2014年04月11日

ロボコップ/ROBOCOP



 『ホビット』が見たいのであるが、時間が合わない・・・なので間に合う『ロボコップ』



見てしまった悲しさ。 オリジナル版は多分テレビで見ています(確か『ロボコップ3』



映画館で見た記憶が)。 そんな懐かしさ、ということで。



   半分人間、半分マシーン。 史上最強のバイオレンスヒーロー誕生!

         (チラシがお面型なのであります・・・)



 瀕死の重傷を負った警官が、実験段階の技術でロボコップとして生まれ変わる、という



基本設定はそのまま。 でもそれ以外はなんやかんや違う・・・近未来設定だからという



ことでなく、現実の地つづきとしての未来を描いてる分、かえってリアリティがそがれたと



いうか、絵空事感が極まってしまいました。



   それもこれも、ヅラが決まりすぎの

                 サミュエル・L・ジャクソンのせいである。



 「お前が主役か?」と聞きたくなるほどのインパクト。



 民衆をあおる攻撃的なTVキャスターとして冒頭から要所要所に登場し、ほぼ一人芝居



なのにその場の空気を全部持っていくすごさ(多分、彼の登場部分は一日で撮影が



終わったんじゃないか、という気がするものの、いかれきった彼を見るだけでもこの映画の



価値はありか)。



 サミュエル・L・ジャクソンが放つ異質な空気と、ポール・ヴァーホーヴェン的な悪趣味さに



欠けるスタイリッシュさが非常にアンバランスで、結構豪華キャストなのに安っぽく見えて



しまうのは何故? と、いろいろかなしかったのでありました。



 旧作のシルバー中心からブラックメタリック&ピンクのライトと現代風に生まれ変わった



ロボコップ。 けれど歩くときはずしんずしんと音がする(そのくせ、銃を撃った後は指で



くるくる回してホルスターにしまわない)。 ただ、爆発事故のあとどこまでの臓器が残って



いるからロボコップにできたと、いうディテールを描きたいがためのリメイクなのかな?、と



いう気がした。 実際、「ロボコップとして生きることは」というアレックス・マーフィー巡査



(ジョエル・キナマン)の苦悩にもかなりの描写を割いているし。



   そう、マーフィーという名前がひたすら懐かしい。



 微妙にあたし好みの豪華キャストも、若干ギャグが見え隠れというか・・・サミュエル・L・



ジャクソンは『アベンジャーズ』に出てるし、ロボコップをつくりだすマッドサイエンティストは



ゲイリー・オールドマンだし、ロボットに街中の治安をまかせようとして売り上げ増を図る



オムニコープ社長はマイケル・キートン、と新旧『バットマン』の重要人物。 現役警官の



リーダー格を演じるのはジャッキー・アール・ヘイリーで、『ウォッチメン』のロールシャッハ



だし(でもあたしは最初『エリジウム』のときのシャールト・コプリーかと思った・・・雰囲気



似てたよ)。 ヒーロー映画への愛情とパロディが隠されているのかしら、と思ったけれど、



特には。



 マーフィーの妻(アビー・コーニッシュ)と息子の存在をより大きく取り上げたので、よくある



アメリカ映画お得意の“家族の話”。 あえてそうまとめたのも、<ロボット・機械が善悪を



判断する>ことの様々な危険性をやわらげるためかしら。



 でも、サミュエルにやられちゃったけどね。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする