2014年08月30日

宇宙兄弟#0(ナンバー・ゼロ)

 『宇宙兄弟』はずっとマンガを読んできたので、実写映画化された際には腹が立ったものだった(ムッタは大泉洋だろ!、JAXAの最終試験までをドラマの1クールで描くぐらいじゃないと時間的に無理だって!)。 後日、WOWOWで見た実写版『宇宙兄弟』は小栗旬は思いのほかがんばっていたものの、やはり内容は詰め込みすぎ・省略しすぎと思えるものだった。
 アニメ版は深夜にやっていたときは見ていて、ほぼ原作と同じように進む展開に安心していられた(思わず続きをマンガでまた読んでしまうほど)。 しかもムッタの声が平田広明じゃ文句は言えない。 そんなわけで原作者・小山宙哉が脚本を書き下ろしたオリジナル劇場版ということで、観に来た。

  宇宙兄弟#0−P.jpg あの日、夢が、落ちた。 勇気を、もう一度、打ち上げろ。

 『#0』というタイトルから、南波兄弟の子供時代とエディ&ブライアン・J兄弟の話がメインだと思っていた。 実際、少年時代のエピソードもあるが、原作では描かれてはいなかった日々人の宇宙飛行士になるまでのNASAでの順風満帆そうだった日々に実は葛藤があったり、六太のサラリーマン時代が描かれていたりして、なんだか得した気分になった。

  宇宙兄弟#0ー1.jpg ブライアン!
 それにしてもエディ・Jが有本欽隆、ブライアン・Jが大塚明夫という布陣がかっこよすぎて見ていてくらくらした。
 ただ、アニメーション映画的には残念なレベルの作画も一部見受けられ(特に前半)、ジブリやピクサー、ディズニーとは比べちゃいけないのだろうけれど、さみしくなる。
 しかし内容はうまくまとまっている。 マンガを描くという過程にはシナリオ作りに似た側面があるから、初脚本といえども不慣れなところはまったくなく、世界観も崩れるわけないから、アニメはしばらく見ていなかったけど抵抗なくすんなり映画に入っていけた。
 アポがどこから来たかなど、小ネタもいろいろ。 「ファン必見!」ってこういうことを言うのね、と納得。 何ヶ所か、ちょっとウルウルしてしまったし。

  宇宙兄弟#0ー3.jpg 勇気のポーズ!
 南波兄弟の少年時代のお約束<勇気のポーズ>を引き出す自動車販売のお豆腐屋さん、台詞は少ないが声に妙な親しみというか聞き慣れ感があって、誰だかわからないけれど、まぁ、聞き覚えのある声優さんなんだろうな、と一瞬思ったんだけど、エンドロール見て絶句。 さだまさしだった!
 ・・・音楽担当が渡辺俊幸だという縁でしょうか(ちょっと調べたら、お豆腐屋さんの40秒ほどのBGMを依頼されたのだが、普通の一曲として完成してしまい、9月10日発売のさだまさしニューアルバムに収録されているらしい。 このことがなかったらアルバム出ること気づかないままだったよ)。
 そんなわけで感動は一瞬ぶっ飛んでしまったのだが・・・また原作を最初から読みたくなってしまったのだった。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする