2014年10月31日

今日は、3冊。

 あぁ、もう10月が終わろうとしている・・・。
 微妙に焦る。 しかも涼しくなり始めたなぁと思えば一気に冷えるし(相変わらず動いたりしている分には暑いのだが、じっとしていると冷えますね)。 服選びにいちばん困る時期。 買うモノ選びにはもっと慎重にならないといけないのだが・・・夏の反動で、今いちばん物欲が刺激される時期でもあります。 衣替えをちゃんとしてから服を買え、という話。

  ロジックパラダイス1412−01.jpeg ロジックパラダイス 2014年12−1月号
 隔月刊のこの雑誌ですが、2ヶ月では全部解き終われないものですね! 別にあたしはプレゼント目当てとかではなく(そういうのはあまり当たらないと自覚しているため)、ただ解くことにヨロコビを感じているわけですが。 でも続けて何冊か買ってきたら、前の前の号(?)の正解が載っていたりして、難しくて途中挫折したやつと一部照らし合わせつつ、また続きを解くことができたり。 それもまた楽し。

  こちら1.jpegこちら2.jpeg こちら郵政省特別配達課1・2/小川一水
 小川一水のライトノベル時代の作品が復刊(というか文庫化?)。
 ハヤカワ文庫に入りだしてから読み始めたあたしとしては、小川一水は好きなんですが、いちいちライトノベル時代の作品まで遡っちゃいられねーよ、なひどい読者ではあるものの、これは<311後の三陸が舞台の特別書き下ろし『暁のリエゾン』収録>とあったので。 それに“お仕事小説”ならば『第六大陸』『復活の地』に通じるものがあるであろうし。
 しかし新潮文庫まで<新潮文庫Nex>というレーベル出しているのね・・・。 ライトノベルの勢い、とどまることを知らないなぁ。

ラベル:新刊
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2014年10月30日

アルゲリッチ 私こそ、音楽!/BLOODY DAUGHTER

 自分の家族を題材にドキュメンタリーにする、というやつ、少し前から目立っているような気がするのですが、それはあたしの単なる勘違いで結構昔からある流れなのでしょうか。
 それはともかく、これもまた<娘から見た母親>を描く、あたかも娘自身のためのセラピーのような映画だった。

  アルゲリッチP.jpg 音楽との関係は、葛藤の連続。 それは、愛と同じ。

 16歳で“生ける伝説”とまで呼ばれ、今も現役の天才ピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。 彼女の三番目の娘であるステファニーがこの映画の監督で、家族だからこその距離感でマルタの姿を収めることに成功しているけど、それこそが家族の特権か。 たとえあまりに一般的ではなさすぎる家族であっても。
 マルタ・アルゲリッチの演奏を映像で、これだけ間近に見たのは初めて。 流れるようで、はじけるような指の動きに、『グランドピアノ 狙われた黒鍵』で天才ピアニストを演じたイライジャ・ウッドに「あぁ、指の動き、結構がんばったね」と思ってしまったことを大反省。 まったく別物でした。 そして気難しそうで気まぐれそうなイメージを一見纏っていながら、フルオーケストラをバックに見事に弾き終えたときの少女のような笑顔とのギャップ。

  アルゲリッチ1.jpg そりゃ、ファンはたまりませんね。

 しかしやはり芸術家にありがちな、娘が3人いるけど全員父親が違うとか、長女は母親と一緒に暮らしたことがないとか、「ピアノ弾きたいな」という幼い娘に「お母さんには絶対かなわないからやめなさい」と父親に本気で反対されたとか、「妊娠中はどうだった?」と大きくなった娘に尋ねられ、「(ピアノの音が)妊婦みたいな音だったわ」とあっさり答える母親とか・・・日本人(というか“あたし”が、か)にはなかなかすんなりスルーできないエピソードの数々。 絶対何かこじらせているのではないかと思う娘たちだが、それなりに母親とうまくやっていて、それぞれ子供を産んだりしている。 勿論、娘たちも大人になったから母親の気持ちも理解できるようになって・・・ということなんだろうけれど、でも納得のいかない部分もあるからこそこの映画ができたんでしょうね。
 「幼い頃、コンサートとは母親を奪われることだった」と監督である三女がナレーションをしていたのが印象的。 子供にとって、親の職業は関係なくて、ただ自分を愛してもらいたいという欲求が勝ってしまうということなのだろう。 そう思えば、子供とはとても貪欲な存在なんだな・・・(でもそれがのちの成長には必要なわけで)。
 あぁ、家族って難しくて恐ろしい。
 “家族”という存在を、すんなりヨロコビや楽しさみたいな肯定的にのみとらえられる人って、すごい。

  アルゲリッチ3.jpg マルタ・アルゲリッチは実は演奏旅行で毎年のように日本に来ているらしい。

 特に彼女はショパンにこだわりがあるようだった。
 ショパン、あたしは有名な曲しか知らないけれど、彼女が弾くピアノ協奏曲をフルで聴いてみたい、と思った。 ショパンだけでなく、マルタ・アルゲリッチが映画の中で奏でる楽曲はどれも素敵だったけど。
 素人は、アーティストには生涯アーティストであることを期待する。 だからアーティストが“一般的な幸せ”を求めてアーティストであることを辞めてしまうのなら、つい非難してしまうだろう。 でもアーティストであり続けるがためにスキャンダラスな私生活を送られたら、それはそれで微妙と思ってしまうところもあり・・・なんて勝手なんでしょう。
 親を選べない子供は、結局のところ適応していくしかない。
 優美なピアノの調べをバックに、そんなことを考えてしまった。

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2014年10月29日

No Sound Without Silence/The Script

 気がついたら、ザ・スクリプトの新作が出てました。
 勿論、輸入盤。 1st.のときの熱狂ぶりというか(いろんなFM局でパワープレイされていたりとか)、しっかり低価格日本盤が出ていたことが懐かしい。

  ザスクリプト05.jpg これで4枚目ですかね。

 イギリスのバンド。 ファーストアルバムが出たのが2008年だから、洋楽アーティストとしては比較的コンスタントにリリースしてくれている感じか。
 ジャンルとしてはポップス&ロックでしょうか。 ファーストではメンバーの好きな・影響を受けたアーティストの踏襲がストレートに出てましたが、2枚目からは昇華に変わり、これもその延長線上のような感じが。 ミディアムテンポの曲がほとんどで、ラップもほぼ姿を消し、“言葉数の多い歌詞”のレベルに落ち着いたようだ。 でもミディアムテンポの曲で人を心地よくさせるのは結構難しいのに(一歩間違うと同じような曲ばかりに聴こえてしまう)、かなり頑張っているといえると思う。
 流行り廃りに関係ない、自分たちの音楽を目指しているように感じるから。
 美しいメロディ、個性的だが正統派のヴォーカル、哲学的要素を含む歌詞。 このあたりがあたしが好きになる・聴き続けるポイントのようです。
 音楽を聴く習慣を少し忘れてたけど(PCでWOWOWメンバーズオンデマンドでドラマや映画をBGM代わりにしていた)、ちゃんとプレーヤーにかけてイヤフォンをして、聴くのはやっぱりいいな。

ラベル:洋楽
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2014年10月28日

薄着を注意されました

 仕事場にて、新しい場所ではいつもそうなのだが、あたしの「寒い」基準がこっちの人と違うので、「薄着過ぎやない?」と心配されることが再三ある(先日の女子会でもあたし一人だけ上着をはおっていなかったということもあり、しかしあたしとしてはストールを首に巻いていたので十分だったのだ)。
 というわけで夕方の仕事場にて、「ちょっと、近畿地方、今日木枯らし一号が吹いたって! 一気に気温下がるみたいだから、明日から上着なんか着てきた方がいいよ!」と注意というか心配していただいてしまいました。
 個人的には、快適温度は14℃〜16℃くらいなんですが・・・。
 帰り道、さすがに風が強くてダブルガーゼのストールをしっかり首に巻いたけど、電車に乗ったら暑い・・・。 あぁもう、服選びは難しいなぁ。
 しかしこれ以上心配をおかけするのも心苦しいので、何かはおるものを準備するかと思ったものの、コート的なものを着るのは早いし(しかもちゃんとしたコート持ってないし)、プルオーバーの出番はまだ先かと思って洗ってないし。 そんなわけで、ジップアップパーカ(裏地なし)でとりあえず行ってみよう、と明日の服選び完了。
 むしろデスクワークで座りっぱなしの仕事故、結果的に冷える可能性のほうが高いんですけどね。 “寒さ”と“冷え”は違うのだとこっちに来て知ったよ(北海道ほどではないが、北東北も外は寒いけど部屋の中は暖かいからあまり“冷え”をためたことがなかったと思う。 若かったせいもあるであろうが。 むしろこっちにいる方が家の中では厚着)。
 中がふかふかであったかいローファー、買おうかな・・・あぁ、またお金がなくなる。

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2014年10月27日

ファーナス 訣別の朝/OUT OF THE FURNACE

 チラシや予告を見て、「おぉ、豪華キャスト!」とあたしは盛り上がったものの、同じように感じる人は少なかったのか、映画館のその時間には他に客がいなかった・・・な、なんで。 確かに救いのない、重苦しい話ではあるけどさ。 オープニングから理不尽な暴力が横行していることが示唆されているし。

  ファーナスP.jpg 運命を撃ち破る。

 舞台はペンシルバニア州の田舎町ブラドック。 町を支える唯一の産業は古びた鉄鋼所(“ファーナス”は“溶鉱炉”の意)で、男たちはそこで働くか、外へ出ようともがいてドロップアウトするかどちらか、みたいな閉塞感が漂っている。
 この町で生まれ育ったラッセル(クリスチャン・ベイル)は当然のように鉄鋼所で働き、老いた父の世話をしている。 弟ロドニー(ケイシー・アフレック)はイラク戦争から戻ってきたが、トラウマ故に日常生活が送れずに酒びたり。 ラッセルはどうにか弟を助けたいと願うものの、何もできないままある日、予想外の事件が起きて・・・という話。
 冒頭から理不尽な暴力が、と書いたが、この映画で描かれるのは「物事が常によくない方向へ進む」というすさまじい一例というか、それだからこその緊張感がこっちを息苦しくさせるのである。 華やかなのは都市部だけで、アメリカの地方は今も西部劇の時代と同じ感覚が息づいている?
 半ばあたりで酒場で流れているニュースが「オバマを大統領に」と言っているシーンがあるのだが、外国から見たらアメリカはいい方向に変化するのでは?という期待に満ちていたように思うあの時期ですらも、アメリカ国内の田舎ではまったく何も変わらなかったのだという恐るべきむなしさに襲われた。 地方は疲弊しているのだ、どこの国でも、ずーっと。

  ファーナス4.jpg ケーシー・アフレック、ベン・アフレックとあまり似てないと思っていたけど、斜め下から見る後ろ姿から横顔あたりの角度がすごく似てました。 でもこの映画での兄役はクリスチャン・ベイルで正解。

 死にかけた父を見守り、弟を陰ながら助け、酒場の主で金貸し(ウィレム・デフォー)から遠ざけようとした結果がラッセルの人生を狂わせ、恋人(ゾーイ・サルダナ)も失う。 そして彼がいない時期に弟は更に危険な坂を自ら進んで転げ落ちており、もう後には引けない状態に。 なるべくしてなった、ともいえるのだが、そこに行くまでに何か手はなかったのか・・・と考えずにはいられなかった。 理不尽な暴力の代表としての存在ウディ・ハレルソンと、警官なのにぱっとしない(ある意味、役立たずというか・・・)フォレスト・ウィテカーの無力さがラッセルをより孤独に、絶望に追い込んでいくのだが。

  ファーナス6.jpg 陰の主役ともいえる鉄鋼所。

 テーマソングはパール・ジャム“Release”というあたりに、ラッセルの生き方・選択を肯定する流れを感じてしまい、「アメリカ人、こういうの大好きなんだな・・・」と思ってしまった(製作総指揮にはレオナルド・ディカプリオやリドリー・スコットが名を連ねています)。
 つきつめれば所謂<ヴィジランテ映画>なので、その気持ちはあたしもとてもよくわかるのですが、復讐したとてまったく爽快感がない・・・勿論それは“正しい”のですが・・・あぁ、救いがない。
 しかしそれ故、出演者の気合の入りようというか演技面は素晴らしく見ごたえが。
 でもすごく、見終わって疲れを感じたのも確かなのだった。

ラベル:映画館 外国映画
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2014年10月26日

今日は4冊。

 あぁ、気づけばもう10月も最終週になってしまう。
 また今年も10月を満喫できないままに過ぎていくのだろうか・・・(何をもって「満喫した」となるのかはまた難しいところであるが)。

  ゴリアテ.jpeg ゴリアテ ロリスと電磁兵器/スコット・ウエスターフェルド
 スチームパンク<『リヴァイアサン』三部作>の完結編。 いつにもましてイラストが多いような・・・それだけイラストレーターとの共同作業、ということなのかもしれません。 お互いがお互いに影響を与える感じで。

  7人目の子1.jpeg7人目の子2.jpeg 7人目の子/エーリク・ヴァレア
 ガラスの鍵賞受賞作、ということで。 デンマークのある孤児院から始まる物語を、孤児院出身の作者が書いたという、「もしかしてデンマークという国の暗部まで描いちゃう話?」と期待しつつ戦慄も期待。 帯には<『ミレニアム』・『特捜部Q』の読者必読!>とありますし、そういう傾向ってことよね!

  サザーンリーチ1全滅領域.jpeg 全滅領域<サザーン・リーチ1>/ジェフ・ヴァンダミア
 <サザーン・リーチ・トリロジー>と表紙にうっすら。 また三部作ですか!
 “突如として世界に出現した謎の領域〈エリアX〉。 そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。”という紹介文。 解説を柳下毅一郎さんが書いているということも、「なんかこいつはちょっと違いますよ」と言っているようで・・・マイクル・クライトン的かと思いきやバラード的なのか? SFも極まれば純文学に近付くというあっち系か?
 難解かもしれないけれど、チャレンジしたいと思います。

ラベル:新刊
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2014年10月25日

K2 初登頂の真実/K2-LA MONTAGNA DEGLI ITALIANI

 引き続き山モノ。 こちらはドキュメンタリーではなく、“事実に即した物語”のほう。
 チラシ類がまったく見つけられず、映画館HP情報だけを頼りに出かけていくと、イタリア映画だった。
 世界第2位の高さを持つK2だが、その登頂難易度はエヴェレストよりはるかに上。 1954年まで頂上に立った者はいなかった。 第二次世界大戦後の痛手を引きずっていたイタリアは、国威高揚のためという理由でK2初登頂を強い意志で目指すアルディト・デジオに説得され、許可を出す。 デジオは国中から志望者を募り、厳しい訓練でふるい落とし、最終的に選ばれたメンバーでK2アタックを試みる(パキスタン側ともそれなりに話をつけているやり手である)。
 K2は「ケーツー」と読まれることが多いが、イタリア語発音「カッパドゥエ」の響きのほうが味がある気がした。

  K2−P.jpg 名誉と引き換えに、男は何を犠牲にしたのか?

 またしても画面が小さいぞ・・・と思ったが、当時のニュース映像や登山中に回していたフィルムを一部流用しているせいであろう。 もしかして、ほんとにK2まで行って撮影したんですか!?というハラハラ画面が見どころ(まぁ、それを期待してこっちも見に行ってるわけですが)。
 参加希望者を前にK2について語るデジオ博士、「(頂上に行く過程で)傾斜100%、700m」って・・・それ、山じゃないよ、壁だよ!
 訓練エピソードから、ライバル心が仲間意識に変わっていく過程がなかなか面白かった(なんてったってイタリア人だからさ、ノリがラテン系でよろしい)。 ドイツ映画だったら多分入れないだろう隊員たちの恋愛エピソードなどもしっかり織り交ぜてあり、「あぁ、イタリアだなぁ」と。 そうなると厳格なデジオ隊長がドイツ人みたいに見えてくる不思議。

  K2−4.jpg 隊員たちを区別しやすくするためか、色とりどりのヤッケを着ています。
 その当時はこんな鮮やかな色はなかったのでは・・・(実際、当時のフィルムではみなさん薄汚れたネズミ色みたいなの着ている)、でもそんなこと言っては野暮ですよね。
 隊員たちは若者が多いし、「国威高揚!」というわかりやすい目標を掲げているし、そのあたりはあたしが知りたい「何故、命をかけてまで登るのか」の理由にはあまり近づいてはくれなかったのだけれど、個人プレーとチームプレーの境目というか、「国の名誉と個人の名誉、どっちを優先するか」的な、団体行動の上に成り立った成功の果てにあった裏切りについて多くを割かれる(どちらかといえばこれがテーマだったようだ)。

  K2−3.jpg 赤いヤッケの彼がボナッティ(マルコ・ボッチ)。
 チーム最年少で、訓練当初はあまりにあまりな甘ったれであったが、体力を鍛えるとともに精神力も付き、現場に来ていちばん成長したかな。 だから彼はどんどん頼りにされ、頂上アタックを最初に任されたベテラン・コンパニョーニ(マッシモ・ポッジョ)は、ボナッティに追い越されると恐れを感じるようになる。
 結局のところ、K2初登頂を可能にしたのはイタリア隊なのだから、そのメンバーでいたことだけでは十分ではないのか。 科学者の世界と一緒で、一番乗りにならなければ名前は残らないのか。 初登頂した個人の、自分の名前を残したかったのか。
 あぁ・・・山といっても“名誉欲”が絡んだら・・・下界と同じじゃないか。
 初登頂の事実を美談で覆い隠してしまったため、ボナッティのしたことは正当な評価を得られず、それに対してずっと裁判を起こしていて、比較的最近それに勝訴したので、ボナッティの主張内容をこの映画で描いた、ということらしい。
 あぁ、歴史ですなぁ。

  K2−1.jpg ここまで来て、悪魔のささやきが・・・。
 デスゾーンでビバークして、そのあと無事に下山できるというだけでもすごいクライマーだと思うのだが・・・(凍傷で指を結構なくしたらしい)。 その後は単独行スタイルに転向、と聞けば、彼がどれだけ裏切りに傷ついたのかわかるし、だからこその真実の証明が大事だったというのもわかるけど・・・そっちにドラマの重心を置いたがために、K2のそもそもの恐ろしさがあまり伝わってこなかったような・・・両方求めるのは、贅沢なのかな?
 とりあえず、今後は<登山史>というやつにも目を向けていこう!、と決意。

ラベル:外国映画 映画館
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2014年10月24日

スパークリング100%ぶどうジュースで、酔う。

 今の仕事場で、隣の部署の方から、女子会に誘われまして行ってきました。
 場所は岡本、フレンチ&イタリアンなお気楽な雰囲気のレストラン。 集まったのは6名。 幹事さん含めめちゃめちゃ飲む方がいるので、普通に<飲み放題コース>だった・・・。
 しかしお酒を飲めない人もいるので、当然ソフトドリンクも含む。 あたしはそのコースのウリだという“スパークリング100%ぶどうジュース”を頼んでみた。
 アルコールゼロだというが・・・白のスパークリングワインみたいな色なんですけど!
 飲めばさすがに果汁100%の味だけど・・・でもほんとにアルコールゼロ? 実は0.2%とかあるんじゃないの?、という感じで、あたしは少々酔ったかも・・・。
 お料理もおいしかったし、会社の内部事情など意外な事実を初めて知ったり、まぁ、楽しかったのであります。
 しかしあたしは「真面目で穏やかな人」と思われていたらしく、「実は面白くて真顔で毒舌の人だったのね!」と一部の人に驚かれる。 同期のEさんが補足説明までしてくれた。 やっぱり何か同じ仕事を一緒に取り組むとか、そういうことがないと本質的な性格の近いところを知るためにはおしゃべりをするのがいちばん、ということなのかもしれない。
 でもスパークリング100%ぶどうジュースは、おいしかったです。

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2014年10月23日

シナモンロールは追跡する/ジョアン・フルーク

 お菓子探偵・ハンナシリーズももう15弾。 これの新作が出ると、更に『相棒』の新シリーズが始まると、「あぁ、10月だなぁ」と実感するもはや風物詩。
 シナモンが苦手なあたしはシナモンロールのおいしさがわからないけれど、今回はものすごくレシピが充実! シンコ・デ・ココア・クッキー(チョコレート・アボカド・クッキー)が気になる! ピューレ状にしたアボカドを加えているらしい。 どんなんだか食べてみたいなぁ(が、本に載っているレシピはハンナが店でつくるためのものだから、4〜5ダース単位になっているという・・・)。

  ハンナ15.jpeg 相変わらず、かわいいのかそうじゃないのかわからない絵・・・。

 今回のレイク・エデンは4月。 町のホテル<レイク・エデン・イン>で行われるジャズフェスティバルの前日、ハンナはホテルにシナモンロールを10ダース配達している途中であやうく玉突き事故に巻き込まれそうに。 ジャズフェスティバルに出演する人気バンド“シナモンロール・シックス”のツアーバスが横転したのが事故のきっかけで、多くのけが人がレイク・エデン記念病院に運ばれることに。 バンドのキーボード担当のバディは手首を骨折したかもしれないと治療を受けるが、トリアージの混乱の中、バディが手術用のはさみでめった刺しにされて死んでいるのが発見される。
 久し振りに(?)、冒頭の早い段階から事件が発生、犯人がわかるのはギリギリ最後、という初期の頃の作品のパターンに戻った感じ。
 それは前作ラストで判明した衝撃の出来事をぼやかすためか?
 いやー、前作のノーマンにはがっかりしたけど、今作でまたイメージアップ(こうやってやきもきしてしまうのがすっかりシリーズにはまっている証拠なのだが)。
 どんなにハンサムでセクシーでも横柄さを捨てられそうにないマイクよりは、やっぱりノーマンのほうが人としていいって!、と推していたあたし(とシリーズ愛読者の大勢)としては、やっとハンナは自分の気持ちがわかったかとほっとするが・・・シリーズはまだまだ続くようなので、そう簡単にまとまりそうになさそうだ。 このへんもまた、海外ドラマの長いシーズンを見ているような気持ち。
 ではこの続きは、また来年の10月に!

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2014年10月22日

アンナプルナ南壁 7400mの男たち/PURA VIDA

 ドキュメンタリー、続いています。 山モノも、また。
 今回の舞台はヒマラヤ山系のアンナプルナ。 2008年5月に起こった、山頂へ向かう途中に高山病で倒れた高名な登山家を救出しようとしたサミッターたち12人の行動と、その後にそのときを振り返るインタビューで構成。 リアルタイムの映像が結構残っているのが、さすが最近の出来事って感じ(登頂した証明として自撮りしている方々が多いのであろう)。

  アンナプルナ南壁P.jpg 一人の男を救うために、世界10ヵ国の登山家が集結した。
     “生きること”を感じる、感動のドキュメンタリー!

 アンナプルナは8000m峰としてはわりとギリギリの8,091m(世界で第10位)。
 なのに別名“キラーマウンテン”と呼ばれるほど死亡率が高い(10人中4人の割合で死んでいるらしい。 実際、最近も雪崩で多くの人が亡くなりましたよね・・・)のは、東西50kmにもわたる連峰で山頂へのルートはほぼ壁、雪崩が発生しやすい構造でもあるため。 エベレストを何回も登頂している人でもアンナプルナには歯が立たないなど、難易度的には最高峰といわれる山。 なんでそんなところに登りたいんですかね・・・ということで、いつもの動機により鑑賞。

  アンナプルナ南壁1.jpg こんなところを登るなんて・・・想像するだけで眩暈が。

 スペインのベテラン登山家イナキは、アンナプルナへのアタックの途中、7400mあたりで高山病の兆候を示す。 同行者のホリアがベースキャンプにSOSを出し、ベースキャンプからイナキ救出作戦依頼がネパールのツアーガイドに入り、たまたまアンナプルナ周辺にいたサミッターたち12人がそれぞれの登山計画を打ち捨てて、勿論ノーギャラでイナキの救出に向かうのであった。
 サミッター(8000m峰以上の山を主に狙う人)たちは全体数がそれほど多くないせいか、友人だったり、知り合いだったり、顔見知りだったりする。 そして山の上では何が起こるかわからないとわかっているからか、とるものもとりあえず駆け付ける。 でも本人たちは当然のことをしていると思っている。 あとからあの事故を振り返るインタビューでは、自然体あふれる名言が満載で、「なんで山なんか登っちゃうんですか?」というあたしの失礼すぎる疑問になんとなくの答えをくれたように思う。

  アンナプルナ南壁4.jpg 普通の人だけど、求道者の本質が。

 彼らは山に登ることが特別だ、とは思っていない。 あくまで日常生活の一部で、人生の全部ではない、と淡々と語る人が多い。 でも結果的には些細な日常の一部で命を落とす可能性もあるわけで・・・でもそれは、山登りをしない人が事故にあったり、いきなり心臓発作を起こして倒れたりするのと一緒、と思っているってこと?
 それはつまり・・・あたしにとって本を読むことや映画を見ることと、彼らの“山登り”は同じような存在なのか!、と、ある意味、カルチャーショック(いや、同じ次元で話していい話題ではないことはわかってはいるのだが)。 今の本を読んだら次の本を読む。 別に多大な決心のもと本選びをしているわけではなく(その時々の気分で左右されることはあるが)、あくまで本を読むのはあたしの生活の一部というか習慣というか、やってて当たり前のこと。 彼らにとっても、そういうことなのか・・・。
 なんだかこれまで登山関係の本をいろいろと読み漁ったり関連する映画を見倒したりしてきましたが、初めて心から腑に落ちた、という気がしました。 勿論、彼らのほうがずっと人格的にずっと高潔ですけどね。

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2014年10月21日

想像ラジオ/いとうせいこう

 今更ですが、『想像ラジオ』をやっと読み終える。
 読み始めたら3日もかからなかった(しかもほぼ通勤時間のみ)。 でも、実際に手にとってページを開くまでには(そして内容を読み始めるまでには)約1年と7ヶ月ほどかかってしまった。
 ずっと、この内容に向き合う勇気がなかった。 でも読み始めてみたら、驚くほどスムーズに中身が入ってきた。 テーマのせいだけではなく、いとうせいこうの“小説”としてはこれまでのどの作品よりもわかりやすい。 それだけ、著者としては多くの人に読んでもらいたかったのだろうし、あえて難解さに行かなかったのが彼なりの覚悟のように感じられた(芥川賞の選考会である審査委員に「いとうせいこうともあろう者が」と言われてしまったようだが、このわかりやすさは読者への迎合ではないとあたしは思う)。

  想像ラジオ文庫.jpeg 文庫になったら解説がつくだろうか。 でもこれにはつかない方がいい気がする。

 第三章の終わりが、ひときわ鳥肌ものでした。
 第四章で、相変わらずメタ性構造好きだなぁ、とニヤリとしたけれど、そしてそれがラストに美しく繋がることにしみじみしたけれど、やはりあたしの中のピークは第三章のラストだったので、いささか冗長感は禁じえず。 もうちょっと刈り込んでもよかったような気もするが・・・でも、読者が“想像ラジオ”について自分なりに消化していくためには、この長さ(といっても300ページくらいだが)と一見無駄なおしゃべりは必要だったのかも。
 エッセイストとしてのいとうせいこうはずっと好きで、それはシティボーイズライヴに出る彼と同一線上にいた。 でも小説家としてのいとうせいこうはまた別の次元に存在していて、難解さに額にしわがよりそうになるけど、ある瞬間はっと何かが見えるときにぶつかるのが爽快で、好きだった。
 しばらくずっと音楽の方に行ってたけど、小説家の彼が帰って来たんだな。
 それはうれしいことだけど、きっかけが311だというのは・・・複雑な心境。
 しかし好むとも好まざるとも、311後の世界をあたしたちは生きなくてはならない。
 4度目の冬はもうすぐそこまで近づいているのに、変わらない現実は存在する。
 そしてあたしはこれからもずっと、「体験しなかった罪悪感」を引きずり続けるのだろう。
 それでも何ができるのかを“想像”しながら。

ラベル:国内文学
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2014年10月20日

また西宮にやられた!

 映画『誰よりも狙われた男』の上映時間を調べようとして、気づく。
 もしかして・・・と思ってはいたが(どこでもチラシを見た記憶がないので)、神戸市内で上映がない!!、という事実に愕然とする。
 兵庫県で唯一の上映館は、西宮ガーデンズのTOHOシネマズだけだった・・・。
 あぁ、また、負けた。
 西宮まで行くか、新開地の二番館どちらかに来てくれるのを待つか・・・悩むところだ。
 別に西宮まで行ってもいいんだけどさ・・・なんか悔しくて。

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2014年10月19日

妻の沈黙/A・S・A・ハリスン

 夫婦やら家族の形は人それぞれ、“普通”という決まった形のものはない、ということはなんとなくわかってきたつもりですが、それでも他の人の話を聞いて「ほぅ」・「なんかすごいですね」と思ってしまうこともあり、これってやはり自分の家族とか、世間一般に流布する“なんとなくこれが普通”のイメージに自分が左右されてしまっているからだろうか。
 そしてこれもまた、世の中にごく普通にいそうな夫妻の物語。

  妻の沈黙.jpg 妻が黙るって、いちばん怖い気がするが・・・。

 不動産開発で成功している夫のトッドと、家事を完璧にこなしつつセラピストとしても働く妻のジョディ。 結婚生活は20年以上続いていて、その生活はこれからも続いていくものだとお互いが(特にジョディは強く)思っていたが、トッドの浮気相手(しかもトッドの幼馴染の娘!)が妊娠したことで二人の生活は大きく変わり始めて・・・という話。
 ジョディ視点・トッド視点で章が交互に進むので、二人の心理というかそのとき感じていることがこちらには手に取るようにわかるのだが、特にトッドはそのとき思ったことがのちの行動に反映されないことが多く、「あぁ、これが男のダメさってやつね」としみじみ。 そしてジョディに至ってはセラピストなのに自分の気持ちにあえて蓋をすることでなかったことにする態度を貫き、それがすごく怖いです・・・。
 特に大きな事件が起こるわけでもないのに、心理描写だけで読ませてしまうのは、やはりどこにでもいそうな“ごく普通の夫妻”に起こりうる出来事、だからでしょうか。
 あ、帯の<あと数カ月で、彼女は殺人者になる。>については、彼女が殺すのはトッドだと思っていたけれど、途中で誰を殺すのかわからなくなったのが大変スリリングでした。
 そんなわけでギリアン・フリンの『ゴーン・ガール』のほうが仕掛けが派手で映画向きであるのに対して(実際、デヴィッド・フィンチャー監督で12月日本公開です)、『妻の沈黙』は文字通り地味で静かながら奥行きがあり、じっくり描けるテレビドラマ向きといえるかも。

ラベル:海外ミステリ
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2014年10月18日

リスボンに誘われて/NIGHT TRAIN TO LISBON

 ジェレミー・アイアンズ、好きです。
 あたし的には『ダメージ』で全裸で螺旋階段を全速力で駆け降りる場面、『戦慄の絆』の静かな背徳など、狂気と正気の境目をあやうく歩いているようなイメージが似合う役者。 でもだんだんお年を召してきて、いい人っぽい役も増えてきましたけど、こっちはどっち?、と思って確認にきました。
 まず舞台はスイス、それからリスボン(ポルトガル)へと移るけれど、全編主要な台詞は英語。 なんとなく違和感・・・。 勿論、現地語を話す人々も出てはくるが、メインキャラではない。 ヨーロッパ各国の代表的な俳優が出演、という豪華さは勿論あるが、英語か・・・。

  リスボンに誘われてP.jpg ページをめくるたびに、人生が色鮮やかに輝いていく。

 スイス・ベルンの高校で古典文献学を教えているライムント(ジェレミー・アイアンズ)は孤独で毎日同じような生活を続けているが、特にそれに不満などを感じていなかった。 ただただ淡々と繰り返される日々。 が、ある日、通勤途中の橋で川に身を投げようとしている女性を目撃、あわてて助けるが、彼女は赤いコートを残して姿を消す。 そのコートのポケットの中に一冊の本を見つけたライムントは、その内容に1ページ目から魅了され、著者であるアマデウ(ジャック・ヒューストン)に会いたくなってリスボンへの夜行列車に飛び乗ってしまう・・・という話。
 原題は“NIGHT TRAIN TO LISBON”、邦訳の原作本も『リスボンへの夜行列車』なので、『リスボンに誘われて』というタイトルがすんなり出てこず。 「あれ、『リスボンに魅せられて』だっけ?」と見に行く当日でも混乱。 シネ・リーブル神戸のカウンターにある<本日上映表>を見ながらチケットをお願いするという事態。 思い込みが激しいとこういうことになる。

  リスボンに誘われて3.jpg そもそもチケットも本に挟まってたものだし。
 しかし、いざ動き出したライムントの思い込み(?)もなかなか激しい。 アマデウの家を訪ねたり、彼がもう生きていないと知ると関係者に次々会って、更に彼の素顔を追いかける。
 アマデウの手記が書かれていたのは1970年代。 ポルトガルでも独裁政権が大手を振って歩いていた、と知るのは「ポルトガル、お前もか〜」と思うと同時に、自分の世界史(特に近現代史)の知識のなさに毎度のことながら愕然とする。 でもその時代の描写はどこかで見たことがある感じ。 結局、どこの国でも圧政下の人々の生活というものは同じようなものになってしまうということか。

  リスボンに誘われて5.jpg 今のリスボンはこんなにも美しいのに。
 だがアマデウへの理解が深まるにつれライムントも、どんどん変化していく。 くすんだ服しか着ていなかったのに、現地でお洒落なシャツなど買ってしまうほど。 冒頭の冴えない風情のライムントでもあふれ出る知性の持ち主だと一目でわかってしまったけれど、外見も更にこざっぱりしてしまったらすっかりかっこいいじゃないか!
 シャーロット・ランプリング、クリストファー・リー、ブルーノ・ガンツと大物が続々と出演する中、メラニー・ロランがファム・ファタルとしてとても印象に残る重要な役を。 彼女がいかに期待されているか、それに応えられる実力をつけてきているか、ということが感じられた。
 なんとも全体的に完成度の高い映画で、文句のつけようがないですよ。
 この感じは『瞳の奥の秘密』(アルゼンチン映画)を見たときの感じに近いくらい。 ただあっちは重たくて何日も引きずったけれど、こっちはなんだか穏やかな気持ちになって、自然と微笑んでしまう内容で(でもそれはラストシーンの効果なんだけど)。
 さすがビレ・アウグスト、巨匠と呼ばれるだけのことはあるね! でも『愛と精霊の家』では結構手ひどく打ちのめされましたけどね、あたし。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月17日

今日は4冊。

 このところネット接続の調子が悪く、ログインできなかったことをお詫びします。
 でも原因は不明で、いつの間にか直った(?)感じだし・・・今後いきなり何が起こるかわからないなぁ、と少々不安。
 そしてあたしもくしゃみと鼻水が急に止まらなくなってみたり。 別に熱はないし喉も痛くないので、あぁ、秋の雑草花粉のせいかも・・・。

  グイン134.jpeg 売国妃シルビア<グイン・サーガ134>/宵野ゆめ
 新しいグインシリーズ(続編プロジェクト)、買うことにしたのはいいのですが、実はまだ1ページも手をつけていないという・・・。 新シリーズ4冊目になって初めて、「あ、巻頭のカラー口絵がない」ということに気がついた。 本編中のカットもない様子。 電子書籍化を視野に入れての対応なのかもしれないけれど、数年前からトールサイズを採用しているハヤカワ文庫が、長く続いているこのシリーズは従来通りのサイズで刊行していることは評価できると思う(ローダンシリーズとかもそうなのかな?)。 本棚での並びを考えてくれているのかしら。

  5のゲーム.jpeg <5>のゲーム/ウルズラ・ポツナンスキ
 最近、ぱっと見て声に出して読めない作家が増えてきた・・・というのは、あたしが長いカタカナに弱いということではなく、多国籍の作品が翻訳されているという多様性の現れである、と思う。 「翻訳ものは売れない」と言われ続けておりますが、多様性こそ進化の必須事項。 早川書房と東京創元社には引き続きがんばってほしいです(ま、だから気になるやつは買ってしまうのですが)。
 ちなみにこれはオーストリアのミステリ。

  中町信 暗闇の殺意.jpeg 暗闇の殺意 本格ミステリー集/中町信
 えっ、中町信の短編集が出てるの?! それも光文社文庫から。 ノーマークだった!
 気づいたのは、新刊コーナーにこれがあったから。

  中町信 偽りの殺意.jpeg 偽りの殺意 本格ミステリー集/中町信
 これを見て、「えっ!」となって手に取ったら、帯裏に「もう一冊すでに出てますよ」な告知あり。 光文社文庫コーナーに走って行って、発見。
 東京創元社以外から出るとは思ってなかったので、盲点だった・・・。 でもかつてのノベルズ版時代は光文社からも出していたのだろうし、中町信再評価ブームに乗っかって『○○の殺意』とタイトルをつけるのも、単行本未収録作品を世に出してくれるなら文句はありません。 でもほんとに、びっくりした。 新刊を全部チェックするのって難しいわ・・・。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする