ということをわかっていないで<ナンセンス>を名乗るやつがいる!
 泣かせるより笑わせる方が難しい、ということを世の中の人はもっと理解してほしい(大袈裟でエラそうですみません)。 だから一歩間違えれば「ナンセンスは難解」という評価にもつながってしまうのかもしれないのだけれど・・・モダンアートと一緒で、「難しいのではなくて自分にピンと来るかどうか」なんですよね。 理由は特にいらないのです。

  さよなら人類P.jpg じゃあ、また明日。
     さすらいのセールスマン サムとヨナタンは、今日も途方に暮れる・・・。

 カメラは定点、ワンシーンワンカットのショートコントの積み重ねが続き、「え、いつまでこれ続くの?」と思ったあたりで前のシーンとちょっとした繋がりが見えてきて、「おっ!!」となってしまうのは、三木聡時代のシティボーイズライブを思い出してしまうからでしょうか。 定点撮影なのも舞台を観ているような気持ちになるし(でも計算されつくした構図なので絵画が動いているようにも見える)、映画を観ているというよりもモダンアートのインスタレーションを観ている感じに近い、かもしれない(でもインスタよりは娯楽性はあるか・・・中間な感じ?)。

  さよなら人類1.jpg 役者さんの表情がよく見えないのも舞台を観ているっぽい。 部屋の壁はすべてペールトーンなれど場所によってアイボリーからグレーまで幅広いのが面白かった。

 時代遅れなお笑いグッズを売り歩いているサラリーマン、サム(ニルス・ヴェストブロム)とヨナタン(ホルゲル・アンデション)が主役のように見えるポスター&コピーですが、数多くいる登場人物たちの一角を担っているにすぎない(出番の割合は確かに多いですが)。
 それと、これは日本人だから楽しめるポイントとして、生気のないおじさんの名前が「ヨナタン」ってのが妙にかわいくて笑ってしまいます(スウェーデン的にはありがちな名前だともわかってますが。 マルタンとかいるしね)。 だから主役扱いなのかなぁ。

  さよなら人類4.jpg 電話にまつわるシーンも何度も。
    どういう関係かは不明だが「元気でよかったわ」を繰り返すパターンと、待っているのに携帯にメッセージが一件もないといわれるパターンと。

 日の光が薄いのと同様に、そのナンセンスさ加減が描く人間讃歌もかなりクールなまなざしで、途中は人間讃歌なのかもあやうい(恐ろしく残酷だったり、とてつもなくダメだったりする人間だけど、という前提かなぁと思ったけど)。
 これが全部アナログ撮影だというのもすごい。
 さすが、スウェーデンの鬼才ロイ・アンダーソンと呼ばれるだけのことはある(あたしは今回初めて知りましたが、イギリスジャーナリズムはモンティ・パイソンと並び評していたし)。
 中盤あたりで「うっ、いつまで続くんだこれは」とちょっと思ったけれど、それを乗り越えたら序盤以上にすごく面白くなってきた。
 やっぱり、映画というよりも不思議な体験だったかも。

ラベル:映画館 外国映画
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2016年09月28日

太陽のめざめ/LA TETE HAUTE

 カトリーヌ・ドヌーヴって誰かに似てるよな、としばらく前から思っていて、やっと気づいた。
 『ベルサイユのばら』冒頭に出てくるオーストリア女帝マリア・テレジアだ! 多分、今読めばそんなに顔は似ていない気もするんだけど、雰囲気というか佇まいというか威厳というか、そういう全部ひっくるめたイメージが、あたしの中で繋がっていた。 勿論、若い頃の壮絶ともいえる美貌の時期ではなく、ここ十数年くらいの彼女のイメージではあるのだが、それに気づいたのはこの映画における彼女が、まさにそんな役だったからだ。

  太陽のめざめP.jpg 愛とは、見捨てないこと。

 育児放棄が疑われる母親(サラ・フォレスティエ)が逆切れし、いっとき裁判所に置いていかれた6歳の少年マロニー。 判事のフローランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)は児童福祉施設に一旦彼の身柄を預け、保護することを決定する。
 10年後、母とともに再びフローランスの前に姿を現した16歳のマロニー(ロッド・パラド)は問題を起こしてばかり。 反省と更生を促すもその気のない彼に、フローレンスは児童教育支援制度を適応させ、更生施設行きを告知。 新たな教育係ヤン(ブノワ・マジメル)をつけ、マロニーを見守るフローランスだが・・・という話。
 <カトリーヌ・ドヌーヴ主演>となってはいるが、実際の主人公はマロニーの方だろう。
 親に捨てられた過去があるのに、弟をかわいがり、他人には誰に対しても反抗的だが、母親が責められると「オレ自身の問題だ」と傍から見れば身勝手極まりない母親をかばう。 かわいそう過ぎるだろ、と思うが、それが何故自動車泥棒といった非行に結び付いてしまうのかあたしにはよくわからない。 愛してほしい、必要としてほしい、という全身から発する叫びなのはわかるのだが、そこに他人を巻き込んでしまうのが若さであり愚かさということか(そうだ、彼にはそれは愚かしいことであると教えてくれる人は誰もいなかったのだ)。

  太陽のめざめ1.jpg 唯一の例外が、フローランス。

 優しさと気遣いと厳しさが同居した彼女の言葉は、それなりにマロニーの心に響いているようであった。 けれどひねくれた10年間はそれだけでは素直におさまるわけもなく、似たような境遇で育った少年たちが集まっている更生施設でもいつでもケンカ一発触発状態。 それでもそこで働く職員たちは根気強く彼らに勉強や仕事や共同作業を教え、他人との関わり方を学んでもらおうと接する(“更生施設”という名ではあるが、まるでサマーキャンプみたいなのである。 少年院に入ってしまったらもうどうしようもないみたいなので、手の施しようがないワルになってしまう前に教育を身につけさせよう、という国ぐるみの必死さがさりげなくもひしひしと伝わってくる)。
 それにしても何故子供は「自分は無限の愛情を与えられて当たり前」と思うのであろう。
 いや、勿論それは当然のことなんだけれど、「それが与えられない自分には何か非があるのか」と考える派と「自分にそれが与えられないのは理不尽である」と考える派にわかれるその分岐点はどこなのか。

  太陽のめざめ2.jpg ブノア・マジメルがただのおっさん然として登場したのにも度肝を抜かれた。 オーラゼロ!

 マロニーは間違いなく後者であり、だからこそどれだけグレて無軌道な行動をしようともまったく反省しないし、むしろ愛情や信頼といった無条件にして絶対のものを得られていない(という実感がない)のだから、なにをしようとも自分のせいではない、と思っている。
 なんなんだ、この強さは!
 あたしはどちらかといえば前者のほうなので、むしろ「よい子でいなければならない」という呪いで自分を縛ってしまうタイプのため、そこまでやさぐれる気持ちがわからない(性差も多少関係あるだろうが、女子だって暴れる人もいるし、男子だって引きこもるタイプもいる。 やはりこればかりは個人差としか言いようがない)。
 カギは理性か、エネルギー(体力)か? というようなことを、観ながらずっと考えていた。
 誰が何と言おうとも、子供は親を選べない。 だから本来得られて当然のものが得られないことに対して怒りをもつのは当然であるし、そこはやはり大人の責任。
 だから「社会が子供を育てる」という発想を具現化した厚生施設の方々の働き振りには頭が下がる。 しかし悲しいかな結局他人であるが故、傷ついた子供へ気持ちがなかなか伝わらない、というジレンマがある。 しかし実の親の言うことならば聞いてしまうのである。
 なんで子供とはそんなにも盲目的に実の親を信じられるのか、彼・彼女が正しいと確信できるのか、自分もかつてはそうだったのだが本当に不思議だ。
 「猫はそもそもかわいいのが仕事(だから飼い主は下僕になってしまう)」と同じように、子供は無条件に親を信じて頼り切ることで親の自立心というか「この子のためになんでもしなければ」という気持ちを芽生えさせる本能のなせる技なのだろうか。 ではそうならない親を持った子供はどこで気持ちを切り替えればいいのか、その本能はないのか。 自分で自分の身を守れないどころか、自分の意志を伝えられる年齢になる前に親の虐待で命を失った子供たちのことがぐるぐると頭を回る。
 それを思えばマロニーは運のいい方だ。 でもそんな比較に何の意味があるだろう。
 ある程度の年齢になれば出自は関係ない、自分の力で自分の人生を切り開いていかなければ。 そのために必要ならば家族を切り捨てることもやむを得ない・・・と今のあたしなら思ってしまいますが、16歳のマロニーにはまだ無理なこと。 それ故に悲劇も引き起こしてしまうけど。

  太陽のめざめ4.jpg せっかく得られたチャンスを、マロニーは偏見を持つ人物に対してキレ、台無しにする。 まるで自分が“まともな道”を進むことを恐れているかのように(いや、ただ単に辛抱がきかないだけかもしれないのだが)。

 観ていて何度もマロニーに説教したくなるのであるが、フローランスは必要以上に踏み込まず、けれど決してマロニーを見捨てることはしないという静かなアピールをずっと続けている。 なんなの、その根気強さは、というくらい。
 それくらい「人を育てる」のには時間も手間もかかることだとわかっているからだろうけど・・・だからこの映画は誰も断罪しないのか。
 育児放棄をする母親も、家族を捨てて出ていった父親も、ダメな大人の一翼だが、彼らもまたそのように育てられたのかもしれず、責任の所在を追求するよりは現状を何とかしようという次善策を選択することが合理的であり、なにより子供たちのためだ、という方針が徹底しているからでしょう。 日本もここまではっきりできれば(努力していらっしゃる方々がいるのもわかっていますが、法律の問題)・・・「基本的には実の親」にこだわっていては子供を幸せにはできないと思う。
 こういう問題には正解がないので本当に難しいが・・・フローランスにマロニーが心の慰めを与えられるように、観客もまたドヌーヴの気高さに救われる。 そしてラストシーンで、邦題の意味にもちょっと救われる。

ラベル:映画館 外国映画
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2016年09月27日

今日の7冊(その2)。

 そして残りの4冊ですが・・・。

  繊細な真実.jpg 繊細な真実/ジョン・ル・カレ
 過去作品がことごとく絶版状態(代表作や新訳が出た<スマイリー三部作>はのぞく)のジョン・ル・カレ、とはいえ常に新作は発表され続けるのが素晴らしい。 この人もアーサー・C・クラークのようにいつまでも死なないのではないか、というイメージがあるので、リアルな作品を書き続けていただきたい。
 そしていざ読みたいなぁというときに「あ、本が売ってない!」という個人的悲劇を回避するために、最近は文庫が出たら買うようにしています。
 『我らが背きし者』の映画もそろそろ公開なので、それに合わせて文庫になると聞いたような・・・でもハヤカワの告知には載ってないなぁ。 出版社違ったかな?

  風景を見る犬.jpg 風景を見る犬/樋口有介
 地味に樋口有介、好きです。 初めて読んだのが『ぼくと、ぼくらの夏』だったので、主人公が賢いがいささかひねくれている(そして何故か年上女性と普通に付き合っちゃう)高校生の“ぼく”が語り手の作品に出くわすと「なんでこいつがこんなにモテるんだ・・・」と思いながらもつい読んでしまってました。 勿論、大人が主人公の作品も三人称の作品もいろいろあるんだけど、なんとなく共通するのは“ほろ苦さ”。 どこかビタースウィートな読後感はやっぱり<青春>にふさわしいんじゃない?
 で、これはあたしが久々に見つけた“ぼく”の出てくる作品だったのでした。

  星へ行く船新版1.jpg 星へ行く船【決定版】/新井素子
 基本、置き場所に困るのでよほどのことがなければ文庫以外買いません主義のあたしですが(その割にマンガはサイズ関係なく買っている矛盾・・・)、復刊ドットコムのメルマガで<星へ行く船シリーズ、全5作の最終決定版リリース決定>のお知らせを読んでしまい・・・初の校閲入り(てことは当時のコバルト文庫は校閲システムなかったのか!)、全面改稿、書き下ろし新作短編&あとがきつきとか見せられちゃったらさ・・・どうしたらいいですか(ちなみにサイズはソフトカバーでした)。
 うーむ、としばらく悩みました。
 悩みましたが、作者も言っている通りこのシリーズはいろんな意味であたしにとっても大変重要な作品。 当時小学生でしたが、このシリーズをきっかけにコバルト文庫を読みあさり、作中に点在する様々な要素を追いかけ、今のあたしの土台を基礎に固めることになったターニングポイントだったのかも(大学でも女子寮に入ることにためらいがなかったのは、氷室冴子の『クララ白書』『アグネス白書』を読んでいたせいではなかったかと)。
 あたし自身、しばらくのちに「性別として女であることは呪いだ」と思うようになるのですが(今でも思ってますが)、だからといって「男になりたい」とまったく思わないのは、この時期に<おんなのこ礼賛>が根底にある小説を浴びるように読んでいたからかもしれないなぁ・・・と今更ながらに思い至ったりするわけです。
 書物(だけじゃないけど)との出会いの時期って、重要です。

  星へ行く船新版2.jpg 通りすがりのレイディ【決定版】/新井素子
 そしてシリーズ2作目が『通りすがりのレイディ』。 多分、新井素子作品であたしがいちばん好きなのはこれなんじゃないか、繰り返し読み返したのもこれがいちばん多いんじゃないか、という気がするのです。 思い返せば実はかなり社会派というか、SFとして描かれる人間のおぞましさを、当時のジュブナイルのレベルで極限まで示した、ような。 キャラクター小説なのでそのへんはオブラートにくるまれますが、でもその衝撃は今もあたしに残っている。
 ということで、買っちまいました!
 決定版の残りは11月以降発売とのこと。 お、お金・・・問題は、あたしの本代。

ラベル:新刊
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2016年09月26日

今日の7冊(その1)。

 すみません、すっかり時間があいてしまいました。
 つくづく、あたしは遠距離通勤に向いていない、と実感する日々です(もっと大変な思いで通勤されていらっしゃる方々が沢山いらっしゃることは承知の上で)。
 全然映画が(以前のように)観に行けない、でも本を読むペースは多くなっている。
 どっちかなのか? どちらかしか選べないのか?

  トラウマ恋愛映画入門文庫版.jpg トラウマ恋愛映画入門/町山智浩
 前回、うっすら「なんか忘れてないか」と気になっていたのがこれだった。
 『トラウマ映画館』姉妹編、待望の文庫化! 今回タイトルが『恋愛映画入門』となっているところに、「そもそも人生においても恋愛は苦手分野です!」という著者の主張が込められているようで思わず親近感がわく。
 ざっと目次を見れば、取り上げられている映画は比較的最近のものだったり、名作としてDVDやレンタルで視聴可能なものが多い。 あたし自身も結構観てる映画が多いので、楽しみです。

  宇宙兄弟29.jpg 宇宙兄弟 29/小山宙哉
 おぉ、『宇宙兄弟』ももう30巻目前ですか・・・(そりゃそれ用に取っておいた本棚一段からあふれるのも当然である)。 <兄弟そろって宇宙飛行士>の兄同士のツーショット表紙ですが、エディの顔色が冴えないのが気になる・・・あぁ、なんかやばい展開なんだな!、というのが表紙でわかってしまうのはつらいよ。

  マリーアントワネット惣領冬実.jpg マリー・アントワネット/惣領冬実
 えっ、『チェーザレ』ほっといてまた別の時代モノに手を出すの?!、と一瞬心の中で悲鳴が上がりそうでしたが、続きものではなくこれ一冊のみ。 しかも日仏合同の企画モノで、世界初<ベルサイユ公式監修>による“新たに判明した事実をもとに、世界にはびこるマリー・アントワネット像を覆すための作品”という位置づけ、らしい。
 多分『チェーザレ』の功績によって選ばれたんだろうけど、それって名誉なことかもしれないけど作家としては非常にやりにくい仕事だったのでは。
 帯には<惣領冬実 最高傑作>の文字が躍っていますが、いや違うでしょ、最高傑作は『チェーザレ』の最終巻の帯に添えられるべき言葉でしょ!、と思ってしまいました。

ラベル:新刊
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2016年09月25日

イベリアの雷鳴/逢坂剛

 『さらば、スペインの日々』入手後、ネット書店を中心に探してみましたが品切れ。
 電子書籍では手に入るけど・・・データに定価は出せない!(基本、キンドル用のもセールのときに買ったものばかり)
 そこで最終手段、図書館を調べると一冊だけ蔵書があることが判明、早速取り寄せてもらうと・・・。

  イベリアの雷鳴単行本.jpg 極厚ハードカバーだった。
 こ、これは通勤のお供には大き過ぎる! というわけで休みの日に一気読みを敢行。
 無理せず、一気読みでした。

 関東大震災一年後のある出会いを描くプロローグでは「だ、大丈夫? ちょっとご都合主義じゃない?」というエピソードがあって別の意味でハラハラしますが、その後舞台は一気に1939年9月のベルリンに飛び、否応なく第二次世界大戦終幕近く(とはいえ作中人物たちはそのことは誰も知らないけれど)のヨーロッパ、特にスペインに読者は放り込まれるのであります。
 <ダンケルク撤退>に言及されれば『ブラックアウト』を思い出すし、あぁ、こうして歴史のそれぞれの国の立場からの見方が繋がっていくのだわ、と今更ながら納得。
 一応、メインキャラクターは日本に生まれて育ちながら、両親に連れられてペルー移民となり、現在ペルー国籍の宝石商・北都昭平と、英国情報部所属のヴァジニア・クレイトンなのであろうが(『さらば、スペインの日々』のあらすじに二人の名前があったから)、出てくる人物がそれぞれに魅力的というか、ただの小説の手駒ではない生命力を感じさせる。 やはりそこはスペインという土地柄なのだろうか。
 そんな中、スペイン人なのにまるで日本人のような控えめな奥ゆかしさと、いざ覚悟を決めたら一直線の度胸を持つ若き女性ペネロペの存在が清涼剤のよう(とはいえ彼女も歴史のうねりとは無関係ではいられないのが哀しいのだが)。
 フランコ政権問題、何故「枢軸国と呼ばれるのか」など、あたしのうろ覚え感がかなり補完されそうです(でも情報戦を生き抜こうという人たちばかりなので、彼らの未来予測はたいてい正しい。 なのに決まった未来−歴史通りに物語は進むようなので・・・世界にはどれだけ愚かな人々が多いか、と気分が重苦しくなります)。
 とはいえ、またシリーズの幕開け。 今回顔見世程度の登場の方も、今後新キャラも登場するでしょう。 シリーズ一気読みの期待に胸が高鳴るぜ!

  イベリアの雷鳴.jpg 現在は文庫版が重版されているようです。
 でも二作目『遠ざかる祖国』はまだ重版かかっていないのか、品切れ。
 また図書館に予約を入れた! そしたら誰かが借りている・・・お願い、早く戻して。

ラベル:国内ミステリ
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2016年09月24日

休日出勤 当日

 そんなわけで休日出勤です。
 本日の任務はちょっとしたイベントの準備と受付。
 が、これが思ったよりもはるかに体力勝負で、一時間たたずに汗だくに。 着替えを持ってくればよかった。
 まぁ、なんとか準備は完了。 事務所移転後、久し振りにお会いするエヌさんからものすごいゴシップをものすごく興奮した口調で聞かされ、その盛り上がりっぷりに逆にちょっと引く。 エヌさん的には移転先にゴシップ対象の二人を直接知っている人がいないので、あたしに言いたくて言いたくてたまらなかったらしい。
 「もう、それ聞いたときは椅子から転げ落ちるかと思った」というくらい驚いたそうなので。
 まぁ、ゴシップの内容というのは、かつて神戸の事務所で働いていたある二人が結婚した」というもので、ま、問題は女性側に夫と子供がいた、というところなんですけどね。
 まぁ、そのお二人が仲良かったことはあたしも覚えているし、女性の方が姉御肌気質の方なのでなんとなく、“兄弟に対する愛あるダメ出し”っぽく思っていたのです(あたし自身は「男女間にも友情は存在する派」なので。 それに、二人の関係も最初はそんな感じだったのかもしれず)。
 でも、人生、何があるかわからないからな。 お子さんが高校生だということらしいので(エヌさん情報)、どうせなら大学行って家を出るまで待てなかったのかな、というのがなんとなく残念な気がするが。 ということを心の中で思うが、口には出さない。
 「あー、そうですか〜」というあたしのリアクションがお気に召さなかったのか、更にまくしたてるエヌさん、おつかれさまです。
 急遽決まったイベントなので、なし崩しに始まり、OBの方々やお歴々がそれぞれ勝手に同窓会的ノリで盛り上がってしまったため(受付にいたので最初のほうはよくわからない)、どうもぐだぐだ展開に。 ま、いる人たちがそれぞれ満足だったらいいんじゃない?
 あたしも、もうお目にかかれないかもしれない、と思っていた人に会えて、それはうれしかったです。 休日出勤の甲斐はあった!
 会場は自前なので制限時間がなく、現在のえらい人が「本日はみなさんのお気がすむまで、オールナイトでお付き合いいたします」と言い出したものだからさぁ大変。 あたしは片づけ要員でもあったのだ。 上の人に「どうしましょ」と言いに行けば、「もうこうなったらどうしようもないから、ほどほどのところで帰っていいよ」ということに。 ほどほどって・・・本来18時まで、後片付けしても18時半という話だったのに、この段階でとっくに19時をまわってますから・・・。
 一緒に準備&受付をした方々に「お許し出たんで帰ります」とあいさつし、家に帰る。
 シャワーだ、とにかくシャワーだ!
 洗ってすっきりさっぱりし、お茶を飲みつつ録画していた海外ドラマを観ていると・・・お茶のお代わりを淹れようと立ち上がろうとしたら、下半身ががくがくになっておりました。
 あぁ、ずっと立って動いたりしていたからか・・・(いや、動いているより立っていただけのほうが長かったから?)
 こういうとき、事務職の限界を感じます。 

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2016年09月23日

突然の決定により

 急遽、明日、休日出勤が決定!
 来週、どこかで代休をもらうからいいけど!
 しかも思っていたより仕事が長引き、映画館に間に合わなかった。
 あぁ、思いのほか神戸の映画館が遠い・・・。

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2016年09月21日

グランドイリュージョン 見破られたトリック/NOW YOU SEE ME 2

 『グランドイリュージョン』、大好きです!
 だからこそ、急遽決まったみたいな続編って・・・不安。
 好きな映画だからこそ、続編ってうれしさと不安がつきまとう。 もともと三部作とか決まっているのなら別だけど、「前作のヒットを受けて」というのがあやしいのよ。
 しかしそんな不安を口にすると、「でも、どうせあのFBIの人(マーク・ラファロのこと)が出てればいいんでしょ?」と言われてしまうあたし。 いや、そうなんだけれどもさ!
 マーク・ラファロ大好きですけど、あの映画に出ている好きな人は彼だけじゃないんで!
 しかも監督も代わってるんだよね・・・でも仕方ない、こればっかりは観に行って確かめるしかないのだ!

  グランドイリュージョン2−p2.jpg ド派手なイリュージョンで、巨大な悪を暴く。
     あなたは必ず、爽快にダマされる。

 正義のイリュージョニスト集団として話題を集めた<フォー・ホースメン>が姿を消してから一年あまり。 リーダーのアトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)はしびれを切らして<秘密結社アイ>に活動させろと掛け合う。 新たなミッションは巨大IT企業が行っている個人情報売買のからくりの暴露だったが、その目論見は天才ハイテクエンジニアを名乗るウォルター(ダニエル・ラドクリフ)に見破られ、ディラン・ローズ捜査官(マーク・ラファロ)ともども<フォー・ホースメン>は再び逃亡者にさせられる。 一体ウォルターとは何者か、彼らを罠にかけた意図は・・・という話。
 原題が“NOW YOU SEE ME 2”となっておりますように、完全に前作の続きです。
 一作目を見ていない方お断り、の話の流れは非常に潔い。
 ただ前作はストーリーとイリュージョンが密接に関係していたのが素晴らしくよかったのだけれど、今回はイリュージョンありきというか・・・物語とのリンクに少々無理があるような気がしないでもなく・・・「ダマされる」ってこういうことじゃないよね?

  グランドイリュージョン2−4.jpg 前半の、タネと仕掛けを見せつつのカードを守る隠し合いは面白かったけど。

 あと、前作はラストがファンタジック展開になったため、賛否両論あったと聞いてますが(あたしも周囲の人に薦めまくったのでそんな感想ありました)、でもあたしはむしろそこが<大人のおとぎ話>って感じで好きでしたが、今作はあの方の少年時代のあの出来事から始まり、いろいろと各方面の恨みつらみが重なり合って結構感情的にリアルというか・・・ファンタジック展開からは遠ざかっているので前作が納得できない方は今作は大丈夫かも(あたしはちょっと納得できないが)。
 というか<秘密結社アイ>が表に出過ぎ! 出てきちゃったら秘密結社じゃないでしょう、というくらい。 あと、あの人に双子の兄弟がいるとわかったりとか・・・なんか展開が場当たり的な気がするのは何故? もっと脚本練って来い!
 せっかく前作の主要メンバーがほぼ勢揃いでの続編だというのに・・・もったいないよぉ。
 でもなんでジェシー・アイゼンバーグはあんな髪型になっちゃったのかな? 成長した感を出すため? でも精神的に未熟なところをさらけ出しちゃってるんだけど(だったら前作通りちゃらい長髪くるくるパーマでよかった。 まぁ、一応逃亡者だから見た目を変える必要があったのかもしれないけど)。
 マーク・ラファロはいつも通りの安定感で素晴らしかったけれど、今回彼を陰の主役にした物語にしてしまったので、イリュージョン部門との乖離が目立っちゃったのかもしれないなぁ。
 で、ラドクリフくんですが・・・彼が『ハリポタ』のイメージ脱却のためにいろいろと果敢に挑戦しているのはわかる。 でも<科学VSイリュージョン>って煽られても(それはキャッチコピーのせいであってラドクリフくんのせいではないのだが)、イリュージョンだって魔法のように見せているだけで基本は科学なんですけど・・・。
 科学VS科学に勝ち負けはない、そこは人間対人間。
 ウォルターの天才性に絶対的優越はない。

  グランドイリュージョン2−2.jpg ウォルターはアーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)のために勝ちたい、それだけ。

 しかしサディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)ともども、御大お二人も再登場していただけるとは、画面が引き締まりますな。 さすが仕事を選ばないお二人だけのことはある(褒めてます)。
 マーク・ラファロのファンとしては、確かに彼の出番は多かったし、『アベンジャーズ』シリーズのときとは違う生身のアクションまで披露してくれたのは思わぬ誤算というか、演技派の彼に更にアクションスターの冠をつけないでちょうだい!、と思ってしまうぐらいはまっていていろんな意味でハラハラしちゃいました(リーアム・ニーソンの道を進むのはまだ早い!)。

  グランドイリュージョン2−3.jpg でもかっこよかったですよ♪

 ジェシー・アイゼンバーグもワイルドな見かけに反して内面的にはオタク引きこもりキャラに逆戻りというか・・・いまどき反抗期か!、みたいな流れはちょっと無理があるというかつらいというか、リーダーとしての重圧に押しつぶされかけた、ということなのかもしれないけれど。
 そういうあたりも含め、前作よりタッチが重たいのはよく言えば「人間ドラマ重視」なのかもしれないけれど、メリット・マッキニー(ウディ・ハレルソン)やジャック(デイヴ・フランコ)にはそんな屈折はないし、おまけに出番もそんなに多くないしで、<フォー・ホースメン>としてはバランスにかける。
 それ故に「あぁ、一作目のほうがよかった」と更に記憶が美化されてしまう。
 しかも結局、いちばんおいしいところはモーガン・フリーマンが持っていってしまう!
 彼がナレーションもやる映画はそこが注意だぜ。

ラベル:映画館 外国映画
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2016年09月20日

台風16号!

 うーん、電車動いてる!
 朝7時までの段階で、これまでなら「出社に及ばず」レベルの警報が出ているのだが・・・新しい事務所(というか、神戸の事務所が閉鎖になったので、本社ビルを改築し、増設したフロアにおしこめられたというべきか)での悪天候時の出勤基準がわからない・・・連休明けだから前日対応が会社的にできていないということもあるのだが、上司に連絡して確認しようにもこういうときに限って海外出張中ときたもんだ。 他のえらい人の連絡先はわからない(会社に電話したって誰もいない時間帯だし。 組織改変したならばついでに緊急連絡網もつくってくれ)。
 仕方ない、行くか!
 それでなくても先週金曜は健康診断からNRした身である。 急ぎの仕事の連絡が入っているかもしれず、とりあえず行ってみないとわからない。
 そんなわけで普段通りに家を出る。 電車は普通に動いているが・・・「台風16号の接近により、この先やむを得ず運休する可能性がございます」とアナウンスや電光掲示板の文字でバンバン脅かされているような気持ちになる。 夕方過ぎには関西は暴風圏から抜けるとは言うが、一度ダイヤが乱れたらそれはどんどん広がり、帰宅ラッシュも相まってとんでもない混雑になるのは明白。 その前に帰ってくるぞ!
 そして普段通りに仕事場に行けば・・・人、少なっ!
 「あ、かしこんさん、来ちゃったんだ」と言われてしまう始末。
 「警報出てるのはわかってたんですけど、新しい基準がわからなかったもんで・・・とりあえず電車は動いてましたし、急ぎの仕事もあるので」
 「あ、そう? じゃあ早く片付けて、早く帰った方がいいよ」
 言われなくてもそうしますとも!
 身の危険、というほどではないけれど、「混雑しきった電車はいや」という自分勝手な動機のためならば、あたしの仕事の速度は大変速くなるのである。 思いがけない電話、思いがけない指示等が舞い込んでも、一時間半ほどであらかた片付いた・・・。
 「ではすみません、急ぎの仕事が一通り終わりましたので帰ります!」とえらい人に挨拶し、ビルを出れば・・・すでに大雨。 駅までの道のりで(傘は差していたしそれほど風があったわけでもなかったのだが)結構びっしょりになってしまった。
 帰りの電車も時間通りに来たが・・・別エリアではすでに運休や徐行運転が始まっていた(後で調べたら神戸線もあと30分もしたら区域により「一部運転見合わせ」となり、回復しても夜までダイヤの乱れは続いていた)。
 おー、電車もすいてるー、とらくらく最後まで座れたのだが、人が少ない故か、あたしの
服がぬれているせいか、冷房が効きまくり・・・背筋に寒気が襲ってくるまでそう時間はかからなかった。
 最寄駅に到着、電車から降りて寒気を振り払う。
 「おや、こっちではいったん雨はやんだのか?」と思ったのだが・・・風が強すぎて雨粒が吹き飛ばされているだけだったのであった(だから傘をさして歩く方がとても危険)。
 駅から家までの距離がこんなに長く感じたことはないかも。 寒気と引き換えに乾きかけた服はまた濡れはじめ、いつまでも家に着かないかと思った。
 しかし何事にも終わりは訪れる。
 着ていた服を洗濯機に放り込み、とりあえずシャワー。
 あーすっきりした、と時計を見れば14時をまわっていた。
 仕事してた時間より往復にかかった時間のほうが長いぜ・・・。
 そして意外につかれていたらしい。 録画しておいた『犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク』をDVDに落としつつ視聴していたのだが、気がついたら途中寝ていたらしい。
 しかも全8話のうちの7・8話を!
 しかしそうしていなかったら風邪ひいていたかもしれないし(そういえば去年、似たようなことしたような気がする)、明日のためにはこれでよかったのだろう。
 そんなこんなで気分は半ドン、明日一日出ればまた一日休み、更にその次は金曜日だなんて、来週がつらすぎるわ〜。 復帰できるかしら。

ラベル:季節もの
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2016年09月19日

海外ドラマを見続ける・・・

 気がつけば連休最終日。 あと二日出ればまた休みだというのに、台風が近づいてきて天気が悪い(気圧の変化で若干頭痛がする)ので、「あぁ、明日電車止まらないかなぁ・・・」と小学生のようなことを考えてしまっている、ダメなあたしです。
 しかし明日の分の食料がそんなにないので、出かけないとなるとそれはそれで自分の首を絞めることになるのだが・・・食べなきゃ食べないでもなんとかなっちゃうから”休み癖”は実におそろしい。
 今日はWOWOWで北欧サスペンスドラマ『犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク』が放送されるので、それを高画質で録画するために、HDD容量減らしをがんばりました!

ウェイワード・パインズ シーズン1・2
 原作を先にするかドラマを先にするか迷い、結局ドラマを先にしてしまった・・・(でも原作を先に読んじゃうとイメージが違うことが多いので、映像作品が先のほうがいいときもあるし)。
 シーズン1は豪華キャスト揃いだし、製作総指揮のM・ナイト・シャマラン色が強く出ていたような気がするんだけど、シーズン2ではちょっと薄まった? 原作者のブレイク・クラウチがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねていたので、もしかしたらより原作に近くなったのかな? シーズン1の主役はマット・ディロンだったのに対し、シーズン2ではジェイソン・パトリックになったのも原因か?
 どちらの二人も「この町はなんだ?」という疑惑を胸に手探り状態なのは同じなんだけど、シーズン2では視聴者側がある程度謎について知ってしまっているから、マット・ディロンほどジェイソン・パトリックに共感できないというのが損な役どころでしたね。
 どれほど叡智を結集したように思えても、所詮人間とは愚かな種である、ということを突き詰めてくるドラマ。 ときに英雄的行動をする人も現れるけれど、その評価は時間がたてば変わるかもしれない。 あぁ、なんと救いのない。
 これまた「あーあ」というところで終わっちゃったんですけど・・・シーズン3はあるのでしょうか(一応、原作は三部作です)。

クロッシング・ライン シーズン3
 基本的に、「映画は字幕、ドラマは吹替派」のあたしですが、このドラマは字幕でしか放送してくれてないから仕方なく・・・(現在AXNで放送中のやつを観ています。 まだ途中)。
 シーズン2まででレギュラーメンバーを相当ひどい目にあわせておきながら、どうやってシーズン3をつくるつもりかと思ったら、なんと、ひどい目にあったメンバー退場、レギュラー半数入れ替えという荒業に! でもドナルド・サザーランドは健在(まぁ、彼が捜査チームの後見人的役どころだから、彼がいれば成立するということか)。
 というわけで今シーズンから主役は『ER』のコバッチュ先生だった方(名前忘れた)です。
 人質交渉人として実に有能という設定ですが、実は子供時代に妹が行方不明になっており、どうやら誘拐されたらしい過去があり、妹を探すために警官になった、みたいなこれまた個人的に影のある人物ですよ! でもシーズン1・2の主役だったあの方よりは病んでるっぽさはほぼなく、ワイルドさを全面に押し出したキャラとなっております。

ブラインドスポット タトゥーの女
 こちらはWOWOWにて現在放送中。 全身にタトゥーが刻まれた記憶喪失の女性が発見され、そのタトゥーの一部がこれから起こる様々な事件を暗示しており、暗号を解読しながら事件を解決・・・勿論、裏には様々な陰謀が、という話。
 FBI捜査官カート・ウェラーとして山寺宏一さんが「ハンサムでもなくおちゃらけでもない、熱血捜査官」を普通に演じているのが逆に新鮮です。

 他にも『グリム シーズン4』『スコーピオン シーズン2』『シカゴ・ファイア』『リゾーリ&アイルズ シーズン6』など現在放送分まで追い付きました。
 あ、『スーツ シーズン5』も観終わった!
 『パーソン・オブ・インタレスト ファイナルシーズン』はなんか観るのもったいなくて(観たら終わっちゃうし、どうせならある程度まとめて観たいし)、ちょっとためています。
 それがHDD容量が減らない原因なんだけど・・・。
 10月は『刑事ヴァランダー 白夜の戦慄 ファイナルシーズン』放送予定なので、これも高画質録画だ! 『とと姉ちゃん』が相当たまっているので(だってあの「第一子長女特有の病」みたいな感じを見せつけられるのは自分に思い当たる節もあり、かなりイタいのです)、地道に消化していかねば!

ラベル:ドラマ
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2016年09月18日

昨日の13冊(その2)

 引き続き、文庫コーナーで。

  転落の街1.jpg転落の街2.jpg 転落の街/マイクル・コナリー
 ハリー・ボッシュシリーズ新作。 上下巻であるが思いのほか薄かった。
 勿論、“転落の街”とはLAのことですよ。
 最近ミッキー・ハラー(『リンカーン弁護士』シリーズ)物が続いたので(ボッシュも出ていたけれど、メインではなかったから)、そういう意味ではお久し振り。 ボッシュを主役にしたドラマもアマゾンプライムならシーズン2まで観られるそうだが・・・どうしよう。

  オーディンの末裔.jpg オーディンの末裔/ハラルト・ギルバース
 『ゲルマニア』の続編。
 酒寄さんの訳ということでつられて手に取ったのですが、あの時代にユダヤ人が刑事として捜査を強要される・・・という設定はフィリップ・カーのグンターシリーズのちょうど裏返しというか、鏡映しみたいよね。 そうやって変わる視点を楽しめるのも、歴史ミステリの面白さではないかと。

  でっちあげ.jpg でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相/福田ますみ
 新刊コーナーにあったので、てっきり新刊かと思っちゃったじゃないか(その後が載った補完版が出たのかと)。 でも別にそうじゃなかった!、ということに家に帰ってから気づく。
 数年前にかなり話題になったやつだよね、これ。 なのになんで読んでいなかったかといえば、“モンスター○○”と呼ばれる人たちの生態というか話の通じなさというか、文章で読んでるだけでもこっちが頭がおかしくなっちゃいそうなのよね! だから敬遠していた・・・という記憶がよみがえってきました。 でも今回買っちゃったのは、なんか意味があるんでしょう(最近ちょっとノンフィクションに飢えてる部分、あるし)。

  さらばスペインの日々1.jpgさらばスペインの日々2.jpg さらばスペインの日日/逢坂剛
 おぉ、逢坂剛のスペインものかぁ!、と手に取れば、<イベリア・シリーズ最終巻>の文字。 えぇっ、そんなシリーズがあったの!、と帯を頼りに講談社文庫既刊棚を探せば・・・三作目と六作目があるのみ(そう、なんと最終作は第七弾だったのでした)。
 これってもしかして、ものによっては<品切れ・重版未定>のパターンですか?
 それともシリーズ完結したことで、重版かかります?
 さぁ、どっちだ!

  暗殺者の森1.jpg暗殺者の森2.jpg 暗殺者の森/逢坂剛
 というわけで念のため六作目のみ買っておく。
 他も探して一作目から見つからなかったら、図書館かな。

ラベル:新刊
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2016年09月17日

昨日の13冊(その1)

 そんなわけで、へとへとで持ち帰った本たち。

  東京タラレバ娘06.jpg 東京タラレバ娘 6/東村アキコ
 なんか5巻出てから早くない?、と思っていたら・・・帯に<2017年1月ドラマ化決定!>の文字。 主演は吉高由里子だそうです・・・髪を切るのでしょうか?
 で、なんか、若干薄い! ドラマに合わせて7巻を出そうという魂胆か・・・そのような商売っ気は気を削ぐなぁ。

  雪花の虎3.jpg 雪花の虎 3/東村アキコ
 え、ここでも同時発売ですか?! そういうの、今はやり?
 個人的には『東京タラレバ娘』よりもこっちの方が好きなのではあるけれど、時代物だし手間はよりかかるだろうし、じっくり描き続けてもらいたい。

  87クロッカーズ09.jpg 87CLOCKERS 9/二ノ宮知子
 帯に<最終巻!>とあって絶句。 え、これで終わりなんですか?!
 まぁ8巻で話が大きく動いたものの、すんなりまとまる方向には見えなかったので・・・意外。 オーバークロックの世界をメジャー(?)にした功績は大きいとは思いますが、個人的には宝石の話のほうが先を読みたいな。

  クリスタルドラゴン27.jpg クリスタル・ドラゴン 27/あしべゆうほ
 あれ、あたし、26巻全部読んだっけ? 途中で「少し前まで戻って読み返そうかな」と思ってそのままにしていたかも! しかしさすがに1巻から読み返すのはしんどいぞ(それに連載が止まるまでのほうが昔に読んでるからしっかり覚えているのだ。 むしろ最近自分が続きを読み始めたあたりからのほうがあやしい)。
 あぁ、そのための三連休か・・・。

  花冠の竜の国アンコール03.jpg 花冠の竜の国 encore 3/中山星香
 うむ、なんかこれも“つきあい”のような気がしてきた・・・。
 非日常の世界を日常として描いていたら、この話も終わらないような気がする。

ラベル:新刊
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2016年09月16日

不健康診断 当日

 なんとかよろよろ起きて仕事に向かう。
 空腹時にのんではいけない薬をのむので、野菜ジュースでのんでみた。 仕事場へ行く途中でふらふらとやばい感じがしたので、コンビニ寄ってチョコレートを買って一粒食べる(カカオポリフェノール注入!)。
 こうしないとまともに歩いていけないのだが、普段ならそれでOKでも、健康診断当日の行動としてはよろしくないわよね・・・しかしそんな余裕はないのだ!
 仕事場へ無事着けば、エンパスなYAさんからは「もう明らかにあかんやん」と一目見て言われ、「やっぱりですか・・・」となる。 実は翌日、<また千林商店街の『角屋』に行ってかき氷食べようツアー>が企画されていたのだが、「それもやめといたほうがいいんちゃう」と助言を受ける。 なんでもその日は商店街のイベントでポケGOスポットができるとかで、多くの人でにぎわう予測も立っている。 あたしも行きたい気持ちはあるのだが、多分身体がついていかず、他のツアー参加者さんたちにご迷惑をかけるのでは・・・という光景が容易に想像ついてしまう。 明日のツアーに行く方々が次々あたしの様子をうかがいにきてくださるのであるが、「いつもより顔、白いな」、「なんか目が泳いでいるよ!」と教えてくれる(“不健康診断”と名付けてくださったのもこの方々である)。
 というわけでたまった仕事を片付けているうちに出発しなければならない時間。 そういうときに限ってWindowsが自動更新をし始め、シャットダウンに時間がかかるので「ごめん、モニターこのままにしといて!」と席を立つ。
 で、健康診断ですが・・・なんとか終わりましたよ。
 それからお昼休憩とって、また事務所に戻ったら定時になっちゃうので本日はNRということにして、「あぁ、こんな早い時間に神戸にいるのは久し振り」と妙な感慨が。 とりあえずごはん食べようと思うものの、ランチタイムには遅くディナータイムには早いという微妙な時間。 お店を選んでいる状況ではなかった(薬をのまねば)。
 それから本屋に行って、買っていないマンガ新刊他をしこたま買う。 だが重い買い物袋を提げて帰るのもまた、なかなかしんどかったのである(なのに、なんで本屋に寄っちゃったのであろう・・・)。
 すみません、明日のツアーは無理そうです。

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