2015年12月29日

エベレスト 3D【3D・吹替版】/EVEREST

 というわけで字幕版で一度観ているので、今回は声優のみなさんに着目した感想です(というか、観に行った目当てもそもそもそれなわけで)。
 ジェイク・ギレンホールの声を山寺宏一があてるなんて、どんな風になるのか想像ができない! それがいちばんの動機でした。
 ロブ・ホール役は小山力也ということで、なんとなく予想がついたものの、カリスマ性を持った山男に太陽のようなイメージを持たせる明るめな声できたので「おおっ!」と心の中でどよめきました。 ロス先生やジャック・バウアー的なちょっとドスのきいた感じがないのです。 それ故に、後半の危機に陥ってからの落差が響きます。
 そんな感じでキャラ設定をより明確にするための日本語吹替なので、「登場人物の見分けがつかん!・もしくはしっかりつけられる自信がない」という方には是非吹替版をお薦めします。

  エベレスト3D−P2.jpg ルートこんなです。

 ただ、ジェイク・ギレンホール、あたし自身は彼の声をある程度覚えてしまったので、彼を吹き替えるのは誰?、と聞かれても想像がつかないのですけれども(あたしが最近の若い声優さんをよくわかっていないせいもあるんだけれど)、山ちゃんは違うだろ、という感じはしてました。 どうするんだ、と思っていたら、ジェイク・ギレンホールにではなく孤高の山男スコット・フィッシャーに寄せてました。 ベテラン臭、出しすぎ。 おかげでジェイク・ギレンホールが5〜10歳以上年上に見えた・・・(でも山ちゃん的には自分が吹き替えたことのない俳優さん初挑戦、ということがうれしいらしい)。
 しかしいちばん驚いたのはダグ・ハンセンの声です。 最初、誰だかすぐに気づかなくて・・・前回登頂に失敗しているという挫折感、仕事を3つも掛け持ちして今回の経費を捻出した(それでも足りなくてロブ・ホールに値引きしてもらっている)という他の顧客とは生活レベルがまったく違うという屈辱感に似たものも相まって、全体的に“人生に疲れている”感じが字幕版のとき以上ににじみ出ていて、「うわっ、うまいなこの人!」と感嘆していたら森田順平さんだったのです(途中で気づいたけど、ほんとにそうかな?、と何度も悩んでしまうくらい、普段のドラマ吹替等で聴く森田順平さんと全然雰囲気が違った)。
 さすがベテラン、引き出し広い。 
 ベック・ウェザーズは堀内賢雄で、マッチョ感がほどよく緩和されてました。
 やはり、端役まで声優経験のある方々ばかりで固められているので、棒読みの人がいるとか違和感を覚えず映画の中に没頭できたのがよかったですね。 おかげで個人的に久し振りの3Dでしたが、2D以上に高所恐怖症をひどい目に遭わせます(予告編の『ザ・ウォーク』ですらも眩暈したからね)。
 あたしは洋画を映画館で吹替で観ることはほとんどないのですが、キャスティングがぴったりだったり興味深い配役だったり、もう一回観たいと思える映画であれば吹替で二回目鑑賞というのはありかもしれない、と思えてきました。
 あぁ、DVD出たら買っちゃうかもしれん、という気がしなくもないかな。
 吹替版の完成度って、重要。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日は4冊(今年最後のお買いもの)

 気がつけば、今年最後の本のお買い物となりました。
 でも1月入ってからまたすぐ出るものあるしな・・・特に区別はいらないのかもしれません。

  数字の国のミステリー.jpg 数字の国のミステリー/マーカス・デュ・ソートイ
 『素数の音楽』の著者による、日常の不思議を数学で解説するエピソード集。
 あたしはまずこの表紙(デューラーの版画だよ!)に飛び付きましたが、そういえばこの絵の右肩には魔法陣が描かれている。 ぱらっとめくったらフラクタルが出てきたので、あぁ、これは買いましょうという気持ちに。 なんでこんなにフラクタルが好きなんだろう。
 数学、ずっと苦手だったのに。 テストさえなければ、もっと学生時代に数学の面白さに気づけたかもしれないのになぁ。

  スキップ倶楽部1.jpg スキップ倶楽部 1/桑田乃梨子
 自分に自信のないダメダメなボクと、不思議な猫との交流が部活仲間を引き寄せる学園コメディ。 猫を作中に登場させられるところに、愛猫ニョロリをなくした作者の気持ちはちょっとでも整理がついたのだな、と感じてみたりする。

  ドンウィンズロウ報復.jpg 報復/ドン・ウィンズロウ
 カドカワのドン・ウィンズロウ祭り、開幕。
 まず『報復』と同時刊行の『失踪』はまだアメリカ本国では出版されておらず、まずドイツ、続いて日本が世界で二番目の刊行とのこと。
 どうもアメリカよりもドン・ウィンズロウの人気はドイツと日本のほうが高いらしいという説があるが、なんででしょうね? アメリカ本国のファンに対して逆効果では・・・。
 『報復』では元デルタフォースの主人公が妻子を飛行機事故で失うが、実はそれは隠蔽されたテロ攻撃の結果で・・・という話らしい。 サミュエル・ジョンソンの「復讐は感情の行為であり、報復は正義の行為である」という言葉が冒頭に掲げられている。
 タイトルが『報復』ということは、つまりはそういう意味なのでしょう。

  ドンウィンズロウ失踪.jpg 失踪/ドン・ウィンズロウ
 こちらはうってかわって、連続少女失踪事件を追う刑事の執念の物語。
 わかってはいたのに、ドン・ウィンズロウ作品の翻訳が東江一紀ではない、ということを目の当たりにするとこんなにテンション下がるか・・・ということを実感。
 来年春には『犬の力』の続編『カルテル』が出るそうですが、この三作品、全部訳者が違う。 まぁ、まとまった時期に出版しようと思えばひとりではそもそも仕事量として無理だろうし、内容も違うからそれぞれ得意分野を持つ方々が訳すのは正しいことなんだろうけど・・・それでも気持ちはどこか、割り切れないのです。 すみません。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする