2014年12月04日

失踪当時の服装は【新訳版】/ヒラリー・ウォー

 読みかけで何年もほったらかしのものもあれば、比較的買ったばかりなのにサクッと読んでしまうときもある。 なんなんでしょう、この違い。
 自分の記憶力について考えていたせいかも。 これは以前に旧訳を読んでるし、犯人は○○だったよな・・・というのを確かめたかった気持ちもあり。

  失踪当時の服装は新訳.jpeg この表紙の場所は△△△が見つかった場所かな、とか。

 1950年3月、マサチューセッツ州。 カレッジの一年生、18歳のローウェル・ミッチェルが寮から姿を消した。 自らの意志での失踪なのか、何らかの事件に巻き込まれたのか?
 警察署長フォードをはじめとした警察官は総出で捜査に当たるが、2週間が経過しても手掛かりはなにも浮かばず。 一体ローウェルの身に何が起こったのか?、という話。
 一時期、ヒラリー・ウォーはまとめて読んだので、地の文などもっとそっけない印象が残っていたのですが(たとえば容疑者を取り調べる場面では、テープ起こししたもののように会話だけが続いたりとか。 あれは『事件当夜は雨』だったか?)、「あれ、フォード署長ってこんなお茶目な人物だったっけ?」とびっくり(唯一の大卒というキャメロン刑事とのお互いあてこすり会話が面白い)。
 そして2014年の視点から見たら、「あぁ、DNA鑑定したら一発なのに!」と思えてイライラしたり(すみません、『CSI:科学捜査班』の見すぎです)、逆に「無許可で容疑者の家探しなんかしたら公判に持ち込めないよ!」とハラハラしたり・・・ほんとに時代を感じましたよ。
 でも、<組織だった地道な捜査&リーダーシップとチームプレイ>という現在までに出来上がっている警察小説の雛型は存在し、探偵小説が隆盛していた中で“警察小説の里程標”と呼ばれる意味もわかります。
 あぁ、他の作品も読み直したくなっちゃったな・・・図書館かぁ。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする