2016年02月20日

わが愛する“知の巨人”

 携帯電話のニュースで、ウンベルト・エーコの死を知る。
 ――うっ、と、言葉に詰まる。
 ここのところ、「巨星、落つ」の知らせが多すぎる。
 しかも日本語版としての新刊(『プラハの墓』のこと)、出たばっかりじゃないか!
 ご多分にもれず、あたしもエーコには『薔薇の名前』から入った口ですが、そりゃーもー当時は衝撃でしたよ!
 “知の巨人”というのは歴史上の人物だけではなく現存する、ということを初めて知ったというか思い知らされたのが、彼だった。
 どんなにいろんな本を読もうと、まわりの人に「いろんなことよく知ってるねぇ」と言われることがあっても、「いや、どんなにがんばってもあたしは彼らにはかなわない」と思っていた。
 まぁ、比較すること自体図々しいことではあるのですけれども(レベルが違いますからね)。
 でもそうやって上を見て、自分がまだまだと思うことであたしはいろいろ手を広げられたこともあったような気がする。
 人はいつか死ぬのだと、わかっているけれど、死なないような気がする人たちもほんとうに死んでしまうんだ。
 また、“知の巨人”に教わる。

posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする