2015年07月17日

結局、会社に行きませんでした。



 台風11号による暴風・大雨警報発令のため、結局出勤はしないことになりました。



 まぁ、それを半ば期待して、急ぎの仕事は事前に片付けておいたのでよかったんです



けどね(でも来週は、いそがしいなぁ)。



 JRは早々に止まったのに、遅延しつつも動く山陽電車はすごいなぁ(そのくせ、なんでも



ないときに線路切り替え機が故障したとかで全然来なかったりするのだからご愛嬌)。



 これはチャンス!、とTV番組レコーダーのHDDのメモリ残量を増やすため、ひたすら



録画していた海外ドラマを観る作戦を決行したのですが・・・結局、観る時間だけ時間は



必要なわけで、所詮一日では限界がある、ということを実感。



 しかも窓ガラスに打ち付ける雨や風の音、気圧の変化による頭痛等もあり、気がつけば



少々意識が飛んでいることも・・・同じドラマを途中から何度も再生することに(不思議な



ことに、同じようなところから意識がなくなるのは何故?)。



 それもこれも、日曜日にWOWOWで『ブロードチャーチ2』が一挙放送されるためです



(全8回)。 いやー、以前放送されたファーストシーズンに当たる『ブロードチャーチ〜



殺意の町』
は面白かった! ミステリ大国イギリスの底力をみた思い。 なのでパート2も



期待しています。



 そんなふうにうだうだと過ごしてしまったので、今日は土曜日のような気がして仕方が



ありません。 予期せぬ4連休になりましたが、たまっている映画の感想を書こう! 本も



できるだけ読みたい!、友達に手紙も書かねば!、とTO DOリストがどんどん埋まり、



微妙に意欲だけが空回りしそうな予感も・・・。


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2015年07月16日

台風、来てます!



 久し振りに西日本直撃&縦断コースの台風11号。



 しかしあたしは本日、夕方仕事で新大阪に行くことに・・・。 帰ってこられるかしら、と



ハラハラしながらJRに乗る。



 駅から降りた途端に雨が降り出す、というひどいタイミング(しかもその雨が土臭いと



いうか埃っぽいにおいで、今着ている服は家に帰ったら全部洗濯機に放り込まねば、と



決意させるに十分)。 生あたたかい強い風が、「あぁ、台風だなぁ」としみじみ。



 結果的に無事に帰ってこられたのですが、じわじわ低気圧が近づいているからか、



それともたまたま大風&雨の中を20分ほど歩いたせいなのか(仕事のことで気が



張っていたせいもあるかも)、なんだかただいま大変具合が悪いです。



 暴風警報、出てるな・・・朝まで解除にならなかったら、仕事、休みだな(急ぎの仕事が



なければ出社に及ばず、と今朝電子回覧がまわっていた)。



 そんなわけで、明日はもう休む気満々です。



 しかし、頭が痛い・・・うれしい休日にはならないな。 映画、観に行きたかったのに・・・。


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2015年07月15日

今日は、5冊。



 なんだよ、35℃って!



 もう暑くてやってられない・・・朝の通勤電車から見えるビルの壁の温度計が33℃とか



なっていると、もうそのまま逆方向の電車に乗り換えて家に帰りたくなる。 台風が来て、



ちょっと涼しくなってくれるといいけどなぁ。



   カツカレーの日 1/西炯子



 勤務地は違うが、ときどき会う同じ組織の方が「最近、西炯子にはまってます!」という



ことで初期作品を何冊か貸していただいた。 ヒロインが自信がないのは、作者ご本人の



性格の反映だと知り、その自信のなさを逆に売り物にしていったここ最近2作品のヒロイン



たちの姿が、次の作品ではどう変わるのか興味を持ちました。 今回は28歳ということで



若返ってますし。



   シートン探偵記/柳広司



 「オオカミ王ロボは殺人犯なのか」という刺激的なコピーが帯に踊っております。



 それだけで、シートン動物記を読んでいた過去が蘇りますよ(しかし最近の小学生は



シートン動物記とかファーブル昆虫記など、読んだりするのかしら? 推薦図書も時代と



ともに移り変わっていっているのだろうけど、このへんは常識でしょ、と思ってしまうのは



古いのかしら)。 柳広司はこういう実在のものを料理するのがうまい、と思ってしまうのは



広い意味で同世代ということだからなのかもしれない。



   来訪者【新訳版】/ロアルド・ダール



 ロアルド・ダールだ〜、と思って深く考えずに手にとってしまったが、家に帰ってよく見たら



結構下ネタらしい・・・イギリス人ってそういうところ、あるよなぁ。 『くまのパディントン』



マイケル・ボンド『パンプルムース氏』シリーズでは「それ、必要ですか?」というような



艶笑譚を入れてきていた・・・。



   大日本帝国の興亡 3 死の島々/ジョン・トーランド



 もう、サブタイトルからしてやばい感じ。 ガダルカナル島とか出てくるんでしょ、みたいな。



全5巻のうち3巻目でもはや敗色濃厚になっております。



 ちなみにあたしは戦争反対派ですが、国会議事堂を取り囲むデモに参加する気は一切



ございません。



   その罪のゆくえ/リサ・バランタイン



 ロンドンの公園にて8歳の少年が殺され、容疑者は11歳の少年、という・・・絶対あの



事件をモチーフにしましたね!、ということで手にとってしまいました。 実話ベースを



どう処理するのか興味が。



 グレッグ・イーガン『ゼンデギ』にはずっと迷っています・・・。


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2015年07月14日

<おススメの本>ってむずかしい!



 先日、同じ仕事場のスズキさん(男性・仮名)から、相談を受ける。



 「電車での通勤時間が長いんで、本でも読もうかと思っているんですが、最近あまり



読んでないので、何を読んだらいいですかね」



 そんなの好きなの読んだらいいじゃないか!、と言いたいところであるが(スズキさんは



もういい大人である)、日々読書推進を心がけている者としてはぐっとこらえる。



 まずは聞き取り調査から。



 「よく読むジャンルとか、好きな作家がいたら教えてほしいんですが」



 「あー、推理小説とかばっかですね〜。 東野圭吾は読みます」



 出た、東野圭吾!



 大学生か!、と心の中でつっこむ(先日のワークショップで、平均以上に本を読みますと



自負する大学生がよく読む・好きな作家として名前が挙がったのはほぼ東野圭吾だけ



だったという・・・。 ちなみに、書籍流通会社にお勤めの方は、「好きな作家にいちばんに



東野圭吾を挙げるやつなんて、読書好きじゃないですよ!」とお怒りだった。 何かあった



のか?)。



 そして「推理小説とか」という言い方にも引っかかる。



 まるでレベルが低いジャンルと言っているようなニュアンスが感じられたからである。



 つい、ミステリファンで悪かったな!、みたいな気持ちに。



 まぁ、スズキさんに悪気はないのである。 ただデリカシーが足りないだけだ。



 結局のところ、多少本を読む人でも仕事がいそがしかったり、子供が産まれて自宅での



生活環境が変わったりして読書から遠ざかると、どこから手をつけていいのかわからない、



というのが現状なのだろう。 知識も経験も乏しい若者たちが本選びに迷子になるのは



当然である(だからランキング本が売れたり、上位にランクされた本が売れる、もしくは



わかりやすく賞を獲った作品や映像化された作品が売れる、ということなのでしょう)。



 そんなわけで、スズキさんには翻訳ものはハードルが高いかと思い、日本の作品を。



   まずは『さよならの手口』をお貸ししました。



 そしたらば・・・数日で「なんか、出てくる言葉が難しいです」と言われてしまった。



 え、そんな難しい表現あったっけ? まぁ読み慣れていない作家の文体に慣れるまで



多少抵抗はあるかもしれないけれど・・・。 しかしスズキさんは言うのである、「東野圭吾



作品ではわからない言葉でつまづいたことないんですけどね」。



 ・・・そこか!



 大学生が東野圭吾を挙げるのも、彼の本が出れば売れるのも、つまりはそこか!



