2016年06月14日

エンド・オブ・キングダム/LONDON HAS FALLEN

 ジェラルド・バトラーもアーロン・エッカートも好きです。 でも<『エンド・オブ・ホワイトハウス』、待望の続編!>といわれても心が躍らないのは何故なのかしら。 舞台がロンドンに移っても、「どうせ、“ひとり『24』”なんでしょう?」という感じがしてしまうから?
 けれど前作から(生き残った)ほとんどのキャストが続投、というのは大変珍しく、それが気になって・・・悩んでいるうちに公開二週目で上映回数がぐっと減り、「これはヤバイ!」と思ったところにレイトショー復帰で、「もしかして最終週かもしれない・・・」と『64』よりも先に行ってしまいました(実際、最終週でした)。

  エンドオブキングダムP.jpg 今度の標的は、“世界”。

 あのホワイトハウス襲撃から数年後、アメリカ合衆国大統領ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)のそばにはシークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)がいた。 ある日、イギリス首相急死の知らせが入り、各国首脳がロンドンで行われる葬儀に参列することになる。 テロの格好の標的となる脅威を感じたマイクは出来る限りの予備対策を講じてロンドン入りするが、テロリストたちの計画した<同時多発テロ>は想像の域を超えたレベルで発生し、各国首脳はほぼ暗殺、ロンドンの街が焦土となる勢いで多数の犠牲者が出る。 唯一生き残ったアメリカ大統領を捕獲・公開処刑とするためにテロリスト集団は彼を追い、マイクは徹底して護衛のために同行、逃げ道を探す・・・という話。

  エンドオブキングダム1.jpg 今回は、常に二人連れ。
 前作は北朝鮮のテロリストがホワイトハウスを占拠、「第七艦隊を“Sea of Japan”から撤退させろ」という日本人にしかわからないギャグを飛ばしてくれたものの、朝鮮半島と日本海問題なのに国家としての日本の存在は大胆スルーだったので、「英国首相の葬儀に各国首脳が参列」という設定でも日本の首相は出てこないと思っていましたが、なんと出てきました! しかしテロ対策に国として危機感がないことが丸わかりの描写で、「だったら出てこなくてもよかったのに・・・」と思ってしまった(そして「これで世界が変わる」とほくそ笑むテロリストに、「ごめん、日本は首相が代わっても変わらないよ」と心の中で呟くのでした)。

  エンドオブキングダム4.jpg とりあえず山程の爆発、銃の乱射はお約束なれどスケールが大きくなっております。
 うーむ、これはアメリカとイギリスの同盟強化のための映画か?
 しかし過去にはロンドンでも同時多発テロはあったし(映画の中で、大統領とマイクが逃げ込む地下鉄がチャリング・クロス駅なのが笑えない)、フランスでもつい最近起こったばかり。 リアル<今そこにある危機>を描く覚悟もあるのでしょうが、そして徹底して容赦ない描写にすることで逆に現実味を失くして娯楽作にしようという意図があるのかもしれませんが、いろいろつらいです・・・。
 けれどニヤリとしてしまったのは、本国で指揮を執るモーガン・フリーマンが前作より若返っている!、ということ。 前作では下院議長だったのですが、あの<ホワイトハウス陥落事件>を無事におさめた表の功労者ということで支持率上昇したのか、この時点では副大統領になっております!

  エンドオブキングダム2.jpg 堂々たるスピーカーぶりに惚れ惚れ。
 逆に、彼がいるという安心感がアメリカ側の描写から不安を打ち消す作用になっており、ここも続投しているらしい国防長官(メリッサ・レオ、あれ、国務長官だったかもしれない)がいくら悲痛な表情をしようとも、あたしの方にはあまりぐっと来ないという・・・モーガン・フリーマンの安定感が逆に邪魔になるという珍しい例かと。 ジャッキー・アール・ヘイリーが新キャストでアメリカ側にいたんですけどねー、あんまり活躍の場がなくて残念(というかもったいない)。

  エンドオブキングダム3.jpg 乗っていたヘリを迎撃され、墜落したのに、基本的には無傷な二人。 パイロットの様子ぐらいちょっと見てあげて!
 もしかして、折りを見てまた続編つくろうとしてる? で、次の出演が難しそうな人には死んでもらってる? そんな疑惑が湧き起る展開でもあり・・・メリッサ・レオも申し訳程度の出演だったしなぁ。 と、そんなふうに考えないと内容がしんどいのです! リアルを反映とか考えてたらやってられないぜ!
 ともかく、大統領もマイクも過去の事件から学んだ苦労とその後の努力が顔に出ている(なんか老けた?!)、という役づくりは評価したい。
 結局、ちょっと地味だけどこの二人、好きなんです。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする