2015年09月07日

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター/BIG GAME

 「こんな映画、誰が観るんだろう」シリーズ、今シーズン第2弾。
 いや、まぁ、<少年ハンター>だから子供向け映画ってことかな? そのわりには公開日はかなり夏休み終盤。 まずポスターもそうだけど、サミュエル・L・ジャクソンがアメリカ大統領って部分でもうB級映画ですよね・・・(別にサミュエル・L・ジャクソンを貶める意図はありません。 本気ならモーガン・フリーマンかデンゼル・ワシントンだよなぁ、と思ったから)。 ある意味、B級アクション映画好きの心をくすぐる感じではあります。

  ビッグゲームP.jpg 非力な二人の究極のサバイバル
    フィンランド上空でエアフォースワン襲撃テロ発生。 アメリカ大統領を救えるのは13歳の少年ただ一人。   ← ほとんど説明しちゃってるよ・・・。

 しかもかなり最初のほうで“ダメ大統領”の雰囲気をかもし出しているサミュエル、ある意味すごいよ!(よく考えたら彼は『アベンジャーズ』シリーズではシールドの長官・フューリーをやっているわけで、それなのに弱腰・ヘタレ感を出してきちゃうのがいいですね〜。 『ダイ・ハード3』をちょっと思い出しちゃいました。 懐かしい)。
 で、肝心の少年ハンター・13歳のオスカリくん(オンニ・トンミラ)のほうは、「えっ、フィンランド(の一部の村)にそんな風習あんの!」とちょっとドキドキする設定。 でもそれを現代にやっている、というのが後半のアクションに活かされるのでまぁそれはそれで、的な。

  ビッグゲーム3.jpg 大統領の緊急脱出ポッドを、宇宙からの飛来物と勘違いしてしまう御茶目なオスカリくん。

 そう、実は意外に結構面白いのであります。
 出てきた瞬間に誰が悪役か、といったことはすぐわかってしまうものの(その辺は子供向けということか?)、結構死ぬ場面は容赦なかったり、アメリカの自虐的な部分がかなりストレートに表現されているあたりは子供向けじゃないような・・・でもド派手アクションの結果、さらっと助かっちゃうのはご都合主義でもあるし・・・うむ、まごうことなきB級アクションですよ。

  ビッグゲーム4.jpg へたれなりに銃を持つときは持つ!

 そのわりには(?)、キャストがそれなりに豪華だったりして。 副大統領役のヴィクター・ガーバーさん、ダンディであたし結構好きなんですよね。 CIA長官はなんとフェリシティ・ハフマンだし、腕利きCIAアナリストとして登場するのはジム・ブロードベンドですよ(しかし『HOMELAND』を観た身としては、この映画に出てくるCIAはギャグでしかない)。
 この監督にはいったいどういうコネがある?!

  ビッグゲーム2.jpg 雪山光景にはちょっと心洗われたよ。

 ところどころに挟まれる、フィンランドの山並みを映す空撮もなかなかよろしいし(意外とお金かかってる?)。 少年もダメ大統領も一晩の冒険でそれなりに成長するし。
 最後にちょっとしたサプライズはあるし(想定の範囲内ですが)、あれ、もしかして結構よくできた映画だった?
 ただ、「アメリカ大統領を助けたんだからそれはそれはすごい名誉ですよ」的な、フィンランドに対するアメリカの価値観押し付け部分にはちょっと笑ってしまった(自虐的な部分があるだけに)。 アメリカもだんだん自国に自信が持てなくなってきてるんだなぁというのがこういうところから見えるようです(映画がそこまで意図しているのかどうかは不明)。
 いやぁ、サミュエル、かっこ悪いところがかっこよかった!
 やはりあまり期待しないで、特に前知識も持たないほうが、こういうタイプの映画は多分楽しめるんだなぁ、と納得。

ラベル:外国映画 映画館
posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする