2015年10月01日

今日は強力なものを含む5冊!

 出ていることはわかっていた。 しかし本屋さんの新刊棚にどどーんと並んでいる光景に、ちょっと泣きそうになった。

  1888切り裂きジャック.jpg 一八八八 切り裂きジャック/服部まゆみ
    若干、表紙の印象が『開かせていただいて光栄です』に似ているのが残念。 イラストが同じ人だから仕方ないか・・・。
 どどーんと並んでいるように見えるのは、厚いからなんですが(780ページ越えのため、棚に並べられる冊数が限られるので他の新刊と同じ冊数でも場所をとる)。 でも、一見たくさん置いてあってイチオシ!、的雰囲気を漂わせているのが、うれしい!
 でも、なんで復刊されたんだろう。 『この光と闇』が売れたんだろうか? 大矢博子の女子が読むべきミステリで紹介されたから?
 あたしはこれのハードカバーも、旧文庫版も、キンドル版も持っているけれど、買う!
 それがファンの(というか、服部まゆみに心を持っていかれた者としての)、矜持!
 ともかく、この勢いで、服部まゆみ再評価の流れとともに過去作復刊を希望!

  セントニコラスのダイヤモンドの靴.jpg セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴<名探偵御手洗潔>/島田荘司
 この“萌え系表紙”になんかびっくりして手に取ってしまった。 もしや玉木宏でドラマ化・映画化の影響? でもあたしは、石岡君のほうが好きです(だから二人が出ている話の方が好き)。

  不思議な羅針盤.jpg 不思議な羅針盤/梨木香歩
 エッセイ集でした。 考え方がどう、というよりも、あたしはこの人の文というか言葉の選び方が好きだなぁ、と思うわけです(マイベストはやはり『からくりからくさ』だな)。

  ホテル1222.jpg ホテル1222/アンネ・ホルト
 『凍える街』に続くハンネ・ヴィルヘルムセンシリーズ第8弾(でも全部邦訳が出ているわけではないの・・・)。 こちらはノルウェーです。
 大雪で脱線した列車から逃れた乗客が辿りついたホテルで起こる殺人事件、という<アガサ・クリスティに捧ぐ>作品のようですが、ただの“雪の山荘モノ”になっていないらしいので、そこのところが北欧ミステリの奥の深さかと。
 でもこれだってそこそこの厚さなのに、『一八八八 切り裂きジャック』に比べると薄いわ・・・。

  親しい友人たち.jpeg 親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選
 学生時代までずっと現代文の成績はそんなに悪くなかったあたしではあるが、何故か教科書に載っている話で「すごく面白い!」と思ったことがあまりないのである(おかげで黒井千次のイメージもかなり長いことよろしくなかった)。 星新一や宮沢賢治などなど、教科書で読む前から接している作家は別なのだが。
 その中で、『夏の葬列』は別格の存在だった(あと、横光利一『蝿』も。 つくづく残酷というか、短い中に無常感あふれる話が好きなんだと思う。 だって胸に突き刺さるからね!)。 で、教科書的には戦争文学だと思ってたけど、『夏の葬列』が発表されたのは<ヒッチコック・マガジン>だと初めて知り!
 そんなわけで創元推理文庫で『夏の葬列』を読んでみると、印象が全然違って見事なミステリだった!
 しかも作者は34歳で、結婚一年ほどで夭折ということも初めて知った・・・(教科書の「著者略歴」に載ってたかなぁ・・・覚えてない)。
 あぁ、知っているようで知らない作家っていっぱいいるなぁ・・・。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする