2015年11月30日

エール!/La famille Belier

 音楽、殊に歌は映画に映える題材。 フランスでも大ヒットだということで、今年いっぱい有効のシネ・リーブル神戸サービスチケット(いつでも1000円で観れます、というやつ)を使って、あえてサービスデイではない日に鑑賞。
 わりと始まったばかりの時期だったけれど、そんなに込んでなくてよかった。

  エール!P.jpg 届け! 心のまんなかに。

 フランスの片田舎で酪農を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ(ルアンヌ・エメラ)以外、父・母・弟の全員が聴覚障害者。 それ故ポーラは一族を代表し、社会や外部とのコミュニケーション係を担っている。 ある日、憧れの男子に近付きたい一心で入った学校の合唱部だったが、音楽教師トマソン(エリック・エルモスニーノ)にポーラは歌の才能を認められる。 あげくにパリの音楽学校で行われるオーディションに参加しないかと薦められる。
 歌うことの楽しさを知り始めたポーラは自分の未来が開けていくことをよろこぶが、家族、特に母親から強く反対され、どうしたらいいのか悩み・・・という話。

  エール!3.jpg 市場でチーズなどの乳製品を売る、ベリエ家のみなさん。
 いろんな意味で・・・フランスとの国民性の違いにドッキリ。 なんか、オープンだなぁ。 日本人には無理!、的な。
 ただ、家(もしくは家業)のために子供が犠牲になることがある、というのは世界共通なんだなぁと感じました。 というかおかあさん、なんかパワフルすぎ? 世間知らずだという自覚なし? このおかあさんのキャラにはついていけなかった・・・うまい女優さんであることはわかるのだが、残念な役柄に思えてしまった。
 だって、娘が生まれて耳が聞こえると知ったとき、よろこばしいことではなくがっかりした的なことを言うんだもの!(正確には「どう育てていいかわからない」だったかな? でもその後は世間の人とのコミュニケーションはほとんど娘に依存しているようにしか映画では描かれていなく、それまではどうやってたんだ! 娘が産まれる以前のとおりに戻ればいいだけではないか、と大変あたしは腹立たしくなってしまったのだった)。 だから主人公に「こんな自分勝手な母親のこと気にしてないで、自分の夢に進もうよ!」と言いたくなってしまうのでしょう。 彼女の葛藤がもどかしかった。
 もしくは、あたし自身がある意味、家族を捨てているところがあるので(そう、あたしは人でなしです)、余計そう思ってしまったのかも。 大袈裟なまでに観客につきつけられる“家族愛”が(喋れないからこそオーバーアクションになるのかもしれないが)、ちょっと、いやかなり鬱陶しい。
 それは彼女が感じている「家族の中で自分ひとりが健常者」ということから来る鬱陶しさとは種類が違うものだ。

  エール!4.jpg それでも最終的に(というか最初から)お父さんは理解者、というのはおいしい役柄です。 娘と父の絆、ですかねぇ。
 耳が聞こえないことは個性のひとつ、という感覚はわかる。 だったら夫婦の問題と病状を医者に説明するのに娘を使うな!、と思ってしまう(自分でできることは自分でしよう)。 自分でできないことを助けてもらうのは当たり前だけど、そのほうが早いから的な理由で一方的に依存するのはおかしい。 そういう感覚が「障害者は甘えている」という偏見を助長してしまうのではないだろうか。
 とはいえラストに向けての盛り上がりは、選曲の妙とパワフルなヴォーカル(とグッドタイミングで登場のピアノ)のおかげで感動的に仕上がっている。
 あのシーンのための映画だったのかなぁ。

  エール!2.jpg 都会で何かやらかしたらしいトマソン先生も、生徒を思う気持ちの前では自己顕示欲は控えめに(というか、いつしかすごくいい先生になってるよ!)。
 挫折して田舎の音楽教師になった師と弟子の関係も、もうちょっと掘り下げてもよかったと思うけど・・・でもそっちにあまり比重を置くと家族関係重視がぼやけてしまうからあえて省略されているのかも。 ヒロイン中心ではなく、原題通り(“La famille Belier”:ベリエ一家)家族が主役なんだね。 だから中途半端に選挙の話とか出てきちゃうんだな。

ラベル:外国映画 映画館
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2015年11月29日

傀儡師リン 1〜14/和田慎二

 あぁ、ついに読み切ってしまいましたよ、『傀儡師リン』を。
 はじめは、「なんでそんなに人形のバトルに呼び出されてあっさり受けるのか」というのが不思議な気がしていたのですが・・・いろいろ見えてくることで合点がいったというか、あぁ、ここの伏線だったんだねと納得できてきました。
 それ故に、絶筆は悲しい・・・。
 もしかしたら『スケバン刑事』以上の大作になったかもしれないのに・・・。

  リン14.jpg 自ら運命を切り開く美少女たち、復讐、人形という本来感情のないものと心を通わせること、アクション、バトル、古代からの謎・・・まさに和田慎二の集大成ともいえる作品では。

 人形浄瑠璃界での異端(本来三人で操る人形を一人で操る)・鹿嶋操流の家に次女として生まれた鹿嶋凛。 ドイツ留学中に姉と祖父が殺され、家に火をかけられた。 それは鹿嶋家先代が隠し持っていた“木偶”のせいであるらしい。 特別な香木で作られたその“木偶”を核にして当代一の人形師がつくった人形たちは、あたかも自分の意志であるかのように“動く”。
 動く人形を欲望の道具にしたいやつらと、人形を友として愛したい人たち、そして何故これらの人形だけが動くのかの謎を追いかけていく物語。
 和田慎二はスターシステム採用の方なので、途中でヨーヨーを使い始めたしリンは髪型の違う麻宮サキじゃん!、と言われたら微妙に返す言葉がありませんが(実際にリンの運動能力はサキやアマリリス並みだし)、でもそれでいいんです!
 過去の作品と同じ名前で同じ顔のキャラクターも出てきますが、それでいいんです!
 矛盾点はあれど全部つながっている! それが和田慎二世界です。
 しかし、「次回から最終章!」というところで終わっている・・・あぁ、このあと、放ってある伏線が見事に回収されたんだろうなぁ。 それでもこっちの思いもかけない展開になっていったんだろうなぁ。 完結まで読みたかったよ・・・。
 それでも、事実上の最終巻となってしまった14巻ではとても和やかなシーンで終わっていて、あまり中途半端感がない。 これから最終章が始まるので準備期間のため一時休載、という状態のように思えてくる。
 編集部によって<生前、打ち合わせていた今度の展開>が大雑把ながら載っていて、「なるほど・・・」と思えるのが多少の救い。 でもそれだけ読んでも「無駄なシーン、一個もなかったな!」と思えるヨロコビ。
 やはりあたしは和田慎二作品が大好きなようです。
 こうなったら全集、出してもらえないかな・・・版元がいろいろ変わっているから難しいとは思いますが。 でも『銀色の髪の亜里沙』『朱雀の紋章』『呪われた孤島』のようなノンシリーズの作品集はあっていいと思う!(これまで何回読んだかわかりませんが、また読みたい!)
 ・・・あぁ、でもやっぱり『超少女明日香』も、また読みたいな〜。

ラベル:国内ミステリ
posted by かしこん at 09:05| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

不思議なこと

 <同性婚法制化>の下準備のため、国の機関が初めて行った調査によると、女性は賛成比率が高いが、逆に男性は反対の方が多かったとのこと。 調査対象の年齢が上がれば上がるほど反対が増えているとのことだが、それは“お年寄りの固定観念”なのだろうから理解できます。
 しかし若い世代でも男性の反対が多いのは(パーセンテージは減ってきてるが)・・・なんで?
 しかも男女問わず「賛成」と答えた人の中でも、自分の家族や友人が相手だったら反対になる傾向がある・・・それもなんで?
 LGBT、いわゆる性的少数者は少数派であるからそう呼ばれるわけで・・・しかも嗜好というか自分ではどうしようもない問題なわけで、別に近くにいるからってうつる病気でもなんでもないのに。 男性が「反対」するのは自分も同性愛者だと思われるのがイヤだからなのかしら? だとしたら、世間的男らしさという偏見に自ら囚われている証拠なのになぁ(近しい人に対しては心情的に反対ってのも同じ根っこでしょうか)。
 もし自分が異性愛者であれば何の問題もないというか、普通に権利として受けられる“結婚”という恩恵を、少数者であるが故に迫害されてきた人に認めて何の不都合があるというのか。 あたしには不思議で仕方がない。
 少子高齢化が問題になっているが、堕胎率も高いことわかってるよね?
 子供は無理、とあきらめている(それ故に願望はずっと強い)同性カップルに里子に出した方が、子供の将来のためにはいいのでは?(あたしは日本人の人口が絶対増えなければならないとは思いませんが−少なくなったらなったでそれで賄っていける社会に移行すればいいこと、同性婚推進のために必要な理屈ならば利用します)。
 「子供がいじめられる」とか言う人は、そもそもそういうことで(いや、ほかのことでも)いじめをする子供の方が育て方がおかしいと思いましょう。
 進化の必須条件は多様性です。
 「孫の顔が見たいから」という親のエゴで好きでもない相手と結婚させたいのか!
 それは同時に結婚していても子供のいない夫婦に対する不寛容と一緒であろう(また、結婚しないという選択をした人に対しても)。 ひとつへの攻撃は、他に繋がってしまうのだよ。 そこらへんのこと考えているのかな?
 渋谷区に<パートナー制度>ができたし、いきなり急に変わらないとは思うけど、ちょっとずつでも広がっていってほしいな、と思うのでありました。

posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月27日

そろそろ冬支度

 ここ数日で、急激に気温が下がり、風が冷たくなってきた。
 ついこの間まで最高気温20℃あったので、衣替えというか、冬への準備に完全に出遅れたあたし。 家にいても、「おや、なんだか寒い感じが」と思えば、部屋着が長袖なんだけれども生地が薄いやつ。 まったく冬仕様ではないものを重ね着してみても効果はないのであった。
 あわてて、冬物っぽい生地の服を洗濯。 来週から仕事に着ていく服を準備せねば。
 そして上着はどうしよう。 コートを着るほどではないけれど、手袋と巻物の準備はしておいた方がいいだろう。
 あぁ、リビングのパネルヒーターのところに本が積んである・・・あれも片づけないといざ暖房が使いたいとき使えない・・・。 この土日は、冬支度にあてようと思います。

ラベル:季節もの
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2015年11月26日

劇場版 MOZU

 別に観るつもりはなかったのだが・・・WOWOWに総集編とTVシリーズ全15話一挙放送をやられて勢いで観てしまい、やっぱり新谷兄弟いいなぁ! 池松くん、ステキ!、的精神にとらわれてしまい、劇場版にも参戦してしまいました。 実は正直なところ、倉木警部とかどうでもよくなってます。

  モズp.jpg 終止符を、打て。

 爆破事件に巻き込まれて死んだ妻、その前に事故として処理された愛娘の死の謎を追い、ついに警察内部に存在する闇を暴いた公安のエースと呼ばれた倉木警部(西島秀俊)だったが、すべての謎が解明されたわけではなかった。 密かに謎を追い続ける日々だが、あれから半年後、テログループによる高層ビル占拠事件とペナム大使館襲撃事件とが同時に発生。 優秀な犯罪プランナーの高柳(伊勢谷友介)と暗殺のプロである権藤(松坂桃李)が率いるグループが引き起こしたものであり、権藤の手口はかつて“百舌”と呼ばれた殺し屋・新谷宏美の模倣犯と思われた。 そして彼らの背後には、戦後犯罪史を裏から操り続けていると噂される謎の存在(個人なのか団体なのかすらも不明とされていたはずだが・・・)の“ダルマ”(ビートたけし)の存在がちらついていた・・・という話。
 もう、笑うしかないのは、みなさん壊れた人しか出てこない、ということ。
 ドラマ第一部『百舌の叫ぶ夜』は倉木警部が壊れていく過程を、第二部『幻の翼』では壊れた状態のまま突き進む決意を描いていた、と考えれば、そりゃ劇場版では壊れたまま突き進む様を描くしかないですよね、納得です。

  モズ1.jpg いちばん壊れている人、倉木。
     彼のいちばん多い台詞は「おれの家族になにをした!」です。

 しかしダルマを実体化させてよかったんだろうか・・・結局また別の違う話になっちゃってます。 まぁ、それが『MOZU』の世界観なんでしょうけど。
 殺し屋としての百舌の比喩は、<百舌の早贄>
 それは宏美ちゃんと和彦くんの「誰も理解できない、おれたちの衝動は」に象徴される猛禽類としての“百舌”。 しかし劇場版ではカッコーに托卵されるという弱者としての“百舌”の存在をあえて浮かび上がらせる(つまり倉木もまたMOZUであったということを言いたいのか)。 
 新谷兄弟の生き様に惹かれてドラマを観ていた身としては大変寂しいのであります。
 それでも、新登場の暗殺者・権藤が明らかに宏美ちゃんを冒涜している存在であることにあたしはとても腹が立ち(本人としてはフォロワーのつもりらしいが)、同じように和彦くんが腹を立てて現れてくれたのはとてもうれしかったです(個人的にツボだったのはそのシーンだけか?)。

  モズ5.jpg 和彦くん! やれ、やっちまえ!

 確かにアクションはド迫力ですが、アクションシーンのために組み立てられたストーリー展開という感じがして・・・結局なにひとつ謎は解けないしね(というか解けると思うほうが間違いである)。 イワン・タイラーどこいったよ、って感じだし。
 そのくせチャオ東(長谷川博巳)の過去がちょこっと見えたら実は愛すべきキャラっぽくなってしまい(悪役として愛すべきキャラというのとは意味が違ってしまった)、冒頭あたりで「こいつもとんでもない目にあってすさまじい死に方すればいいのに」と確かに思ったあたしですが、後半ではそう思ったことをちょっと反省してしまったからね!

  モズ4.jpg 彼のふざけた態度の奥にある悲しみが見えてきてしまっては、単純に「こいつムカつくぜ!」と言えなくなっちゃうのだよ・・・。

 大杉元警部補・今は私立探偵(香川照之)はじめみなさん結構死にそうな怪我を負いながら、それでもみなさん死なない、というのがすごい。 というか、かなり無茶苦茶だ(その分、「え、こいつもう死ぬのかよ!」というあっさりしたがっかり感もあり)。
 大杉さんはスピンオフが2本あったせいか、今回は出番はそんなに多くなかった。
 ダルマの「――地獄? ここが地獄だよ!」の場面もCMで流しすぎたよね・・・あそこがいちばんいい見せ場なのに(しかしダルマは自ら地獄と呼ぶ世界をどうして裏から操り続けていたのだろう? よくわからない)。
 映像的に描くことで説明を省略する、という手法はとても映画的ですごくよかったですけど(冒頭、ダルマの目‐瞼と睫のアップから倉木一家の写真につながり、ドラマでは使われていないカットで残酷に燃え上がるところは、倉木の幸せを奪った張本人はダルマであることを示唆しているのだろうし、後半、また目のアップが同じアングルで出たときにはその目は実は倉木のもので、彼が行きつけのバーで酔ってまどろんでいる場面へのループ構造にも関わっている。 そういうトリッキーなところはキライではない)、全体的にどうかと尋ねられれば、消化不良です・・・完結編と銘打ちながら、結局終わらないというね。
 続きはみなさんご自由に、ということなんだろうけれど・・・和彦くんの行く末が、やはりあたしには気がかりです。

ラベル:映画館 日本映画
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2015年11月25日

マンガ三昧

 で、先日大量買いしたマンガの続きですが・・・。

  ツーリングユーロ07.jpg ツーリングEXP.EURO 7/河惣益巳
 ツーリング新作。 まるでフランスでテロが起こることが予測されたような内容。
 でも、きっとしっかり国際情勢に網を張っていれば、わかることなんだろうなぁ。

  せいれい01.jpg 蜻蛉<せいれい> 1/河惣益巳
 作者お好きなオリエンタル時代劇(仮想歴史物)。 とはいえ、主人公の国は日本だなぁというのがまるわかり。 古代(仮想)アジアを舞台にしながら、<現在を描く>タイプの、なかなかのハード展開を一巻から予想させます。
 しかもすごくいいところで終わった! 続きが気になる!

  やじきた2−12.jpg やじきた学園道中記U 12/市東亮子
 遠野編完結、かつ『やじきた学園道中記U』としても完結巻。
 しかしなんか中途半端感は否めない・・・<やじきた>って、こんな闘ってばっかりだったっけ? 昔はもっと面白かったような気が・・・自分が年をとっただけなのかもしれない。
 だが、いちばんの大物はこれだ!

  リン14.jpg 傀儡師リン 1〜14/和田慎二
 14冊一気買い! もう、紙袋が重たくて重たくて。
 実は先日、ATAOのお店の方と小説やマンガの話をしていて(かばん屋の店員さんと何故そういう話をするのかというのは追求しないでください。 あたしが仕事のお邪魔をしているだけである)、和田慎二がなくなったのはショックだった、『超少女明日香』の本当のハッピーエンドが読みたかったという話題になって、帰り道「うわーっ!、また読みたい!」という気持ちになってしまったのであった。 実家には古いマーガレットコミックスから全部あるけど、手元にはない! そして確か白泉社文庫版もメディアファクトリー復刻版も今は品切れ!(妹はタイミングよく『ピグマリオ』をそのとき買い直し、明日香『聖痕編』などは揃えているが)。
 あたしも『神恭一郎の事件簿』あたりは買ったんですけどね。
 でもジュンク堂漫画館には絶版ものももしかしたらあるかも、と行ってみたけどなかった・・・。 こうなったらついにアマゾンマーケットプレイスに手を出すしかないのか・・・と思いつつ、でもなんか手ぶらで帰れない!(いや、その段階で手ぶらではないのだが)、とついに買ってしまったのがこれ。
 絶筆で、完結していないからこそ読むのが怖くて(悲しくて)。
 でも、多分読んでないのこれだけなんだよね!
 そして完結していないからこそあたしの熱は冷めず、結局明日香シリーズ『スケバン刑事』すらも古本屋まわりをして探してしまうのではないだろうか・・・そんな気がする。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 21:50| Comment(1) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月24日

ヒトラー暗殺、13分の誤算/ELSER

 ドイツ映画界からは定期的にヒトラー関連映画が出てくるような・・・まぁ、日本だって似たようなものか。 時間が経つにつれ描けることも増えてくるし、自虐史観以外の視点も出てくるし、逆に創作の余地が出てくるということもあるのでしょう。
 しかしこれは事実ベースらしい。 最近まで公式にも認められていなかった人物の存在を『ヒトラー 〜最後の12日間〜』を撮ったオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督はいろいろ調査中に知ったのであろうか。

  ヒトラー暗殺P.jpg あの時、目を開けていたのは僕だけだった。
    ヒトラーが最も恐れた暗殺者は、平凡な家具職人だった。

 1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたヒトラーは、濃霧で飛行機が飛び立たないため列車で移動せざるを得なくなり、いつもより演説を13分早く切り上げることに。 彼が去った会場でその後、仕掛けられていた時限爆弾が爆発、聴衆や警備の者たちに死者・けが人が多数出た。 早速調査を開始したクリポ(刑事警察局)だが、爆弾は精密かつ確実で仕掛けられた場所などから単独犯説を主張するものの、秘密警察ゲシュタポ側としては単独犯などではありえない、チャーチルの指図ではないかと英国のスパイが入り込んでいると考えた。
 が、逮捕されたのはドイツ人の平凡な家具・時計職人、ゲオルグ・エルザー(クリスティアン・フリーデル)36歳。 彼は特定の政党や主義主張に加担したこともない、ただの自由を愛する男であった。
 邦題が『13分の誤算』になっているので、そこらへんのタイムリミット的スリリングを期待すると肩すかしにあう。 原題が“ELSER”となっているように、<人間:ゲオルグ・エルザー>を明らかにしようとした伝記映画、という位置づけの方が近いかも。

  ヒトラー暗殺1.jpg 勿論、ゲシュタポの洒落にならない尋問描写が出てきて観ていて大変気分が悪くなりますよ。

 この映画のポイントは、1939年に、まだ多くのドイツ国民がヒトラーやナチスの危険性に気づいていなかった時期にエルザーが暗殺計画を実行していた、ということ。 何故彼だけがその予兆に気づけたのか、を解き明かす内容であるともいえる。
 エルザー本人は職人としていい腕を持ってはいるけれど、女性関係にはだらしないし、ときには仕事をさぼって友人たちと海に行き音楽に興じるような勝手気ままな生活を送っている(勿論、友人関係に人種その他は関係ない)。 誰よりも自由に生きている男だからこそ、自由が締め付けられる気配を誰よりも早く察知した、ということなのかもしれない。 坑道のカナリアのように。

  ヒトラー暗殺3.jpg 彼がもし自分の友人だったら、気まぐれすぎて付き合いきれないかも。

 自由を愛し、諍いを好まない男が究極の手段:テロに手を染めていく過程はきっと予測なんだろうけど、でも考えることと実際に実行に移すまでにはかなりの壁があると思うので、彼がその壁を乗り越えてしまったと考えられる決定的なシーンとか、動機があたしには読み取れなかった・・・そこがキモだと思うんだけどなぁ。
 このままでは危ない、と多数の人が気づくためには一国民としてどうしたらいいのか。 そこが今後の国際社会において自国の舵取りを誤らない処方箋となるであろうに(ただし、民主主義国家に限る)。
 それに歴史に言及するには基本的には後出しじゃんけんなんだけど、現在ひたすら<テロとの戦い>が言われている世の中で、エルザーがしたことは間違いなくテロ行為なわけで。 「とにかく相手がヒトラーであればなんでも許される」のか?
 なんか納得できない・・・。
 エルザーの単独犯説を自ら検証したクリポ長官アルトゥール・ネーベ(ブルクハルト・クラウスナー)の垣間見える誠実さが救いだったけど、彼の迎えた最期はひどすぎる・・・。 だったらゲシュタポの人のもっと悲惨な最期も是非観たかったよ。

ラベル:映画館 外国映画
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2015年11月23日

とりあえず、4冊。

 今回はマンガを結構買ってしまいました。
 なのに読む時間がないのは何故・・・。
 全部を並べるとまた記事が長くなりますので、まずは主要4冊からのご紹介。

  宇宙兄弟27.jpg 宇宙兄弟 27/小山宙哉
 今回はせりかさんがメインのようです。 これは永遠に終わらないんじゃないかという気がしてきた・・・でもそれでもいいと思える作品です。

  ランド02.jpg ランド 2/山下和美
 こころもち1巻よりちょっと薄くなった? それでも他のものに比べればかなり厚め。
 これは読むのに集中力がいるというか、邪魔が入らない状態で集中して読みたい。
 勿論1巻から続けて。 だからまだ開いてもいません。

  不思議なキジのサンドウィッチ.jpg 不思議なキジのサンドウィッチ/アラン・ブラッドリー
 化学大好き天才少女・フレーヴィアシリーズ第6弾、邦訳登場。
 前作ラスト一行の衝撃の答えがここに!

  仮面の町2.jpg 仮面の町/ジョン・バーレー
 この出版不況の時期に、海外ミステリ専門っぽい<ハーパーBOOKS>という文庫が創刊されました。 これはその一冊。 雪景色らしき表紙、“平穏な街を震撼させる猟奇殺人事件”というコピーに惹かれてみました。 新しいレーベルも、応援したいですし。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 05:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月22日

マイ・インターン/THE INTERN

 予告編を観たとき、撫で付けられた白髪にめがね、きっちりとしたスーツ姿の男性をあたしは「あ、ロビン・ウィリアムスだ!」と思ったのでした。 え、まだこんな作品が残っていたの?!、と。 しかし実際はロバート・デ・ニーロ。
 それはそれで、意外! ということで観に行ってみると、『プラダを着た悪魔』の影響はまだ大きく残っていたようで、映画館はなかなかの混雑(実は観に行ったのは結構前なのですが、なかなかのロングランですよね)。 今の状況では洋画にはやっぱりオシャレなハッピー感が求められているのかしら、と思ってみたり。
 予告やCM的には主役はアン・ハサウェイのように見えましたが、実際のところ主役はデ・ニーロの方でした。

  マイインターンP.jpg アドバイスひとつで、人生は輝く
   すべてを手に入れたはずの彼女に訪れた試練。
   そこにやってきたのは、70歳の新人<インターン>だった――。

 仕事を引退し、悠々自適な日々を送っているはずのベン(ロバート・デ・ニーロ)だが、妻には先立たれ、現役時代にたまったマイルで世界中を回ってみてもどこかむなしい。 毎朝公園で太極拳をし、葬儀に参加することも増えてきた。 やはり自分は仕事人間、もう一度生きがいがほしいと思っていたところに、シニアインターン募集の広告を発見。 相手はファッション通販会社で、履歴書はいらないけど自己PRビデオをYouTubeにアップして、という応募規定に四苦八苦。 9歳の孫に「USB接続ってなんだ?」というところからのスタート。
 一方、その会社の若きCEOジュールズ(アン・ハサウェイ)は好きな仕事と自分を支えてくれる優しい夫にかわいい娘がいるという誰もがうらやむ状況にあるように見えるが、急成長してしまった会社の規模が実情に追い付かず、綱渡りの日々を送ってもいた。 そんな彼女のもとに、ベンがCEO専属のインターンとして配属されてきて・・・という話。
 とりあえずあたしは序盤のベンの自己PRビデオ収録にかぶせての日常カットの積み重ね部分でウルウルとしてしまい。 なんでしょう、そっち側の年代の人の気持ちがわかる年になってしまったということなのか、いやいやベンという人物を短い間にそれだけ深く描けていたということにしておこう。 多分ここまでのシークエンスのおかげで、誰もベンのことを嫌いにならないと思う。

  マイインターン1.jpg しかし社内を自転車で走り回るほどいそがしいジュールスは、「お年寄り(自分の親世代)は苦手なのよ」となかなか相手をしない。

 「用があればメールするわ」という言葉を信じ、ただひたすらじっと待つベン。 その間に席の近い人からPCの使い方を教えてもらったり、社内の人間関係を把握したり。 年の功で若者の人生相談にまで乗ってしまうように。 ジェネレーションギャップもお互い歩み寄ることで多少解消できるよ!、みたいなことを実践。 デ・ニーロが“実直だが基本、普通の人”というスタンスを崩さないので映画を見ている間はあまり気にならないのだが、こんな完璧すぎる70歳、めったにいないよ!
 でもこの話は基本、おとぎ話ですから。 こんな素敵過ぎる70歳、いてもいいのだ。
 だから人生に行き詰るジュールスに、優しい助言と勇気を与えてくれるのだ。

  マイインターン2.jpg 残業するジュールスからの指示を黙って待っているベンの姿に心打たれてからは、ジュールスはどんどんベンを頼りにするように。

 実の親とうまくいっていない人間は親と同じくらいの年の方々とうまくやれないのか?
 そんなことはない。 問題は年齢ではなくて個人的なことだから。 けれどそれを切り離して考えられないジュールスは性格的に問題ありということで、そこもまた彼女の生きづらさの要因のひとつ(あとは仕事における完璧主義とかね)。 しかしベンは彼女を否定しないし、ただひたすら肯定する。 こんな父親がいたら理想でしょうね!、というくらいの包容力で。 でも実際は、他人だからこそ言えることや、それを素直に受け止められるという効用もあるわけで。 ベンは再び社会に出て誰かの役に立つという生きがいを手に入れ(ついでに年齢様々の仕事仲間もできて)、ジュールスは信頼できる相談役を得る。 フィフティー・フィフティーではないですか。
 その過程を、ちょっとやりすぎなヒューマンコメディとして仕上げたのがこの映画。 
 『プラダを着た悪魔』に比べればファッションはリアルクローズだし、仕事に対する厳しさのようなものはあまり描かれていないけれど、とりあえずハッピーな気持ちで映画館を出られることは確かです。
 ところで、あたしは「この映画、そこそこヒットするだろうな」と思っていたのですが・・・実際、日本の映画配給業界的にはそんなに期待されていなかったようです。 なんで?、と逆に訊きたい感じ(その割には公開館は多い気がするのだが)。 イケメンが出ていないから? アクション超大作じゃないから?
 配給・宣伝側が読み違えているようでは、日本の洋画低調傾向は続いてしまうのではないだろうか? なにをどこで公開するかを決めるのは、その人たちなんだから。

ラベル:映画館 外国映画
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2015年11月21日

ジャワティー・ストロング@旧マドマド

 <今月のポットティー>といいながら結構長いこと変わらないよなぁ、という時期もありましたが、最近のマヒ―シャ系列店は<今月のポットティー>の種類が結構変わっています。
 そして今月は、ジャワティー・ストロング。
 ジャワティーといえば、ポカリスエットと同じ会社が出していたペットボトル飲料が思い浮かびますが・・・“ストロング”とは? しかも“ミルクティーに合う”とは?
 早速、注文だ!

  CA3A1960.JPG いまいちライトのせいで色合いが微妙ですが。

 「あと一分ほど蒸らしてください」と言われたのにもかかわらず一分以上放置してしまったせいか、「おおっ!」と呟きが漏れてしまいそうなほどのブラックティーでした(しかも茶漉しを使ったのに粉末状のものがカップの中に飛び散る勢い。 実は表面に茶葉の粉が浮かんでいます)。
 飲んでみて・・・(しかしここは相変わらずポットもカップも熱い)、「ジャワティーの認識が変わった!」と思いました。
 さすが“ストロング”だけあってパンチのある濃さ。
 でも後味は比較的すっきり(ミルクいっぱい入れたのに)。
 ただ、さし湯を追加していったら、結構早い段階でパワーダウンか。 三番茶までは楽しめない感じ(どこまで飲む気だ、あたしは)。
 でも一番茶の勢いは素晴らしい!
 メニューからなくなる前に、また飲みにこよう!

posted by かしこん at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月20日

ついでに他のアルバムも

 先日、『COOL UNCLE』のアルバムを買ったことをご報告しましたが、実は一緒に他のアルバムも注文していたのでした。 でもなかなかじっくり聴く時間が・・・家の中でディスクマン(「イマドキ!」とか言わないでくださいね・・・)を持ち歩いて聴いてみたりして。
 ちなみにUSBメモリ型のウォークマンを持ってはいるのですが、バッテリーがなくなってきました。 交換してもらうために修理に出すか、新しいのを買うか迷っています(だって楽曲管理システムがもう古いから、新しいのにそのまま移管できるかどうかわからないし、いまのところウォークマンなしでも日常生活に支障がないから)。 ちなみにディスクマン(というか、ポータブルCDプレーヤーですね、つまり)はあたしが神戸に引っ越してきたときに実家に巨大ステレオセットを置いてきたので、とりあえずCDを聴くために買ったものですが、いまも現役です。

  マルーン5ベスト.jpg SINGLES/MAROON5
 マルーン5のアルバムをあたしは全部持っているというのに、何故ベスト盤も買ってしまうのでしょうか・・・。 それは、「曲順が違うとまた印象が変わるから」というのと、新しいものほどマスタリング技術が上がって音がよくなっているかもしれないという期待でしょうか(その細かい違いをあたしが聴き取れるのかどうか、というのはまた別の話)。
 日本盤を購入(しかも初回限定低価格盤)、全14曲ですが、これまでのキャリアのベストで14曲でまとまるの?、という感じですが、意外とまとまるもんですね〜。
 でも個人的には、“HARDER TO BREATHE”が何故入っていない!、という憤りもあったりするのですが、意外にも最初拒否反応を起こしかけた4作目『オーヴァーエクスプローズド』からの曲がすんなりベスト盤に馴染んでいて、実は彼らのキャリアは変節なくまっすぐに来ていることが図らずも証明されてしまったようで。
 しかし日本ではとても人気がある曲“SUNDAY MORNING”がボーナストラック扱いなのが、本国リスナーとのツボの違いを感じさせます(日本ではファーストアルバムがいちばんいい!、という人、いっぱいいるしね)。

  ハーツ−サレンダー.jpg SURRENDER/HURTS
 イギリスのエレクトロ・ポップ・デュオ、ハーツの3枚目のオリジナルアルバム。
 1枚目はヘビーローテーション、2枚目は(当時まだ無事だった)ウォークマンでよく聴いてました。 どこか耽美的ともいえる退廃をまとったエレクトロ、というのが大変あたしのツボで。
 しかし今回のこのジャケット、一体どうした! ピンクじゃないか! これまではグレー系やブラックだったのに!
 ジャケットの変化は内容とも関係してました。 退廃美はすっかり身を潜め、どこか多幸感すら漂わせる明るさが。 あ、これはコーラスを多用しているせいか、と何回か聴いて気づく。
 でも相変わらずメロディーは美しいのでした。
 先の見えない世界だからこそ、音楽は明るく美しく?
 彼らがそんなふうに考えてつくったかどうかはわからないけど、あたしはそんなふうに感じてしまいましたよ。

ラベル:洋楽
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2015年11月19日

ジビエばんざい!@Vis‐a‐Vis

 『山賊ダイアリー』の影響でジビエ料理にちょっととりつかれ気味のあたし。
 また、ちょうど今ジビエのシーズン真っ最中!
 ということで元町のフレンチ、ジビエに力を入れているお店<ヴィ・ザ・ヴィ>を訪問。 何回目かな?
 ジビエを食べるなら、当然コースでなければ。

  CA3A1963.JPG 食前のお楽しみ:お魚のテリーヌ
 あぁ、野菜が新鮮! お魚のテリーヌは、若干かまぼこを連想する感じはあれど、ほぼ一口でぺろりといただきました。

  CA3A1964.JPG 前菜:お魚のマリネ エピスと香草風味
 お魚なんだったっけ? イトヨリダイ? 白身の魚で、生ではなく低温でじっくり火を入れた状態のものでした。 カルパッチョとはまったく違うお味に。 これも野菜がおいしいです。

  CA3A1965.JPG 海老とキノコ入り ワタリ蟹のビスク
 スープはオプションです。 甲殻類のビスクは美味しいよね、ということで追加オーダー。
 そしたらびっくりするほど具沢山! エビやキノコの他に野菜の角切りもゴロゴロ。 そしてスープ自体はコクはあるけどとても優しいお味。

  CA3A1966.JPG 本日のジビエ:ライチョウ
 何種類かのジビエメニューからあたしが選択したのが、雷鳥!
 だって食べたことないし、日本じゃ天然記念物だから無理だし(こちらのお店のは、基本フランスからの輸入物)、どうせジビエ食べるならすごいのいってみたいじゃない!
 といってもジビエ経験の浅いあたしはエゾジカとかウズラとか、あとイノシシぐらいしか食べたことがないのですけれども。 でもジビエ以外ならいろんな種類の肉をそれなりに食べてきた自負はある(牛肉中心文化ではない東日本育ちなので、逆に牛肉に対してあまり思い入れがないのです。 牛肉ならすき焼きかステーキか、ぐらいのイメージなので、ついあまり食べれない方の肉を選んできました)!
 しかしそのあたしが、このライチョウを前にうなる。
 なんと表現していいかわからないのです!
 お肉の見た目はカモっぽいけど、歯ごたえも味も全然違う。 これまで食べてきたもののどれとも似ていない。 まったく新しい体験! 「独特のクセや香りがありますよ」と事前にお店の方に注意(?)されたけど、あたしはまったく気にならなかった。 内臓にはちょっと苦みがありましたが、まったく食べられない、ということはない(のちのちシェフにうかがったところ、やはり個体差があって、あたしにまわってきたのはライチョウの中でも比較的香りもクセも弱めのものだったそうです)。
 うおぉ、世界にはまだまだ食べたことのない味が存在するのね!
 ちなみにライチョウ、量もなかなかあったということもありましたが、さすが野生、噛みしめる回数も自然に多くなり、あたしはかなり満腹になりました(そしてその満腹感は、その後もかなりの時間持続。 なるほどかつての狩猟民族は、一度ごちそうにありつけばしばらく食べなくても大丈夫だったんじゃないか、と思うほどに)。

  CA3A1967.JPG デザート盛り合わせ
 とはいえデザートは食べます。
 イチジクのコンポートがおいしい(これもあとでうかがったのですが、今年は生イチジクのシーズンが長いそうです)。 ポット・ド・クレームの紅茶味が濃い! アイスおいしい!
 そんなわけで、ジビエにますますはまりそうです。

ラベル:季節もの
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2015年11月18日

今日は9冊 (その2)。

 9冊の続き、残り4冊です。 全部マンガとなっております。

  パタリロ95.jpg パタリロ! 95/魔夜峰央
 「マンガ、結構読みます!」という人に「『パタリロ!』、まだ続いてますよ」というと結構驚かれる、ということが最近多いです。 「昔、読んでました」という人でもリアルに今も追いかけている人は少ない。 やはりストーリーマンガじゃなくて基本読み切り短編だからかな〜。 物語として『ガラスの仮面』の続きは気になっても、『パタリロ!』には終わりがないことがわかっているからかも。

  七つ屋02.jpg 七つ屋志のぶの宝石匣 2/二ノ宮知子
 意外に順調に続巻が出た感じ。 『パタリロ!』で学んだ宝石の知識があたしはとても役に立っています。 でもこれ、長く続きそうな気配もあるし、でも10巻以内で終わらせるのもすっきりしている気がするし・・・どうなんだろう。
 宝石をめぐる人の物語も終わりはなさそうだし。

  毎日かあさん12.jpg 毎日かあさん 母娘ツンツカ編 12/西原理恵子
 お兄ちゃんがアメリカに留学し、妹は絶賛反抗期中。
 「どこまで続けるのだろう、『毎日かあさん』」という一読者としての疑問に、「あー、『毎日かあさん』終わらせちゃおっかなぁ」という作者のちょっとしたセリフから、作者もまた終えどころを考えているのだとわかりました。 子育てマンガは、子供が成長してくると難しい。

  プラネット3.jpg プラネット 3/遠藤淑子
 異世界ファンタジーをSFにつなげた(遠藤淑子としては)壮大な企画、ついに最終巻。
 時間軸を差し戻す構造は『ヘヴン』にも通じるものがあるけれど、あそこまでハードなものは描けないのか描きたくないのか、テーマは同じように厳しいものだったりするのだけれど、やはりファンタジー描写だとワンクッション置かれるというか、“希望”をより強く感じる内容だったです。

ラベル:新刊 マンガ
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2015年11月17日

メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮/THE SCORCH TRIALS

 どうしようかなぁ、と思いつつ、一応続きものだし、こういうのはお祭り的なものだからどうせならスクリーンで観たほうがね、というのんきな気持ちで。
 が、もう迷路でもなければ砂漠のシーンもそんなに多くなかった・・・タイトルって難しい。

  メイズランナー2−P.jpg 本当の<メイズ>は、ここから始まる

 前作で迷路の壁を脱出し、その理由もおぼろげながらわかったトーマス(ディラン・オブライエン)一行は、彼らに救いの手をさしのべる団体の世話になることに。 しかし彼らもまた世界にはびこる病原体の抗体を持つ若者たちから体液を採取するための組織(結局最初の敵と同じ)であることを知り、逃走を決意したトーマスたちはあてもない砂漠へと旅立つ・・・という話。

  メイズランナー2−3.jpg あたしのお気に入りは中央奥にいるニュート(トーマス・ブローディ・サングスター)くんです。

 つくづく思うのは、トーマスくんの自分勝手さ加減というか、それが本来リーダーシップなのだろうけど、残念ながらカリスマ性が感じられないのですよ。 だからトーマスが思いついた何かに対して誰かが「どうして?」的なことを聞いてもまったく理由・根拠を話さないのに、他の誰かが何か提案したらトーマスは「何故だ」と詰め寄ったりすると、「お前は何も言わないくせに人には聞くのか?!」とつっこみたくなってしまう。
 みんなで助かるためにはチームとしての連帯間がなにより大切なのに、そこらへんが微妙である(トーマスの立場が他の若者たちと違うというのも関係しているのだが、そこを掘り下げないのが彼のダメなところである)。 男子だから仕方ないのかなぁ。 もしくはあたしが自分が思っている以上に<和をもって貴しとなす>が染みついているせいかもしれない。 相手はだいたいアメリカ人(もしくはアメリカ国籍)だからなぁ。

  メイズランナー2−1.jpg アクションシーンも結構ありますが・・・いまいち役に立ってない感が。 そのへんはミンホ(キー・ホン・リー)くん担当?
 終盤、突如バリー・ペッパーやリリ・テイラーといった実力派が登場してから物語が急激に動き出し、おぉ、この先は期待できるぞ、と思った途端に急展開(というか予想できたが気づかないのはトーマスくんだけである)で、なのに「そこで終わり?!」な衝撃。
 おまけに一作目には二作目の予告編が最後に流れたのに、今回は流れない!
 三作目は大丈夫か?! 現在制作中ですか?
 こういうタイプの作品ってあまり間があくと「別にいいや」ってことになってしまうので・・・(『ハンガー・ゲーム』がその轍を踏みそう)、完結編の公開は早い方がいいし、もしくは公開時期をはっきりさせるだけでも違うと思いますよ。
 と、すっかり感想が他人事になっていることに気づくのであった。

ラベル:映画館 外国映画
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2015年11月16日

今日は9冊 (その1)。

 うおぉ、気づけば11月ももう半分過ぎてるじゃないか〜。
 仕事では先の日付の書類などを扱っていたりするので、今が何日なのかカレンダーをみないとぴんとこないときが(だからあたしの仕事用腕時計にはデイト機能が必須)。
 なので映画の公開日や、本の発売日などで時期を実感する今日此頃。

  居心地の悪い部屋.jpg 居心地の悪い部屋/岸本佐和子【訳・編】
 「ざらりとした手触り」の短編を集めたアンソロジー。 アンナ・カヴァン『あざ』が入っていたので購入。 なかなか手に入らない作家の重要な短編だけでも読めたらいいじゃないか、という心境に、なんだかあたしも変わってきております(これまではなんとなく、一冊全部同じ作家の作品じゃないと納得できない気がしていた)。

  俳優亀岡拓次文庫.jpg 俳優・亀岡拓次/戌井昭人
 戌井さんは何年か前のシティボーイズライブにゲストで出ていた。 劇団を主宰していて脚本も書いていて、という認識でしたが、カーテンコールできたろうさんが「すごいよね、この舞台に芥川賞候補が二人」(そのときはいとうせいこうも出ていたから)と言っていたのを聞いて、「あぁ、小説書く人と同一人物だったんだ」とそのとき気がつきました。 またちょうど、演劇方面から純文学テイストの小説を書く人が当たり前になってきた時期だったかな。 なのに全く読んでこなかったのは、初見の作家さんに費やすエネルギーが日本人の方が大きいから。 でも今回手に取ったのは、これがヤスケンさん主演で映画になるから(しかも監督は横浜聡子だ!)。
 映画を観てから読むか、読んでから観るか、迷うところです。

  殺人者たちの王.jpg 殺人者たちの王/バリー・ライガ
 5月に出た『さよなら、シリアルキラー』の続編(三部作らしいので、あたしはまだ読んでいません)。 前作より分厚くなってますよ! スカイエマさんの表紙絵にも最近やられがちです。 若者の苦悩がメインの青春テイストの内容にも弱い。

  星を撃ち落とす.jpg 星を撃ち落とす/友桐夏
 これも初めての作家の方。 発売は数か月前で、悩んでました。
 しかし<多感な少女たち>の物語らしいし、これまた表紙絵に惹かれ(こっちは丹地陽子さんですよ、またやられましたよ)。 ま、東京創元社だし、というのが後押しになったというか、出版社への信頼です。

  子供を殺してくださいという親たち.jpg 「子供を殺してください」という親たち/押川剛
 今回唯一のノンフィクション。 なにかに取り上げられて結構話題になったらしく、
悩んでた間に一回書店から姿を消しました(すごく売れてしまったため)。 たまたま発見したので、読んでみることに。 図書館予約だとすごく待たされるだろうし、どうせ文庫だし、ということで。 そんなに響かなかったら図書館に寄贈したらいいし。 
 しかし、来るとこまで来たなー、このタイトル。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする