2015年01月17日

なんてこった!

 つい数日前から、いろいろとくわしい妹にメールで問い合わせをしていたところだったのである。
 「最近、洋画の吹替版で、二枚目系の役を全部森川さんがやってるんだけど、同じくらいのキャリアで森川さんに匹敵する人いないの?」
 WOWOWにチャンネルを合わせたとき、洋画の吹替版が放送しているときがある。 それで、トム・クルーズもキアヌ・リーヴスもジュード・ロウも森川智之さんだったのである(『SHERLOCK』のジョン、マーティン・フリーマンを吹き替えている人。 正直、ジョンのかっこよさは森川さんの力も大きい)。
 「森川さん、独立して社長だから、精力的に仕事してるんじゃないの? あとは他の声優さんとのスケジュールの問題とか。 男性声優は劣化しづらい(息が長い)ので、若手が食い込むのは大変らしいよ」
 確かに森川さん、いやみのない二枚目声だから(『ホビット』三部作のビルボ役ではかなりキャラをつくっている感じだが)、「この俳優さんにはこの人」と決まっていない場合リスクは少ないというか、イメージが壊れることはないよね。
 ジョニー・デップは平田広明、ジョージ・クルーニーとキーファー・サザーランドは小山力也、みたいにだいたい決まってるパターンのほうが最近はむしろ少ないのでは。
 だって、『マトリックス』周辺時期はキアヌ・リーヴスは宮本充だった気がするよ。
 でもジョージ・クルーニーだって見た目が老けこんだ役だと小山力也では声が若すぎる感じになっちゃって、磯部勉さんのときもあるじゃん。
 あ、そういえば『ホビット』でガンダルフの声が有川博さんじゃなくて羽佐間道夫さんになってたけど、なんで?
 「有川博さんは2011年に亡くなられましたよ・・・」
 えっ! マジで!

 そんなやりとりのさなかに、大塚周夫さんの訃報。
 大塚さんという声優の方は結構いらっしゃるので、あたしたちは「周夫(ちかお)さん」と呼んでいます(でも何故か大塚明夫は「大塚明夫」で、大塚芳忠は「芳忠さん」だったりするのだが)。
 なにしろ周夫さんのキャリアは長い(あたしが子供の頃から大ベテランというイメージなので、声優第一世代という認識)、代表作が沢山ありすぎますが、個人的に大好きなのはアニメ『名探偵ホームズ』のモリアーティ役。
 えらそうなのにおとぼけで、おバカっぽいが実は高い能力があり、ただ運が悪いことが多くて、お茶目でなんだか憎めない。 周夫さんの個性が明るい方向に十二分に発揮された役だったと思う。 『歌え、モリアーティ讃歌』のばかばかしいほどの素晴らしさは忘れられない。
 あぁ、第一世代の方々が、どんどんなくなっていくよぉ・・・。
 この喪失感、どうしてくれる。
 でも、今、ファミリー劇場で『銀河英雄伝説』本伝が連日放送されていて、もう第4部に入っているのですが(何回目かわからないけど最初から録画して見ちゃってますよ)、出ていらっしゃる方で今はもういない方が結構いる、ということを観ているときは忘れてしまう。 だって、声、聴こえるし。 思い出せるし。

posted by かしこん at 20:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする