では引き続き、残りの5冊でございます。
うぉお、何故これが今!
ハードカバーも、前の文庫本も、更に電子書籍でも持っているけれど、買わずにはいられようか! この売り上げがよかったら、『時のアラベスク』以降の作品も順次復刊(というか増刷?)してくれるかもしれないし。
そして何故今なのかといえば、カドフェスでの人気投票により、<もう一度読みたい作品・第一位>だったからであるらしい。 いつのまにそんなアンケートを取っていたとは知らなかったが、カドカワの読者もわかっているではないか! ← なんだか上から目線ですみません。
解説の皆川博子も終始敬語という素晴らしさ。 あぁ、服部まゆみってすごい存在だったんだなぁ、と改めて教えていただきました。
デュ・モーリアといえば『レベッカ』ですよね。 しかしあれはなかなかの長編。 実は短編の名手でもある、と聞いてはいたのですがきっかけがなく。 表題作『いま見てはいけない』は1973年のサスペンス映画の名品と呼ばれる『赤い影』の原作だそうで・・・その映画の存在も知らなかったあたしとしては「そっちも見てみたいんだけど!」。
来月からWOWOWとCATVのプログラムガイドを、目を皿のようにして隅から隅まで探してやる。
アイスランド語からの英訳でありながらディック賞特別賞を受賞(あの『ハーモニー』に次いで二作目)という華麗なる本書の経歴もさることながら、あたしが気になったのは裏表紙あらすじの締め言葉。
<優しくてちょっと奇妙な、世界の終わりと再生の物語>
ド・シリアス系ではないSFの微笑ましさを感じ(勿論、使われる理論や設定などはハードSFと遜色ないはずだが)、すでにフルフルしてきた左手に乗っける。 カート・ヴォネガット系譜らしいですが、コニー・ウィリスっぽさがあれば更に拾いもの。 どうでもいいが、本屋さんのレジかごはもっとコンパクトになってくれないものか(スーパーと同じサイズでは狭い棚の間をすれ違うとき迷惑である。 ロフトの文房具コーナーにあるような小さめの、文庫本サイズのものがあればなぁ)。
1998年版『このミス』海外編第2位だった作品だそうである・・・覚えてない。 あの頃はあまり翻訳もの、読んでなかったのかなぁ(ハードカバーのみの場合、スルーしてたかもしれない)。 でも1998年なら、そんな前じゃなくない?、と思った瞬間、帯の言葉があたしを打ちのめす。
<ミステリ史に残る比類ない怪作、17年の時を経て文庫化!>
じゅ、17年もたっているんですか・・・。
『夜の写本師』がまだ途中なのですが、シリーズじゃなかったんですね(シリーズは別作品だった・・・)。 でもまぁ、日本のファンタジーのレベルがどこまで行っているのか確認したい部分もあるわけです。 “太古の闇”とかあるとわくわくしちゃいますし。
今月はこれで終わりかなぁ、と思っていたら、月末、マンガ方面に大物が控えていた・・・。
お金足りるのか、あたし。
ラベル:新刊