2014年06月20日

ラスト・ベガス/LAST VEGAS



 うわーっ、豪華キャストだなぁ! それだけで、興味をひかれます。



   超豪華! アカデミー賞受賞のレジェンド4人が、夢の初共演!!



 子供の頃から、58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・



デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)。 彼らの中で唯一



独身であったビリーが30代の恋人と結婚することになった。 ラスベガスでヴァチェラー・



パーティーだ! しかし、ここ最近あるきっかけでビリーとパディの間に確執が生じており、



サムとアーチーはパディを参加させようと一計を案じる。



 ジジイ版『ハング・オーバー!』ってところかな、と思っていたけど、やはり年齢を重ねて



いる分だけおバカ度は控えめ(というか常識の範囲内)。 それよりも長年の友情の積み



重ねの結果生じているお互いへの深い理解が見えるところが興味深い。 あたかもシティ



ボーイズの3人のように、3人の中では言い争いも些細な衝突も日常茶飯事だが、対外的に



なったときの結束力の強さといったら。 「こんな友人、ほしいよなぁ」と誰もが思うはず。



でも大丈夫、多少年数では敵わなくても、友情を持続させることはできる。



 冒頭、少年時代のシーンが少しだけあるけれども、きちんとそれぞれに雰囲気の似た



子役をキャスティング。 誰が誰なのか説明がなくてもすぐわかり、ちょっと気楽な



『スタンド・バイ・ミー』みたいな味わい。 元気いっぱいな彼らが一転、“老い”に戸惑う



現在に飛ぶ構成もわかりやすい。 電話の最初の話題がお互いの健康状態の確認だ



もんね(そのくせ、子供の頃からの悪い口癖はそのまま)。



   それぞれの“いま”。

      ヒロイン役はクラブ歌手のダイアナ(メアリー・スティーンバージェン)



 ロバート・デ・ニーロとモーガン・フリーマンは最近も出演作が多いので見慣れているが、



マイケル・ダグラスは「老けたなぁ!」という印象(あたしは『ゲーム』の彼が大好きなので、



そのイメージが強すぎるのかな?)。 確かなんかの病気治療をしてたんだっけ? それも



あって、知人の葬式に参列して「このままひとりで死ぬのはいやだ」と若い恋人に求婚して



しまうビリーの行動の説得力にもなっている(で、他の3人が「本気か?」と何度も確認する



面白さ)。 結局、見る側がベテランのみなさんのイメージをキャラクターに投影するのを



承知の上の、キャスティングの勝利なんだな。 ケヴィン・クラインはヒゲとメガネのせいか



老け具合があまり目立たないお得感があるかも(ハリウッド映画以外の出演作も多いから、



ということもあるかも)。



   でも、スーツをばりっと着こなせば、

      みなさん大スターのオーラ全開だよ。



 デ・ニーロが今回はあえて抑え気味のキャラクターでいるのが新鮮。 それ故にマイケル・



ダグラスとの対比が光るのですが(腹いせ・仕返しにプールに突き落としたりするあたりも



子供のときのままっぽくて微笑ましいが、さすがにお歳だからかそのあたりはスタントの



方々が演じている模様)。



 男の友情にひびを入れるのは同じ女性を好きになったとき。 その結果をどう受け入れる



かで修復も可能。 男同士のほうが女同士より嫉妬が激しいと聞くが、もし原因が女じゃ



なかったら(それこそ仕事や出世が理由だったら)、友情は続くものだろうか? 新たな



疑問が生まれました。



 そうか〜、70以上の方々から見れば30代は「小娘」なんですね〜。 じゃああたしもまだ



小娘気分でいて大丈夫かな(それはそれで「おとなげない」という自覚はありますが)。



 でも実際にはそういう年齢差を気にせず結婚する方々は世の中にはいっぱいいるわけで、



お金目当てとかもあるでしょうが、そこは精神年齢が近いから、なんだろうか。



 それにしてもこの世代(それともちょうどディスコ世代なのか?)でも盛り上がるパーティー



ソングといえばE,W&F“September”なのですね。



 ついついあたしも、足音をたてないようにステップ踏んでしまいました。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする