2014年05月04日

ソロモンの偽証 第U部 決意/宮部みゆき

 第T部はそれこそ2日とかからずに読み終えたのですが、第U部はかなりペースダウン。
 それは読んでいるあたしの体調(精神状態?)のせいもあるのですが、なにしろ登場人物が多いので、最初は「えーっと、この人誰だっけ?」と確認しながらの進み具合。 ある程度読むと思い出すんですけどね、やはりこういうのは一気読みがふさわしいかと。
 時間軸はそのまま第T部からのつづき。 学校内裁判をしよう!、と決めた彼女たちの実施までの地道な記録。

  ソロモンの偽証2.jpg 視点人物はほぼ中学生のみ。

 裁判をどう進めるかということと、検事側と弁護側にわかれた彼らの情報集めについてほぼ費やされる前半は、第T部で描かれた内容の反復に近い(三人称・多視点記述のため、中学生の彼女たちが知らなかったことも読者は知っている)。 だから前半、というか3分の2くらいはなかなかペースが上がらず。 そして明らかにレッド・へリングではない描写に誰も気づかないのかイライラしたり。
 でも、新事実が出てきた後半からはペースアップ!
 「こんな中学生、いねーよ」という声も聞こえてきそうですが(主要人物はみなさん賢くていい子ばかりですわ)、自分が中学生のとき、こんなことしたかったよな〜、という郷愁を感じるのか、あたしはあまり気にならない。 というか、年が若くても賢かったり、精神的に大人というか落ち着いてる人、実際いるからね。 あたしはそうなりたかったですよ。
 三部作の真ん中ってどうしても中だるみしてしまうものなのかな?
 それとも、丁寧を越えて執拗なほど書き込まれた中学生たちの描写が、次の第V部につながって盛り上がることを期待します。
 そしてすぐ、第V部に取り掛かる予定。

ラベル:国内ミステリ
posted by かしこん at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする