2014年10月16日

ラボ グレース@ATAO

 えーっと、またかばんを買いまして。
 しかも9月13日に! 一ヶ月以上寝かせていたわけではなく、多少使用してみての感想とともにアップしようと思っていたら、思いもかけず悪天候が続き・・・そんなに使っていなかったのと、使い始めて変化がわかってきた頃には映画の感想もたまってきて・・・というわけで、今頃の公表と相成りました。

  グレース公式1.jpg 正面の写真がうまく撮れないので公式HPの写真をお借りしました。

 “ラボ グレース”、という名前。 この秋、ATAOが一大キャンペーンを張って発表した新シリーズに、まんまとやられて発売日に買いに行ったあたし・・・。 だってこれは限定数しかないっていうんですもの。
 レギュラータイプはバッファローレザーで、これも使いこんだらすごくいい味が出そうなんだけど、こちらのグレースはカーフ素材(イタリアンレザー)。 カーフでココア系の色って珍しいし、そもそも革好きとしてはカーフのカバン、憧れるよね!
 でもやっぱり直接見てから買うのを決めたいよね、と思っていたわけですが(デザインは同じでも、素材違いが結構出たので)、当日、お店に到着した段階でグレースは残り一個・・・選んでる場合じゃないよ!

  CA3A1777.JPG サイドから見るとこんな感じ。
 A4が入るサイズ。 かぶせの部分がストラップと交差しているので中身が全部がぱっと開かない設計(なので正面の金具を開けてたままでも持っていて型崩れはしないけど、がばっと開けたいときはちょっと不便か)。

  CA3A1772.JPG 裏側にはパスケース用のポケット。
 定期を使う者にとって、外側のポケットがあるかないか、非常に重要です。

  CA3A1774.JPG ロゴはサイドに入ってます。
 なんといっても革が素敵なわけで。 つやつやとした張りがありつつも、やわらかい。
 カバン自体の重さもものすごく軽くて、500gを切っている(450g前後?)。 とはいえあたしは荷物多い派なので、トータルでは重くなっちゃいますがね。

  CA3A1778.JPG 中はこんな感じで。
 ポケットはあるけど、特に仕切りはなし。 マチは新書版サイズが横で余裕でおさまる(さすがにハードカバーは無理)。 革がやわらかいので本の角が外から見えるときがあるので、ロゴ側に本の背表紙が来るように入れる習慣に。
 そんなこんなでだいたい2週間強使ってみたところ・・・もう革にくったり感が出てきて。



  CA3A1783.JPG 撮影場所:神戸そごう地下
 表面がなんだかへんなりしてる感じ、伝わりますですかね。
 くたくたしていく感じがカーフの魅力とはいえ、最初の状況を保っていきたいのも人情。 でもまめにお手入れするキャラじゃないし、普段の荷物も減らせる柄じゃないし、結局くたくたしてしまうんだろうな・・・。 ま、それが味となっていき、同じものが並んでも見わけがつく<あたしのカバン>になってくれるということなのですが。
 とりあえず今は、「傷をつけない」が目標。
 そのうちつくんだろうけど、ついたらついたであきらめがついて更に傷が増えてしまいそうではあるものの、しばらくはそんな気持ちで使っていきます。
 でもある程度なじむまで、しばらく雨の日は、外出厳禁!

ラベル:カバン
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月15日

WALKERSの焼きたてショートブレッド@英国フェア

 今の勤務地が阪急沿線のため、ここ数カ月、毎日のように阪急電車も使うようになったあたし。 おかげで梅田の阪急百貨店の催し物の中刷り広告がよく目に入るようになりました。
 そこでふと気付いた<英国フェア2014>
 ただそれだけだったら「あー、いいなぁ」でいつものように終わっていたかもしれないが、「その場で焼いています」という言葉とWALKERSの文字があたしをひきよせる。
 ウォーカーズのショートブレッドといえば、輸入食材のお店に必ずおいてある、しかしなかなか値段の下がらないイギリスのお茶の友の定番! あのバリバリ・ザクザク感が好きですが、所詮パッケージで売られている保存料などの入った物。 でも本場の味が、行けば食べられるのか!
 そんなわけで仕事を調整し、定時そこそこで帰れる日をつくって梅田へGO! ← これは先週の木曜日の出来事。
 そして辿り着いた阪急百貨店の9階は・・・人であふれていた。 ほんとはフィッシュ&チップスのお店も気になっていたのだけれど、行列がすごくてブースの中すら見えない状態。 本命にしぼります!
 エスカレーター横に掲示してある全体図から、現在位置と店の位置を頭に入れて、WALKERSブースに辿り着けば、当然そこも行列。 最後尾はどこですか〜、と探すと、お店をぐるっと一周してしまいました。
 でも、「おひとりさま2袋まで」(1袋・ハイランダー4枚入り540円)という制限があるので、買えないことはなさそう。 焼きあがってある程度冷めたものを袋詰めしている作業を見守りつつ、待つ。

  CA3A1787.JPG こんな感じで地道に袋詰め。
 創業者一族の若主人らしき人が、オーブンを開けるときに「オイシソウ〜」と片言の日本語で並んでいる人たちにアピールしたり、写真を撮ろうとする人たちに積極的にポーズを決めてみせたりと、サービス精神旺盛なところを見せてくれたり、待ってる間もそんなに退屈ではなかった(中にはこういう催事に慣れているのか、本やタブレット持参の方がいっぱい!)。

  CA3A1788.JPG 15分ほど待って、2袋ゲット。
 賞味期限を考えると多いかなぁと思ったのだが、多分冷凍できるだろう、と2袋買いました。 こんな機会はなかなかないわけだし!
 ほんとは紅茶の試飲もしたかったけど、スコットランドのラムウール100%のマフラーもほしかったけど、しかしあまりに人が多すぎ、そしてまだ暑いからマフラー買いたい気持ちもいまいち盛り上がりきれず、残念。
 あとは地下に移動して神戸では買えないケーキを物色し、退散。 そのあと久し振りにある人に会い、海外ドラマの話をしてしまうのでした(『ハウス・オブ・カード』の吹替版で運昇さんをかっこいいと思っているのがあたしだけでなくてよかった)。

  CA3A1789.JPG 肝心の、中身。
 なんだかこうやって見るとコロッケみたいですが(まわりをざらめが囲んでいて、それが揚がった感につながるのか)。
 さて、肝心の、味はといえば・・・かじった断面がところどころ白っぽくて、「む、小麦粉とバターがしっかり混ざりきってない?」という疑惑を生むものの、パッケージで売っているものよりも直径が長くて、分厚い。 そして確実にしっとりしている!
 日本、しかもデパートの催事場というアウェイな環境で行列をさばきながらつくっているわけだから、多少の粉っぽさは許そうじゃないか。 むしろこのホームメイド感、微笑ましい。
 なにより、紅茶に合う! (冷凍庫にはまだ残っているのでまだ楽しみも残っている)
 行ってよかった〜。 というか、仕事あとに梅田まで行って帰ってこれるのね、ということが、ちょっとクセになりそう・・・。

posted by かしこん at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月14日

ちはやふる 26巻/末次由紀

 『ちはやふる』も26巻になってしまってますよ。
 いまのところ、買っているマンガでは最長かも(『宇宙兄弟』が追い越されたので)。
 あたしは群像劇ではメインキャラよりも脇でいい味を出してくれるタイプに感情移入してしまうのですが、今回はついに、展開が恋愛モードに突入!

  ちはやふる26.jpeg しかもほぼ太一くん視点で。

 もう高校3年生になるし、いつまでも試合三昧しているわけにはいかないのはわかるのですが・・・なんというか、千早・新・太一の関係には恋愛が絡んだら邪魔な気がする。 各々の成長のためには、よき仲間でいたほうがいい気がしてしまうのは、老婆心なんでしょうかね。 感情に理性が追い付かないのはわかるのですが・・・そんな中、大江さんの穏やかさに救われます。
 あぁ、少女マンガの恋愛に夢が見られなくなった・・・。
 なんだかんだいって大人になった自覚はなくとも、考え方が<自分らしい生活ができるかどうか>が大事と考えてしまうくらいには、あたしは大人になっているようです。

ラベル:マンガ
posted by かしこん at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月13日

HDD消化中! ← 主に海外ドラマで

 電源を入れる度に、「ハードディスクの残量が少ないかほとんどなくなっています」とTV画面から警告を受けるあたしとしては、この三連休は録画しまくっている海外ドラマを消化する格好の時期だったわけで。
 しかしWOWOWは『私立探偵ヴァルグ5』全4話を二日にわたって放送してくるし、スーパードラマTVは『ブレイキング・バッド』ファイナルシーズンを集中放送してくる有様。 「見た分は消していく(気に入った分はDVDに落とす)けど、同じくらい録画している」という状況に、“分け入っても分け入っても青い山”ってこういうことか〜、とか思い浮かぶが、なんか違う気がする。 適切な例えやことわざが浮かばない!
 ま、『パーソン・オブ・インタレスト』第3シーズンや『メンタリスト』第5シーズンなどは安定の面白さなれど、もはやキャラ愛をこっちが抱いてしまっているため、ストーリー的な部分も評価は甘めになっている気がする。
 その点、メイン2人が変わってビジュアルイメージからも別番組の印象を受ける『CSI:科学捜査班』(今、14シーズン目を見ていますが)には点が辛くなっている(といいながら、見てはいるのだが)。
 そろそろ『ザ・フォロウィング』第2シーズンも最終回なんだけど・・・だんだん収拾がつかなくなってきているというか、あー、キリスト教の素養がないと結局理解できない感じになってるなぁ、と思うのであった。

  ザフォロウィング2.jpg 役者陣は充実なので、そういう部分では見あきることはありませんが。

 『エレメンタリー ホームズ&ワトソンinNY』第2シーズン、『スキャンダル 託された秘密』第3シーズンも始まったし、『グレイズ・アナトミー』シーズン10も中盤、『リゾーリ&アイルズ』シーズン4も面白い(余談ながら、このドラマが全米のレズビアンの方々に絶大な人気があると知って最初はぴんと来なかったけれど、シーズン2あたりからよくわかるようになった。 友達以上の“同志”という関係の女性のバディものって意外と少ないよね)。
 あ、『シェイムレス 俺たちに恥はない』シーズン4も始まったっけ。 大家族ものでダメおやじをウィリアム・H・メイシーがやっているというだけで期待値は高かったが、最初はあまりにリアルなアメリカ白人貧困層の日常にひきまくった。 が、今では彼らのたくましいまでの“生きようとする意志”みたいなものに感嘆の念を禁じえなくなってきている。
 オヤジのダメっぷりもどんどんエスカレートしていて、ある意味期待を裏切らないぜ。
 がっかりしたのは『Almost Human』(AXNにて放送)。 アシモフの『鋼鉄都市』+『ロボコップ』のような設定、感情を持つアンドロイド刑事と人間の刑事コンビによる事件解決もので、あたしは結構面白く見ていたのですが・・・13話で終了、次のシーズンもないらしい! まぁ、アメリカではセカンドシーズンまで持ち越せるドラマは全体の半分以下(もっと割合低かったかな?)とも聞くので、仕方のないことなのかも。 視聴率がよくても、予算がかかりすぎるという理由で『コールドケース』『デッド・ゾーン』はシーズンの更新がキャンセルになったりしてたし。
 となると、今見ているこれはどうなるのだろう。

  ラストリゾート.jpg ラストリゾート 孤高の戦艦
 なんとなく『沈黙の艦隊』を思い出させる内容ですが・・・『ホミサイド:殺人捜査課』のピーター・ペンブルトンことアンドレ・ブロアーが主演ということで「わっ、すごい老けてる!」とショックを受けたよ・・・。 ところで『ホミサイド』のDVD−BOXセットがセカンドシーズンで発売が止まっているのですが、ファイナルシーズンまで出してもらえないのでしょうか?
 そういえば『GRIMM』『ワンス・アポン・ア・タイム』もセカンドシーズンに入ってどうも残酷度が上がった気がするのですが・・・それが視聴者の要望?
 となれば最初から残酷だとわかっている『The Bridge/ブリッジ』シーズン2のほうが潔いというか、面白くてワクワクしますね。 北欧ですし。
 ちなみにあたしは「映画は字幕派、ドラマは吹替派」なのですが、『ブレイキング・バッド』のように字幕版しか放送しないやつはいまいち物足りない(あ、『HOMELAND』も字幕しか放送がないのでシーズン3までがんばって見てますが、来月からシーズン4が始まるらしい)。 『ハウス・オブ・カード』のように字幕見てから吹替を見て、その雰囲気の違いも楽しめたりもするので、膨大な台詞量への理解とキャラ把握のためにもあまり吹替版をおろそかにしてほしくないなぁと思います。
 そしたら、スーパードラマTVが『ブレイキング・バッド』の吹替版をシーズン1から夜中3時に帯で放送するらしい! あら、楽しみ!
 と、そんなことをしているので、いつまでたってもHDDに余裕がないんだと思います。

ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

台風、接近中につき

 ただいま、大雨・洪水・暴風・波浪警報が出ている神戸市でございます。
 思ったより台風の進度が早い。 火曜日の朝、また出勤するかどうかでバタバタするのかと思っていたけど(ひそかに4連休になることを期待してたけど)、明日はすんなり普通に仕事ということになりそう。 その分、関東圏の方々が大変そうです。 特に被害が出ませんように。

 そんなわけで、この三連休はどうせ台風通過だから、と予定を入れていなかったあたし。
 本を読んだり、たまりまくっている海外ドラマや映画を見たり・・・で過ごしておりましたが、台風が近づくにつれ低気圧のせいか頭痛がしたり、急に眠くなったりと、連休ならではの時間を気にしない行動をしております。
 でも、眠い〜、と思って寝ているわけではなくて、気がつくと意識がなかった・・・ドラマのエンディングテーマの音ではっと目を覚ましたり。 神戸って単独であまり大雨が降ることが少ないので(ゲリラ豪雨的なものはたまにありますが)、このじわじわ気圧が変化する感じに影響される自分がちょっと面倒です。
 とりあえず頭がすっきりしないので、シャワーでも浴びてきます。

posted by かしこん at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月12日

ハイラム・ホリデーの大冒険/ポール・ギャリコ

 東江一紀さんに敬意を表して、彼が訳したものでまだ読んでないものがなかっただろうか・・・と図書館で検索。 そしてこれを発見。 あぁ、まず表紙から気になってたやつで、実は文庫化を待っていたのだが。

  ハイラムホリデーの大冒険1.jpg なんとなく、『タンタン』ぽいではないですか。

 タンタン(とスノーウィ)が世界(ときには海底や月まで)を股にかける少年記者ならば、ハイラム・ホリデーは同じ新聞社勤務なれど長年校正係を務めてきた40代のおじさん。 原稿チェックの過程で重要なミスに気付き、会社を救ったご褒美として、ためしにやってみるかと提示された“ヨーロッパ特派員”という仕事に飛びついたハイラムは、行く先々で事件に巻き込まれ・・・という、ストーリーもなんとなく<大人向けタンタン>といった趣き。
 しかし荒唐無稽ではなく、当時のヨーロッパ情勢がしっかりと背景に使われつつもユーモラスな語り口でその深刻さを深刻すぎないように伝える心配り。 「これ、児童書としても置けるんじゃない?!」と思わせるテンポのいい平易な文章は東江さんマジックだけど、「このへんはちょっと・・・小学校高学年以上かなぁ」という部分も。

  ハイラムホリデーの大冒険2.jpg オーストリアの王子を助けます。

 ナチスの台頭によるファシズムの広がりを恐れるハイラムはアメリカ人。 現地で友人となったオーストリア人から「オーストリアはずっと帝政の国。 たとえ50年ナチスに支配されようとも、我々は帝政を忘れない」みたいなことを言われてヨーロッパの歴史の長さというか、自分の人生以上の時間の尺度でモノを考えることを知る。 多分そのあたりが、アメリカ人がヨーロッパに憧れる理由なんでしょうね。 そして望んで高い位の家柄に生まれたわけではないのに、パワーゲームに巻き込まれる一部の王族の方々にとってアメリカは自由の国に映る。 その象徴がハイラム・ホリデー。 でも、それって白人だからよね・・・有色人種視点はここにはなかったわ。
 作者はよほどナチスを警戒していたのか、のちにファシズムが吹き荒れるという意味では同じイタリア人を最終的には騎士道精神の持ち主と好意的に描きつつ、徹頭徹尾ナチスを悪役に配置。 こういう作品を1942年ぐらいに書いていたというのだから、いろんな意味で情報を多く掴んでいる方が勝ちになるわけですね。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月11日

記憶探偵と鍵のかかった少女/MINDSCAPE

 予告を見て、おぉ、マーク・ストロングがついに主演! それだけで「観なければ」と思ってしまうのは何故かしら。
 設定としては現在かほんのちょっと近未来。 他人の記憶に入り込める特殊能力が科学的に認められ、裁判でも証拠として採用されるように(といっても、証拠としての信憑性はあまり高く認められてはいないが)。 そんな<記憶探偵>としていくつもの
難事件を解決に導いてきた能力者のジョン(マーク・ストロング)だが、ある出来事により深いトラウマを抱え、静養を余儀なくされていた。 が、本人の強い希望もあって仕事復帰。 最初の仕事は拒食症の16歳アナ(タイッサ・ファーミガ)を治療することであったが、彼女の記憶に潜り込んだジョンは数々の奇妙な出来事を目撃する。 裏を取ろうとアナの関係者に接触するも、その証言はことごとくアナの記憶とは一致しない。 いったい何が真実なのか、追い求めるうちにジョンは深みにはまり込んでいく・・・という話。

  記憶探偵とP.jpg 真実を知りたければ、思い込みを捨てろ。

 ミステリとしては結構あっさり先が読めてしまうのですが(致命的か?!)、アメリカ映画なのにどこかヨーロッパ的な雰囲気の美しい映像(監督はスペインの新鋭と呼ばれるホルヘ・ドラド)、苦悩する(悪役じゃない)マーク・ストロング!、がとてもよかったです。
 普通の人ではないけど、典型的な悪役じゃない役もしっかりいけるじゃないか〜。
 『裏切りのサーカス』でも感じたけど、こっち路線の配役が増えるといいなぁ。

  記憶探偵と1.jpg タイッサ・ファーミガってヴェラ・ファーミガの血縁者かしら? なんか雰囲気似てるんですけど、と思って調べてみたら、20歳以上年下の妹らしい! 若いのにあやしい魅力がすでに全開!

 記憶は神殿や宮殿によく例えられるけれど(螺旋階段を持つ図書館として映像化されることもよくある)、夢と違って本来正確なはず。 時間とともに自分の都合のいいように書き替えてしまい、それを事実と本人が思いこめば、“記憶”になってしまうから、記憶はあてにならないものってことになってしまうんだろう。 ジョン自身の記憶が、他人の記憶に潜入するときに障害になってしまうこともあるように。
 映画全体の雰囲気はすごくいいのだが・・・脚本の詰めが甘いのが残念というか、もう一工夫あれば傑作になった作品なのになぁ、もったいない。
 でもこういうの、なんかキライになれないのですよね。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

毎日かあさん 11 息子国外逃亡編/西原理恵子

 ことわざになっているかどうかわからないけど、「他人の子供は成長が早い」というのはよく聞くし、自分の周囲の人たちが親になり始めてからも改めて実感。
 そしてこれを読んでいても、全然知らない人たちなのだが、「大きくなったのね」と実感。
 しかし他人以上に、親というものもまた子供の成長を早く感じるようで。
 全編から「子供が成長しちゃってなんか面白くないぞ!」という著者の気持ちがびしばしと伝わってくる。

   毎日かあさん11.jpg だって、あの息子が海外留学するっていうんだから。

 しかしその留学に至るまでの経緯もまたいろんな意味で急すぎて(タイトルも『息子急』だし)、面白いんだけど、プロ家庭教師3人つけるとか「これってある程度の財力があるから可能なんだよなぁ・・・と複雑な気持ちになってみたり(それはジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの映画『最高の人生の見つけ方』を見たときに感じたジレンマにも似ている)。
 ま、他人の家のことは他人の家、うらやんだり比べたりしても仕方ないんで、最終的に自分が納得できればいいだけのことだが。 公立学校にしか行けない人たちは、そこそこ自力で勉強するしかないよね(と、自分の過去にも言い聞かせ)。
 多分、親としてできることが多ければ多いほど、子供のことを心配していろいろ口を出してしまったり先回りして道を用意してしまったりするのかもしれない。 それでも「自分の事だから自分で決めていいよ」というのが親というものなんでしょうね。
 あたしは親じゃないですけど、同期のEさんが小学生の親で(仕事してるときはまったく意識しないのだけれども)、「男の子を持つ親にしてみれば、『毎日かあさん』にはほんと救われたわ〜」と言っていた。 はい、あたしも、男の子の大変さ、これを読んで知りました。 おかげでバカをやってる男子たちを見ても腹が立たなくなり、いろいろ怒っているお母さんたちを見て「大変だなぁ」と思うようになりました(泣いてる幼児に対して舌打ちするなんて、考えられない)。
 全国のおかあさんたち(そしておとうさんたちも)、おつかれさまです。
 今後はネタも足りなくなってくるかもしれないけど、麦家の息子たちのその後なんかも気になるところです。

posted by かしこん at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月09日

バツイチは恋のはじまり/UN PLAN PARFAIT

 これまた<『最強のふたり』製作チームが贈る>のコピー。
 でも『ハートブレイカー』のパスカル・ショメイユ監督で、ダイアン・クルーガー&ダニー・ブーンがメインのラブコメ、というだけで十分面白そうなんですけどね。

  バツイチは恋のはじまりP.jpg やっと見つけた、私を幸せにしてくれる人。

 代々、最初の結婚に失敗し、二度目の結婚で幸せをつかんできたある女系家族の一員・イザベル(ダイアン・クルーガー)は、長年付き合っていて同居もしている恋人ピエール(ロベール・プラニョル)との間に子供がほしいと感じ、結婚を考える。 しかし一族の女性陣に反対され(というか、ピエールと結婚する前に誰かと結婚して離婚しておけ、とほぼ強制され)、誰でもいいから離婚するための結婚相手を探す旅に出る。 飛行機の中で出会い、印象は最悪だったジャン=イヴ(ダニー・ブーン)にある事情から狙いを定めたイザベルは、どうにかこうにか結婚に持ち込もうとするのだが・・・という話。

  バツイチは恋のはじまり2.jpg ピエールとはほぼ毎日同じスケジュールを10年繰り返している。 スポーツするときはいつもペアルック、お決まりのレストランで注文する料理もいつも一緒。 イザベルは満足そうだが、あたしは無理!
 バツイチにならないといけない呪いとか、設定自体は無茶苦茶なのだが、「まぁ、フランスだし」となんとなく納得(?)できる不思議。 自分の理想の結婚のために他人を巻き込んで結果的に傷つけることになるのに、そんなことは気にせず自分のためだけに邁進してしまうヒロイン像もかなり身勝手きわまりないのに、なんとなくダイアン・クルーガーだとかわいく思えてしまう不思議(やっぱり美人は得か?)。

  バツイチは恋のはじまり3.jpg 旅行ガイドブック編集者であるジャン=イヴを追いかけまくり、とんでもない体験をしまくるイザベル。 非日常は、楽しいぞ。
 マイペースなこだわり屋だけどいい人オーラ全開のダニー・ブーンがやたらキュートで、ピエールくんがハンサムだけど退屈男に見えてくる。
 だからオチは早々にネタバレですが(邦題やポスターイメージでもばればれですが)、俳優陣の熱演が面白く、勢いで押し切ってしまう底力。 しかもリアルタイムストーリー展開ではなく、一族のクリスマスパーティーに来た離婚したての女性をはげますためにイザベルの妹が姉の話をする・・・というちょっとしたひねりもあって、結果的に見てる人も穏やかで温かい気分になれる、というおまけつき。
 エンドロールはNG集になっていて、「あぁ、そういえば『ハートブレイカー』もそうだったかも」と思い出しました。
 ダニー・ブーンはもともとコメディ寄りの人(だからパトリス・ルコントの『ぼくの大切なともだち』みたいなシリアステーマのコメディでもとても光っていた)だけど、ダイアン・クルーガーもコメディいけるじゃん! 今後もコメディエンヌぶりを発揮してもらいたいなぁ。
 こういう系統のフランス映画、今後も期待してます。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月08日

ノーベル物理学賞!

 つい先日、「えっ、今年ももうノーベル賞の季節になったの?」と驚いたばかりだったのに・・・物理学賞を日本人が受賞、のニュースにまた驚いた。
 ネットニュースの写真を見て、見覚えのある方々が・・・特にいちばん見覚えのある人!
 中村修二さんじゃないか!(今はアメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授ですけど)
 あの、青色発光ダイオードの訴訟問題は、一般企業に属する研究員の立場をいろいろと語ってくれるものでした。 結局アメリカに行っちゃったことで勝訴はしたけど会社側とはわだかまりが残ったんだろうなぁ・・・と思ったけど、ノーベル賞獲っちゃったらそのあたりはもう水に流すしかないような。 中村さんのことを今でも悪く言う人もいるけど、企業内の研究者の立場がある程度保証されるようになったというか、契約などしっかりするようになったのは事実。
 赤崎教授はかなり早い段階から理論は発表していたような記憶はあるし、天野教授はずっと共同研究してたはず。 名古屋大学からってところに地方の地道な努力を感じます。
 でも、「ノーベル賞受賞者はひとつの研究に対して3人まで」というルールは、もう時代にそぐわなくなってきてると思うんだけど・・・それを変えないのもまたノーベル賞なんでしょう。
 だけど、「青色発光ダイオードが発明・生産されたらノーベル賞とれる」という噂は本当だったんだな! 結構わかりにくいこれまでの受賞研究内容に対して、今年はマスコミも解説書くの楽だろうな〜。

posted by かしこん at 05:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月07日

台風一過

 今行っている仕事場では、「朝7時の段階で大雨&暴風警報が出ていれば出社に及ばず」という規則があって(まぁ、管理職の方などはそうも言っていられないでしょうけど)。
 前夜、風の音がものすごくてほとんど眠れず。 「会社休みってわかったら寝なおそう」と自分を奮い起こしてみた。
 しかし気象庁のページでは、朝6時39分現在、ということで大雨警報が兵庫県南部から全部はずれて、注意報に格下げ! (暴風警報は継続中)
 あぁ、普通に出社か・・・とがっくり(期待するとロクなことが起きない)。
 しかしあたしの使っている電車が結構大幅に遅れている・・・一時間ぐらい早く家を出るか。
 そして仕事場に行ったら行ったで、なんだか人が超少ないぞ!
 (いや、仕事のスケジュールによってそういう日もあるんですが)
 まぁ、人が少なければ静かだし、定時に帰ってちょっと夕方寝をできればしようと思っていたのだが・・・100ページ以上のパワーポイント渡されて、校正とレイアウト整理、フォント統一の指令が。 スライドショーはカラーだが、資料としてはモノクロ印刷になるという。
 なのにいっぱい色を使わないでください! 資料に反映されません!
 そんなこんなで残業・・・夕方寝の野望、果たせず。
 台風は通り過ぎたはずなのに、帰り道もまだ風が強くて。 でも気温は下がってくれそうな気配はある。

 BSプレミアムで放送のエルキュール・ポワロシリーズ最終作『カーテン』には間に合うも(一応、録画はしてあった)、「ヘイスティングスさん、老けてる! え、ポワロってこんな病気設定だっけ?!」と原作を読んだ記憶を掘り起こしつつ(悲しいことに犯人の名前は覚えているんだな)、「あぁ、そういえばヘイスティングスさんは最初の頃、声は富山敬だったよな・・・」と感慨に浸る。
 なにしろこのシリーズも長いので、そんな様々な感慨に浸っているうちに・・・うとうとと寝てしまった!
 もう一度見始めたのに、また途中で寝てしまった!
 ・・・明日こそ、ちゃんと観よう。

ラベル:ドラマ
posted by かしこん at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月06日

イヴ・サンローラン/YVES SAINT LAURENT

 女性客多し! というかとても込んでるじゃないか、ということにびっくり(あたしが開場時間ぎりぎりに映画館に着いたせいもある)。 メンバーサービスデイなのに、1800円払っている人も結構いた。 しかもそこそこシニアに近い感じの方々。 それだけ、イヴ・サンローラン人気は息が長いということか。
 イヴ・サンローランの天才としての、モード界の貴公子と呼ばれてしまったが故の苦悩も勿論描かれてはいますが、それを見ているあたしは凡人なので、サンローランの生涯のパートナーとなるピエール・ベルジュの苦悩に満ちた愛情の方に共感してしまいました。

  イヴサンローラン映画P.jpg あなたは目撃する。 永遠のエレガンス誕生の瞬間を。

 サンローランがディオールのアトリエに入ったあたりから映画はスタート。 自分のセクシャリティに悩む気配はかなり冒頭から色濃い。
 1953年、クリスチャン・ディオールが亡くなり、巨大メゾンのデザイン面での若き後継者として最初のコレクションは大成功、一躍ファッショ界の寵児に祭り上げられるイヴ。 しかし常に前回を越えなければならないプレッシャーもあり、アルジェリア戦線の兵役に呼ばれたけれど彼の精神は戦場に耐えられるわけもなく。 名門の重圧も彼には苦痛で、ついには自分の名前のブランドを立ち上げる。 そんな彼の傍らには、常にピエール・ベルジェがいた・・・という話。

  イヴサンローラン3.jpg ランウェイの内側でも、オフィスでも、プライベートでも、ピエールはイヴを支え続ける、どんなことがあっても。
 サンローランの最初のディオールコレクションは、「あ、今でも着られる!」という正統派クラシックラインと色褪せないモダンさが同居していて、「ステキ〜」と見とれる(イヴ・サンローラン財団が公式バックアップなので保存されているコレクションをそのまま使ったり、パターンから起こして忠実に作り直した衣装がごっそり)。
 ランウェイの移り変わりも見られて楽しい。 最初の頃はサロンみたいな部屋で、モデルが番号札を持って出てくるという、今では考えられない素朴さである(そういえば前に見たココ・シャネルの映画でもそうだったなぁ)。
 あたしにとってイヴ・サンローランは、ハイヒールの中敷きに書かれたロゴが多分いちばん最初の記憶。 初めて、「わっ、サンローラン、素敵! ほしい!」と思ったのは復刻版のモンドリアン・ルックが紹介されたとき(勿論、買えません)。 サンローラン復調のきっかけがモンドリアン・ルックだったと知って、うれしかったですね。
 かなり早い段階で日本人バイヤーがついていたのも、イヴ・サンローランが日本で人気の理由なのかも。 バブル時代を謳歌した方々にとってとても馴染みのブランドだったのでは(モデルが日本人と中国人の区別もついてない発言がありましたが、イヴ・サンローラン本人は顧客を日本人と認識していたし)。

  イヴサンローラン4.jpg YSLブランド設立についてきた、ディオール時代の仲間たちと。
 たとえば、ベルナール・ブュフェと友人だったの!、といった意外な交遊関係に驚愕。
 ハイファッションはアートだと思っている割に、画家たちと同時代であることがあたしには結び付いていなかった。 年表をつくらないといけないかも・・・。
 それにしても・・・フランス人だからか、芸術家だからか、愛憎劇の激しさがただごとではない。 サンローランの投げる自分勝手で強引だけど絶対的な愛情を受け止めてしまう、ピエールはすごい。 よくイヴを捨てなかった、すごい!、と心から賞賛したい気持ち(それを思えば『海を感じる時』はまだまだエゴがぶつかり合いすぎて未熟度が痛々しい)。
 ピエールには投げ出せない“仕事”もあったからかもしれないけど。
 でも、「今は他の人を愛している。 でも、僕の生涯の相手は君だ」なんて一見身勝手な台詞を受け入れるのは相当の想いがないと無理でしょ。 しかし相手は精神的にあやうい要素を持っているのに麻薬にもへらへら手を出しちゃうし、憎まれ役を買ってでもイヴを現実に引き留めるピエールの度量に憧れました。 でも、イヴにとってはそんなピエールの愛情が重く感じることもあり、あえて彼の気持ちが離れないか確かめるために無茶をしているように感じられるところもあり・・・安息とは程遠い関係だからこそ離れられない、とか?
 映画は1976年の“バレエ・リュス”コレクションをグランドフィナーレ的に扱う。
 そう思えばイヴ・サンローラン本人のデザイナーとしてのピークは長いものではなかったのかもしれない。 でも、歴史に残る一着があれば、デザイナーとしては十分なのかも。
 とてもきらびやかでゴージャスで、けれどとても息苦しい、そんな映画だった。

ラベル:映画館 外国映画
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2014年10月05日

台風、接近中!

 予報通り、台風18号が近付いているようです。
 強い風のせいでドアがガタガタいっている・・・。
 低気圧がぐんぐん迫っているおかげ(?)か、頭が重く、妙に眠い(だからといって熟睡できるわけではないが)。 特にやる気が起きない、何かしようにも集中できない。
 明日の通勤時は結構ひどい天候になりそうなので、どの服を着るか・どのカバンを持つか悩むところだ・・・防水OKのカバンは容量が少ないから、帆布のメッセンジャーバッグを久し振りに引っ張り出そうか、など。
 いっそのこと、朝のうちに大雨警報が出てくれれば仕事は休みになるかもしれないなぁ、と、小学生のようなことを考えてしまっている。

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2014年10月04日

犯罪心理捜査官セバスチャン/M・ヨート&H・ローセンフェルト

 図書館から借りている本などを優先的に通勤時に読んでおりますが、上巻しかまだ来てない、などの理由で読み終われていないのが何冊か。
 そんなこんなをしていると、「あぁ、北欧に戻りたいー」という気持ちになってしまうのが不思議なもの。 最近はヨーロッパ全土にあたし自身の興味が広まっておりますが、北欧、特にスウェーデンはちょっと別格。

  セバスチャン1.jpgセバスチャン2.jpg やはり北欧ミステリにしては群を抜いてポップなイメージの表紙だわ。

 16歳の少年の、めった刺しにされた上に心臓をえぐりだされた死体が発見される。
 地方警察では手に余る事件に、国家刑事警察の殺人特別捜査班がストックホルムから派遣される。 送り込まれたのは4人の敏腕チーム。 しかしその町にはたまたま、かつて心理分析官として捜査に参加したことのあるセバスチャンがいた。 大変利己的な理由で、リーダーのトルケルとの個人的なコネを使い、セバスチャンも捜査に参加することに。
 著者二人がテレビ脚本家出身ということもあり、場面転換がすごく映像的。
 ハンス・ローセンフェルトが手掛けている『ブリッジ シーズン2』にもちらっと同じようなエピソード(?)が出てきて、ちょっと笑ってしまった。
 クセのある捜査官、基本捜査はチームプレイ、関係者それぞれがなんらかの事情を抱えている、など、基本的な流れは『ブリッジ』シリーズと同じ、といえるかも。
 とてつもなく嫌なヤツ、とまわりの人間に思われがちなセバスチャンも、彼の抱える心の傷が地の文で描かれるので、読んでいる側はそこまで嫌悪感を持つに至らず(自分のそばにいたらイヤだろうな、とは思うけど)。 事件関係者だけでなく、捜査陣それぞれにも心の奥に秘密がある、というあたりと、ただの猟奇殺人ではなく合理的な理由があったというまとめ方には好感を持った。
 シリーズ化、絶対しそうな勢いだな・・・むしろこれがドラマ化されそう。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月03日

フライト・ゲーム/NON−STOP

 これまでに何回も書いてますが、リーアム・ニーソンがアクション映画に出る、となると複雑な心境になるあたし(「アクションスターになる気はない」と言って『ダークマン』続編を断ったことあたしはしぶとく覚えている!)。
 しかし飛行機ネタだし、ジュリアン・ムーア出るし、ミステリ要素もあるみたいだし・・・。
 で、結局、観る。

  フライトゲームP.jpg 全てを疑え。

 その日、ニューヨーク発ロンドン行きの旅客機には146人の乗客乗員が搭乗した。 その中の一人が、連邦航空保安官のビル・マークス(リーアム・ニーソン)。 いつものように離陸した飛行機だったが、ビルのもとに1億5千万ドルを指定口座に振り込まなければ20分おきに機内の人間が一人ずつ死ぬことになる、という犯行予告メールがセキュリティがかかっているはずの専用回線を通じて届く。
 いったい、この飛行機で何が起こっているのか?!、という話。

  フライトゲーム1.jpg 受け取ったメール文字が画面に現れるのが『SHERLOCK』っぽいが、違うテイストで処理しているのがスタイリッシュ。
 冒頭から、ビルはかなりくすんでいて精彩がない。 アル中の気配濃厚。 そんなやつに銃と連邦保安官のバッジを持たせること自体結構危険なことであるが、そこはリアーム・ニーソンだから(?)ということで彼をヒーローの側に立たせる。
 “全てを疑え”、ということであればビルも犯人かもしれない、とギリギリまで思わせてほしかったけど、やはりそれは難しいのか<問題はあるけど、とりあえず彼は正しいよ>路線をずっと保持し続ける。 しかし閉鎖空間内では“誰もがあやしい”状況を醸し出さなければ持たないのか、そういう空気は漂わせまくり。
 でも、“あやしい人は誰もいないのに・・・”のほうが、犯人がわかったときの意外性は大きいと思うのだが。

  フライトゲーム3.jpg ジュリアン・ムーア、好きです。
 ジュリアン・ムーアの佇まいは相変わらず独特の雰囲気で、あやしさもありつつ、ビルがいちばんに彼女を信用する説得力も持っており、見ていて大変楽しいです。
 仕掛けが大きければ大きいほど犯人の動機が微妙に感じられることが多いのだが・・・現実だって心から納得のいく動機に出くわすわけもなく、犯罪者の気持ちはわからない、でいいのかもしれない、と最近思うようになってきた。 本編は原題通りノンストップで進むものの、ツッコミどころは結構あるんだよな〜。
 それでも「あぁ、面白かった!」、「盛り上がった!」という感じでエンディングを迎えられるのは、それはそれでよい気持ちです。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする