2016年05月01日

うーん、今日は何冊なのだろう・・・(その2)

 引き続き、文庫編です。

  ささやかで大きな嘘1.jpgささやかで大きな嘘2.jpg ささやかで大きな嘘/リアーン・モリアーティ
 モリアーティという名字の家に生まれたら、どんな気持ちなんだろう。
 そんな興味からこの本を手にとってしまいました。 表紙のイメージからはコージーっぽいけど、もっと悪意が強そうな感じがしないでもない(でもそこは出版社への信頼というか、東京創元社が出してくるんだからきっと面白いのでしょう、という)。 最近、邦訳が増えてきたオーストラリアからまた一作。

  ザカルテル1.jpgザカルテル2.jpg ザ・カルテル/ドン・ウィンズロウ
 大作『犬の力』の続編にして、超ストレートなタイトルの直球。 前作より更に本が分厚い気がするんですけど!
 正直なところ、読むのがとても怖いです。 メキシコの麻薬カルテルに関してはそれこそいろいろなもので見たり聞いたりしてますが、結局それは断片的なこと。 それでも十分恐ろしいのに(これが同じ世界で起こっていることなのかと愕然とするほどに)、彼はそんな“断片”ごときで許してくれるわけもなく。

  亡霊星域.jpg 亡霊星域/アン・レッキー
 『叛逆航路』続編、<ラドチ戦史>三部作の二作目。
 主人公がAIということで欧米では一部物議を醸しているらしいですが、その感覚が、日本人にはまったくわかりません(そんなこと言ってたら登場人物がすべて文房具の『虚構船団』(筒井康隆)の面白さを欧米人は理解できないということか)。 これもキリスト教圏的発想が根付いている人たちと、キャラクター文化でだいたいのものを受け入れてしまう人々の違いか。 SFってそういう「当たり前」と本人たちが思っている価値観を揺さぶるジャンルで、そんな意味でもこのシリーズは刺激的だと思う(自分はまだ『叛逆航路』の途中にいますが)。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする