2016年05月16日

まだ帰りだからよかったか・・・。

 雨でした。
 「うえーん、この中を帰りたくないよ〜」と思うくらいの。
 はい、今日も残業でした。 だからといって雨がおさまるのも待ってはいられないのだった。
 雨の勢いもあるが、既に結構降り続いていたので道路が軽く川。 仕事場を出て駅までの道程でもう靴が半分濡れている(それを覚悟して、濡れてもOKな靴で来たのではあるが)。
 帰宅ラッシュのピークは過ぎていたので、電車でも楽に座れる。
 あぁ、月曜日からこんなことになるとは思わなかった・・・今日はこんなに遅くなるはずじゃなかったのになぁ。 なんで重要な仕事が(前からわかっていたことなのに)急にいきなりふられるんだろう。 音沙汰ないし前触れもなかったし、あたしがすることになるなんて思いもよらなかった・・・他の仕事にすべてしわ寄せが。 あぁ、つかれる。
 自宅近くの最寄駅を出ると、「あ、ちょっと雨が弱まってきたかな?」と思ったのも束の間、強い風に押されるように大粒の雨が襲来。 自分の後ろ半身全体がびしょぬれな状態に。やはり道は軽く川であり、せっかく電車の中で乾きかけてきた靴も全部が水没したぐらいの勢い。
 まぁ、明日は出かけるぐらいの頃には止んでいるみたいだし・・・。
 とりあえず今日来ていた服はすべて、洗濯機に直行であります。

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2016年05月14日

今日は7冊でした。

 あー、月刊フラワーズ見てくるの忘れた!
 雑誌を定期的に買わなくなってすでに10年以上、もう習慣じゃなくなったってことなのね。
 4月28日発売だから、もうないよなぁ・・・吉野朔実の読み切りが載っているはずなのだが・・・単行本の発売を、待つとしますか。
 そのかわり文庫の新刊チェックは習慣化しているので、多分漏れはない、はず。

  一瞬と永遠と文庫.jpg 一瞬と永遠と/萩尾望都
 マンガではなくエッセイ集。 単行本のときに読んだ気がするけど、新たな書き下ろしエッセイが収録されているということで。

  アルスラーン5.jpg アルスラーン戦記 5/荒川弘
 アニメのほうは見ていないのですが、これをもってあたしは『アルスラーン戦記』の記憶を塗りかえようかな、という気にもなっている今日此頃。 原作のほうはノベルズ15巻が近々発売のようですが・・・。



  ナイスヴィル3−1.jpgナイスヴィル3−2.jpg ナイスヴィル3 悪夢の終焉/カースティン・ストラウド
 あぁ、ついに『ナイスヴィル』の完結編が!
 まだ1から全然手をつけていないのに〜。 でもなんかちょっとラストは希望があるようなので(バッドエンドではないらしい、ということで)、ちょっと気が楽になりました。

  太陽がいっぱい.jpg 太陽がいっぱい【新訳版】/パトリシア・ハイスミス
 新訳であっても『才能あるリプリー氏』ではなく『太陽がいっぱい』のほうをとるのは、やはりそっちのタイトルで十分認知されてしまっているからなんでしょうね。
 あたしも中学生ぐらいのときに多分NHKで映画を観て、古本屋で原作探して、「結末が違う!」と衝撃を受けたことをよく覚えています。 その頃は「原作に忠実なのが当たり前」だと思っていたんだなぁ。

  贋作.jpg 贋作/パトリシア・ハイスミス
 リプリーシリーズ2作目。 これ初めてです! 今まで見つけたことなかった!
 『アメリカの友人』『リプリーの真似をした少年』はあったけど。
 今はどれも絶版なので、シリーズ全部再版してくれるのかしら。 期待して待ちたい。
 河出書房新社、お願い!

  ラストウィンターマーダー.jpg ラスト・ウィンター・マーダー/バリー・ライガ
 『さよなら、シリアルキラー』に始まる<ジャズ青春三部作>のこちらも完結編。
 だけど『さよなら、シリアルキラー』が読みかけのまま行方不明なのよね・・・。
 2作目『殺人者たちの王』はばっちりあるのに。 とりあえず、探そう。

ラベル:新刊
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2016年05月13日

ルーム/ROOM

 先に原作を読んじゃったのはよかったのか悪かったのか。
 「あ、あの場面カットされてる!」・「いいと思ったあのセリフがない!」など、そっち方面にハラハラしてしまった部分もあったから。 しかも脚本を担当しているのは原作者のエマ・ドナヒューなのである。 相変わらず、向こうの小説家の思い切りのよさというか、「小説と映画は別物」という割り切り感はすごい。 より説明を省き、映画は5歳のジャック目線ですべて進んでいく。 ブリー・ラーソンさんすごいけど、立場的には助演では?、と思えてしまうほど、完全に主役はジャックなのです。

  ルームP.jpg はじめまして、【世界】。

 5歳の誕生日を迎えたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)にとって、<へや>が世界のすべて。 ママ(ブリー・ラーソン)といつも一緒で、いろんなお話をしたり運動したり料理をしたり。 でもTVばっかり見てたら頭がおかしくなっちゃうからと一日に見る時間は決められている。 TVに映っているのは存在しない“うそっこ”の世界。 天窓から入ってくる光で、昼か夜かを区別する。 オールド・ニック(ショーン・ブリジャース)が持ってくる<にちようびのさしいれ>で、ジャックとママの暮らしはなんとか成り立っている。
 ある日、ママはジャックに衝撃の告白をして、この部屋を脱出する計画を立てるけど、ジャックは怖くてたまらない。 でもそうしないとママがダメだというから、ジャックは決死の覚悟で勇気を振り絞る・・・そんな話。
 説明が少ないので、ドキュメンタリーか再現フィルムのように思える部分も。 だから役者陣の演技がとても自然に見えるのでしょう。
 なにより驚きは、オールド・ニックが体格的にはフツーの男性でしかない、というところ。 ジャックからしたら「初めて見る・そして唯一の大人の男」だから巨大に感じるのは当然なのだが・・・拍子抜けするぐらい腕っぷしも強くなさそうで、それでも若い女性ではどうあがいても勝てないのだ、という根本的な差(それは大人と子供もそうだけど)。 これがある限り、世界から暴力犯罪はなくならないんだろう、と思うと悲しくなる。

  ルーム1.jpg けれどママはジャックを暴力や危険なものにさらさないため、身体を張って守り続ける。 その強さ! でも、それもジャックという<守るべき存在>がいたからこそ。

 けれどどうにかこうにか外に出て万歳!、で終わらないのがこの映画(というかむしろ後半のほうが本題と言うべきか)。 ある種の密室で、濃密な二人の時間を過ごしていただけに、ジャックにとって世界は広すぎて、他の人も多すぎて、現状を理解しきれない。 そんな時こそママに頼りたいのに、彼女は一気に娘の立場を取り戻し、被害者であることも追認させられ手いっぱい(“ママ”が名前じゃなくて呼び名で、ママにはジョイという本当の名前があるんだと聞かされたときのジャックの驚きようと認めたくなさは素晴らしかった。 自分の親にも子供時代があった!、と知らされた時の誰しもの反応と同じはずなのに、このような状況下では・・・痛々しくて)。 ジョイの母・ナンシー(ジョーン・アレン)は娘の苦悩を受け止め、同じ強さでジャックを守る。 ああ、母は強し、である。 それに比べてジョイの父(ウィリアム・H・メイシー)の情けなさや腹立たしさときたら・・・そりゃ、離婚されますよ、と納得の逆好演。 いろんな方向でダメな人ができるんだなぁ、さすがです。

  ルーム3.jpg そのかわり、ナンシーと再婚したレオ(トム・マッカムス)がいい距離感でジャックを導いていくさりげない描写がとてもいい。 血の繋がりよりも思いやり。 いや、場合によっては血の繋がりがあることが関係性を平和に保てないこともある、という例ですなぁ。

 そして恐るべきマスコミ。 世間の人が知りたがっているという“純粋な好奇心”を盾に、ジョイを気遣いながらもとんでもなく恐ろしいことを聞いてくる。 まさに二次被害。 結局、外に出たのにまた閉じこもるはめになるというとんでもない皮肉。 更に母と息子の心の絆にヒビを入れようとするのが<へや>の存在。 ジョイにとっては思い出したくもない、一刻も早く忘れたいものなのに、ジャックにとっては懐かしい、むしろ早く帰りたい場所。ジャックに他意はない故に、そのこともジョイを追い詰める原因になったのかな、と思うとそれも悲しすぎる。
 けれど、時間は流れる。 子供は目に見えて成長する。
 あぁ、子供は希望だってこういうことなんだ!
 ジャックが初めて見た、どこまでも広がる青い空のように。
 出番は少ないながら、賢くてキレのあるパーカー巡査(アマンダ・ブルジェル)の存在もよかったです。 ジャックが出会ったのが彼女でよかった。
 そして子役のジェイコブ・トレンブレイくん、かわいすぎる! 俳優を続けるならこのまま道を外さないでね、と祈らずにはいられない。

ラベル:映画館 外国映画
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2016年05月12日

計画倒れ・・・

 フレックスを利用して少し早く仕事を終え、そのまま伊丹市立美術館に直行してゴーリー展を観に行く手はずを前日までに整えた、はずだった。
 ところが当日、あたし自身が体調不良に・・・。
 おかげで普通に「早退」という感じになってしまった。
 あぁ、なんて意味のない。 あぁ、なんて役立たず。
 あたしのダメな季節がやってきたなぁ、ということを、こういうことからも実感する。
 実感なんて、したくないのに。

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2016年05月11日

ボーダーライン/SICARIO

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作!、というだけでわくわくなのに(そのくせ文字を見ないと監督の名前をさらっと自分で発音できない)、主役がエミリー・ブラントなんて! しかも題材が国境と麻薬戦争だなんて! なんて大胆なところに斬り込むんだ!
 メキシコの麻薬カルテルについては以前からうっすらと知ってはいたものの、それが強烈で、しかもアメリカと密接が関わりがあると知らされたのはソダーバーグの映画『トラフィック』ではなかっただろうか。 あれから十数年以上(もしかして20年とか?)たっている。 それでも、解決どころか泥沼一方の様相を呈しているのは何故なのか。
 答えが出ないことはわかっているが・・・。

  ボーダーラインP.jpeg その善悪に境界<ボーダー>はあるのか――

 『ボーダーライン』なんてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品にしては安直なタイトルだ、と思っていたら、冒頭で原題“SICARIO”についての説明が出る。 曰く、「シカリオ:暗殺者」なのだそうである。 これも邦題をつけるのに困ったパターンかなぁ、と推察。
 メキシコとの<麻薬戦争>を終わらせるべく、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした特別任務が組まれた。 優秀なFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、特別捜査官グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)にリクルートされ、チームに加わることに。
 しかし詳細は知らされることはなく、顧問を名乗る謎めいたコロンビア人アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)がどこの所属なのかもわからない。 はっきりしているのはただ<麻薬カルテル殲滅>という目的だけ。 密かに国境の町フアレスに潜入した一行だが、あっさりと人が命を落としている現実を目の前に突き付けられたケイトは法と秩序を守るFBI捜査官という自分の根幹をも揺るがす無法地帯の現状に愕然とする・・・という話。

  ボーダーライン3.jpg そもそも彼女をこの件に引き入れることになったアメリカ側国境沿いの“死の家”事件にて。
 とにかく緊張感が半端ない。 『プリズナーズ』も緊張感あふれる作品だったけど、それとはまた種類の違うもの―死ぬか生きるかの一瞬の差はどこにあるのか、といったレベルで、わけのわからないままチームに放り込まれたケイト同様、観客もまたわけのわからない状態で緊迫の渦に放り投げられる。 しかも序盤に『プリズナーズ』を観た客にはカタルシスをくれるのかと思いきや、それを逆手にとって余計にショッキングさを与えてくれるという意地悪さんである(あたしはそれにまんまと引っ掛かり、のどの奥で悲鳴を上げた)。
 血の報復がなによりも恐ろしいのは、法や秩序どころか良心やそもそも「人として」といった理屈や言葉や多分正しい方向であろうと思われる感情すら通用しないところだ。 <無法地帯>どころではなく、縄張り争いのためだけでいくらでも人が死ぬ、命の価値すら問えない。 ケイトの葛藤は「悪を制するために自らも罪に手を汚すことは正義に値するのか」というものだが、この地域ではそんな問いかけ自体が自分の身をあやうくする(実際、彼女は何度も死の危機に直面することになる)。 そこをある程度割り切ってしまったのがグレイヴァーであり、それすらも超越したのがアレハンドロなのだが、必要とあれば身内さえ裏切る(というか切り捨てる)こともいとわないグレイヴァーのように彼女はなれるはずもなく、外側からも、内側からも彼女は蝕まれていく。

  ボーダーライン2.jpg この二人の種類の違う得体の知れなさも必見! まったく、なんてキャスティング上手なの!
 そんなケイトをエミリー・ブラントが熱演!
 彼女以外のキャスティングが思い浮かばないほどぴったりの役柄で、下手をすれば法と正義を振りかざすケイトは「現場をわかっていない鼻持ちならないヤツ」になりかねないところをうまく回避。 それも、ジョシュ・ブローリンのクセ者感と、ベニチオ・デル・トロのただならぬ者感と相まって、奇妙なアンサンブルを奏でている。 三人それぞれ、向いている方向が違うのに。

  ボーダーライン1.jpg 闘う女子の凛々しさもまた体現。 それ故に内的葛藤での脆さが光る。
 とにかく緊張感とわけのわからなさに翻弄されまくった。 今度WOWOWで放送されるときには、もっとちゃんと冷静になって観よう!、と決意するのでありました。
 それにしても、メキシコとの麻薬戦争にも終わりは見えない。 形が違うからわかりにくいけれど、アメリカは<テロとの闘い>の前に泥沼を抱えていたのに、もうひとつの泥沼にも踏み込んでしまっているわけだ・・・どちらにもアメリカ的法と秩序は通用しない。 世界はいつでも混沌の時代なのだと思い知る。
 しかし同じ国境でもアメリカとカナダの間はいたって平和だ。
 問題は、結局は貧富の差なのか。 搾取する者とされる側の問題なのか・・・現実は、いつも痛い。

ラベル:外国映画 映画館
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2016年05月10日

グランドフィナーレ/YOUTH

 パオロ・ソレンティーノ監督といえば、すっかり『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の人、と紹介されるようになってしまいましたが(それでアカデミー外国語映画賞を獲っちゃったから)、でもあたしにとっては『イル・ディーヴォ/魔王と呼ばれた男』の人なのです(この映画、すっごく怖い!)。 あ、『きっとここが帰る場所』でもいいけど。

  グランドフィナーレP.jpg バカンスは終わり、人生は始まる。

 世界的にその名を知られるイギリス人作曲家のフレッド(マイケル・ケイン)は、すでに現役を引退し悠々自適の日々。 80歳となった今は、往年の親友である映画監督のミック(ハーヴェイ・カイテル)と共にスイス・アルプスの高級リゾートホテルで休暇を満喫しているところ。 が、ある日、エリザベス女王の使者と名乗る男が訪ねてきて、フレッドの代表作である“シンプル・ソング”を女王陛下のために演奏してほしいという。
 「私はもう引退した」とフレッドは即座に断る(勿論、それ以外に理由はあるとすぐにわかるようなかたくなな断り方で)。
 かつてロボット映画で一気にスターダムに駆け上ったが、それ以外の役のことは誰も触れてくれないことに疲れたハリウッド・スターのジミー(ポール・ダノ)など、他の滞在客とのちょっとした交流、「夫が浮気した、離婚する!」と泣きついてきた娘のレナ(レイチェル・ワイズ)との久し振りの語らい、生涯現役であることに格闘する友の姿を見る・・・そういったことの積み重ねが、フレッドの心に変化を生みだそうとしていた、という話。

  グランドフィナーレ1.jpg おもいおもいのお茶の時間。
 勿論あえて、なんでしょうが、マイケル・ケインの登場したときの老けっぷりに驚愕した(わりとちょくちょく見ているはずなのに!)。 そういう役だからなんだけど、そしてリゾートホテルで過ごしていくうちにいろんなことがあって、若返るわけではないけど普段のイメージにどんどん近づいていくので、映画が終わる頃には驚いたことも忘れているくらいの自然な変わりようだった。
 必要なのはただの“休息”ではなくて、自分と向かい合う時間、家族や過去と過ごす時間、かつて若き日にしていたことをまた(まったく同じではなくとも)してみること、そして今の自分のペースも保ちつつ、ということなのかなぁ、と感じてみたり。

  グランドフィナーレ2.jpg これぞ、リゾート(保養所)。
 とはいえ、ここに滞在している人たちのほとんどは、年齢に関係なく人生の頂点を極めてしまって、そこからどうしたらいいのか戸惑っている人たちばかり。 ある意味、ゴージャス版『人生の夏休み』といった感じでもある。
 だからか、『イル・ディーヴォ』のときのような恐るべきドキュメンタリータッチ(イタリアンマフィア版『仁義なき戦い』を包括)に比べると、映像美は変わらずともぐっと寓話的になった感じ。 ポール・ダノは現れた瞬間、お忍びのジョニー・デップに見えたし!(あれはわざとそう見せたと思う)
 なによりアルプスの景観!
 そして世界基準のリゾート・保養所ってこんな感じなの?、という驚き。
 トレッキングが(季節によってはスキーも)できる大自然に囲まれた、温泉とスパはわかるけど、+病院の要素もあるような・・・利用するのが結構高齢の方が多い、というせいもあるのかもだけど、南国の“リゾート”のイメージとはまた違うもので(とりあえず<休暇>の使い方が日本人とは桁違いだということは実感する)。
 邦題は『グランドフィナーレ』、原題は“YOUTH”(=若さ)。
 どちらもこの映画にぴったりなのだが・・・正反対の意味を持つどの単語を選択するかが文化の違い(東洋的と西洋的な違い)なのかなぁ、という気がした。 人は生きている限り誰でも年老いていくけれど、ほんとに自分が年寄りだと思っている人は少ないのではないだろうか。 肉体も衰え、思考も硬くなる。 けれど心は、いつかのときのまま、のような。
 まったくシンプルではない“シンプル・ソング”のように、人生も人の心も複雑。 けれど、だからこそそこから美しいものが生み出されることもある。
 つまりはそういうことなのかな。

ラベル:外国映画 映画館
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2016年05月09日

買っちゃいました!

 だだだっと本屋に駆け込み、確認。
 そしたら、あったし!
 というわけで、結局買ってしまったのであります。

  ポーの一族ボックス.jpg 『ポーの一族』【復刻版】限定BOX

 まずこの表紙の絵にやられます・・・(文庫版の表紙にも使われているけど、サイズが違うし)。
 そしてポストカード8枚つき!
 でもフラワーコミックスと同じサイズのため、一般的なポストカードに比べるとちょっと縦長のため、一般的なポストカードスタンドに入らない・・・。 どうしよう。

ラベル:マンガ 新刊
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2016年05月08日

アフタヌーンティーごっこ

 ジェシカさん(仮名)のお宅に招待される。
 普段は「どこかおいしいお店行きましょう!」と外に出ることが多かったのですが、この冬に第一子を出産されたばかりなので、ご自宅にお招きいただきました。
 「何か食べたいものありますか?」と聞いたら「スコーン!」と即答だったので、あたしがスコーンとバナナブレッドを用意、ジェシカさんが紅茶とサンドイッチを用意してくれるということなので、即席アフタヌーンティー開催!

  お茶会1.JPG ホットオープンサンド
    「薄味ですみません」とのことでしたが、そんなことなく美味しかったです。

 「何故スコーンなのか?」と尋ねれば、「うーん、なんか幸福感があるんですよね。 このあたたかさとバターの香りとか」とのこと。 みっちり小麦粉!、だけではなくて様々な要因が絡まり合っているらしい。

  お茶会2.JPG そしてミルクティー
    写真の角度が悪いのですが、結構高さのあるカップなので量もあります。

 そしてスコーンの写真は撮り忘れました・・・。
 お喋りしながら食べ・飲みしたので、スコーンまでで結構おなかいっぱいになってしまい、バナナブレッドはお土産ということでジェシカさん家に置いていく。 甘い物の合間に、と、ジェシカさんはおかきなども用意してくださっていたのですが、それにもお互い手をつけられず。 ジェシカさんはもとから少食の人だけど、よく考えれば休みの日のお昼にこんなにしっかり食べないわ、あたし。
 まぁ、基本的にはお喋りが目的なので、よいのです。
 でも、あかちゃん無事に生まれて、ジェシカさんもお元気で、よかったです。
 どんなことよりそれがなにより。

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2016年05月07日

モヒカン故郷に帰る

 金曜日に観た映画がこちら。 神戸、上映最終日のため見逃したらアウトだったのです。
 沖田修一監督の新作、かつオリジナル脚本ということで・・・この人の普遍的なテーマを脱力系な笑いでくるむ手法がなんとなく好きなあたしとしては、やはり押さえておきたかったのです(沖田修一監督はシティボーイズがお好きだということもあり、笑いのツボがちょっと似てるのかも。 テキトーにやっているように見せながら実に考え抜かれているところもシティボーイズライヴを彷彿とさせます)。

 モヒカンP1.jpgモヒカンP2.jpg バカヤロー!、だけどありがとう。
  (メインキャラ分のチラシがあるのが面白かった)

 ヘヴィメタバンド“断末魔”のヴォーカルをしている田村永吉(松田龍平)はライヴハウスに来てくれる一部熱狂的なファンはいるものの、メジャーデビューには程遠い。 そんな状況にバンド内でも不協和音が。 そんな折、同棲している恋人の由佳(前田敦子)が妊娠したので結婚を報告するために永吉は7年ぐらいぶりに彼女を連れて帰省することに。
 広島県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島が永吉の故郷であり実家だが、そこには矢沢永吉命の頑固オヤジ・治(柄本明)、広島カープ大好き母・春子(もたいまさこ)、家を出ているはずなのにちょくちょく帰ってきすぎな弟(千葉雄大)というあまりにも濃い家族が待っていた・・・という話。
 正直、主人公がモヒカンであることに特に意味はない、と思う(あえていうなら『カルメン故郷に帰る』に語呂が似てるから?)。 まぁバンドマンという<真っ当でない職業?>をわかりやすく記号化しただけというか。

  モヒカン4.jpg 故郷の島をめぐる海
 ゆったり流れる時間と風景、そこにせせこましく展開する人間たちの営み、という感じでは『キツツキと雨』に傾向が似ているかも(『横道世之介』は原作ありだったけど、明確に書き留めない時間の流れ、というのは共通しているかも)。
 由佳のおなかの大きくなり具合で時間の経過をアバウトに説明する感じが微笑ましくて。
 とはいえ『モヒカン故郷に帰る』が帰るだけでは序盤で話が終わってしまうので、「故郷で何が起きるか」が眼目なわけですが・・・「矢沢は広島県民の義務であります!」と公言するオヤジががん宣告、という展開に。
 でもここでお涙頂戴に絶対ならないのがこの監督のいいところ。 そんな話でもあえて泣かさず、むしろ笑わせる方向に行こうというのが大変あたしの好みです。

  モヒカン1.jpg それはこの家族の特徴でもあるけれど・・・実際ってそんなドラマチックにはいかないよね、という現実の肯定でもあるような。
 オヤジさんが指導している中学のブラスバンド部に矢沢の曲を弾かせているんだけど、あまりにスタンダードジャズ風編曲で最初、何の曲だかわからなかったです・・・(ブラスバンド部の人数少ない上にあまりうまくない、という設定も手伝って。 “I love you, OK?”でした)。 しかし筋金入りの矢沢永吉ファンで、ほぼ崇拝しているといっていいくらいなのに、自分の息子に同じ名前をつけるって感性がびっくりで。 そんな名前を背負わされる息子もしんどいじゃないか(そう思えばモヒカンは比較的まともに育ったと言えるのかな?)。
 「オレ、自分なりに考えてみたんだけど・・・」と言ってから続く言葉は、実はモヒカンくんが何も考えていないという証拠、というのがわかりやすくてとてもダメっぽくてよかったです。 だからそんな彼が、末期の近づく父のそばにいて、次第に“自分なりに考えて”いく様子が、よりよかったです。
 上映終了後にメイキング映像が流れましたが、撮影されていたシーンが本編と結構違っていたりしていたので、小道具や動き等を変えて何パターンも撮っていたのだな、というのがわかったし、そういう一見些細なところに監督がすごくこだわっているのと、それに乗っかって演じているからこそキャストのみなさんが「何度もミラクルが起きた」というような発言につながるんだろうな、と。
 なので観客としては様々に満載の小ネタを楽しめばよいわけで(弟くん、サケフレークの瓶から直箸?! てことは一人ひと瓶なのか?、とか)。

  モヒカン2.jpg 左利きの女たちと、

  モヒカン3.jpg 右利きの男たち。
 揃って食卓を囲めば、まるで鏡に映っているようでもあり、それが<家族>ってことでもあるような。
 母親にもたいさんを持ってくるのはずるいよな・・・としみじみ(しかも要所でモヒカンに投げる言葉は「働け!」)。 なんてわかっているお母さんなんだろう!
 クライマックスはほぼコントの様相を呈していましたが、病院の手術台のライトをそんなふうに使うか?!、と、あたしはちょっと感動しました。
 ダラダラ長いとか、無駄なシーンが多い、と感じる人もいるかもしれないですが、ダラダラ長いのがこの監督の特徴なので。 そして観終わると、その長さが必要のものだったのだと思えるから不思議なもので。 月曜日に「はぁ、今週も長いなぁ」と思っていたのに、金曜には「はっ、もう今週終わり?!、早かったなぁ」って感じるのと少し似ているかも。
 多分、人生というか、リアルな生活の空気が、そこに息づいているからですかね。

ラベル:日本映画 映画館
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2016年05月06日

曜日感覚がおかしい・・・

 5月6日(金)からお仕事は通常営業モードです。
 だけど個人的にどうしても月曜日感が拭えない・・・逆に5月2日のことを金曜日だと思ってしまいがち。 毎週末にやるべき仕事ができてないと焦った・・・いや、今日すればよいことでした。
 とりあえず曜日感覚は休みボケですが、仕事的にはミスはなかった・・・と思いたい。
 仕事帰りに映画に行きたかったので、上映時間に間に合うようにギリギリで仕事場を出たのですが、本屋に寄るの忘れた・・・。 月刊flowers買うの忘れた、『ポーの一族』の復刻版BOXセット、出ているかどうか確認するの忘れた・・・(媒体により発売日の告知が異なっているため)。
 映画が終わるころにはもう本屋は閉まっていた・・・というか、大概のお店は閉まっていたけどね! ほんと、三宮・元町界隈(特に海側)は夜が早いわ〜。

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2016年05月05日

廃院のミカエル/篠田節子

 結局このGWは、お天気悪いのを言い訳にたいして出かけることもせず(だってどうせ人が多いし〜)、衣替え準備(夏物を洗濯)と、HDDにたまっている映画やドラマの消化、読みかけの本を読み終えることに集中。 というか、やっていることはいつもの週末とあまり変わりがないのでした・・・。
 それでも時間があるということはありがたいもので、結構読みかけだった本を読み終わることができた(それ以上の冊数に手もつけちゃってるけど)。 いいんです、それがあたしなのです(開き直り)。
 で、そのうちの一冊。

  廃園のミカエル.jpg 気がついたら何年も放置。

 諸事情あって食品輸入会社の現地職員としてアテネで働く美貴は、幻のハチミツ・硬蜜に出会い、自分が独立してひと旗あげるビジネスチャンスだと勢い込む。 その硬蜜を出してくれた通訳の綾子にどこで生産されたものか訊き、直接現地に交渉に向かう。 旅の途中で偶然知り合った壁画修復士の吉園、綾子とともに養蜂をしている村を訪ねるが、既にそこは無人で蜂の巣箱もカラ、そして廃院となった修道院を見つける。 その宿坊の壁に描かれた不思議な構図の大天使ミカエルを目にして以降、三人のまわりでは次々と不可解な現象が起こるようになり・・・。 現地の修道士の言うとおり、悪魔の仕業なのか?、という話。
 「見てはいけないものを見てしまったために恐ろしい世界に引き込まれる」という篠田節子お得意の基本設定。 恐ろしさではあの『神鳥−イビス−』に敵う作品はないとあたしは思ってしまいますが、今回は完全ホラーではなく科学的解釈をきちんと用意。 でもパニック状態に陥ったり思い込みが激しかったりする人間は何を見るかわからない、的な科学的に説明のつかない部分も残しつつ、日本人には縁の薄い一神教の宗教観も取り入れて、篠田節子の追いかけているテーマ全部取り!、みたいな感じに。
 主役である美貴のたくましさ(図々しさ&自覚した無神経さ)ときたら、「一緒に仕事はできるかもしれないけど友達にはなれないかも・・・」というすごさ。 ギリシア人と結婚するためにギリシア正教に改宗し、敬虔に生きている綾子の姿に自分のごたごたした清廉潔白ではない過去を見せつけられてげんなりし、その反動で相手を攻撃するというおとなげのなさ。 過去からくる男性への信用の無さ。 でもそれは同時に美貴の男を見る目がないということでもあり・・・本人、それもわかっているから複雑。 男性修道士の「神のみもとに近付くには女は邪魔」的な言動にキレるあたりも、まぁわかるけど、「これだから男ってのは!」と言いながらも信用したい気持ちの表れなんだよな〜。 期待してなきゃ、怒りも湧かないはず。
 そんな彼女に、「なんだこの女、身の程知らずか!」的印象を抱いてしまうと物語に全然入り込めないだろうし、共感を得にくいキャラクターを主役に持ってくるところが篠田節子のチャレンジングなところです。 あたし自身は彼女にそんなに反感は持たなかったけど・・・身近にいたら面倒そう、という気持ちは若干拭えない(だってアクティブすぎるというか、ハングリー精神が強すぎなんだもん)。 あたしにはない性格なので、すごいなぁとは思いますが・・・つかれそう。
 悲劇の結末かと思ったら、思いのほかそれほどでもなく、ちょっと希望すら見えるのには驚き。 文庫化に際してハードカバー版に加筆修正されたようです(特に後半)。 これも時代に合わせた変更なのかしら。

 あー、映画の感想がたまってるよ! これは追いつけなかったか・・・。
 明日一日出勤すればまた休みとはいえ、それは通常の週末。
 あたしの非日常も、いったん終わりです。

ラベル:国内ミステリ
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2016年05月04日

うーん、今日は何冊なのだろう・・・(その3)

 4月末の購入本、ラストです。

  猫が死体を連れてきた.jpg 猫が死体を連れてきた【新版】/シャーロット・マクラウド
 シャンディ教授シリーズの復刻版、はやくも4作目。
 今回の表紙のネコが、とても迫力です。 シリーズが進むごとにシャンディ教授の姿が小さくなっていく(というか、他のものと物理的な大きさが関係なくなっていく)のが楽しい。
 新版になって表紙でがっかりすることもありますが、このシリーズは楽しい。

  インザヘブン.jpg イン・ザ・ヘヴン/新井素子
 わぁ、なんかずいぶんお久し振りです!、という気持ちに。 あたしにとっての<コバルト文庫時代>には欠かせない方でありますが(氷室冴子も藤本ひとみもこの時代で出会ってますから)、いつからあまり読まなくなっちゃったのかな?
 ご結婚されて一時期刊行ペースが落ちたのと、あたしがコバルトを離れたのが重なった? スランプ期とあたしが新刊チェックを怠っていた時期がダブってた?
 『おしまいの日』は多分読んだと思うけど、それって5年以上は前だよね?
 そんなこんなで過去の自分と向かい合うがごとく、手に取ってしまいました。 長編ではなく短編集だというのが、ちょっと意外。

  古城ゲーム.jpg 古城ゲーム/ウルズラ・ポツナンスキ
 あ、この作者、『<5>のゲーム』の人だ〜。 あっちはハヤカワだったけど、今回は創元推理文庫。 すごいな、ドイツ語圏の翻訳は東京創元社、酒寄進一さんとほぼ独占契約なのか?!
 ちなみに東京創元社の装丁の力の入れ方は某大手出版社に見習ってほしいぐらいですが、今回はイメージに合わせてオリジナルでオブジェを作成! それを写真に、といつも以上に力と手間がかかっています。 こういう装丁を見ると、中身への期待も高まりますが、それをつくった人たちの気持ちも感じてちょっとドキドキ、時折胸が熱くなったり。


  ゴーリー公式図録.jpg エドワード・ゴーリーの優雅な秘密
 現在伊丹市立美術館にて開催中(5月19日ぐらいまでだったかな?)のゴーリー展公式図録が一般書店でも販売されております! 展覧会に行くつもりではおりますが、仕事の都合上危険な感じがしないでもなく。 なので図録を先に入手。 でも会場でしか手に入らない限定グッズがいろいろあるそうな・・・。
 とりあえずあたしは、ポストカードがほしいのです!
 というわけで・・・合計13冊でございました。

※ 4月26・27日に映画記事『マジカルガール』・『獣は月夜に夢を見る』、追加しました。
※ 4月28日に映画記事『僕だけがいない街』、追加しました。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 18:43| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

突然のメールに

 家にある吉野朔実本を手に取るかどうか、本棚から探し出すかどうか(といっても場所はわかっているので、目に触れるところに出すかどうか)悩み、『瞳子』なんかはサイズが独特なんですでに背表紙はいつも目に入る場所にあるのだが、なんか手に取ったら負けというか、事実を認めてしまうことになりそうで、結局そのまま。
 今日の神戸はお天気が悪い。 偏頭痛にやられているあたしは何もやる気がなく、ほぼふて寝。 何も食べたくないので冷蔵庫を開ける気にもならない。
 そんな折、携帯電話がメール着信の振動を。 上の妹からであった。
 「なんか三ノ宮駅で自動車が歩道に乗り上げる事故があったけど、そっちは変わりない?」
 え、そんなことがあったのかい。 あわててパソコンを開いてネットニュースを見る。
 「ほんとだ。 いつも通る場所ではないけど、たまに通ることがある場所に近いかなぁ。 以前の梅田のこともあるし、人口密集地では定期的に起こってしまうことなのかもね。 しかし吉野朔実の訃報に立ち直れてないよ」、と返信。
 上の妹もマンガ読みなので、即レスで「まだ若いのにね」と。
 そうですね、人の生き死にには年齢は関係ないですね。
 今日のこの事故だって、被害者は十代から五十代というではないか。 死者が出てないだけあれだが、けがやどんな後遺症が出るかもわからず、ほんの一瞬のことで人生が変わってしまうものなのだとあらためて知る。
 どうか、事故に巻き込まれた人たちが少しでも早く回復しますように。

posted by かしこん at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月02日

GWのはざまで

 中には有給休暇をぶち込んで10連休の方もいらっしゃいますが、月初だし、やることもあるので普通にカレンダー通りに出勤。
 「一日出ればまた休み!」というのもいいじゃないか、と思いつつも、乗り換え駅で特急を待つ人々の格好がほぼレジャー・お休み仕様なのを見ると、ちょっと悔しい気持ちがなきにしもあらず。
 しかし、そんな連休のはざまなので、仕事もそういそがしくはないであろうと予測して、仕事場の仲のいい人たちとおいしい晩ごはん&飲みを企画していて、いいお店も幹事役の方が予約しておいてくれたのだが・・・仕事がなんだか終わらない!
 「うおぉ、このままでは待ち合わせの時間に間に合わなくなる!」、と途中からターボをかけたのですが・・・ほぼギリギリな感じに。 一人、とばっちりを受けて遅れました。
 でも楽しい時間を過ごし、多少の憂さも晴らしつつ、お食事も堪能。
 「ではよいGW後半を!」と言って別れたのに、家に帰ってきてネットニュースに衝撃が待ち構えているとは思いもよらず。

    吉野朔実が病気のため4月20日に逝去

 多分、口から変な声が出ていたかもしれない。 あまりに突然で、あまりに予想外で、信じることができない。 というか、信じたくない。

posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月01日

うーん、今日は何冊なのだろう・・・(その2)

 引き続き、文庫編です。

  ささやかで大きな嘘1.jpgささやかで大きな嘘2.jpg ささやかで大きな嘘/リアーン・モリアーティ
 モリアーティという名字の家に生まれたら、どんな気持ちなんだろう。
 そんな興味からこの本を手にとってしまいました。 表紙のイメージからはコージーっぽいけど、もっと悪意が強そうな感じがしないでもない(でもそこは出版社への信頼というか、東京創元社が出してくるんだからきっと面白いのでしょう、という)。 最近、邦訳が増えてきたオーストラリアからまた一作。

  ザカルテル1.jpgザカルテル2.jpg ザ・カルテル/ドン・ウィンズロウ
 大作『犬の力』の続編にして、超ストレートなタイトルの直球。 前作より更に本が分厚い気がするんですけど!
 正直なところ、読むのがとても怖いです。 メキシコの麻薬カルテルに関してはそれこそいろいろなもので見たり聞いたりしてますが、結局それは断片的なこと。 それでも十分恐ろしいのに(これが同じ世界で起こっていることなのかと愕然とするほどに)、彼はそんな“断片”ごときで許してくれるわけもなく。

  亡霊星域.jpg 亡霊星域/アン・レッキー
 『叛逆航路』続編、<ラドチ戦史>三部作の二作目。
 主人公がAIということで欧米では一部物議を醸しているらしいですが、その感覚が、日本人にはまったくわかりません(そんなこと言ってたら登場人物がすべて文房具の『虚構船団』(筒井康隆)の面白さを欧米人は理解できないということか)。 これもキリスト教圏的発想が根付いている人たちと、キャラクター文化でだいたいのものを受け入れてしまう人々の違いか。 SFってそういう「当たり前」と本人たちが思っている価値観を揺さぶるジャンルで、そんな意味でもこのシリーズは刺激的だと思う(自分はまだ『叛逆航路』の途中にいますが)。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする