2015年10月31日

次はいつですかね〜

 8月に結婚したえむさん、新生活のために引っ越しました(関西圏ですが)。 「仕事決まって、来月から働くよ〜」とメールがあったので、じゃあもうしばらくなかなか会えるチャンスはないかもしれない、ということでえすさんと調整し、急遽3人で本日会うことに。
 3人出会うことなんて結構何年もなかったのに、今年に入ってから何回目?、というくらい。 それでも(まぁ普段からなんとなくメールのやりとりをしたりしているせいもあるけど)、かつて一時期を共にした仲間としてブランクを感じずに会えるというのはありがたいことです。
 距離的に間をとって神戸で会ったのですが、なにしろ土曜日なので人出が多く(しかもハロウィーン当日だった!)、ランチタイムからお店を3軒はしごしてずっとお喋り。 お茶を飲みまくりで結構お手洗いに行くのもいそがしかったです(何を食べ・飲んだかについては後日アップします)。 それでも喋ることはいつも終わらないね!
 センター街にはスパイダーマンの集団がいて、絵面としては面白いんだけどあまり沢山いるとありがたみがない、ということもわかりました。
 そんなこんなで、次回会うときまでにまたお店を開拓しなくっちゃ(どこで集合になるかわからないから、それぞれがそれぞれの町で探すのである)。
 それもまた、楽しみのひとつです。

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2015年10月30日

中つ国サーガ読本

 10月、WOWOWにて『ホビット 決戦のゆくえ』初放送!、ということで、それに合わせて『ホビット』三部作&『指輪』三部作を一挙放送! よってあたしのHDDは大混乱です(『指輪』三部作はDVDのエクステンデットヴァージョンを持っているのでいいのだけれど、『ホビット』はよく考えたら買ってなかったし、しかも前二作はこれまでとは違いエクステンデットヴァージョンでの放送だった)。
 字幕も録画し、吹替も録画し、それぞれDVDに落とす作業。 『竜に奪われた王国』がまだ完了してません・・・残量を圧迫してる、早くやらなきゃ。
 で、劇場版より長いヴァージョンを観ていると「あぁ、こんなシーンが」と当然なるわけで・・・そんなときに、こんなものを見つけてしまいました。

  中つ国サーガ読本.jpg 別冊映画秘宝:中つ国サーガ読本

 ピーター・ジャクソンによる6本の映画、そして原作を含めて“中つ国”の世界について語り尽くされているようなムック! こんなの出てたの、知らなかったよ!
 奥付を見たら2015年4月発行ということだったので、『決戦のゆくえ』の公開後ということになり、見事にネタバレしていない(これを読むような人はみなすでに映画観てるよね、という前提)。 冒頭から荒俣宏インタビューが載っていたり、とにかく内容が濃い!
 コーナーびっしり、文字もびっしり、全部読むのすごく時間がかかりそう・・・。
 とはいえ、そのときどきで記事を拾い読みするのがムックの心得でしょうか。
 ビルボとスマウグの関係性に『SHARLOCK』のジョンとシャーロックの関係性を勝手に上書きしてしまった一部の人の気持ち、あたしもちょっとわかっちゃったし・・・。
 まずい、またはまってしまいそうだわ・・・。

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2015年10月29日

今日は女子会でした!

 本日は仕事場の気の合う方々との女子会でした。
 久し振りにフルメンバー集合、総勢7名。 部署がそれぞれ違うので、最近あった様々な仕事場での出来事(主にストレス要因)をぶちまけあい、それぞれが発散し合うのでした。
 同じフロアで働いていても、なかなか突っ込んだ話ってできないし、仕事場の外で仕事の話をする・できるって大事だなと思いました(それはいわゆる<飲みニケーション>とは少し違うような。 すでに信頼関係が仕事上だけで築けているという前提があるからかも)。
 あたしもここしばらく抱えていた悩み事をみなさんに聞いてもらえたし。
 一人で抱え込まなくていいよ、と言ってもらえることの安心感というか、大変ありがたいことです。
 いつもだいたい幹事をしてくださる方が、「来月、うちの部署は後半がいそがしくなるから、次回の女子会は11月前半で」と言い出し、みんなで「近っ!」とつっこむ。
 「忘年会はまた別」とのこと。
 こんな楽しい人たちのいるところから、そう簡単に早く転勤OKしてたまるか。
 もうちょっと考える時間をもらうぞ!、と決意した夜。

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2015年10月28日

SHIFT シフト/ヒュー・ハウイー

 いろいろ最近買った本もちょっとずつ読み散らかし、手を広げるだけ広げてなかなか読み終わらない今日此頃。 まるで、秋なのにまだ暑いという納得のいかなさにあたし自身がうろうろしてしまっているかのように。
 それでもこれは優先的に読んだ!
 <サイロ三部作>の2作目、『シフト』
 1作目『ウール』は短い期間の話だったけれど、『シフト』にはそもそものはじまりから描かれ、そして最後は『ウール』にリンクする。 その構成力というか、厳密に組み立てられた感じが素晴らしい。

  シフト1.jpgシフト2.jpg そして今回もタイトルはダブルミーニングなのだった。

 これがどう着地するのか!、というわけで早速3作目『ダスト』を引っ張り出してきております。 基本エンタテイメントですが、語りすぎない省略感、あることを描写しながらそれが別の意味のことも説明しているなど適度に文学的なところも美しい。
 しかし、やっぱり気になるのは解説の北上次郎氏・・・。
 「なんだSFかよ」みたいな表現がなんか腹立つのだよ。
 北上氏は自分が偏愛するジャンルについては褒めまくりなのに、そうじゃないジャンルに関してはコメントが蔑視的になるんだよなぁ。 でも、そのジャンルの中の作品にしてはこれは素晴らしく面白い、的に解説で褒めるんだけど、ジャンルはあくまで目安であって、あるのは面白い本か自分には面白さがわからない本かの二種類しかないのに。
 で、解説っていうかあらすじ紹介と感想文なんだよなぁ。
 あたしは解説には大森望さんのような作品や作者に関連したデータ情報的なものが載っている方がうれしい(だって、あらすじは読んだらわかるし、裏表紙とかに書いているもの。 まぁ、あたしも本文より解説を先に読んじゃうタイプですが、世間の人の多くは北上氏的解説を立ち読みしてから担保を得る形で本を買うのだろうか)。
 ともかくも、「セルフパブリッシングで出てきた作品・作家」に対して懐疑的な部分を持っていたあたしですが、大いに反省しております。
 やっぱ、『火星の人』も買ってみようかなぁ、という気持ちに。

ラベル:SF
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2015年10月27日

仕事場近くに隠れ家的カフェ

 ちょっと寄り道になりますが、仕事場の近くにおねーさんが一人で切り盛りをしているセルフ形式のカフェが一年ぐらい前にオープンしまして。
 コーヒー中心、喫煙OKのお店だったのであたしはあまり行っていなかったのですが、外から覗き込む感じはいい雰囲気。 ただ時間によってはスポーツ新聞を読みながら煙草を吸うおじさん方がいて入りにくい・・・。
 でもEさんがお昼休みに外に出ていったとき、「あそこ、結構いいよ〜」と教えてもらう。パスタやクロックムッシュなどの軽食もあり、のんびりいい感じ、と。
 そんなわけで、行ってみました。 家具調度などもなかなかお洒落。 壁に直接描かれたヘナ模様みたいなのもかっこいい。

  CA3A1925.JPG 豆乳ラテをオーダーしました。

 おっきいカップに、なみなみと。 これは「ゆっくりしていきなさい」ということですね!
 Eさんに連れて行ってもらったのですが、ただ話す内容が芳しくない“密談”という類のものなので、純粋にお店と味を楽しむことができず。
 でも豆乳とエスプレッソの混ざり具合のバランスが抜群で、おいしかったです。 特殊な豆乳なのかしら? それとも混ぜ方に工夫があるのかしら。
 顔を覚えてもらえるようになったら聞いてみよう。
 つまりそれだけ、通わなきゃね。

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2015年10月26日

サバイバー/SURVIVOR

 とてもありがちなタイトル、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション映画といえば・・・もう観なくても内容は想像がつくよね、とスルー予定だったのですが、『パージ』『パージ:アナーキー』を観たときにこの予告編が流れ、「ちょっと面白そう」って思っちゃったんですよね〜。 この前、『クーデター』でかっこよさを再確認したピアース・ブロスナンも出てるし。

  サバイバーP.jpg たった1人で100万人を救えるか!?

 テロリストのアメリカへの入国を事前に食い止めるため、ロンドンのアメリカ大使館に招聘されたケイト・アボット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。 イギリスからアメリカの入国監査を厳しくチームでチェックする日々が続くが、ある日、彼女は不審な人物の入国申請に気づくが・・・、そしてスパイにそのことが知られたため、伝説的な腕を持つ殺し屋の“ウォッチメイカー”(ピアース・ブロスナン)に殺害依頼が入る。 ケイトは爆弾テロに巻き込まれてチームを失い、更にテロ実行犯として疑われ、追われることに。
 彼女は殺し屋とイギリス警察(バックにアメリカ国務省)の手を逃れながら大規模なテロ計画を阻止することができるのか・・・という話。

  サバイバー1.jpg シックな装いなのに、そのマフラー(ストール?)がとても目立つのは何故? 逃亡犯として公開捜査されているのに、そのマフラーを早く捨てないのは何故?
 いやー、ミラ・ジョヴォヴィッチ美人ですね〜、スタイルいいですね〜、かっこいいですね〜、というのはものすごく実感できるのですが、映画としてはツッコミどころ満載。
 まずすごく有能な人物、としてケイトはロンドンに呼ばれたのに、なんかあっさり罠にかかったり、でも殺し屋の手をかいくぐったりしちゃう強さのアンバランスさ。 かといって偶然に頼っているわけでもないし・・・「そこができるなら、あの時あんなことするのおかしくない?」と思ってしまうんですよ。 でもミラ・ジョヴォヴィッチならば無敵だから納得しろと?
 が、いちばん納得できないのは殺し屋の名が“ウォッチメイカー”だということ。
 ジェフリー・ディーヴァーに断ったの?(それとも昔からよく殺し屋に使われている名前なのかしら?)

  サバイバー3.jpg 今回、より老け感を出してきたピアース・ブロスナン。 “ウォッチメイカー”の由来は表の顔が時計屋なのと、繊細な機械式時計のような爆弾をつくるから。 それもリンカーン・ライムシリーズに出てくる宿敵ウォッチメイカーと一緒・・・。
 常にパリッとスーツで行動、というあたりが英国紳士らしいですが、繊細な爆弾を武器にしておきながらいざとなれば銃をぶっ放すのはなんか美しくないわ。
 まわりすべてが敵の中、ケイトの上司サム・パーカー(ディラン・マクダーモット)とIT担当の女性だけがケイトの味方になってはくれるんだけど、「大きな矛盾あるよね、何故誰もそれに気づかない!」と疑問をぶつける場所がどこにもなくてあたしはとても困った・・・。
 イギリス警察のサンダーソン警部(ジェームズ・ダーシー)が「この人、絶対見たことあるよ・・・」とじたばたしましたが、お洒落カール前髪のせいでわからなかったけれど、『ヒッチコック』でアンソニー・パーキンスをやっていた人だ!、と気づいてすっきり。
 収穫はそれくらいでしょうか・・・。
 あ、イギリスからアメリカに向けて出国するその手続きをアメリカの役人がやっている、ということには驚いた。 まぁ、アメリカ本土に入れない、という意味ではそれがいちばんいい方法なのかもしれないけれど、他の全部の国でやってるわけじゃないよね?
 友好国だから? アメリカに向かう人数が多いからかなぁ。
 エンディングで、「9.11以降、アメリカ国防省は52名のテロリストの入国を阻み、テロ攻撃を未然に防いだ」的なテロップが出た。
 なんてこった、アメリカの自画自賛映画だった!
 舞台がロンドンだからって、油断したぜ!

ラベル:外国映画 映画館
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2015年10月25日

ジビエ食べたい!

 『山賊ダイアリー』、今のところ6巻までを、仕事場の「おいしいもの食べるのも、飲むのも大好き!」な方々に順々に薦め、好評のうちに一巡いたしました。
 意外にもEさんが、「こういう殺生はちょっと・・・」と2巻でリタイア。
 「えっ!、バス釣りとかするのに?!」
 「だって基本、キャッチ&リリースだから」
 でも娯楽で生き物を殺すんじゃなくて、食べるためだし、隅から隅まで有効利用するんだけどな・・・しかしそこは個人的感想が優先されるべき。
 というわけで全巻楽しく読んだ方々からいただいたコメント。
 「私だったら鳥ぐらいならさばけそうだって気になってきた」
 「シカ、食べたい!」
 「・・・そろそろジビエがおいしい季節よね」
 食べるのに貪欲な方々は、目の前のお皿に乗ってくる前の食材の過程にも興味津々なのだなぁ。 いや、それもまたそうあるべきなのかもしれない。
 あたしも仕事場の近くに飛んできていたキジバトを見て、「あぁ、おいしいんだよなぁ・・・でも街中に住んでるやつより山に暮らしている方がおいしそう」と思いました。

 もともと食生活の基本が東の文化圏のあたしは、こちら側の牛肉信仰というか、なんでもかんでも牛肉、という発想がないので(むしろ牛肉はすきやきとステーキ、という偏った嗜好の持ち主であるともいえる)、つい選ぶのは牛肉以外の肉なんですよね。
 だから国鳥だけどキジ食べてみたいなぁ、とか、カモはやっぱりうまいというこれまでの意識に、「ヤマドリ食べてみたいって思うのは罰当たりかな」とか思うようになってしまいました。 所詮消費者である動物の一員として、他の生き物の命をもらわないことには生きてはいけない。 ならば感謝しておいしくいただこう、としみじみ感じたのでありました。
 猟師のみなさん、ありがとう!

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2015年10月24日

今日は4冊。

 今回は、「わー、『黄色い部屋』、『黄色い部屋』!」と盛り上がっておりました。

  黄色い部屋の秘密.jpg 黄色い部屋の秘密【新訳版】/ガストン・ルルー
 言わずと知れた、古典ミステリ界に燦然と輝く密室トリックの名作が新訳で登場!
 あたしが初めてこれを読んだのは小学生の時だと思いますが(勿論、古本屋にて入手)、探偵役を務めるルールタヴィーユは<青年>というイメージで読んでいたんですよね・・・でも今回この新訳で、<少年探偵>と紹介されていて、なんかギャップにびっくりなのです。
 でも、この事件当時ルールタヴィーユは18歳・・・少年、か?

  迷宮回廊03.jpg 迷宮回廊 3/神谷悠
 同じく18歳で探偵デビュー(?)した<京&一平>シリーズも新フォーマットで3冊目。
 こちらは現実時間より遅いけど、作中でも時間は流れています。 大学生だった2人が、それぞれ心臓外科の勤務医と新聞記者になり(一平くんに至っては結婚して子持ちだ!)、もしかしたらこの2人、30歳近いか越えた?
 京ちゃんが若すぎるから年齢わからん・・・(でも性格は確実に丸くなってきているので、そこで成長は感じるんだけど)。

  獣の記憶.jpg 獣の記憶/ニーナ・ブラジョーン
 18世紀フランスの伝説的な“ジェヴォーダンの獣”事件に材をとったゴシック・ミステリということで・・・フランスからまた来たか!、とわくわくしたところ・・・役者が遠山明子さん・・・『時間旅行者の系譜』を訳した人だ! てことは作者はドイツ人か!
 いや、ドイツ人の方が丹念に資料集めとか調査してそう(イメージとして)。 “ジェヴォーダンの獣”事件自体にも興味はありますし。
 フランスが舞台だからって作者がフランス人とは限らないのだわ〜、自分の偏見を自戒。

  いちえふ3.jpg いちえふ 3/竜田一人
 若干タイムラグが気になりはじめましたが(著者がえふいち作業中はマンガが進まないから)、それだけ「福島第一原発の実情はどうなっているんだろう」とあたしが気になっているからだと思います。 ニュース的マスコミはほとんど報道しなくなっちゃってるしね。

ラベル:新刊 マンガ
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2015年10月23日

Dearダニー 君へのうた/DANNY COLLINS

 ポスターを見たとき、上の人が誰だかわからなかった。 アル・パチーノ主演、という劇場の注意書き(?)を読んでびっくり!
 角度などの問題もあるけれど、アル・パチーノってこんな顔だった?! それを確認したくて観に行ってみた。 なんだかキャストも豪華だし。

  ダニーP.jpg 人生は何度でも輝く。 離した手も、またつなげる。

 往年の大スターとしてスタジアム級の全国ツアーをこなしてはいるが、出すアルバムはずっとベスト盤ばかり、という歌手のダニー・コリンズ(アル・パチーノ)は、そんな日々に安定を見出しつつ「これでよいのか」という気持ちもうっすらと抱えているが、今の路線から踏み出す勇気がない。 そんな頃、古い友人でもあり長年のマネージャーでもあるフランク(クリストファー・プラマー)からバースデープレゼントを渡される。
 中身は、43年前に書かれたダニーあてのジョン・レノンからの手紙。
 シンガーソングライターとしてデビューしたてのダニーが雑誌のインタビューで「この先、大ヒットを飛ばして有名になってお金持ちになり、今とまったく人生が変わってしまったらどうする?」という質問に対して不安を吐露した記事を読んだジョン・レノンが、その雑誌に宛ててダニーへの励ましの手紙を書いていたのだった(で、手紙はジョン・レノン直筆だとわかった当時の編集長がダニーに渡さず、レノンファンに売った)。
 富や名声を手にしても変わらずにいられる人と変わってしまう人はいる。 でもそれを決めるのは自分自身だ、というジョンからのメッセージを読み、「もしもこれが43年前の自分に届いていたら」とこれまでの人生を一気に振り返ってしまったダニーは、ツアーをキャンセルして人生をやり直そうと決意。 一度の火遊びでできた(そして一度も会ったことのない)息子トム(ボビー・カナヴェイル)に会いに行くことに・・・という話。

  ダニー3.jpg 大きな会場で観客を湧かせるダニーのエンタテイナーぶりの描写もあり。 だからいろいろ一般人の常識を超える行動の説得力にもつながる。
 今まで連絡もとっていない息子にいきなり会いに行ったって絶対拒絶されるに決まってるだろう、なのだが、住んでいる場所を知っているところを見れば息子をまったく気にかけていなかったわけではなかったらしい。 酒やドラッグにおぼれた時期もあったダニーに息子側が拒否をつきつけたのか? 母親に対する態度に腹を立てているのか? まぁどっちもあるよなぁ、と息子の気持ちをつい思ってしまったあたしだが、ともかく息子の家の近くの町のヒルトンホテルに長期滞在を決めたダニーは大スターオーラ全開でホテルの従業員たちや町の人々と接する。 あぁ、なんか息子が腹を立てる気持ち、わかるなぁ。

  ダニー4.jpg トムの妻サマンサ(ジェニファー・ガーナー)はできれば娘のためにも夫と父親には和解してほしいと願う。 娘におじいちゃんがいるというのはいいことだし、と。
 で、この孫娘、大変可愛いのだがADHDの要素があるということで普通の学校にうまくなじめない(男の子ではっきりADHDの子の行動に比べればかわいいもんだとあたしは思ったが、それはこの年齢での話)。 両親とも娘を落ち着かせる工夫をしてはいるものの、実はサマンサは第二子妊娠中。 この先の苦労を思うと・・・のサマンサに対してダニーは国内で最高の学校に孫娘を入れる手配をさっさと済まし、サマンサを味方につけてしまう。
 そんな金とコネをフル活用のダニーが嫌味に全然見えないのは、それがこれまでの大スターとしての当たり前の生活だからなのですね(自分が特別扱いされることもあっさり自然に受け入れるし)。 住む世界が違う、ということをこんなにチャーミングに見せられたらぐうの音も出ないというか、そのあたりはアル・パチーノのチャーミングさが十二分に発揮されております。

  ダニー1.jpg となるとトムも、怒っている自分に疲れてきちゃう。
 ボビー・カナヴェイル、久々にいい役きたな!、という感じでうれしくなる。 彼とはテレビドラマ『サード・ウォッチ』あたりからのお付き合いですが、映画ではこれまで結構チンピラ的な役が多かったし、ちゃんと人間ドラマにもはまれる人なんだ!、と見せてもらえたのはとてもよかったです。
 チャーミングさ故に見えにくいけど、結局は金と力で人間関係も買う話なのかと思いきや、ダニーの苦悩は息子との関係修復だけではなくそもそもアーティストとして、音楽と向き合う自分の姿勢の問題が根本。 ダニーの名声にも動じないホテルの支配人メアリー(アネット・ベニング)とのやりとりでそれが浮かび上がってくる。 ヒット曲は人に書いてもらったものだし、長年自分では曲づくりをしていないことがいちばんのコンプレックスであるダニーの思い悩む姿に寄り添うように、ジョン・レノンの曲がかぶさる構成はベタであるが上手い。

  ダニー2.jpg そしてクリストファー・プラマーがわかりやすくかっこよすぎ!
 ほんとにダニーはダメなやつなのだけれど、まわりに魅力的な人物がいて結果的に彼を見捨てていないということは、やはりダニーにもいいところはあるのだということで。
 自分の人としての“価値”はもしかしたらいざというときに自分を支えてくれる人の存在で決まるんじゃないか、と思わずあたし自身も自分の構築してきた人間関係について考えてしまいましたよ。
 そしてやりすぎないラストシーンがまた素晴らしいのでした。
 でもその感動にじわじわ浸ろうとしていたエンドロールで、「43年前のジョン・レノンからの手紙が自分のもとに届いた」という部分だけが実話ということを紹介する、手紙を受け取ったご本人の談話が流れ・・・おいっ、それはまた別の話でしょ!、と感動がぶっ飛んだあたし。
 せめてもう少し余韻に浸る時間を与えてくれよ!
 あぁ、そこだけ残念だった・・・。

ラベル:映画館 外国映画
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2015年10月22日

ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏/BOLSHOI BABYLON

 バレエをあたし自身は体験したことはないが(あれ?、幼稚園のときトゥシューズはいたことがあるような・・・でもまぁ、お遊戯の延長といったところか)。 だからあたしのバレエ体験は数々の少女マンガということになる。 なのでリアルに舞台を観るよりは、映像作品(たとえば『ブラックスワン』とか)やドキュメンタリーがなんだか好きなんですよね。
 でもボリショイ・バレエ団にそんなスキャンダルがあったとは知らなかったので、「これは是非観たい!」と思ったわけです。

  ボリショイバビロンP.jpg すべては、栄光のステージのために――
   世界を震撼させた事件から2年、ロシアの至宝、ボリショイ・バレエが初めて秘密の扉を開く

 長い歴史と伝統を誇る、“世界トップクラスのバレエ団”、それがロシアのボリショイ・バレエ。 バレエ・ダンサーを目指す世界中の多くの人々がここに憧れ、団員になりたいと願う。 そして団員になったなら、その中でもトップを目指したいと願う、まさに実力主義を絵にかいたような戦いの構図はあれど、しかし目指すものは芸術・至上の美。
 だが2013年1月、ボリショイ・バレエ団のスター・ダンサー出身で芸術監督に就任したセルゲイ・フィーリンが何者かに襲われ、頭から硫酸をかけられるというショッキングな事件が起こる。 いったいボリショイ・バレエに何があったのか? それを追いかける映画・・・なのかと思ったのだが。

  ボリショイバビロン1.jpg しかし多く時間を割かれるのはボリショイ・バレエの伝統と歴史について。
 それはそれでいいんですけど、バレエに人生をかける人々の姿と、事件についてと、時間軸バラバラに語られるので事件がメインじゃないのかい?!、という気になってしまったり。 もしかして有名な事件だから犯人について知っているのが前提のつくり?
 犯人について言及されるまでいろいろぐるぐる回っていて(ダンサーの方々へのインタビューが、真相を知ったあとで事件すぐのことを回想しているからすごく思わせぶりというかもったいぶって見えてしまうのも原因か)、何も知らないあたしは少々イライラ。
 芸術の世界が美を表現するものであってもその裏側もまた美しいと信じるほどあたしは愚かではないし、つくりだされるものが美しければ美しいほど、その背景には醜さが露呈するのかもしれないとすら思う。 それ故に芸術に生きる人々は常識では測れない世界に生きていかなければいけないし、それに耐えられる人でなければ大成しないのかもしれない(汚れなきままでいることも才能)。
 犯人が現役の将来有望なダンサーとわかってからは、映画は一気に陰謀劇というか劇場に巣くう魔に操られてしまった人間の愚かしさ、芸術の世界に政治を持ちこんでしまう人間のどうしようもなさにせまりはするんだけれど、なんだかいまいち盛り上がらない・・・。

  ボリショイバビロン2.jpg 監督にバレエ愛が足りないのか?
 ダンサーの方々のインタビュー、特に再起をかける方々のコメントには胸を打たれる。ボリショイを愛するが故に誇りを持って立て直したいという気持ち、自分がダンサーとしてもっと向上したいという強い思い。
 音楽が心地いいだけに、ステージシーンの編集が残念なのかしら。
 いまひとつ食い足りない感が・・・。
 でもひとつ実感したのは、自分にはない一生懸命さにあたしは大変弱い、ということだ。

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2015年10月21日

ピコーに似ている!@上島珈琲

 その昔、“ピコー”という名の缶のミルクティ飲料がありまして。
 メーカーはサントリーだったかしら。 その当時、「おぉ!、こんなにおいしい缶紅茶は初めて!」と感動した記憶があり、ことあるごとに飲んでいました。
 しかしいつの間にかなくなってしまって・・・密かに復活を待っているのですが、どうにかなりませんかねぇ、サントリーさん。
 そんなことを思い出したのは、上島珈琲にてこれを飲んだから。

  カモミールミルク紅茶.jpg 【期間限定】カモミールミルク紅茶

 暑かったのでついアイスを頼んでしまったんだけど(ほんとに10月後半なのか?)、一口目の印象が「あっ、ピコーに似てる!」でした。
 でも飲み込んだ後の鼻に抜ける感じはカモミールで、「あぁ、残念だ、これはいらない」と思ってしまった・・・なんのためのカモミール紅茶・・・。
 いえ、おいしくないわけではないんですよ、ただつい“ピコー”に限りなく近いものを求めてしまったからの話。 濃いけど飲み口あっさりの、なかなか他にない味だけど飲みやすい。
 ホットで飲んだらまた違う感じかなぁ。 しかし期間限定品、いつまで売ってくれるやら。

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2015年10月20日

パージ:アナーキー/THE PURGE:ANARCHY@Cinema Kobe

 引き続き、続編。
 『パージ』で描かれた一年後のその日、スタート開始まであと数時間、というところから。 ちなみにどちらもR+15ですので、血まみれ度は結構なものがあります。
 前作が中流家庭以上のコミュニティを舞台にしたものなら、『パージ:アナーキー』はそれ以下、低所得者層や家に完全防御システムなどつけられない人々が主な登場人物。 俳優さんたちは見覚えのない人ばかりですが、そのおかげで誰がいつ死ぬのかどうかもわかりにくいスリリングさを保ってくれます。

  パージ2P.jpg 最恐の12時間再び。
   1年に一晩、殺人を含むすべての犯罪が許される法律<パージ>。
   無法地帯となった街で迫られる選択は逃げるか、戦うか。あなたはどうする?

 コピーが「あなたならどうする?」じゃないのが怖いんですけど。 「もし」要素なしが前提じゃないですか。
 パージが始まるまであと数時間だというのに、スーパーマーケットの帰り、家に向かう車の中で口喧嘩を始める若夫婦がいる。 大人でも、何年もたってくれば危機感が薄れるのか? 19時前に家に着けばいいと思っているのか? もっと前から家に帰っておこうよ! そのせいかパージを前にやる気満々の仮面集団に目をつけられ、駐車場で車に細工され、家に辿り着くまでに車が動かなくなってしまう(しかしパージが始まるまでに細工したらそれは犯罪では? が、パージが始まると警察・救急等の活動は停止するため、捜査してもらえるのかは大変あやしい)。

  パージ2−1.jpg 明らかにやばいでしょ、というやつらが19時スターをを前にばっちりスタンバイ。
 ダイナーでウェイトレスをしながら娘と病気の父親を養っている女性はオーナーに昇給を願い出るがあえなく玉砕。 父親は結局薬を飲んでも治るわけではないのに、娘に無理をさせていることを苦しんでいる。
 そしてある男は、パージを前にすべての準備を終え、装甲車仕様にした車で出かけようとしていた。 交通事故で息子を失くしたが、加害者は責任を問われず幸せな家庭生活を送っていることに我慢ならず、復讐に出かけようとしていた。 しかし途中で謎の軍事集団が母娘のアパートを襲い、皆殺しにしているところに差し掛かり、ついつい二人を助けてしまう(行きがかり上、若夫婦も)。 5人は跳梁跋扈する夜をどうにか逃げ延びようとする・・・という話。
 前作とは違い、市街戦なので舞台は動くし殺戮者たちがどこから出てくるかわからないハラハラ感が。 そしてパージ法のそもそもの目的(というか、国民が支持したらしき理由)が男のような例、いわば仇討ち認可制だったのだとするならば、実際の現実は憂さ晴らしの殺人狂やら金持ちの娯楽としての殺人、そして前作でもうっすら見えていた“権力者側にとって不都合な人々の排除”の構図がよりくっきり鮮明に。

  パージ2−3.jpg だから男の行動がとても自己犠牲的でヒロイックに映る。
 それは一市民にはとても抵抗できないほど強大なものなのだけれど、すべてを失い、未来に希望を見出せない男が命を捨てる気で臨んだ今回のパージで、意図せず他人を助けている。 ここに<人間の良心>があるのでは。
 そしてまさに、情けは人のためならず!、という展開が待っており・・・なんとも言えない気持ちになる。 漂うのは無常感なのか。 やるせない。
 “アナーキー”ってタイトルだから政府転覆まで行くことを期待したんだけど・・・反乱の芽は出ているけどその道のりはまだ長そう(それもまた現実的である)。
 大袈裟なB級アクションを装っているけれども、この2作が描いているのは現在進行形の格差社会そのもの。 だからドキドキ・ハラハラ感がエンドロールまで続き、うっかり寝てしまうどころではなかったのだと思われる。
 あぁ、すっごく、こわかった。
 なんでも、3作目の構想はあるとか・・・これがどこに着地するのか、是非観てみたいなぁ。

ラベル:映画館 外国映画
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パージ/THE PURGE@Cinema Kobe

 この映画、とても観たかったのですがチェックが甘くて神戸市内で上映したのがどうか不明(やってたとしたら元町映画館かアートビレッジセンター)。 そうしたら新開地の二番館CinemaKobeにて上映決定!、ということで楽しみにしていました。
 しかも一作目とその続編同時公開というありがたさなれど、順番を間違えてはいかん!、と上映時間に気を遣うCinemaKobe。 一日おきに作品の順番が交代、一週間で上映終了なので油断&仕事が終わらない等の理由で何度もいろいろなものを見逃しておりますが、これは絶対見逃せない!、とダッシュで駆け込んだ上映5分前。
 ここは飲食物持ち込み可なので(というか飲み物の自販機があったかな、というくらいでコンセッションがない・一度入場したら外出不可、しかし入替制ではないので繰り返し観てもいいという子供の頃の映画館のような趣きである)、仕事の休憩中に買っておいたものをカバンから出す。 体調面でだるさが残っているので寝てしまうのではないかと思い、カフェオレをまず一口。
 しかし映画はそんな心配する必要のない、スリリングでハラハラ感全開の、そして恐ろしいテーマを根底に敷き詰めたものであった。 思い返しても、マジで恐ろしい。

  パージ1P.jpg 12時間を生き延びろ。
   1年に一晩だけ、殺人を含むすべての犯罪が許される法律<パージ>。
   人々はこの夜、抱えている闇を解き放つ――

 チラシのコピーが基本設定を説明してくれていますが、映画としてはそれがちょっとずつわかっていく(はっきりナレーションですべてが説明されるわけではない)。 この<じわじわ事情がわかってくる感じ>が大変怖い。
 2023年3月21日。 最先端のセキュリティーシステムを売っている会社の営業チーフであるジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)はいつものように仕事を終えて家に帰ってきたが、車には青い花束、そして出会う人との別れの挨拶は「安全な夜を」。
 3月21日19時から22日7時までの12時間は殺人を含むすべての犯罪が見逃される<パージ法>が施行され4年ほど、アメリカの<新しい建国の父>が定め、国民によって支持されたこの法案によって失業率は1%以下、犯罪件数も激減した。 だからその分、パージの日がガス抜きになっているということですよね・・・ジェームズの妻(レナ・ヘディ)にご近所のある奥さんが「あら素敵、お家を増築したのね。 近所の内にセキュリティ装置を売りつけたお金でしたのよね。 つまり私たちから絞り取ったお金でしょ」などと言い出すのがもうすでにおそろしい。
 一年間隠していた悪意がむき出しになる日なのか!? 『デスパレートな妻たち』的郊外のコミュニティの恐ろしさも思い起こされるよ。
 そもそも失業率が減っているのだって家に防御システムを設置できない貧困層の人々が富裕層(もしくは凶暴性を抱えている人々)のストレス解消のために殺されているから数字上減って見えるだけだし、犯罪件数にしてもしかり(どうせやるならパージの日に、ってなってるだけで)。 そして<新しい建国の父>はパージを“浄化”という意味で使って言葉触りをよくしているが、実際のところ“粛清・追放”って意味でしょ・・・。

  パージ1−1.jpg サンディン一家は中流以上、家に防御システムを施し、家の一角に閉じこもり外とのかかわりを持たずに静かに家族で一晩を過ごそうとしている(多分、多くの家庭がそんな感じなのであろう)。
 しかしパージ法施行以前の治安の悪さを知っている父母とはいえ、普通に良心を持っていればパージ法の意義を堂々と説明できないのはむべなるかな、しかし年若き(ティーンエイジャー?)の娘と息子にとっては情報不足故かパージの夜の危険性について危機感がほとんどないのがこれまたおそろしい。
 だからこの映画はまず、傍観者の罪を断罪するものなのでしょうか。
 ジェームズが買ってきた青い花束は、玄関に飾っておけば<パージの日>を祝う、もしくは支持する証拠。 つまり花のない家は襲ってもいいということで・・・ヒマでアホなお金持ちの坊ちゃん嬢ちゃんたちがトチ狂って暴れ出すときでもあり、「お前たちの方が社会の迷惑だよ・・・」とげんなりするが、現実とは得てしてそんなものなのである。

  パージ1−4.jpg なんでもパージの日の正式な服装というものがあるらしいのである。 伝統をつくりたいアメリカらしい感じ。
 みな同じ顔の仮面をかぶっているので、ほとんどゾンビである。 それを傍観するだけのはずだったサンディン一家、襲われて逃走中の黒人青年を息子が家にかくまったため、ゾンビの群れに取り囲まれてさあ大変、黒人を差し出さなければ一家ともども皆殺し宣言をされてしまうという展開に(その前に娘もやらかしているのだが、子供たちがバカというよりも二人がパージの日の意味をしっかり教えられていないのが問題なのではないだろうか)。

  パージ1−2.jpg 彼はただホームレスで、身を隠すところがなかったために標的になってしまっただけ。 そりゃチャンスがあれば、逃げ込むよね。
 なんというか・・・こういうとこでもあっさり人種差別というか、階級別主義のようなものが顔を出す恐ろしさ。 「アメリカ、マジ怖いなぁ」と思いつつ、実はアメリカだけの問題ではないことも誰もが知っている。
 理不尽な大前提の前に保身が理由ではなく良心を持ち続けることは可能なのか、しかしそのために命を落とすようなことがあればその良心を信じていいものなのか。 鬼ごっこになってからは映画は若干トーンダウンしますが、いろいろと考えてしまうことはなくならない。
 どうしていいかわからない妻ながら、いざというときにはサラ・コナーだった面影が出てくるレナ・ヘディ、かっこいいです。 そしてイーサン・ホークは低予算ながらチャレンジングな映画を選んで出演するよなぁ。 二人の知名度ある俳優が出演していることによって、ただのB級映画がちょっとランクアップする感は否めない。
 そして<パージ法>に関して消化不良な部分はあるのですが、多分そこは続編で出てくるんだろうなぁ、ということで、10分間の休憩ののち、『パージ:アナーキー』を待つのであった。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

今日は4冊。

 あれ、今月、あまり本買ってなくない?、と思いましたがそれはウソでした。
 月末に大物が集中しているから、そっちに気をとられているだけでした。
 よく考えたらウエルベック、この前2冊も買ったじゃないか・・・。

  天国でまた会おう1.jpg天国でまた会おう2.jpg 天国でまた会おう/ピエール・ルメートル
 『その女アレックス』の著者による、ミステリ枠を超えた初の文芸作品にして(とはいえかなりエンタメ寄りっぽいが)ゴングール賞受賞作。 日本にはゴングール賞に匹敵する賞がないので単純比較はできませんが、とりあえずフランス最高の文学賞です。 歴代の受賞作は結構難解だったり内省的すぎたりと純文学タッチの作品が多いのですが、「一般読者のゴングール賞アレルギーを解消してくれる作品」と地元紙に紹介されるぐらいだから、フランス人もゴングール賞は難しい、と思っているのだなぁ、と考えると面白い。
 第一次世界大戦からかろうじて帰還した若者二人がパリに戻ると、世間の風は思っていた以上に冷たく、絶望した二人は戦争に対して復讐をする・・・という話らしい。 結局犯罪は絡むようだが、早川書房はハードカバー版と文庫版を同時発売! 勿論あたしは文庫を買いましたが、つまりそれだけ出版社としても自信作ということではないだろうか(翻訳も平岡敦さんだし)。
 しかし『その女アレックス』からほぼ一年強、各社翻訳権争いが水面下で繰り広げられたのだろうか。 それも想像するとなんだか楽しい。

  クリスタルドラゴン26.jpg クリスタル・ドラゴン 26/あしべゆうほ
 なんと7年振りの新刊だそうである・・・終章に向けて連載再開!、と聞いてから集め直したあたしとしては7年待ってはいないんだけど、1巻刊行時から考えると30年以上待っているわけで、前半は何度も読んでいるからよく覚えているけど、後半になればなるほど繰り返し読んでいないから、細部を忘れる・・・しかも劇中はこっちの時間よりはるかに短い時間しか流れていないしね!
 願いはひとつ、生きている間に(作者も、読者も)描ききっていただきたい、ということ。
 アリアンロッドの行く末を、あたしは見届けたいのです。

  カラスと書き物机はなぜ似てる.jpg カラスと書き物机はなぜ似てる?/小池田マヤ
 “女と猫”シリーズ4作目。 おいしいもの大好き主婦・新上さんメインのお話。
 意味不明っぽいタイトルは『不思議の国のアリス』から来ています。
 でもこれで主要メンバー4人がそれぞれ主役の話が出揃っちゃったから、このシリーズもこれで終わりかしら・・・だとしたら淋しいな。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月18日

不調、もしくはグータラはうつる。

 各方面からご心配とお気遣いをいただいております急性副鼻腔炎ですが、だいぶよくなってまいりました。 多少、鼻がつまるのと、若干咳が残っている程度。 しかし、細菌と戦っている間に微熱が続いていたので、身体が高温期と低温期を勘違いしてしまったらしく、バイオリズム?、ホルモンバランス?が崩れていささか全身がだるい感じに。 これはもう、慣れるかワンサイクル置いて調整するしかないでしょう。
 とりあえず、身体の代謝をあげる食品を積極的に摂る感じで様子をみたいところです。
 が、あたし自身はいいのですが・・・なんかこっちの不調が家にあるモノに伝染中。
 テレビにつないでいるレコーダー、HDDからDVDに映像を移行(要はダビングですね)したところ、最後の最後で(DVDの容量を越えていたので観ながら録画していた)固まる。 何をしてもうんともすんとも言わないので、最終手段としてレコーダーの電源を抜くことに!
 しばし待って再度電源を差し込んだら動き出したけど・・・ダビング(移動)したはずの映像がHDDに残ってる! そしてDVDはなにかが書きこまれた気配はあれど、映像は入ってない! ・・・もう一回やり直しか〜、で3時間(今度はうまくいきました)。
 そしてPC。 最初はネットが繋がらず、例によってルーターの電源を引っこ抜けば解決なのですが、なのにPCは動かない。 画面フリーズではないのだけれど、動きがヘン! ずっと青いわっかがぐるぐる回っている・・・。
 再起動しようにも、スタートボタンも押せなくて(汗)。
 古き良き手段「CTRL」+「ALT」+「DEL」を押してもリアクションなし・・・15秒以上ずっと押してたら、やっと反応してくれた。
 再起動してくれて、やっとまた動いてくれておりますが・・・大丈夫かなぁ、もう寿命とかだったらどうしよう。 そんなわけで、ドキドキしながら使っています。
 ――こいつらにも、休みをやらないといけないのかな。