 平易な言葉・単語で物語を最後まで進められるから、理系の専門用語は解説が入るから、



読者の知的水準(というか語彙力ですかね)の平均前後をきっちり見抜いて使っているから



なのね! 勿論、物語としての力やキャラクター、アイディア、テーマ性も加味されますが。



 なんかすごく、納得。



 かつて赤川次郎がブームだった時代も、ポイントはそこだったのかも(小学生のあたしでも



ガンガン読めたもんなぁ)。



 人に本を薦めるときは、内容だけではなく文体や言葉選びの相性も重要、と思い知った



のでありました。



 でもスズキさんはその後『さよならの手口』を読み切り、「面白かったっす! こういう



日常の延長というか、自分の身近に起こってもおかしくない感じって初めてだったので、



新鮮でした。 というか、怖かったです」という感想を伝えてくれ、うれしかったです。


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2015年07月13日

本を読む、とは



 先日、仕事がらみで、<読書する人・しない人>というワークショップに参加した。



 そのミーティングの主旨としては、読まない人にいかに本を読んでもらうか、どうすれば



興味を持ってもらえるのか。 本を読んではいない人でも心の中では読みたい気持ちは



あるならばどう手助けできるか、というような感じ。



 あたしは読む側の人間なので、読まない人の気持ちはわからないけれど、他に楽しい



ことがあればそっちに行くだろ、というのは理解できる。 知識や教養を得る方法は読書



以外にもあるわけだし(それこそ映画でも音楽でも、誰かと会話することからでも)、むしろ、



読まないけど「実は読みたい・本は読んだほうがいいんだろうな」と考える理由のほうが



知りたい、と思って「出ます!」と手を挙げたわけなのだが・・・。



 結果的には時間が足りなかったな。もっと突っ込んだ議論がしたかった。



 まずは国民生活白書(だったかな?)からの引用で、全国の大学生の一日の読書時間



0分が40%、スマホにさわる時間0分が4%というデータが紹介される。 まぁ、あたしが



大学生のときも「学生は本を読まない」と言われていたし、今ではスマホで読書をする人も



いるでしょう。 しかしこういう形の数字で示されると、人はどよめくもんですね。



 そんなわけで、某大学から学生への読書推進の取り組みが紹介されるが、言っては



なんだがレベル低いぜ・・・それ、あたしの世代が高校でやってたの以下だから(とは



思っても口には出しませんよ)。



 その後、グループセッションに入ったわけだが・・・たまたま同じ組織の結構えらい人



(直属の上司ではないけれどたまに一緒に仕事をすることあり、気さくで偉ぶらない人



なので仕事はしやすい)と同じグループに。 その人は年に100冊以上読む人なのだが、



そんな人にあたしは「きみは異常、むしろ読書好きじゃなくて活字中毒」と言われてしまう。



年100冊読む人にそんなこと言われたくない!、とあやうく身内で泥仕合になりそうになる。



 グループセッションの目的は、「本を読まない人に本を読んでもらうには、興味を持って



もらうにはどうするか」というものだったのだが・・・あたしとしては前述の理由を知りたかった



のでちょっとテーマからずれるが聞いてみることに。



 で、そのグループには「本は読みません!」と断言する人が一人しかいなかった。



 あとは、学生のときまではほとんど読まなかったけど、仕事をするようになって必要に



せまられて・・・みたいな人がちらほら。 だからつい、その人に質問が集中してしまう。



 「なんで本を読みたいなぁと思うんですか? 別に読書をすることがただひとつの“正しい



行為”ってわけじゃないじゃないですか。 娯楽の一種だし、教養を身につけるには他にも



方法はあるわけだし。 でもあえて本を読むには的な目的のここに参加したってことは、



本を読まない自分に対して後ろ暗いというか、罪悪感みたいなものがあるんですか?」



 そう、あたしはそれが知りたかったのだ(あたしが本を読むのは、今や習慣ではあるが



もともと高尚な目的からではなく、「もっと知りたい・そして現実から逃避できれば尚更」と



いうただの欲望である)。



 しかし彼はあまりそのようなことは考えたことがなかったらしく、はかばかしい答えを



もらえないまま時間切れ(あとでえらい人に、「すごかったな、異端審問かと思ったよ」と



言われる始末。 あたし、ケンカ売られてる?!)。



 というわけで不完全燃焼。 本を読む人と読まない人の間には深くて長い河があるの



かしらん、と思っていたところに、同じ職場の人からちょっと相談される。



 「通勤時間が長いんで、なんかいい本、教えてもらえませんか」



 ・・・この項、続きます。


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2015年07月12日

メイズ・ランナー/THE MAZE RUNNER



 うーん、アメリカってディストピア世界でのサバイバルストーリー、好きだよなぁ。



 というか、ひとつ当たれば類似品が次々出てくる感じに近いのか? 最初から三部作と



銘打つからには最後まで作ってくれるんだろうな、どうなんだ?!、という葛藤もあり・・・



観るのを悩んでおりましたが、たまたま上映時間がちょうどよかったので。



 原作は未読ですが、ポスター見た感じでは「『ハンガー・ゲーム』『CUBE』?」と



いう印象(あぁ、なんだか『CUBE』がもう懐かしい・・・)。



   その「迷路(メイズ)」は、どこまでも迫ってくる。



 主人公(ディラン・オブライエン)は上部に向かっている貨物エレベーターの中で目を



覚ます。 今の状況はまったくわからない、そして自分に関する記憶もまったくない。



エレベーターが止まるとそこは見知らぬ土地で、相当数の同年代の少年〜青年たちに



取り囲まれている。 集団のカリスマ的リーダー・アルビー(アムル・アミーン)によれば、



月に一度エレベーターが生活必需品と“新入り”を運んでくるという。 自分の名前も



しばらくすれば思い出せるらしい。 だが主人公(のちにトーマスという名前だと思い出す



ことになるが)は、とにかく状況を把握したい・ここから脱出しなければ、としか考えられない。



 が、その場所は巨大な壁に周囲を囲まれ、向こう側は見えない。 壁の隙間から出て



いこうとするが、止められる。 壁の向こうは迷路になっていて、毎日迷路は動いて変化



している、と。



   そしてその隙間は決まった時間しか

    開いていない。 “ランナー”と認められた者しか迷路の中を探索できない。



 同年代の男子集団といえば『蝿の王』。 冒頭はその要素が強く感じられるけど、



それはトーマスが「空気の読めないやつ」だから不要に対立を煽るというか、平穏を



乱しているように感じられて、「こいつあんまり好きじゃないな」と思ってしまった。



いじめっ子(?)役となるギャリー(ウィル・ポールター)が、あたしにとって数少ない



見覚えある俳優(『リトル・ランボーズ』の最初悪ガキっ子)だから余計に、「あー、



またリトル・ジャイアン的な役かぁ」と感じてしまって残念だったのだ。 なんでだろう、



ちょっとふてぶてしげな表情が似合うから?



 ちなみにもうひとり見覚えがあったのは、サブリーダーでのちにトーマスの理解者と



なるニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)。 背が高いのに目鼻立ちに残る



キュートさがやけに気になる・・・と思ったら、『ラヴアクチュアリー』のあの男の子!



こんなに成長したの?!、と驚愕。 「他人の子供の成長は早い」ということわざを



また実感する。



 そんなわけで主人公なのにあたしの好感度は低いトーマスくんに簡単に味方は



できず、「何故そんなにやたら行動したがる? 彼らのほうが長くここにいるんだから



きみが思いつくようなことはだいたいやってるはず、まず話をちゃんと聞け!」と結構



イライラ(あたしだけか?)。 しかし男子というものは順序立ててトーマスの求める



ことに対していちいち辛抱強くすべて説明してはくれないものなのね・・・あぁ、難しい。



   名前を思い出し、壁に刻み込むトーマス。

   ギリシャ彫刻風の顔立ちなのだが、あまりあたしのハンサムアンテナには引っかからず

   ・・・別な映画で観ても気づかないかもしれない



 ただ、後発映画としては社会の仕組みを一切説明せずに観客もトーマス同様手探りで



進まなきゃいけない、という点に好感が持てる(SF的に元ネタが見えるときがありますが、



若者向け映画なのでこれくらいはむしろちょうどいいでしょう)。 続きもあるけどこれ一作で



終わってもいい、という潔さも買いか。



 ただ、壁内部の少年たちのやりとりがなかなか面白く、肝心のメイズ場面が意外と少ない



(『CUBE』より全然凝ってない)というのは微妙かな、と。 でも少年たちの関係性をある



程度掘り下げないと、誰が死んで誰が生き残るのかというスリルを生めないし・・・ここも



バランスですかねぇ。 でも結果的にはテンポよく進んだかな。



 ラストにパトリシア・クラークソンが登場したのはうれしい驚きでした(しかしキャラ的には



とても危険な存在)。



 エンドロール後にはパート2の予告が出たのは親切かな。



 でも興行収入がたとえ悪くてもちゃんと公開するよ!、という宣言のように感じられ、



それはそれでちょっと物悲しい・・・。



 あたしが続きを観るかどうかは、そのときのタイミング次第かな?


posted by かしこん at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

なんか、不吉・・・? それとも・・・?



 出かけようと日傘(正確には晴雨兼用だが、メインは日傘としてつくられている)を持ち、



広げようと留めボタンから布を外そうとしたら・・・ボタンを留めている糸が切れた!



 ころころ転がるボタンをあわてて拾う。 数日前からやばい感じはあったんだけど、ついに



この日が来ちゃいましたか。 修理してもらわなきゃ、とボタンをカバンのポケットに入れる。



よく考えたらこの傘も、買ってから約一年。 日傘としてだけでなく普通に雨傘として使って



いたので、まぁ消耗する部分だから、仕方ないか。



   この部分です。



 お昼頃、髪をまとめていたゴムカチューシャが、ふと緩んだ感覚に襲われる。



 よく見れば、金具からゴム部分がすっぽ抜けている!



 なに?、ゴム(もしくは金具)の力よりあたしの髪が広がろうという力のほうが勝っちゃった



わけ?! これもまた、湿気バンザイな時期だから???



 しかし一日にこういうことが続くと、何か不吉なことの前兆ではないかという気が・・・。



 もしくは、あたしの身に何か起きそうなところを、これらが身代わりになってくれている



ような・・・。



 なんか、いいんだか悪いんだか、です。



 傘を修理に出したら、「わー、とても奇麗に使ってくださっているんですね。 ありがとう



ございます」と言われてしまう・・・特別気を遣った手入れなどまったくしていない身としては



恐縮しきりなのだった。 でも、褒められると気分はよい。 現金なものです。


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2015年07月10日

奇跡のひと マリーとマルグリット/MARIE HEURTIN

 ヘレン・ケラーの『奇跡の人』は、結構前に舞台を観ました(鈴木杏&大竹しのぶ版)。
 <もうひとつのヘレン・ケラーの物語>とはいえ、邦題が安直じゃないですか、『マリーとマルグリット』でいいじゃないですか、と思いつつ、ポスターにあふれるなんともいえぬ清らかさにつられて鑑賞。

  奇跡のひとP.jpg 光と音がなくても 伝えたい 心の手ざわり
   19世紀末、フランスに実在した“もうひとつ”のヘレン・ケラー物語

 フランス・ポアティエにあるラルネイ聖母学院は、修道院でありつつも聴覚障害のある少女たちの教育施設でもあった。 ある日、ロバの台車で父親に連れられたマリー(アリアナ・リヴォワール)という少女がやって来る。 生まれながらに耳が聞こえない上に盲目の彼女に対して、両親はもうどう接していいのか分からなくなってきてしまったのだ。 目も見えず、耳も聞こえない彼女は勿論言葉を理解することができない。 学院に来ても動物のように暴れまわるマリーに修道院長は「うちでは無理です」と受け入れを断るが、修道女マルグリット(イザベル・カレ)は「これは啓示です!」と院長を説得、マリーを迎えに行くことに。

  奇跡のひと3.jpg マルグリットさん、年齢不詳。
 なんとなくイメージしていたシスター・マルグリットが、思っていたよりも意外に年齢いっているということにまず驚く。 無垢であるということは、人を若く清らかに見せるのでしょうか。 マリーはとりあえず常に汚いので、マルグリットの清廉さが余計に際立つのかも。
 マリーが理解の階段を上る、ヘレン・ケラーの「W・A・T・E・R」のような劇的なシーンはないんだけれど、あることをきっかけにちょっとずつ、着実に世界を受け止めていく描写はとても美しい。 94分とこじんまりとまとまった映画なので、マリーとマルグリットの悪戦苦闘の日々は観る側にも過剰なストレスにならず、二人の想いや立場を理解するのに必要十分な量だったかと。 ボロボロな彼女がお風呂の気持ちよさに気づき、髪を梳かしてもらうことの心地よさを知り、そして修道院の制服のボタンを自分で留めるようになる。
 そんなディテールの積み重ねに、こっちも穏やかな気持ちになれました。

  奇跡のひと2.jpg マリーが雪を感じるシーンは、一際美しいよ。
 でも、存在するもの(手に触れるもの)がわかるようになっても、存在しないもの(概念のようなもの)を理解するのは難しい。 でもそれをマルグリット自身が身を持って伝えることになる・・・というのは、いくらベースが実話だといえ、運命は残酷だと感じずにはいられない。 もしくは、神は。

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2015年07月09日

ついに、スイッチオン!

 水曜夜からの、あまりの湿気のすごさに(神戸では湿度98%だったそうな)、もうついにあたしの限界が来てしまいました。
 本日、自宅のエアコンの、スイッチをONに!
 ・・・あー、やっちゃったよ。 もうちょっとがんばろうと思ったのになぁ。
 でも無理でした。 限界でした。
 今後も節電は心がけますが・・・つけ始めちゃったら、もうダメよね。
 洗濯物も部屋干しで乾きが早くなるし〜。
 あぁ、耐え切れない夏がついに来たか、という感じです。

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2015年07月08日

シネコン&大作映画雑感

 特典であるピンバッチほしさに、『ジュラシック・ワールド』の前売券(ムビチケ)を購入してしまいました。
 OSシネマズミント神戸では比較的早いうちに「特典は終了しました」になっていてあきらめかけていたのですが、なんと109シネマズHAT神戸にはまだ残っていた!
 わーい、とよろこんだものの、よく見てみたらばあたしの期待していたものとは違っていて(ポスターイメージのようなレリーフ的なものかと思っていた)、てかてか光ってる・・・。
 公開が始まったらグッズとしてレリーフ状のもっと大きいサイズのものが800円とかで売られるんだろうか! ・・・もしそうだったら、どうしよう。

 『ひつじのショーン』の映画の公開が始まったので、なんかいいグッズがあったら買おうかな、とのぞいてみたら・・・なんか、ほとんど残ってない! まだ公開から一週間たってないですよね! “現品限り”の下敷きと、“残り僅か”のポストカードセットをあわててゲット。 おかしい、ぬいぐるみストラップとか、缶バッヂセットとか、クリアファイルとかいろいろあるはずなのに。 ファミリー客が少なそうな神戸国際松竹に近いうちに行こう(本編を観る予定はまだ立っておりません)。

 で、久々にシネコンで予告編を観て気づいたんですが、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の予告編、かなりネタバレしてないですか?、という気がしてならない・・・なんかあたし、結構重要なことに気がついちゃいましたよ。 これ最初にわかってたら、まずくない?!
 それとも、それをわかった上で観ないと内容が理解できないよ、と観客は配給会社からバカにされているのかしら。 割と楽しみにしてたのに、なんだか観る気なくなってきた・・・。
 むしろ『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のほうが楽しみな今日此頃。
 予告やチラシでネタばれはしません、という協定でも取り決めてほしいわ。
 それにしても、ついに耐えきれない蒸し暑さが来たか!、という感じに。
 帰り道がサウナだ。 早く冬になってくれ。

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2015年07月07日

あ、七夕

 なのに、本日は雨の模様です・・・。
 普段、結構気づかないのに、なんでこんなときに気づいちゃうかな・・・(天文学的な“七夕”とは大幅にずれている、というのはこの場合なしでお願いします。 あくまで風物詩ということで)。
 うーむ、スタレビの『7月7日』でも聴こうかな。

  ♪♪ いつでも君がいた 会えなくなればなるほど
    必ず君がいた 離れていればいるほど
    いつでも君がいた 僕だけを照らす星のように  ♫

 名曲だぜ、やっぱり。

posted by かしこん at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス/THE HUNGER GAMES:MOCKINGJAY - PART 1

 どうせ原題は記事タイトルから切れてしまうので・・・“THE HUNGER GAMES:MOCKINGJAY - PART 1 ”。
 この邦題では、これで完結編だと誤解するじゃないか(正確には、完結編の前編)。
 もう、義務感だけで配給している感がありありだ・・・どうよ、角川。

  ハンガーゲーム3−1P.jpg 世界の運命は、一人の少女に託された――

 冒頭で1・2作目の3分間ダイジェストみたいなものが流れ、「えっ、前作ラストでぼんやりと濁されてたことまで明確に語っちゃってないか!」と唖然とする。 こういうダイジェストがあれば記憶がよみがえったり、忘れちゃってたよという危険性が減るのでいいことなんだけど1・2作と順番に観てきたのはなんだったのか、という気もしてくるから難しい。
 歴代勝者を戦わせる記念大会<ハンガー・ゲーム>の闘技場から、あやういところでゲームメーカーのプルターク(フィリップ・シーモア・ホフマン)主導によって助けられたカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、第13地区の地下にあるコイン首相(ジュリアン・ムーア)率いる反乱軍の秘密基地に連れて行かれる。 そこには故郷である第12地区から逃げてきたカットニスの母妹、幼馴染のゲイル(リアム・ヘムズワース)もいた。 だがピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)はスノー大統領(ドナルド・サザーランド)側の人質となっていることを知ったカットニスは、彼を助けるためにコイン首相の提唱するプロパガンダ作戦に乗ることにするが・・・という話。

  ハンガーゲーム3−1−4.jpg 意外と出番が多くて、それだけで泣きそうになってしまった。 これが遺作か、という事実にも・・・完結編後半にも、できるだけ出ていただきたいものですが。
 しかし、さすが本国では大ヒット作品。 まさかの豪華キャスト続々。
 コイン首相がジュリアン・ムーアなんて、意外(原作読んでた時とイメージ違うし)。

  ハンガーゲーム3−1−2.jpg あたしの好きな女優二人がこんな形で共演するなんて・・・うれしいんだけど、こんなビッグバジェット映画ではなく、ミニシアター系の作品で観たかった。 今後に期待します。
 と、ほぼキャスティングに話題が集中してしまうほど、本作は「結局、次の完結編へのつなぎよね」という色合いが濃すぎる・・・。 そりゃ、こっちは原作を読んでいるので伏線が張られているのは気がついてますが、そこまで引っ張ることか?、と。 反乱軍のアイコンとなることに苦悩するカットニスを延々と描くよりは、3時間越えてもいいからFINALは一本の映画にすべきだったかなぁ、という気がしてならない。
 それにしてもジェニファー・ローレンス、すっかりおばちゃんキャラと化した『アメリカン・ハッスル』のあとにまたカットニスという少女に違和感なく戻れているところはすごい。 そしてカットニスとして歌う“首吊りの樹の歌”がうまい! アカペラというか鼻歌のような感じなのに、ピッチも音程も乱れない。 暗い歌なのにしばらく頭を離れない。 彼女は歌もうまいのか、それともカットニスとしての心情が入り込んだ故なのかどっちだ、みたいな。
 今作の見どころは、ほぼ、そこです。

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2015年07月05日

ありふれた祈り/ウィリアム・ケント・クルーガー

 これはもう、何故かわからないけどタイトルにぐっと胸を掴まれて。
 きっと、多くの人はなんでもなく平凡な日常を過ごしていくのに、取り返しのつかない出来事にその平穏を破壊されてしまった人々というのは必ずいて、なにも知らなかった過去を取り戻したいのに取り戻せない、そんな物語なんだろうなぁ・・・、といろいろ想像してしまいました。

  ありふれた祈り.jpeg また、表紙も抽象的な感じですし。

 すっかり大人になった“わたし”は、13歳のとき、1961年の夏を思い出す。
 すべての始まりは機関車にはねられて死んだ少年ボビー・コールだったのか。 それとも少年の無力さや非力さを自覚していなかった“わたし”の未熟さ故だったのか。
 あたしの好きな<少年もの>ジャンルではありますが、大人視点からの回想なので瑞々しさは弱め。 その分、文章に深みがあるというか、「これって新潮社クレストブックスに収録されてても違和感なくない?」と感じてしまう文学性の高さが素晴らしい。
 あたし個人は無神論者ですが、<祈り・祈る>という行為に意味はあると思っています。 今作で描かれる神はキリスト教ですが、それが読解の妨げになることもなく。
 事件そのものは犯人がすぐわかってしまう単純なものですが、この主題はむしろ大切な人を失くしてしまったあとの気持ちのありようや家族や他の人との絆、自分自身意識しない偏見の存在の自覚など、平凡に生きていたら気づく必要のないことに気づいてしまう苦悩と、けれどそれ故により深く相手を見つめられるという利点を得られたような気がするけれど、それもまた事件のために苦しんだせいと考えてしまうような。
 生きている自分と死者たちとの違いはほんのわずかにすぎないと理解することが救い、とでもいうような。
 2歳下の弟ジェイクに比べて、普通もしくは些か愚鈍な“わたし”が語り手だったのも読み終えてみたらそれでよかったと思えた(途中はかなりイライラさせられたが)。
 <ありふれた祈り>が必要なのは、それが普通の人だからだ。

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2015年07月04日

イタリアは呼んでいる/THE TRIP TO ITALY

 マイケル・ウィンターボトム監督、好きです。 だから「日本未公開映画をどこよりも早くお届けする」WOWOW<ジャパン・プレミア>にて『スティーヴとロブのグルメトリップ』としてすでに放送されていたこの映画の前作を録画・DVDに落とし済み。
 それは北イングランドが舞台だったのだけれど、一気にイギリスを飛び出しイタリアへ! そして日本でも劇場公開というめでたさに、なんとなく観てまいりました。

  イタリアは呼んでいるP.jpg 旅の友は人生の友?
     美しい海と太陽、5つ星ホテルと絶景レストランをミニクーパーで巡る男二人の珍道中。
     至福の6日間にグラッツィエ。

 もうこのコピーであらすじのすべて、という話ではありますが、その二人俳優のスティーヴ(スティーヴ・クーガン)とコメディアンのロブ(ロブ・ブライドン)が“ほぼ本人”、という役柄で登場するセミドキュメンタリータッチなのが特徴。
 イタリアをめぐるグルメリポートを依頼された二人が、ピエモンテからカプリ島まで走る。
 芸能人として盛りを過ぎた、と感じ、<中年の危機−ミッド・クライシス>にある自分自身を認めたくなくて笑い飛ばす方向に走る、という、「どうしてオヤジってオヤジギャグが好きなのか?」という疑問に一部答えてくれる内容ではありました。
 それにしても、「味のわからぬイギリス人」と長年揶揄されてきただけあって、パスタの食べ方とかがなってない! グルメリポートなのに写真もメモも取らない! タコなのに「イカだな」と勝手に納得して食べる! 料理がとてもおいしそうなだけに(市場近くの食堂から高級ホテルのレストランまで料理を出すお店も様々)、ほんとにお前ら味わかってんのか!、と説教したくなる(だって、車で走っているときのどうでもいいお喋りの流れを食事中もやめないから)。 メニューに集中しろ!、料理にも料理人にも失礼だ!、と美味しいものに敬意を払うあたしは思うが、そこは陽気なイタリア人たち、そんなことは気にしないのだった(それともイギリス人だから仕方ない、とか思ってる?)。

  イタリアは呼んでいる5.jpgイタリアは呼んでいる2.jpg わー、おいしそう!!

 しかしこの二人、ほんとによく喋る(よく喋るのはロブのほうだが、スティーヴが適切なツッコミをするから余計に盛り上がる)。 ロブが「ジュード・ロウみたいなハンサムになりたかったよ」といえば「だったらお前は若ハゲだ」と返されるし(それは思っていても公には言ってはいけないことでしょ!)、『ダークナイト・ライジング』におけるトム・ハーディの演技を揶揄しまくるし、アル・パチーノの真似をしてみても「全然似てない」と冷たくあしらわれるし・・・他にも多々その類のネタで盛り上がるが、こっちがイギリス人じゃないから全部はわからないな・・・という感じ。 ま、オヤジギャグにいちいち付き合っていられないので流すのがいちばん、なんですけどね。

  イタリアは呼んでいる4.jpg その間、厨房では黙々と、さくさくと、調理が進行していく。 そんなあっさりした描写がイタリア料理の神秘性をかきたてるかのよう。

 グルメ旅行のはずなのに、ロブはやたらバイロン卿にご執心で、バイロンとシェリーの足跡を辿りたかったり。 バカばっかり言っているという自覚があるからインテリに見られたいのかしらん? タイプ的にはスティーヴのほうがインテリだが(映画の脚本なんかも書いているし)、スティーヴはロブの能天気さを実はうらやましく思っていたり、といった毒舌の裏にある相手への友情や嫉妬、部屋で一人になったときの「自分の人生、これでよかったのか? これからもこれでいいのか?」という言葉になるまでもない問いかけなど、そんなシーンがちょこちょこあるのが、“ただのバカ男二人映画”で終わらなかった原因ですかね。
 そのあたりの感じが、さすがマイケル・ウィンターボトム!
 でも、個人的にはマイケル・ウィンターボトムにはもっと内的ドラマティックな物語を撮ってほしいので(『バタフライ・キス』のような映画はもう撮ってはもらえないのだろうか)、次回作に期待します。

ラベル:映画館 外国映画
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2015年07月03日

私の少女/A GIRL AT MY DOOR

 韓国映画は基本的に好んで観ないあたしですが(ハングル文字があたしの目に大変悪く、気分が悪くなってしまうから。 そしてグロい描写があたしの許容量すれすれだから)、ペ・ドゥナさんは好きです。
 しかもこの映画は世界発信前提の国が予算をあげて作ったものではなく、女性監督による低予算のひっそりした国内向け映画だということで・・・そこにこそリアルな韓国の実態があるのではないかと思い。

  私の少女P.jpg 心を閉ざした“私”と、心を砕かれた少女。
     二つの痛みが出会い、希望にふれる。

 ソウルでエリート街道まっしぐらにいたヨンナム警視(ぺ・ドゥナ)は、ある不祥事に巻き込まれ、ソウルから離れた小さな港町の派出所所長として赴任する(署長じゃないのね)。
 そこで母親に捨てられ、養父と義理の祖母から暴力を振るわれている13歳の少女ドヒ(キム・セロン)と出会う。 この場所ではともに異端者である二人、ヨンナムはドヒに同情と共感を、ドヒはヨンナムに憧れと執着の気持ちを抱くようになる。
 なにしろ恐ろしいと思うのは、町の人間はほぼ全員ドヒが虐待されているのを知っているのに、「あそこは直接血が繋がっていないんだから仕方がない」と受け入れているところ。 だからドヒの同級生も彼女をガンガンいじめるし、止める人は誰もいないという・・・えっ、血の繋がりがない相手になら「養ってやってるんだ」的感覚をここまで全面に出しとけばなんでも許されるのか?(ぞっとする)
 あれっ、ちょっと前の時代とかじゃないよね、present dayだよね!、と驚いてしまう。 が、更にびっくりなのが、ドヒをいじめる子供たちを追い払ったヨンナムが、多少怪我をしている感じの彼女に「大丈夫?」とか一言もなしにさっさと立ち去ってしまうことだ。 これが彼女のクールな性格を表しているってこと? それとも警察官とはいえ余計なことに首を突っ込むなということ?
 このへんが、「あぁ、感情論かもしれないけれど、感覚的に日本とは違うところだな」と。
 町の人々が「都会(ソウル)から来たからってお高くとまってんじゃないの」的な陰口を本人に聞こえるように言うところなんか(それはもはや陰口ではなく露骨な非難なんだが)、なんかもう怖かったです。
 日本でも田舎のほうでは新参者に最初は冷たいというか、警戒してくる地域はまだあるけど・・・まぁ、田舎者根性は怖いです(ただ日本の場合、田舎に住んでいる人すべてが田舎者根性の持ち主というわけではなく、そこそこの都市にもそういう発想の人はいるので、現象としての<田舎者>というべきかも)。
 そんな田舎で、この二人は明らかにマイノリティ。 たとえ背景になにがあっても二人の幸せを願いたくなるのは、ペ・ドゥナとキム・セロンの素晴らしい演技の賜物。 名子役とはどこの国にもいるのね〜。
 個人的にはこんなところでマジョリティになりたくはないが、それでも敵視され、孤立する立場がいいとも思えない。 だからドヒは(実際彼女はこの場所しか知らないのだし)、自分が生き残るためにはどうすればいいのかを学ばなくてはならなくて・・・彼女に魔性があるのだとしたら、それは後天的に学んだ戦術でしかない。

  私の少女1.jpg 些細なプライベートな出来事を初めて打ち明けた場所が、二人の再会の場所に。
 他人に深く関わらないようにする、というのはヨンナムが身を守る方法のひとつであるとのちにはわかってくるのですが、そうでなければ生きられない社会とはいかがなものか。
 しかし映画は声高に批判しない。 ただ、二人が共感していく過程を丁寧に追いかけるだけである。 これ、あんまりはっきり批判すると問題になるの?、と思ってしまうくらいに、いろんな問題はスルーの方向で。
 うむ、男尊女卑は間違った儒教の解釈だと思う。
 <ムラ>という<社会>から孤立した二人の選ぶ道はひとつしかないと思うのだが・・・なかなかその決断をしないのでイライラ。 だから、最後は少し救われた気になります。
 その先がたとえどれほど困難な道であったとしても、いまここには確かに(わずかかもしれないけど)希望があるから。
 くしくも、『深夜食堂』韓国リメイク版では登場人物のおかまバーの人やストリッパーは排除される、という報道を見たところ。 韓国はマイノリティには優しくないどころか、容赦のない国であることがよくわかった。

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