2014年06月25日

マンデラ 自由への長い道/MANDELA:LONG WALK TO FREEDO



 ああっ、タイトル切れた!



 『マンデラ 自由への長い道/MANDELA:LONG WALK TO FREEDOM』です。



 長い道、ってどこから始めるんだろ、と思ったら少年時代からだった。 部族出身で、



大人への通過儀礼の後、大都市へ出て弁護士になるところまでが導入部。 ここまでで



相当な苦労があるだろうに、そこは描かずにあっさり(しかし、弁護士なのに法廷で白人の



証人から無視されることも日常茶飯事。 当時の白人の優越感っていったいどんな根拠が



あるんだろう?)。



   その死を悼むだけでは、あなたの世界は変わらない。



 南アフリカ共和国で弁護士として働いていたネルソン・マンデラ(イドリス・エルバ)は、



ある日アフリカ民族会議(ANC)という黒人差別に反対する組織に誘われる。 はじめは



乗り気ではなかった彼だが、差別へ偏見が歴然と存在する事実を前に次第に黙って



いられなくなり、反アパルトヘイト運動にのめり込んでいく。



 ヒーローを描く映画ではなく、<人間:ネルソン・マンデラ>をリアルに描きたいという



意図なのか、結婚して家族もいるのに浮気三昧だったり、活動に熱中するあまり家庭を



顧みなかったりと、結構ひどい一面も。 でも、二番目の妻となる女性ウィニーとの部族の



民族衣装での結婚式は、とても美しかった。



   ウィニー(ナオミ・ハリス)とのラブロマンスが

          結構しっかり描かれていたりして。



 投獄されてからを中心にした映画、大統領になってからの映画もあるので、投獄される



前までを中心に取り上げるのかと思ったら、どの時期も均等に取り上げます! え、間に



合うのかと思っていたら、なんと上映時間は2時間40分だったのである!



 マンデラの主張はキング牧師に通じるところがある。 非暴力を提唱してたし、バス利用の



ボイコットもやっていた。 しかし、政府側は流血で応戦。 ネルソンが投獄されてからは



ウィニーが運動の先頭に立つというか、シンボルとして抵抗し続ける強さは見事なのだが、



自分も拷問され、実際の世の中の動きを目の当たりにしているウィニーと、隔離された



ネルソンの考え方が次第に乖離していってしまう様子は切なかった。



   しかし世界は彼を必要としていた。



 ネルソン・マンデラ自身が描いた自伝をベースにしているためか、ドラマ性をできるだけ



廃して真面目なドキュメンタリー風のつくり。 高校の世界史の授業で見てもいいくらい。



 しかしエンディングテーマのU2『オーディナリー・ラヴ』が歌い上げ系のとてもわか



りやすくてメロディアスな感動ソング。 この歌のおかげでじわじわと感動が広がってしまう



不思議(近くに座っていたお客さんは号泣していた)。



 あー、まだまだ知らなきゃいけないことがいっぱいあるなぁ。



 ネルソンとウィニーのお二人の熱演が印象的だった。


posted by かしこん at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする