河出文庫今月の新刊からのチョイスです。
『奇想コレクション』の中の一冊で、個人的に待望の文庫化(以前図書館で借りて読んでいたのでした)。 短編集なのですが、ハードSFで難解なイメージのあるグレッグ・イーガンの実は幻想的な持ち味が楽しめる一冊となっております。
ちなみに著者はオーストラリアの人らしいのですが(これ結構意外!)、本国でよりも日本でのほうが評価されているらしい・・・現代SFの大家だとあたしも思っていましたが、オーストラリアってSFはあまり盛んではないのか?!
読んではいないんだけど、以前に本屋や図書館で見かけてなんだかずっと気になっている本、ありませんか? あたしにはそんなのが常に何冊(何十冊?)かあって(まぁ、全部は覚えていられないので思い出すきっかけは様々ですが)、思い切って読んでみたらすごく面白かったり、逆に「あれ?」だったりする場合もあって、結局気になっているままだったりする。 これもその一冊でした。
今回「待望の文庫復刊!」となり、これがそのタイミングなのかもしれない、と。
帯に伊坂幸太郎と西加奈子の推薦文が載っているのが個人的には「・・・」なのですが、まぁそれは河出書房新社的マーケティングなのでしょう。
11歳で夭逝した天才作家。 隣に住んでいた幼馴染の(ほぼ同い年の)親友がその評伝を描く。 どうですか、この設定だけでなんだかぐっときませんか!
ちなみに・・・月刊フラワーズ7月号は全国各地で発売日にほぼ完売していたようです。
定期購読者が近所の書店でいつも通り買えてない、という状況や多数の問い合わせが出版社に殺到した結果、重版決定だそうな(これぞ『重版出来』?)!
多分月刊マンガ誌では異例の措置では・・・多めに印刷すると思っていたけれど、印刷スケジュールや流通の問題などで数の変更は簡単にはきかないのかも。
あまぞんなどでは中古にとんでもない値段がついておりますが、6月11日頃追加分が店頭に並ぶようです。 ダフ屋(?)を儲けさせてはいけない! もうちょっと、待ちましょう。
でも11日って土曜日じゃん・・・行けるかな、あたし。
ラベル:新刊