2016年07月21日

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

 はい、すみません、神木隆之介目当てで行ってしまいました!
 しかし観てびっくり! ロックミュージカルでした・・・しかしやっぱり、どこまでいってもクドカンワールド全開なのであります(これは第何回ウーマンリヴ公演?、と思ってしまうくらいに舞台っぽくもあった)。

  トゥーヤングトゥーダイP1.jpg 地獄へようこそ。

 いまどき高校生の大助(神木隆之介)は同級生のひろ美(森川葵)が好きだけど、意識しすぎてうまく告白もできず。 修学旅行がその最大のチャンス!、と意を決するものの、乗っていたバスが事故に遭ってしまい、大助は気がついたら地獄にいた。
 「地獄って普通、悪いことした人が来るところでしょう?! なんで僕が!」と現れた地獄専属ロックバンドの<ヘルズ>のリーダーにしてリードボーカル・ギター担当のキラーK(長瀬智也)に食ってかかるも、閻魔大王(古田新太)の判断なしには現世に戻れないという。 一途にひろ美ちゃんへの想いを語る大助に、<ヘルズ>のメンバーは地獄から現世に戻るための指導と特訓を開始するが・・・という話。
 とりあえず、「地獄にロックバンドがいてライヴで大盛り上がり、なのが唯一の娯楽」というある意味<出落ち>のような話ではある。
 自分のこととひろ美ちゃんのことしか考えてないおバカ高校生も、神木隆之介がやっているというだけでなんだかかわいらしいというか、「若さ故のおバカ」として受け入れられてしまう不思議。 地獄めぐりや輪廻転生は、あくまで大助が成長するために用意された極端な装置に過ぎない。
 そう、ベースはあくまで青春映画、<自己を肯定する・あるがままの自分を受け入れる>までの過程を描いたものである。
 ちょっとしみじみしちゃったのは、大助と、その後地獄で再会することになる同級生(彼は事故で生き残り、大人になってからがんで死去)を古舘寛治さんがやっていたこと。
 『太陽』とはまったく違うその二人の会話に役者としての二人の幅の広さを感じつつ、「この二人の共演、あと何回観られるんだろう」みたいな感慨というか・・・。
 それにしてもクドカン作品では更に光る長瀬智也の安定感は素晴らしいな!
 そして最初に登場したシーンでは誰なのかさっぱりわからなかった尾野真千子もすごい。
 豪華キャストを無駄に投入しすぎるのもまたクドカン作品のお約束。

  トゥーヤングトゥーダイP0.jpg 公開延期前はこんなチラシでした。
    もはやどれがタイトルでコピーなのかさっぱりわからない。

 本来は「死ぬには若すぎる」なんだけど、「若くして死ぬ」って言いきっちゃう潔さ、というか、現世が終わってもその次がある、という妙な希望が漂ってしまっているのが妙におかしい。
 天国描写は特に新しいものではないし、SF的要素を期待するのも間違いで、ただただその場の勢いに身を任せるのがいちばん、という感じ。
 「なんか思ったより面白かったね!」と言いながら帰っていくお客さんが多かった・・・つまりそういう作品なんだなぁ、と思う。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする