2015年04月08日

シェフ 三ツ星フードトラック始めました/Chef



 音楽関係、絵画関係、料理関係の映画には弱いあたし(実際、いい作品多いですし)。



 そこへ来たフードトラック映画、そりゃ観ますよね。



   美味しい人生は停まっていたら見つからない!?



 LAで一流レストランの総料理長を務めるカール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は腕の



いい料理人であるだけでなく、常に新しい味を求めて様々な料理を試作する研究熱心な男



でもある。 ある日、有名グルメブロガーが店に来ると知り、これまでにない全く新しいコース



メニューで勝負しようと準備するが、ずっと変えないスタンダードメニューにこそ価値がある



と主張するオーナー(ダスティン・ホフマン)と衝突、店を辞めることに。



 くさって投げやりな生活になってしまったカールに、資産家の元妻(ソフィア・ベルガラ)は



「フードトラックで本当に自分の作りたい料理を出してみたら?」と提案する。 しかし高級



料理店の総料理長であったプライドがカールに「所詮フードトラックなんて・・・」と乗り気に



させない。 息子(エムジェイ・アンソニー)とともに元妻の父親の地元マイアミに出かけた



カールは、義父に薦められたキューバサンドイッチのおいしさに感動。 「やはり自分は



自分がおいしいと思った料理をつくってお客さんによろこんでもらいたいんだ」と自覚した



カールは、キューバサンドイッチのフードトラックを出すことを決める・・・という話。



   料理が題材ではあるが、これは父と息子が

  心の絆を取り戻す話でもあり、アーティストの志はカネでは買えない、という話でもある。



 レストラン時代の片腕(ジョン・レグイザモ)が店を辞めてこのフードトラック事業の助手を



自ら引き受けてくれるなど、実は友情(もしくは男気?)の話でもある。 ジョン・ファブロー、



実は『アイアンマン』の監督。 その成功を受け、『アイアンマン2』の監督オファーを10



億円以上と言われたギャラとともにされたが、あっさり蹴ったことでも有名。 なのでシェフと



オーナーの論争は、監督と映画会社とのやりとりに見え・・・あー、だから蹴ったんですな、



と納得。 低予算でもやりたい映画をやる、という意志表示がこの映画なのでしょう(その



志は買うが・・・やたら下品なギャグが多いのはなんとかならんか)。



 そして『アイアンマン』がらみのキャストが脇役で出演しているのは、友情のあらわれ



なのでしょう。



 正直、フードトラックを出すのを決めるまでのくだりが長い(出すって観客はわかっている



わけだから)。 その分、“アーティストとしての葛藤”がわかりやすく表現されているとも



いえるし、使い方がよくわからないままSNS(特にツイッター)に手を出すと恐ろしいことに



なるぞ、という警告に費やされたともいえる。



   フードトラックを出してからは、

      ツイッター利用を熟知している息子くんが宣伝に大活躍。



 確かにこれはキューバサンドイッチを食べたくなる・・・基本はバターをたっぷり塗った面を



焼くホットサンドなのだが、ソースと具の組み合わせで地方色を出していく感じというか。



 とりあえずおいしそうなんだけれども、本格フレンチのシェフが何故そこまでキューバ



サンドイッチに?、という疑問はちょっと残った。 なんだろ、アメリカではキューバ文化を



受け入れる土壌なり政策なりが進んでいるのだろうか?



 ま、とりあえず長くて少々下品だけれど、痛快でしっかりハッピーエンド、という気分の



よくなる映画ではある。


posted by かしこん at 03:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする