2014年10月11日

記憶探偵と鍵のかかった少女/MINDSCAPE

 予告を見て、おぉ、マーク・ストロングがついに主演! それだけで「観なければ」と思ってしまうのは何故かしら。
 設定としては現在かほんのちょっと近未来。 他人の記憶に入り込める特殊能力が科学的に認められ、裁判でも証拠として採用されるように(といっても、証拠としての信憑性はあまり高く認められてはいないが)。 そんな<記憶探偵>としていくつもの
難事件を解決に導いてきた能力者のジョン(マーク・ストロング)だが、ある出来事により深いトラウマを抱え、静養を余儀なくされていた。 が、本人の強い希望もあって仕事復帰。 最初の仕事は拒食症の16歳アナ(タイッサ・ファーミガ)を治療することであったが、彼女の記憶に潜り込んだジョンは数々の奇妙な出来事を目撃する。 裏を取ろうとアナの関係者に接触するも、その証言はことごとくアナの記憶とは一致しない。 いったい何が真実なのか、追い求めるうちにジョンは深みにはまり込んでいく・・・という話。

  記憶探偵とP.jpg 真実を知りたければ、思い込みを捨てろ。

 ミステリとしては結構あっさり先が読めてしまうのですが(致命的か?!)、アメリカ映画なのにどこかヨーロッパ的な雰囲気の美しい映像(監督はスペインの新鋭と呼ばれるホルヘ・ドラド)、苦悩する(悪役じゃない)マーク・ストロング!、がとてもよかったです。
 普通の人ではないけど、典型的な悪役じゃない役もしっかりいけるじゃないか〜。
 『裏切りのサーカス』でも感じたけど、こっち路線の配役が増えるといいなぁ。

  記憶探偵と1.jpg タイッサ・ファーミガってヴェラ・ファーミガの血縁者かしら? なんか雰囲気似てるんですけど、と思って調べてみたら、20歳以上年下の妹らしい! 若いのにあやしい魅力がすでに全開!

 記憶は神殿や宮殿によく例えられるけれど(螺旋階段を持つ図書館として映像化されることもよくある)、夢と違って本来正確なはず。 時間とともに自分の都合のいいように書き替えてしまい、それを事実と本人が思いこめば、“記憶”になってしまうから、記憶はあてにならないものってことになってしまうんだろう。 ジョン自身の記憶が、他人の記憶に潜入するときに障害になってしまうこともあるように。
 映画全体の雰囲気はすごくいいのだが・・・脚本の詰めが甘いのが残念というか、もう一工夫あれば傑作になった作品なのになぁ、もったいない。
 でもこういうの、なんかキライになれないのですよね。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする