2015年04月09日

秒速5センチメートルの錯覚



 今日は雨が降らないと思っていた。 雨は降らないはずだった。



 またしても残業で、仕事場を最後のひとりで去らないでなんとかすみ(最後のひとりに



なったら鍵とか全部かけてセコムもセットして帰らないといけない)、神戸市&兵庫県の



市議会&県議会議員選挙の期日前投票にギリで間に合うかな、と、家路を急いだ。



 仕事場を出るときは異変はなかった。 なのに最寄駅から外に出ると、結構な勢いで



雨が降っていた!



 まじか!、と首に巻いていたストールをはずし、カバンを濡れないようにガード(カーフ



ではなかったが、それなりにいい革のカバンだったので濡らしたくなかった)。 小走りで



区役所に向かう。 駅から割とすぐでよかったけれど、その雨は土埃を含んだようなにおいが



していて、あまり長く当たっていたいものでもなかったし。



 改めてカバンをガードし、区役所を出る頃には雨の勢いはほぼ収まりつつあって、「あれは



一体・・・」という感じ。



 まぁ、今日が入学式だった小中学校が多かったみたいだから、あの雨が朝に来なくて



よかったね、ではあるけれど(おかげで今朝は気合の入ったおかあさんと、その気合が



具現化した小1女子の組み合わせを沢山見られて面白かった)。



 やはり突然の雨だったのか、区役所から帰途にある桜の樹からしばらく途切れないくらい



花びらが散っていった。 それを見て、あたしはぼたん雪が降ってきたのかと一瞬錯覚した。



夜の街灯の下ではソメイヨシノはより白く映ったし、なにより落ちてくるスピードが同じくらい



だったから。



 それは、ほぼ無風状態の条件下にあるときは、秒速5センチメートル。



 桜よりもあたしは、雪がどうも恋しいらしい。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする