2014年10月04日

犯罪心理捜査官セバスチャン/M・ヨート&H・ローセンフェルト

 図書館から借りている本などを優先的に通勤時に読んでおりますが、上巻しかまだ来てない、などの理由で読み終われていないのが何冊か。
 そんなこんなをしていると、「あぁ、北欧に戻りたいー」という気持ちになってしまうのが不思議なもの。 最近はヨーロッパ全土にあたし自身の興味が広まっておりますが、北欧、特にスウェーデンはちょっと別格。

  セバスチャン1.jpgセバスチャン2.jpg やはり北欧ミステリにしては群を抜いてポップなイメージの表紙だわ。

 16歳の少年の、めった刺しにされた上に心臓をえぐりだされた死体が発見される。
 地方警察では手に余る事件に、国家刑事警察の殺人特別捜査班がストックホルムから派遣される。 送り込まれたのは4人の敏腕チーム。 しかしその町にはたまたま、かつて心理分析官として捜査に参加したことのあるセバスチャンがいた。 大変利己的な理由で、リーダーのトルケルとの個人的なコネを使い、セバスチャンも捜査に参加することに。
 著者二人がテレビ脚本家出身ということもあり、場面転換がすごく映像的。
 ハンス・ローセンフェルトが手掛けている『ブリッジ シーズン2』にもちらっと同じようなエピソード(?)が出てきて、ちょっと笑ってしまった。
 クセのある捜査官、基本捜査はチームプレイ、関係者それぞれがなんらかの事情を抱えている、など、基本的な流れは『ブリッジ』シリーズと同じ、といえるかも。
 とてつもなく嫌なヤツ、とまわりの人間に思われがちなセバスチャンも、彼の抱える心の傷が地の文で描かれるので、読んでいる側はそこまで嫌悪感を持つに至らず(自分のそばにいたらイヤだろうな、とは思うけど)。 事件関係者だけでなく、捜査陣それぞれにも心の奥に秘密がある、というあたりと、ただの猟奇殺人ではなく合理的な理由があったというまとめ方には好感を持った。
 シリーズ化、絶対しそうな勢いだな・・・むしろこれがドラマ化されそう。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする