2015年01月16日

第87回アカデミー賞ノミネーション!

 ちょっと仕事がいそがしかったせいでバタバタしていて、ニュースチェックを怠りがちになっていたら、アカデミー賞ノミネートが発表されているではないか!
 ニュースサイトでは主要部門とか日本がらみしか載っていなかったりするので、WOWOWのアカデミー賞特設サイトにアクセス!

<作品賞>
  『アメリカン・スナイパー』
  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
  『6才のボクが、大人になるまで。』
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
  『セルマ(原題)』
  『博士と彼女のセオリー』
  『セッション』

 あれ?、『フューリー』は? 『ゴーン・ガール』は?
 作品賞ノミネーションは10本まで可のはずなので、残り2本に絞り切れないものが3本以上あったということでしょうか。 でも『グランド・ブダペスト・ホテル』がアメリカのアカデミー賞で評価されるとはちょっと意外。

<主演男優賞>
  スティーヴ・カレル  (『フォックスキャッチャー』)
  ブラッドリー・クーパー  (『アメリカン・スナイパー』)
  ベネディクト・カンバーバッチ  (『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)
  マイケル・キートン  (『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
  エディ・レッドメイン  (『博士と彼女のセオリー』)

 スティーヴ・カレルは『フォックスキャッチャー』の予告見て「全然違う感じになってる!(コメディ雰囲気ゼロ!)」ということで驚いたので、ノミネートは順調な感じ。 ブラッドリー・クーパーもすっかり常連ぽくなっているのがすごい。 エディ・レドメインって確か、『レ・ミゼラブル』のコゼットの恋人役だった人だよね。 映画キャリアまだ多くないのに、男性でこんなに早くノミネートされるのは珍しいパターンかも。 個人的にはベネディクト・カンバーバッチを応援したいですが、マイケル・キートンとスティーヴ・カレルの一騎打ちという気がしないでもない。

<主演女優賞>
  マリオン・コティヤール  (『サンドラの週末』)
  フェリシティ・ジョーンズ  (『博士と彼女のセオリー』)
  ジュリアン・ムーア  (『アリスのままで』)
  ロザムンド・パイク  (『ゴーン・ガール』)
  リース・ウィザースプーン  (『ワイルド(原題)』)

 きゃー、ロザムンド・パイク、出たー!
 ジュリアン・ムーアが大好きですが、彼女も何回もノミネートされているのに全然獲れてないですが、今回は是非、ロザムンド・パイクに! 『ゴーン・ガール』のあと、オファーが殺到していると思われますが、あれだけの役に今後めぐり合えるかわからないもの(似たような役ばかり来てもなんだし)。 「ボンド・ガール出身の女優は大成しない」という業界的ジンクスも、ぜひ破っていただきたい。
 でも、ジュリアン・ムーアかなぁ、やはり。

<助演男優賞>
  ロバート・デュヴァル  (『ジャッジ 裁かれる判事』)
  イーサン・ホーク  (『6才のボクが、大人になるまで。』)
  エドワード・ノートン (『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
  マーク・ラファロ  (『フォックスキャッチャー』)
  J・K・シモンズ  (『セッション』)

 あたしの大好きな(そしていつも悩まされる)ジャンル、それが助演男優賞。
 今回も大物揃いですなぁ。 個人的にはマーク・ラファロに獲ってほしいんですが、主にテレビドラマで活躍してきたJ・K・シモンズが映画界で評価されるのはそれはそれでよろこばしい。

<助演女優賞>
  パトリシア・アークエット  (『6才のボクが、大人になるまで。』)
  ローラ・ダーン  (『ワイルド(原題)』)
  キーラ・ナイトレイ  (『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)
  エマ・ストーン  (『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
  メリル・ストリープ  (『イントゥ・ザ・ウッズ』)

 メリル・ストリープをノミネートしないといけない決まりでもあるのか?! 逆に、どんな役をやっても評価されてしまうってのもすごい話だ(日本でいうところの吉永小百合か?)。 キーラ・ナイトレイは『危険なメソッド』のときに評価してほしかった気もするけれど、エマ・ストーンも気になります。

<監督賞>
  アレハンドロ・G・イニャリトゥ (『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)
  リチャード・リンクレイター  (『6才のボクが、大人になるまで。』)
  ベネット・ミラー  (『フォックスキャッチャー』)
  ウェス・アンダーソン  (『グランド・ブダペスト・ホテル』)
  モルテン・ティルドゥム  (『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)

 ん?、アレハンドロ・イニャリトゥにGなんてミドルネーム表記あった(それとの長いのでゴンザレスを省略)?
 モルテン・ティルドゥム監督はノルウェー出身、ジョー・ネスボ原作の『ヘッドハンター』を撮った人だが・・・北欧の才能がどんどんハリウッドに進出していますなぁ。
 でもやはり12年かけた、という事実の前にはいろんなことが認められてしまうのかもな。

<脚色賞>
  『アメリカン・スナイパー』
  『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
  『インヘレント・ヴァイス(原題)』
  『博士と彼女のセオリー』
  『セッション』

 原作からの脚色の大胆さって、やはり日本映画ではなかなかかなわない部分だなぁ、と思います(へんな方向に変えるのは得意?だけどね)。
 映画を観て衝撃を受けたら、原作読みたいって思っちゃうもんね(すでに読んでた作品なら「ここまで変えるか!」と驚くし)。

<脚本賞>
  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
  『6才のボクが、大人になるまで。』
  『フォックスキャッチャー』
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『ナイトクローラー(原題)』

 『ナイトクローラー』ってジェイク・ギレンホールがスクープ狙いすぎて道を踏み外しそうな新聞記者をやった映画のような・・・是非、これ観たいんですけど、(原題)ってことはまだ日本公開未定なのね。 それにしても『6才のボクが、大人になるまで。』には厳密な台本はあったのだろうか・・・。

<撮影賞>
  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『イーダ』
  『ターナー、光に愛を求めて』
  『アンブロークン(原題)』

 『グランド・ブダペスト・ホテル』の“作り物満載感”が評価されるのは意外な感じ。
 他の作品はリアルタッチなイメージだけど。

<美術賞>
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
  『インターステラー』
  『イントゥ・ザ・ウッズ』
  『ターナー、光に愛を求めて』

 美術賞が強いのは時代モノという感はあるけど・・・ターナーって多分、イギリスの画家のターナーのことよね。 絵の世界をどう表現してるんだろう。

<音響編集賞>
  『アメリカン・スナイパー』
  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
  『ホビット 決戦のゆくえ』
  『インターステラー』
  『アンブロークン(原題)』

 あー、『ホビット 決戦のゆくえ』も『インターステラー』も座っていただけで体感するものがすごかったから。 音響はどこまで進化するのかしら。

<録音賞>
  『アメリカン・スナイパー』
  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
  『インターステラー』
  『アンブロークン(原題)』
  『セッション』

<編集賞>
  『アメリカン・スナイパー』
  『6才のボクが、大人になるまで。』
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
  『セッション』

 『6才のボクが、大人になるまで。』の魅力は編集の妙だという気がするので、ここは堅そうですが・・・でも『グランド・ブダペスト・ホテル』の悪趣味ぎりぎり(もしくは若干行き過ぎ?)の表現、キライじゃないです。

<作曲賞>
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
  『インターステラー』
  『ターナー、光に愛を求めて』
  『博士と彼女のセオリー』

<歌曲賞>
  “Everything Is Awesome”(『LEGO(R)ムービー』)
  “Glory”(『セルマ(原題)』)
  “Grateful”(『ビヨンド・ザ・ライツ(原題)』)
  “I'm Not Gonna Miss You”(『グレン・キャンベル:アイル・ビー・ミー(原題)』)
  “Lost Stars”(『はじまりのうた』)

<衣装デザイン賞>
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『インヘレント・ヴァイス(原題)』
  『イントゥ・ザ・ウッズ』
  『マレフィセント』
  『ターナー、光に愛を求めて』

 『イントゥ・ザ・ウッズ』と『マレフィセント』は、どっちもグリム童話世界だからイメージかぶるんじゃないのかなぁ?

<メイク・ヘアスタイリング賞>
  『フォックスキャッチャー』
  『グランド・ブダペスト・ホテル』
  『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

 これは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なのでは・・・だって、確か人間出てこないんじゃなかったっけ?(観てないので勝手な記憶ですが)。

<視覚効果賞>
  『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
  『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
  『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
  『インターステラー』
  『X−MEN:フューチャー&パスト』

 いわゆるSF作品は技術系の賞ばっかりよね・・・。

<外国語映画賞>
  『イーダ」(ポーランド)
  『リヴァイアサン(原題)』
  『タンジェリンズ(原題)』
  『ティンブクトゥ(原題)』
  『ワイルド・テイルズ(原題)』

 『イーダ』のみすでに日本で公開済み、ということは、日本でポーランド映画が人気あるということを差し引いても、最有力候補なのでは?

<長編アニメーション映画賞>
  『ベイマックス』
  『ザ・ボックストロールズ(原題)』
  『ヒックとドラゴン2(原題)』
  『ソング・オブ・ザ・シー(原題)』
  『かぐや姫の物語』

 『かぐや姫の物語』で国内マスコミは盛り上がってますが、『ベイマックス』だって仮想日本が舞台だし、『ヒックとドラゴン』前作の評価はものすごい高いし、いろいろ難しいと思うんですけどね。

<短編アニメーション映画賞>
  『ザ・ビッガー・ピクチャー(原題)』
  『ダム・キーパー』
  『愛犬とごちそう』
  『ミー・アンド・マイ・モールトン(原題)』
  『ア・シングル・ライフ(原題)』

<短編実写映画賞>
  『アヤ(原題)』
  『ブーガルー・アンド・グレアム(原題)』
  『バターランプ』
  『パーヴァナ(原題)』
  『一本の電話』

 短編アニメの方もそうだけれど、(原題)ってついていないやつはショートフィルムフェスティバルですでに上映されたものなのだろうか。 そういえばずっと観に行ってないなぁ・・・(『9』のオリジナル版を観たときの感動はまだ鮮明に覚えているけど)。

<短編ドキュメンタリー賞>
  『クライシス・ホットライン(原題)』
  『ジョアンナ(原題)』
  『私たちの受難』
  『ザ・リーパー(原題)』
  『ホワイト・アース(原題)』

<長編ドキュメンタリー賞>
  『シチズンフォー(原題)』
  『ファインディング・ヴィヴィアン・マイアー(原題)』
  『ラスト・デイズ・イン・ベトナム(原題)』
  『ソルト・オブ・ジ・アース(原題)』
  『ヴィルンガ(原題)』

 長編ドキュメンタリーはどれもまだ公開されてない。 どんな内容なのかもさっぱり情報がない。 2月に入ってからWOWOWがノミネーションをまとめた番組を放送するので、それをチェックだ!
 そして授賞式もチェックだ!
 今年はリアルタイムで衛星生中継見たいから、仕事休めないかなぁ・・・。

ラベル:アカデミー賞
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月15日

サービス一時停止だった!

 「あれー、またインターネットにつながらない」と、がやがや。
 なにをしても「ローカルのみの接続です」と言われてしまう。
 ・・・そこでふと、思い出す。
 そういえば、「点検のためサービス一時停止します」みたいなメールが来てなかったか!
 あわてて開くと、ちょうどその指定された時間だった!
 あぁ、やってしまった。
 あきらめて、PCを閉じました。

2015年01月14日

三谷版・オリエント急行殺人事件

 何故、今、『オリエント急行殺人事件』なのか?
 この特番の話題を聞いてから、ずっと疑問だった。 Eテレで人形劇『シャーロック・ホームズ』をやっているから、次はエルキュール・ポアロなのだろうか?
 <グランドホテル形式>が大好きな人にとって『オリエント急行殺人事件』と『十二人の怒れる男』は理想的な存在みたいなものだから、やりたい気持ちはとてもよくわかる。 しかしミステリとしては『オリエント急行殺人事件』の大ネタはほとんどすべての人が知っているものであり、売りにするなら豪華キャスト以外ないのではないか、と。
 第一夜は実際そんな感じだったが・・・第二夜を観て、「あ、ほんとはやりたかったのはこっちだったのか」という気がした。 そのためには第一夜がどうしても必要だったというわけだ。
 でも、サブタイトルが<フーダニット>ならばそれは第一夜にして、第二夜は<ホワイダニット>(もしくは<ハウダニット>でもいいかも)にしてほしかったかな。

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2015年01月13日

暗い越流/若竹七海

 『さよならの手口』の作者あとがきで、葉村晶モノの短編が収録されている本が出ていることを知って、図書館に予約(単行本だったので)。 わりと早めにやってきました(あたしが文庫本以外のチェックを怠りすぎである)。
 5編収録の内、巻頭の『蝿男』と巻末の『道楽者の金庫』だけに葉村晶は登場する。
 なるほど、これを先に読んでいれば『さよならの手口』の彼女の状況をもっとすんなり受け入れられていたはず(そして傍迷惑な富山店長がこの頃からあのことを考えていたのね、と『さよならの手口』のラストにもっとしみじみできたかも)。
 思いのほかほろりとしちゃいましたよ、あたし。
 葉村晶の苦悩や生き様を堪能するなら長編だが、後味悪い切り口を重視したいなら短編であろう。 それはノン・シリーズである他の3編でも同様。

  暗い越流.jpg 2編目の『暗い越流』と3編目の『幸せの家』には同じ人物がサブキャラクターとして登場するので、語り手である“私”・“わたし”が同一人物なのかと一瞬どきりとした。

 これがまた、どきりとする内容なのである。 そういう意味では連作短編集ではないのだが、通して読むことによって読者を幻惑させる効果を仕掛けている(だいたい、悪天候だったりするし。 台風と地震がキーワードだ)。
 一作だけ趣の違う『狂酔』は、酔っぱらいのたわごとを聞かされている気分でいたらとんでもないことになるタイプ。 むしろ葉村晶モノのほうがおとなしく(?)感じられてしまう今日此頃。
 そんなわけで、一日ちょっとで読了。 予約待ち図書なので、余裕で返せるぜ! 

ラベル:国内ミステリ
posted by かしこん at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月12日

マップ・トゥ・ザ・スターズ/MAPS TO THE STARS

 今年最初に観た映画がデヴィッド・クローネンバーグになるとは・・・。
 モチーフが近親相姦・幼児虐待・火事(放火)・ヤケドの痕などだというのに、驚くほど映像的にはさばさばしているというか、乾燥(?)気味。 ドロドロ・グチャグチャだった時代のクローネンバーグは終わったんだなぁ・・・としみじみした。

  マップトゥザスターズP.jpg その祈りは、永遠の呪い。

 かつては一世を風靡したが今では落ち目の二世女優ハバナ(ジュリアン・ムーア)、セレブ相手にヨガ&気功的セラピーを売りにするスタッフォード(ジョン・キューザック)、人気子役だったがクスリに手を出し、リハビリ施設から出てきて復帰を狙うベンジー(エヴァン・バード)とそのステージママ(オリヴィア・ウィリアムズ)、俳優・脚本家志望だが売れないのでリムジンの運転手として糊口をしのいでいる男(ロバート・パティンソン)などなど、セレブ以外にも様々な人が住むハリウッド。 そこに、全身にやけどの跡がある少女・アガサ(ミア・ワシコウスカ)がやってくる。 ツイッターで友人になったというセレブからの紹介で、ハバナの付き人になったアガサ。 ハバナの母クラリス・タガート(サラ・ガトン)は伝説のカルト女優で事故で焼死しており、ハバナは日々母の幻影に悩まされつつも、顔のやけどをあえて隠さないアガサにひきつけられる。
 登場人物の誰ひとりとして感情移入はできないのだが、その行方に目が離せないという意味では『悪の法則』以上か(こっちの方が寓話性が強いので、後味はずっといいです)。
 ジュリアン・ムーアの露悪的なはじけっぷりが半端ないので彼女が主役なのかと思いきや実はサイドのほうであるという驚き。 年齢不詳なミア・ワシコウスカはやっぱりいいなぁ(今回の設定では18歳)、とうっとり。 よく考えたらこの二人、『キッズ・オール・ライト』で親子役ではなかったか。 醸し出す空気感から違いすぎてて素晴らしいぞ!

  マップトゥザスターズ2.jpg とても同じ二人とは思えない。
 おかげでせっかくのジョン・キューザック、なんか印象が地味・・・でもこの映画で語られていないだけで、この状況に至るまでには『屋根裏部屋の花たち』的な何かがあったんだろうなぁ、といろいろと背景を想像させられるのは楽しい。
 <ハリウッド・ゴシック>と呼ばれる作品は何作か観たと思うけど、これがいちばんゴーストストーリー色が強いように見えつつ、でも生きている人間のほうが何をしでかすかわからない恐ろしさを秘めている。
 まぁ、「ハリウッドに巣くう人種はまともじゃないよ」という皮肉もあるわけですが。
 説明しろって言われても大変難しいこの映画ですが、あたしはとても面白かったのです。 でも人を選ぶだろうな・・・いびきかいて寝てた人、いたし。
 タイトルの“スターズ”はウォーク・オブ・フェイムに敷き詰められた星型の映画スターのネームプレートと、夜空の星(に詠った詩?)とのダブルミーニングかな。

posted by かしこん at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日

ペナンブラ氏の24時間書店/ロビン・スローン

 図書館からの<予約待ち書籍>、昨年末に来たものはすべて読み終えられたが・・・今年に入ってからも次から次へと来る。 一時期は全然来なかったのに・・・また返却日に追いまくられる日々が続くのであろうか。 でもそうしないと、だらだらといろんな本に手をつけてなかなか読み終わらないので、それもいいのかも。

  ペナンブラ氏の24時間書店.jpg “ペナンブラ”って太陽黒点に関する用語になかったかな?
   読み終わって見ると、内容が端的にあらわされた表紙だ。

 リーマン・ショックの余波で失業してしまった“ぼく”(クレイ)はいっぱしのWEBデザイナーつもりで再就職を探したものの、求人は皆無。 そんなときにふと出会った<ミスター・ペナンブラの24時間書店>で働くことになる。 文字通りの変わった店で、繁盛している気配はないのに24時間営業、“ぼく”を含む3人の店員で店をまわす自転車操業。 狭くて天井の高い店内にはぎっしり本棚で埋まっていて、本を取るには梯子は必須。 ある日、“ぼく”は会員の客(本を買うのではなく、グーグル検索にも引っかからない本をレンタルしていく人々)の行動に共通点があることに気づき、その謎を解こうとしていくのだが・・・という話。

 クレイにとって<グーグル>は憧れの企業であるようだが、「どんだけグーグル万歳なんだ?!」と読み手としてはちょっと引く。 アメリカ本国ではグーグルとはそういう会社というイメージなのか、ほんとにそうなのかどっちなんだろ?
 クレイの謎解きもグーグル検索と仲間たちの手を借りるだけでこと足りてるし・・・ネット社会が当たり前の時代ではこんなものか・・・(アマゾンでPODして一冊2ドルって安すぎだろ!、などとという驚きはあるが)。
 しかし、エピローグに満ちた多幸感は近来稀に見るもので、これのために今までの章があったのかな、というくらい。 紙の書籍と電子書籍のしあわせな共存がそこにはあるのかもしれない。

ラベル:海外文学 SF
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月10日

2014年に観た映画 ベストテン?

 すみません、遅くなってしまいましたが、<2014年に観た映画>について。
 映画館で観たのは、以下の96本。

『ハンガーゲーム2』 『ルートヴィヒ』 『インシディアス 第2章』 
『エンダーのゲーム』 『キリング・ゲーム』  『メイジーの瞳』
『大脱出』  『ラッシュ/プライドと友情』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 『アメリカン・ハッスル』
『エージェント・ライアン』『ラブレース』『ダラス・バイヤーズクラブ』
『それでも夜は明ける』 『ロボコップ』 『ローン・サバイバー』
『ホビット:竜に奪われた王国』  『グラントピアノ 狙われた黒鍵』
『アデル、ブルーは熱い色』 『テルマエ・ロマエU』 『プリズナーズ』
『ワレサ 連帯の男』  『ブルージャスミン』  『とらわれて夏』
『ある過去の行方』  『ディス/コネクト』  『ラストベガス』
『WOOD JOB〜神去なぁなぁ日常』  『チョコレートドーナツ』
『マンデラ 自由への長い道』   『X−MEN:フューチャー&パスト』
『春を背負って』 『ノア 約束の舟』  『グランド・ブタペスト・ホテル』
『サード・パーソン』 『私の男』 『超高速!参勤交代』 『ラストミッション』
『円卓〜こっこ、ひと夏のイマジン』  『人生はマラソンだ!』
『All You Need Is Kill』 『複製された男』
『パークランド/ケネディ暗殺の真実』  『Godzilla』
『サンシャイン! 歌声が響く街』  『ミッション15』  『メトロ42』
『ジゴロ・イン・ニューヨーク』 『宇宙兄弟#0』 『ぼくを探しに』
『なまいきチョルベンと水夫さん』    『イントゥ・ザ・ストーム』
『グレートデイズ!〜夢に挑んだ父と子』  『クライマー パタゴニアの彼方へ』
『No』   『クイーン・オブ・ベルサイユ〜大富豪の華麗なる転落』
『フライト・ゲーム』  『フルスロットル』   『プロミスト・ランド』
『イヴサンローラン』  『リスボンに誘われて』    『海を感じるとき』
『バツイチは恋のはじまり』    『アンナプルナ南壁 7800mの男たち』 
『記憶探偵と鍵のかかった少女』   『ジャージー・ボーイズ』
『ファーナス/訣別の朝』  『K2 初登頂の真実』
『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』   『悪童日記』
『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』  『小野寺の弟・小野寺の姉』
『イコライザー』   『舞妓はレディ』  『ドラキュラZERO』
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』    『ウィークエンドはパリで』
『サボタージュ』   『エクスペンダブルス3 ワールド・ミッション』
『パワー・ゲーム』 『天才スピヴェット』 『6才のボクが、大人になるまで』
『ニンフォマニアックVol.1』  『アバウト・タイム〜愛おしい時間について』
『フューリー』  『インターステラー』  『ニンフォマニアックVol.2』
『オオカミは嘘をつく』    『紙の月』    『ゴーン・ガール』
『神は死んだのか』      『おやすみなさいを言いたくて』
『ホビット:決戦のゆくえ』   『毛皮のヴィーナス』    『サンバ』

 洋画・邦画・ドキュメンタリーと色を変えてみましたが、世間の映画事情とは違い、相変わらずあたしは洋画偏重であります。 ヨーロッパ映画の公開が増えているのがありがたい感じです。 それでも、石井裕也監督『ぼくたちの家族』、ジェシー・アイゼンバーグ『嗤う分身』、パトリス・ルコント久々の実写映画『暮れ逢い』など、観たかったけれど時間の都合で観られなかった作品も多々あり、後日追いかけることになるでしょう。
 それで、今回とても悩んだのは・・・「ちょっと惜しいんだよな」というタイプの作品が実に多かったので、決め手に欠けたというか、「これを選ぶならこっちも」となってしまったから。

 しかし、一位は不動!
   『プリズナーズ』   ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
 153分を走りきる緊張感にぐったり疲れてしまうけど、豪華キャストの熱演と見事な構成にうならされっぱなし。 2回目を二番館のシネマ神戸にも見に行きましたが、新たな発見が! DVDも買ってしまおうかと思うくらいですよ(買ってないですけど。 ひとまずWOWOWでの放送を待ちます)。 ヒュー・ジャックマンもよかったけれど、骨太になったジェイク・ギレンホールにもしびれた。
 今回、邦画はそんなに見ていないんですが、ベストは『超高速! 参勤交代』とさせていただきます。 ドキュメンタリー映画では、あたしの長年の疑問にひとつの答えをくれた『アンナプルナ南壁 7800mの男たち』を選びます。
 以下は順不同・・・。

『ホビット:竜に奪われた王国』 & 『ホビット:決戦のゆくえ』
 2本の合わせ技というのはずるい感もありますが、続き物なので仕方がない。
 『ホビット:思いがけない冒険』からの路線変更と、『指輪』三部作への関連を見事にまとめ上げたという点でも、ファンとして期待は裏切られなかったので。

『ジャージー・ボーイズ』
 ミュージカルかなり苦手なあたしに、<ミュージカル映画>と思わせない構成が素晴らしかった。 音楽の使い方も、歌声もまた。

『ディス/コネクト』
 群像劇好きの心をいちばんくすぐったのはこれかもしれない。 社会派でシリアスで、ひどい現実から目をそむけず、けれど人間というものを見捨てない強さにジーンとした。

『チョコレートドーナツ』
 これはもうアラン・カミングにやられてしまったのと、あえてお涙頂戴にしない潔い演出と構成が好印象。 「性的少数者への差別をなくせ!」と声高に叫ぶより、この映画を見てもらうほうがずっと効果的だと思うし(ちなみにあたしは同性婚賛成派です)。

『おやすみなさいを言いたくて』
 ラストシーンに至るまでの流れが素晴らしかったのと(その分、「えっ、ここで終わり?!」という衝撃も大きかったが)、ジュリエット・ビノシュの存在感に。 『トリコロール:青の愛』から何年たったんだろう・・・。

『ゴーン・ガール』
 デヴィッド・フィンチャー作品はやはり外せない。
 とにかくロザムンド・パイクが素晴らしすぎて。

『アバウト・タイム〜愛おしい時間について』
 ラブコメ部門からはこちら。 これが来るまでは『バツイチは恋のはじまり』だったかもしれない。 観終わっての帰り道、いちばん気分がよかったのはこの映画。

『リスボンに誘われて』
 映画という贅沢をこころゆくまで味わえる逸品。 これも豪華キャストだった。

『グランド・ブダペスト・ホテル』
 これはあたしが褒めなくても多くの人が褒めていると思うんだけど、自分のやりたいことをやりたい放題やって破綻しない(やりすぎ感はあるけれど)ウェス・アンダーソン世界に乾杯。

『悪童日記』
 これは自分のノスタルジーのせいもしれないのだが、あの『悪童日記』を映画として再構築できた、ということが時間がたつにつれしみじみ染み入ってきます。 双子の子役の目力と、ハンガリーの空気感もよかった。

 あ、10本越えちゃった・・・。
 そんなわけで、まったくのダメ映画はなく、それぞれにいいところはあるので・・・悩んでしまうわけです。 多分今年も、評価をつけるとすれば悩むでしょう。
 今年もいい作品に出会えることを信じて、映画館通いをやめないぞ!

posted by かしこん at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

今日は3冊。

 熱が一気に上がって一気に下がると、どうもふらふらしますね。
 しかし今日も休んだら5連休になってしまい、ますます社会復帰が危うくなるので、がんばって会社に行きました。 行けばなんとかなるものです(しかし仕事の段取りとか吹き飛び、無駄な動きが多かった気が・・・)。
 とはいえ、どうにか無事に終了。
 ご褒美(?)として本屋に寄るのでした。

  ある小さなスズメの記録.jpeg ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯/クレア・キップス(梨木香歩:訳)
 これはハードカバーが出た当時、匣入りの美しい装丁で(絵は酒井駒子さん)、「わっ、ステキ!」と思ったのだが・・・そういうときは他の人も思うらしく、すぐに「プレゼント最適品」みたいなポップが立てられたり雑誌に紹介されたりした。 となると天邪鬼なあたしは買いづらくなり・・・今回の文庫化で助かりました。 匣はないけど、装画は同じ。

  たんぽぽ娘河出文庫.jpeg たんぽぽ娘/ロバート・F・ヤング
 <奇想コレクション>最終巻にしては文庫になるのが早い!(他にもまだ文庫になっていないものがありますが・・・)。 ロバート・F・ヤング再評価の流れ、来てるし、それだけ「売れる」ということなのでしょう。 あたしも創元SF文庫の『時が新しくなったころ』をキンドルセールで買っちゃいましたよ。
 しかしこれの編者である伊藤典夫氏曰く、<ヤングの長編について断言できることは「すべて壊れている」>とのことなので、この人は短編に絞ったほうがよさそうです。

  ぼくらは都市を愛していた.jpg ぼくらは都市を愛していた/神林長平
 SF作品でタイトルに“都市”という言葉が入っていたらつい手に取ってしまうのは、『喪われた都市の記録』や『鋼鉄都市』のイメージのせいでしょうか。
 先日の早川電子書籍怒濤のセールで初期の神林長平作品を結構買ってしまったので、その勢いもあり、多分最新作に近いであろうこっちも手に入れてみる。
 ちなみに、そのセールでは全部で27冊をワンクリックしてしまった・・・3396円ナリ。

ラベル:新刊
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2015年01月08日

今日、会社休みました。

 朝、目覚めたらなんか変。
 とりあえず横になったまま熱を測ると・・・38.2℃!
 え、インフルエンザか?! ――しかし関節は痛くない。
 とりあえず水分を摂取しようと起き上がるものの、なんだかまっすぐ歩けない。 多分、先に体温計の表示を見てしまったからであろう。
 とりあえず、今日は会社無理だな、と定時に目覚ましをかけて寝直す(そして会社に電話をかけたら、自分がひどい声であることが判明)。
 込んでそうな時間をはずしていきつけの病院に行くも・・・込んでいた。
 結局、インフルエンザではなかった。 のどや鼻に炎症はあるものの、そこまでの高熱を出すほどの原因ではないけどなぁ、とドクターは首をひねる。
 そういえば前日夜ぐらいからくしゃみと鼻水が大変なことに、という話をしたら、「新しいアレルゲンに対する拒絶反応かも」ということに。
 のどと鼻の吸入をして、いくつか薬を処方してもらい、帰ってゼリーなど食べつつ薬を飲み、寝た。
 ひたすら、寝た。
 そしたら熱は通常の範囲内まで下がっていた。
 なんだったんだ、いったい。

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2015年01月07日

何故か?!

 ただいまアマゾンのキンドルで、ハヤカワ文庫の電子書籍がやたら安くなっていることが判明。 全作品ではないけれど、SF系が特に安い! 一冊100円台前半!
 たとえば、アシモフの『ファウンデーション』シリーズが120円〜130円、カート・ヴォネガットの『タイムクエイク』が120円、光瀬龍『百億の昼と千億の夜』が124円、原ォ『そして夜は甦る』114円、ジョン・ル・カレ『寒い国から返ってきたスパイ』110円、ロアルド・ダール『少年』100円、ブラッドベリ『刺青の男』140円・・・などなど。
 神林長平<戦闘妖精・雪風>シリーズも三作ともお安い!
 一冊分が安くとも、次々クリックしていけば結構な金額にはなってしまうのですが、「かつて読んだことはあるが今は手元にはない本」を懐かしさとともに新発見したいようなとき、古本屋さんで買う値段と大差ない・図書館で借りるのが手間(期間と冊数に制限がありますから)を考えたら、いつでも読めるキンドルに入れておけるのは(たとえ、システム自体が廃止になったとしても、端末にダウンロードしてあれば端末が元気な限り読めるわけだし)、なんかうれしいなぁ!
 しかし、何故こんなに安いのであろうか・・・確かに、今廃版の作品もあるが、普通に紙書籍として売っているものもあるのに。 新春セールってことで解釈するか!
 でも油断するとこの価格もあっさり変動してしまいそうで、変わらないうちにめぼしいものをゲットしていきたいと思います。 最終的にいくら使うんだか、考えると怖いかも・・・。

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2015年01月06日

あやうくトラブル・・・

 いつものようにPCを起動させましたところ、インターネットにつながるブラウザはいつまでたっても<接続中>。 メールは<受信エラー>。
 ネットにつながらないときでも、サーバーが別だからメールは受信できるのに。
 しかしディスプレイ右下のアイコンは、「ローカルとインターネットに接続しています」と言い張る。
 なんだか嫌な予感。 これは、モデムがいかれたか、ついにPCがヤバいか。
 こういうときにPCを再起動すると30分ぐらいかかっちゃうんだよなぁ、と、まずは初歩的解決法であるモデムの電源抜き差しを行ってみるも。
 ・・・変化なし。
 仕方ない、再起動だ!
 正確な時間は測っていないですが、結構かかった気がします。 再び立ち上がったパソコンは・・・何事もなかったかのようにメールを受信し、ネットにもあっさりつながる。
 「なんだったんだ、さっきのは〜!」
 まぁ、それですんでよかったですよ。
 やり場のない憤りを覚えつつも、それがパソコンってやつだからなぁ、と脱力(おかげでだいたいいつもの時間に記事をアップできず)。
 いまだにガラケーユーザーのあたしに、「スマホにしちゃいなよ」と言ってくれる人は結構いるのですが、パソコンに対してもこういう感情を持ってしまう人間は、スマホに対してはもっと理不尽なものを感じてしまうのではないか、と思うのです。
 なのである限りは、ガラケーユーザーとして生きていきます。
 今のノートパソコンも、ほんとにダメになるまで使います。

2015年01月05日

社会復帰、できるのだろうか・・・。

 今回は9日間もあって長いなぁ、と思っていたお休みも、もう終わり。
 「とはいえ、どうせすぐ終わっちゃうんだろうな」とこれまでの経験からわかっていたのではあるが・・・つい期待しちゃうんですよね。 その長い休みで沢山のことができるのではないか、と。 実際は、休み初日から貧血でぶっ倒れ、一日寝込み。 その後も定期的にやってくる寒波を伴う低気圧のため、必要以上に寝てしまう。 そしてあっさり、夜型生活に移行してしまう。 思いついたときに寝て、自然と目覚めたときに起きる。
 あぁ、まさに寝正月とはこのことか、という感じ。
 でも、起きる時間を決めないで寝られるというのは、とても気持ちのいいものですねぇ。
 多分、「〇時に起きなければ!」というプレッシャー故に結果的に睡眠不足になっている普段を、こういうところで取り戻しているのか?(「寝だめは効果ない」と言われていましたが、実は効果ある、と最近の研究では認められてきたみたいだし)。
 仕事をしている時期のほうが、細切れの時間をうまく使えているのかも。
 長期の休みだと、「明日もあるわぁ」と油断しがちです。
 さ、次の三連休目指して、また社会復帰いたしますか(でもできるのかな・・・とすごく心配)。 そもそも朝、起きられるのか、という話。

posted by かしこん at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月04日

ローマで消えた女たち/ドナート・カッリージ

 『六人目の少女』の著者による二作目。 あえて具体的な地名やらへの言及を避けまくった前作とは違い、地名や有名な建物やらがてんこ盛り(しかしシリーズにはあらず)。
 ヴァチカンの秘密組織(?)に属する教誨師・マルクスはサイコメトラー的能力を買われ、警察とは別に事件を追う神父。 カトリックにおいて告解は他言無用だが、看過できない犯罪にかかわる内容となると放っておくわけにはいかないので、遥か昔から存在するのが教誨師なのだ。 人が人を裁く裁判所ではなく、神の信仰の前にその罪が贖われる<魂の裁判所>という役割を果たしている(原題は<魂の裁判所>のこと)。 マルクスは以前の事件で頭を撃たれ、過去の記憶がないが、ローマで女子学生がシリアルキラーによって誘拐されたため動き出す。
 その一方、ミラノ警察の写真分析官サンドラは5ヶ月前に報道カメラマンの夫を事故でなくし悲しみに暮れていたが、夫が実は殺されたのではないかとインターポールの人間に示唆され、独自に調査を開始する。 まったく違うスタートラインから始めた二人がいつしか交錯するに従って、バラバラに起きているように見えた事件や偶然とされていた出来事が、すべて一枚のパズルのピースとしてはまっていく・・・という話。

  ローマで消えた女たち.jpg ポケミスの割にあまり工夫が感じられない表紙・・・。
   タイトルも内容と微妙に合っていないような・・・。

 そんなわけで、なにしろ登場人物が多い。 二段組みで500ページ以上あるし、時間軸も行ったり来たり。 しかもほとんどイタリア人名なので、前半あたりは「えーっと、この人、誰だっけ」と<主な登場人物一覧>にたびたび戻ったり。
 しかし後半からは一気。 なにしろ長編3本分ぐらいの内容が詰め込まれているので、終盤では「そことそこをそうつなげるか!」という驚きに満ち満ちている。
 でもこの物語のテーマはアクロバティックなトリックでも、教誨師という存在でもない。 <悪>というものそのもの。
 ある登場人物がこんなことを言う。
 「善には、つねに対価が存在する。 しかし悪は無償だ」
 「悪を知るためには、その闇の世界に深く入り込んで、徹底的に知り尽くし、一体化する必要があるんだ」
 本当にそうなのだろうか。 あまたの作品の中でプロファイラーと呼ばれる人たちや捜査する側の人々が心も身体も蝕まれ、<深淵に見られている>ことに疲れ切ってしまうのは(場合によっては一線を超えてしまうのは)、悪を知るにはそれしか方法がないからなのだろうか。 確かに、意識的に非常識な振る舞いをするためには“常識”をわきまえていなければならないが・・・。
 と、いろいろと考え込んでしまう余韻もたっぷり。
 新年最初に読み終わる本がこれってどうよ、でありますが、きっと、今年もあたしはこのような本を読んでいく、ということでありましょう。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月03日

ぜいたくおやつ

 例年ならば、前年の映画マイベストテンなどを発表しているところですが、今回はちょっと決めかねていまして(毎年、悩んでいるのは悩んでいるのですが)。
 ですので、もうちょっと悩ませてください。

 なので、本日は贅沢に食べてしまったおやつをご紹介。

  ショートケーキニューヨーク.JPG @神戸ミオール
   ショートケーキ/ニューヨークカット ¥560−
 さんちか店にてイートイン。 なにが<ニューヨークカット>なのかといえば、その大きさ!
 普通に思うショートケーキの1.5倍くらいの大きさ! 盛りつけのお皿にもギリギリ。
 のっているイチゴも小さいわけではなく、普通のサイズなのです。
 スポンジ部分がそれほど厚くないので(つまりほとんどクリームとイチゴということですが)、結構食べられました。 内部のクリームはシャンティクリームの中にカスタードクリームが薄く二層入っていて、それでイチゴを挟んでいる感じかな? イチゴも大変みずみずしくて、今の時期だからできるってことかな。 昨年、クリスマスにケーキを食べなかったので、その代わりということで。 それにお店としても大量に作る時期がひと段落したので、多分より美味しくできているでしょう。
 ショーケースの中で見ても十分大きかったけれど、こうやって目の前に出されたら更に大きく感じました・・・これがアメリカでは普通サイズなの?

  ユニコーンラテ1.JPG @ユニコーン/UNICORN
   ティーラテ Sサイズ ¥400−
 神戸初、紅茶のエスプレッソ専門店。 センター街の一本南側の細い道にあります。
 紅茶のエスプレッソ、ということで、最近見ないけど以前は見かけて安かったら買っていた『午後の紅茶エスプレッソ』の小さい缶のイメージで飲んでみましたところ、思ったよりも紅茶の味は濃くはなく、マイルド。 スタバ的にカスタマイズできるお店なので、今度はエスプレッソをダブルショットにしてもらおうかしらん。
 その代わり、ミルクはものすごくぽってりとしてクリーミー。 もしくはミルクが濃いから紅茶が弱くなっちゃうように感じるのかな? アッサム系の茶葉を使っているのか、クセがなくてとにかくまろやかです。 豆乳にチェンジもしてみたいなぁ。

posted by かしこん at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月02日

エージェント・オブ・シールド

 年末年始期間は、通常のCATVのチャンネルでは海外ドラマはお休み。 その間に録画をためているものを見てしまいたいと思うのだが、そういうときに限って集中放送を仕掛けてくるのよね・・・困るわ。
 スーパー!ドラマTVの『ブレイキング・バッド』集中放送は、月〜金の午前3時の通常帯放送で吹替版を録画しているので、その再開を待つことにする(もう、ファイナルのシーズン5まで来てるし)。
 スカパー!無料放送の時期もあったけど、どうせ観たいドラマは全部見られないので、他のチャンネルに落ちてくるのを待つわ(でも『ゲーム・オブ・スローンズ』第3部前編のDVDセットは買ってしまいました)。

 そんな中で、WOWOWが持ってきたのが『エージェント・オブ・シールド』の集中放送。
 マーベルコミックに出てくる秘密組織<シールド>を、映画『アベンジャーズ』後の世界観で、しかも『アベンジャーズ』で死んだはずのエージェント・コールソンを主人公に、彼のチームの活躍を描く、という内容(何故コールソンが生きているのか、というのもこのドラマの大きな柱のひとつ)。
 <ニューヨーク決戦>の余波の後始末とかは映画を見てたらつながりが楽しめますけど、特殊な能力を持つ人間が突然出現して起こすトラブルを解決・・・というあたりは『フリンジ』ぽかったり、能力者の感じは『X−men』ぽかったりと微妙・・・まぁ、最近あたしはアメコミ映画をなんとなくでしか見ていないせいもあるかも(この年末年始のメガヒット劇場で『アイアンマン3』も見たけど・・・そんなに盛り上がれなかったし。 ガイ・ピアースが悪役決定の立ち位置で出ていてがっかりしたぐらいでしょうか)。
 でもまぁ、ドラマは日本語吹替版だし、海外ドラマ吹替経験豊富な方々がやっておられるので何かをしながら流し見するのにちょうどいいというか。
 それで連日見ておりましたところ、レギュラーではないけれどエージェント・コールソンと馬の合う、いい感じに実力もあり、信頼できるセミレギュラー的なエージェントの人の声が、中村秀利さんなわけで!
 かなり陽気なマック・テイラーみたいな雰囲気で、めちゃめちゃかっこいいんですけど!(そのご陽気さ加減に裏がある気がすごくするのだが・・・)
 い、いつ収録したんだ!、と思わず詰め寄りたい。
 そしてちょっとご陽気で、全然変わりないその声に、泣きそうになる。
 あぁ、あたしのマック・テイラー!
 『CSI:NY』も再放送してくれ・・・。

ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする