2015年03月30日

かくかくしかじか 5/東村アキコ

 これまでの流れからいって、多分最終巻になるであろう5巻が発売される数日前に、「2015年マンガ大賞受賞」の知らせ。 グッドタイミング!、だが、帯の文言はちゃんと間に合っていた・・・ま、出版社では「内定」の報が走ったのでしょう。
 予測できた終わりとはいえ・・・大変切ない幕切れでした。

  かくかくしかじか5.jpeg 表紙に初めて先生登場。

 面白さという意味では「この先生、意味わかんない」と絵を描かされる受験生時代や、実際の受験期にはかなわないのだけれど、<先生との関係と距離>が多分テーマであるこの作品、著者本人が自分のダメな若き日を悔やめば悔やむほどもう取り返しがつかないことを、同じように年をくってきた読者(つまりあたしだ)は、似たような人生の後悔をいろいろと思い出す。 描くことはつらかっただろうと思うけれど、時間がたったからこそ描けるようになるのだろうし、同じように読んで思い出す側としても、思い出すことはつらくて手遅れだったりするが、それ自体はいやなことではないと少し気持ちが整理できている(もしくはあきらめている?)ことに気づかされる。
 <師と弟子>という直接的な関係ではなくとも、思い返せば勝手にこっちが“師”と仰いだりする人いるしね。 できるだけ、後悔の残らない付き合いをしよう、と思う年頃にたしもなりました。 若い頃はほんとに、ほんとに更にダメだったよね(と、著者に共感)。
 『ひまわり!』以外の著者のオリジナル作品を読んでいないあたしですが、他の作品も読んでみようかな、と思ったり。

 ※ 業務連絡:遠藤淑子『なごみクラブ』新刊が4月22日発売です!

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする